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ショーン・マリオン

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
ショーン・マリオン
Shawn Marion
現役げんえき (ダラス・マーベリックス) 時代じだいのマリオン
引退いんたい
ポジション SF/PF
基本きほん情報じょうほう
愛称あいしょう ザ・マトリックス
国籍こくせき アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく
生年月日せいねんがっぴ (1978-05-07) 1978ねん5月7にち(46さい
出身しゅっしん イリノイしゅうウォキーガン
身長しんちょう(現役げんえき) 201cm (6 ft 7 in)
体重たいじゅう(現役げんえき) 103kg (227 lb)
ウィングスパン(現役げんえき) 212cm  (6 ft 12 in)
キャリア情報じょうほう
出身しゅっしん ネバダ大学だいがくラスベガスこう
ドラフト 1999ねん 9
選手せんしゅ経歴けいれき
1999-2008
2008-2009
2009
2009-2014
2014-2015
フェニックス・サンズ
マイアミ・ヒート
トロント・ラプターズ
ダラス・マーベリックス
クリーブランド・キャバリアーズ
受賞じゅしょうれき
Stats ウィキデータを編集 Basketball-Reference.com
代表だいひょうれき
キャップ アメリカ合衆国の旗 2004-2006
獲得かくとくメダル
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく
オリンピック
どう 2004 アテネ バスケットボール

ショーン・ドウェイン・マリオンShawn Dwayne Marion, 1978ねん5月7にち - )は、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくイリノイしゅうウォキーガン出身しゅっしんもとバスケットボール選手せんしゅNBAフェニックス・サンズなどで活躍かつやくした。人間にんげんばなれした身体しんたい能力のうりょくつことから、「マトリックス」の異名いみょうつ(右足みぎあしたてきで「とりくすのき」とタトゥーれている)。ポジションはフォワード。身長しんちょう201cm、体重たいじゅう103kg。

経歴けいれき

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インディアナしゅう短大たんだいえたのちネバダ大学だいがくラスベガスこう編入へんにゅうした。そこで1ねんプレイしたのち1999ねんのNBAドラフトにおいてフェニックス・サンズから9指名しめいけた。ルーキーイヤーの1999-00シーズンは平均へいきん得点とくてんを2けたせ、オールルーキーセカンドチームに選出せんしゅつされた。

ショーン・マリオン フェニックス・サンズ1999-2008ねん

7シーズンのNBAキャリアで5かいプレーオフに進出しんしゅつなかでも、2004-05シーズンはリーグトップの62しょう(チーム記録きろく1タイ)をマーク。ダラス・マーベリックスから移籍いせきしたリーグ屈指くっしポイントガードであるスティーブ・ナッシュや、怪我けがから復帰ふっきしたインサイドの中心ちゅうしんアマレ・スタウダマイアーなどとともにリーグを席巻せっけんした。

本来ほんらいスモールフォワードのマリオンが、パワーフォワードとしてプレイすることによって、リーグ最高さいこうのラン&ガンオフェンスを展開てんかいした。

2005-06シーズンは、ジョー・ジョンソンらの移籍いせきやスタウダマイヤーの長期ちょうき離脱りだつなどで苦戦くせん予想よそうされたが、マリオンは得点とくてん・リバウンド・FG%でキャリアハイをマークする活躍かつやくで、チームを西にし地区ちく決勝けっしょうまでみちびいた。よく2006-07シーズンにはスタウダマイヤーが復活ふっかつし、サンズは61しょう21はいたか勝率しょうりつでレギュラーシーズンをえたが、プレイオフではカンファレンスセミファイナルでサンアントニオ・スパーズまえ敗退はいたいした。

シーズンオフにはいると、マリオンは自身じしんがチームないにおいてナッシュやスタウダマイヤーにぐ3番手ばんて選手せんしゅというあつかいに不満ふまんらすようになった。チームもマリオンのトレードを模索もさくするようになり、そして2007-08シーズン途中とちゅうの2がつに、シャキール・オニールとの交換こうかんでマーカス・バンクスらとともマイアミ・ヒート移籍いせきすることになった[1]

その移籍いせきしたダラス・マーベリックスでは主力しゅりょく一角いっかくとして定着ていちゃく。2010-2011シーズンを制覇せいはし、自身じしんはつのチャンピオンリングを獲得かくとくした。

2014-2015シーズンは、クリーブランド・キャバリアーズ移籍いせきし、このシーズン引退いんたいすることを表明ひょうめい[2]。6月18にち正式せいしき引退いんたい表明ひょうめいした[3]

オールスターせんにはこれまで4出場しゅつじょう2004ねんには米国べいこく代表だいひょう選手せんしゅとしてアテネオリンピック出場しゅつじょうどうメダルを獲得かくとくした。

個人こじん成績せいせき

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略称りゃくしょう説明せつめい
  GP 出場しゅつじょう試合しあいすう   GS  先発せんぱつ出場しゅつじょう試合しあいすう  MPG  平均へいきん出場しゅつじょう時間じかん
 FG%  フィールドゴール成功せいこうりつ  3P%  スリーポイント成功せいこうりつ  FT%  フリースロー成功せいこうりつ
 RPG  平均へいきんリバウンドかず  APG  平均へいきんアシストかず  SPG  平均へいきんスティールかず
 BPG  平均へいきんブロックかず  PPG  平均へいきん得点とくてん  太字ふとじ  キャリアハイ
  優勝ゆうしょうシーズン  

