サミュエル・デ・マレ

サミュエル・デ・マレ (1599-1673) (Jacob van Meurs, 1655)

サミュエル・デ・マレ（仏ふつ:Samuel Des Marets ないしは Desmarets、ラテン語らてんご:Samuel Maresius、1599年ねん - 1673年ねん) は、フランスに生うまれ、主しゅとしてオランダで活動かつどうしたプロテスタント神学しんがく者しゃである。日本語にほんご表記ひょうきでは「サミュエル・デ・マレ」あるいは「サムエル・マレシウス」と呼よばれる。

生涯しょうがい

サミュエル・デ・マレは、北きたフランスのピカルディに生うまれた。パリで学まなび、その後ごソミュール・アカデミーでフランシスクス・ゴマルスの指導しどう下かに入はいった。ドルト会議かいぎの時ときにはジュネーヴに滞在たいざいしていた。1620年ねんに聖職せいしょく者しゃに任にんじられ、ランで司つかさ牧まき活動かつどうにあたった。カトリック教会きょうかいの宣教師せんきょうしたちとの論争ろんそうの結果けっか、身みの危険きけんを感かんじ、1624年ねんにランを後のちにした。この行動こうどうは批判ひはんを招まねくことになる。

1625年ねんにスダン・アカデミーの教授きょうじゅ、1632年ねんにマーストリヒトの牧師ぼくし、1636年ねんにスヘルトーヘンボススの牧師ぼくし・教授きょうじゅ、そして1643年ねんにフローニンゲン大学だいがくの教授きょうじゅになった。その名声めいせいのために、ソミュール、マールブルク、ローザンヌ、ライデンの各地かくちから招聘しょうへいを受うけることになった。フローニンゲンにて1673年ねん3月18日にちになくなった。

著作ちょさく

デ・マレは100冊さつ以上いじょうの書物しょもつを著あらわした。『神学しんがく体系たいけい』（フローニンゲン、1645年ねん；第だい4版はん、1673年ねん。デ・マレの著作ちょさくリストが付録ふろくとなっている）はスコラ学がく的てきな作法さほうで書かかれており、教科書きょうかしょとして広ひろく利用りようされた。著述ちょじゅつ家かとしてのデ・マレの活動かつどうは、主おもに論争ろんそうに費ついやされた。攻撃こうげきの対象たいしょうは、カトリック教会きょうかい、ソッツィーニ派は、アルミニウス主義しゅぎ、ジャン・ダイエらアミロー主義しゅぎ者しゃ、千せん年ねん王国おうこく主義しゅぎなどであった。

参考さんこう文献ぶんけん

•  この記事きじには現在げんざいパブリックドメインである次つぎの出版しゅっぱん物ぶつからのテキストが含ふくまれている: Jackson, Samuel Macauley, ed. (1914). New Schaff-Herzog Encyclopedia of Religious Knowledge (英語えいご) (third ed.). London and New York: Funk and Wagnalls. {{cite encyclopedia}}: |title=は必須ひっすです。 (説明せつめい)