シカゴ6

『シカゴ6』
シカゴ の スタジオ・アルバム
リリース	1973年ねん6月25日にち
録音ろくおん	1973年ねん2月がつ コロラド州しゅう、ネダーランド
ジャンル	ロック
時間じかん	38:21
レーベル	コロムビア・レコード
プロデュース	ジェイムズ・ウィリアム・ガルシオ
専門せんもん評論ひょうろん家かによるレビュー
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シカゴ アルバム 年表ねんぴょう
シカゴ5 (1972年ねん) シカゴ6 (1973年ねん) シカゴ7 (1974年ねん)

シカゴ6（原題げんだい：Chicago VI）は、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくのロック・バンド、シカゴが1973年ねんに発表はっぴょうした、5枚まい目めのスタジオ・アルバム。

『シカゴの軌跡きせき』、『シカゴII（シカゴと23の誓ちかい）』、『シカゴ3』、『シカゴ・アット・カーネギー・ホール』、『シカゴ5』と5つのアルバムをニューヨークシティで録音ろくおんした後のち、プロデューサーのジェイムズ・ウィリアム・ガルシオは、自分じぶん自身じしんのスタジオ「カリブ・スタジオ」をコロラド州しゅうネダーランドに建たてた。1972年ねんのことである。そしてこのスタジオで1973年ねん2月がつに、シカゴの6番目ばんめのアルバムが録音ろくおんされることになった。なお、この後のち4年間ねんかんはこのスタジオがシカゴにとってレコーディングの本拠地ほんきょちとなるはずだった。

ロバート・ラムは、このアルバムの曲きょくの半分はんぶんを書かいている。その中なかにはシカゴに対たいして否定ひてい的てきな批評ひひょうをした人達ひとたちへの回答かいとうとなる曲きょく「クリティクス・チョイス」も含ふくまれていた。ジェイムズ・パンコウはヒット曲きょく2曲きょくを書かいている。「ジャスト・ユー・ン・ミー」（第だい4位い）と「フィーリン・ストロンガー・エヴリ・デイ」（第だい10位い）である。後者こうしゃはピーター・セテラとの共とも作さくで、セテラはカントリー・ミュージックの影響えいきょうを感かんじさせる「イン・タームズ・オヴ・トゥー」を書かいていた。

1973年ねん6月がつに発売はつばいされ、「シカゴ6」もまた商業しょうぎょう的てき成功せいこうを収おさめた。アメリカ国内こくないのチャートで第だい1位いに5週間しゅうかんとどまる成果せいかを上あげた。しかし、イギリスでは1976年ねんの『シカゴ10』まではチャートインすることはなかった。

1989年ねん8月がつ23日にち、現地げんち時間じかんで午後ごご7時じになる直前ちょくぜん、WLSがオール・トーク・フォーマットに切きり替かわるのに際さいして、「ジャスト・ユー・ン・ミー」が流ながされた。

このアルバムは、通常つうじょうのステレオ仕様しようのものと、4チャンネル・ステレオ仕様しようのものとが発売はつばいされた。アメリカでのCD原盤げんばん（Columbia CK #32400）はジョー・ガストワートによりマスタリングされたものである。2002年ねん、シカゴ6はリマスターされライノウ・レコードから再さい発売はつばいされた。リマスター盤ばんにはボーナス・トラックが2曲きょく追加ついかされている。テリー・キャスのデモで「ビヨンド・オール・アワ・ソロウズ」とアル・グリーンの「タイアード・オブ・ビーイング・アローン」である。後者こうしゃは1973年ねんのテレビの特別とくべつ番組ばんぐみ、『シカゴ・イン・ザ・ロッキーズ』から取とり上あげられたものである。2013年ねん、オーディオファンが立たち上あげたリマスター専門せんもん会社かいしゃ、「モバイル・フィデリティ・サウンド・ラブ（Mobile Fidelity Sound Lab）」がシカゴ6をリマスターし、ハイブリッドSACDで再さい発売はつばいしている。これは、通常つうじょうのCDプレイヤーとSACDプレイヤーのどちらでも演奏えんそう可能かのうなSACDである。

収録しゅうろく曲きょく

Side One

1. "Critics' Choice" (Robert Lamm) (Lead singer: Robert Lamm) – 2:49
2. "Just You 'n' Me" (James Pankow) (Lead singer: Peter Cetera) – 3:42
3. "Darlin' Dear" (Lamm) (Lead singer: Robert Lamm) – 2:56
4. "Jenny" (Terry Kath) (Lead singer: Terry Kath) – 3:31
5. "What's This World Comin' To" (Pankow) (Lead singers: Robert Lamm, Peter Cetera, & Terry Kath) – 4:58

Side Two

6. "Something in This City Changes People" (Lamm) (Lead singers: Robert Lamm & Terry Kath) – 3:42
7. "Hollywood" (Lamm) (Lead singer: Robert Lamm) – 3:52
8. "In Terms of Two" (Peter Cetera) (Lead singer: Peter Cetera) – 3:29
9. "Rediscovery" (Lamm) (Lead singer: Robert Lamm) – 4:47
10. "Feelin' Stronger Every Day" (Cetera, Pankow) (Lead singer: Peter Cetera) – 4:15

ボーナストラック(2002 re-issue)

11. "Beyond All Our Sorrows (Demo)" (Terry Kath) – 7:06
12. "Tired of Being Alone (With アル・グリーン, from the TV Special Chicago In The Rockies)" (Green) – 4:09

パーソネル

バンド・メンバー

• ピーター・セテラ – ベース、 リード・ヴォーカル、コーラス
• テリー・キャス – ギター、リード・ヴォーカル、コーラス
• ロバート・ラム – キーボード、リード・ヴォーカル、コーラス
• リー・ロックネイン – トランペット、コーラス、 パーカッション
• ジェイムズ・パンコウ – トロンボーン
• ウォルター・パラゼイダー – 管楽器かんがっき
• ダニー・セラフィン – ドラムズ

追加ついかメンバー

• ローディール・デ・オリヴェイラ – コンガ
• ジョー・ララ – コンガ
• ジェイ・ジー・オラファーティ – ペダル・スティール

チャート

アルバム

Year	Chart	Position
1973	ビルボード・ポップ・アルバム	1

シングル

Year	Single	Chart	Position
1973	"フィーリン・ストロンガー・エヴリ・デイ"	ビルボード・ポップ・シングル	10
1973	"ジャスト・ユー・ン・ミー"	ビルボード・アダルト・コンテンポラリー	7
1973	"ジャスト・ユー・ン・ミー"	ビルボード・ポップ・シングル	4

認定にんてい

Organization	Level	Date
RIAA – USA	ゴールド	1973年ねん7月がつ18日にち
RIAA – USA	プラチナ	1986年ねん11月21日にち
RIAA – USA	ダブルプラチナ	1986年ねん11月21日にち

外部がいぶリンク

• Chicago VI - Discogs (発売はつばい一覧いちらん)