レギュラーシーズン

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シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
1999–00 PHX 51 38 24.7 .471 .182 .847 6.5 1.4 .7 1.0 10.2
2000–01 79 79 36.2 .480 .256 .810 10.7 2.0 1.7 1.4 17.3
2001–02 81 81 38.4 .469 .393 .845 9.9 2.0 1.8 1.1 19.1
2002–03 81 81 41.6 .452 .387 .851 9.5 2.4 2.3 1.2 21.2
2003–04 79 79 40.7 .440 .340 .851 9.3 2.7 2.1 1.3 19.0
2004–05 81 81 38.8 .476 .334 .833 11.3 1.9 2.0 1.5 19.4
2005–06 81 81 40.3 .525 .331 .809 11.8 1.8 2.0 1.7 21.8
2006–07 80 80 37.6 .524 .317 .810 9.8 1.7 2.0 1.5 17.5
2007–08 47 47 36.4 .526 .347 .713 9.9 2.1 2.0 1.5 15.8
MIA 16 15 37.6 .459 .258 .690 11.2 2.5 1.9 .9 14.3
2008–09 42 41 36.1 .482 .200 .788 8.7 1.8 1.4 1.1 12.0
TOR 27 27 35.3 .488 .154 .806 8.3 2.3 1.1 .8 14.3
2009–10 DAL 75 75 31.8 .508 .158 .755 6.4 1.4 .9 .8 12.0
2010–11 80 27 28.2 .520 .152 .768 6.9 1.4 .9 .6 12.5
2011–12 63 63 30.5 .446 .294 .796 7.4 2.1 1.1 .6 10.6
2012–13 67 67 30.0 .514 .315 .782 7.8 2.4 1.1 .7 12.1
2013–14 76 76 31.7 .482 .358 .785 6.5 1.6 1.2 .5 10.4
2014–15 CLE 57 24 19.3 .446 .261 .765 3.5 .9 .5 .5 4.8
通算つうさん 1163 1062 34.5 .484 .331 .810 8.7 1.9 1.5 1.1 15.2
オールスター 4 0 19.5 .575 .000 .500 6.5 3.0 1.5 .5 12.5

プレーオフ

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シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2000 PHX 9 9 31.2 .419 .167 .818 8.8 .8 .7 1.6 9.1
2001 4 4 34.8 .371 1.000 .857 8.3 .8 1.5 1.5 14.8
2003 6 6 47.0 .374 .321 .846 11.7 2.0 1.8 1.8 18.5
2005 15 15 42.3 .484 .419 .769 11.8 1.5 1.4 1.7 17.6
2006 20 20 42.5 .489 .314 .881 11.7 1.6 1.9 1.2 20.4
2007 11 11 41.4 .500 .353 .667 10.4 1.2 1.5 1.7 16.9
2010 DAL 6 6 24.7 .407 .000 .800 4.2 1.0 .2 .5 8.7
2011 21 21 32.9 .467 .000 .851 6.3 2.1 1.0 .9 11.9
2012 4 4 35.0 .425 .286 .900 8.0 1.0 .3 1.3 11.8
2014 7 7 27.6 .407 .222 .636 5.3 1.9 .9 .1 8.4
2015 CLE 6 0 4.2 .167 --- --- 1.0 .2 .3 .0 .3
通算つうさん 109 103 35.2 .456 .318 .814 8.6 1.4 1.2 1.2 13.9


プレースタイル

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スピードと跳躍ちょうやくりょくすぐれ、NBAではごく平均へいきんてき体格たいかくながらあたりにもつよいタフネスをほこる。この身体しんたい能力のうりょくかし、インサイドへはしりこむ、あるいはびこんでいくプレーでダンクやリバウンドを量産りょうさんしている。とく通算つうさんで1試合しあい平均へいきん8ほんえているリバウンドは身長しんちょう201cm・体重たいじゅう103kgの選手せんしゅとしては驚異きょういてきである。サンズ時代じだいには、自分じぶんより10cm以上いじょうたかく、身体しんたい能力のうりょくもあったアマレ・スタウダマイアーをおさえてチームトップの平均へいきんリバウンドを記録きろくしていたのも有名ゆうめいである。アウトサイドシュートもかくりつたかく、レジー・ミラーだいファンであったことから3ポイントシュートも上手うまい(背番号せばんごうもミラーとおなじ31)。ただしシュートフォームが非常ひじょう独特どくとくであり、トレーナーからシュートフォームの改善かいぜん指導しどうけたが、成功せいこうりつがってしまい結局けっきょく以前いぜんのシュートフォームをつらぬいている。

ディフェンダーとしても優秀ゆうしゅうで、スティールブロックショット部門ぶもんでも毎年まいとし上位じょういにランクインしている。2003ねんマイケル・ジョーダン最後さいごのオールスターせんでは、試合しあい終盤しゅうばんにジョーダンのマークマンとして起用きようされた。

人気にんきやメディアのあつかいはイマイチだが、コーチ推薦すいせんによるオールスター出場しゅつじょう3かい、3のナショナルチーム選出せんしゅつ専門せんもんによる評価ひょうか非常ひじょうたかく、上記じょうきでもかるとおり、リーグ屈指くっし実力じつりょくしゃであることは間違まちがいない。

受賞じゅしょうれき

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  • NBAチャンピオン:2011
  • オールルーキーセカンドチーム:2000
  • オールNBAサードチーム:2005, 2006
  • オールスター出場しゅつじょう:2003, 2005〜2007

脚注きゃくちゅう

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外部がいぶリンク

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