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2003-2004シーズンのNBA

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
2003-2004シーズンのNBA
デトロイト・ピストンズ 
期間きかん 2003ねん10月28にち-2004ねん6月15にち
TV 放送ほうそう ABC, TNT, ESPN, NBA TV
観客かんきゃく動員どういんすう 20,283,818にん
サラリーキャップ 4384まんドル
平均へいきんサラリー 491.7まんドル
ドラフト
レギュラーシーズン
トップシード インディアナ・ペイサーズ
MVP ケビン・ガーネット
スタッツリーダー  
  得点とくてん トレイシー・マグレディ
チーム平均へいきん得点とくてん 93.4得点とくてん
プレーオフ
 イースタン  優勝ゆうしょう デトロイト・ピストンズ
   インディアナ・ペイサーズ
ファイナル
 チャンピオン  デトロイト・ピストンズ
ファイナルMVP チャンシー・ビラップス
2002-03

2003-2004シーズンのNBAは、NBAの58かいシーズンである。レギュラーシーズンは2003ねん10月28にちからはじまり、2004ねん6月15にちぜん日程にってい終了しゅうりょうした。2カンファレンス4デビジョンせいおこなわれた最後さいごのシーズンである。

シーズンまえ

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ドラフト

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このとしおこなわれたドラフトは21世紀せいきはいって以来いらい最高さいこうのドラフトとわれている。クリーブランド・キャバリアーズから1指名しめいされた高卒こうそつ選手せんしゅレブロン・ジェームズをはじめ、カーメロ・アンソニー(3)、クリス・ボッシュ(4)、ドウェイン・ウェイド(5)、クリス・ケイマン(6)、デイビッド・ウェスト(18)、ジョシュ・ハワード(29)、モー・ウィリアムズ(47)、カイル・コーバー(51)ら9にんのオールスターを輩出はいしゅつしたほかダーコ・ミリチッチ(2)、カーク・ハインリック(7)、T・J・フォード(8)、ジャービス・ヘイズ(10)、ミカエル・ピートラス(11)、ニック・コリソン(12)、マーカス・バンクス(13)、ルーク・リドナー(14)、サーシャ・パブロビッチ(19)、ダンテイ・ジョーンズ(20)、ボリス・ディアウ(21)、トラビス・アウトロー(23)、ブライアン・クック(24)、カルロス・デルフィーノ(25)、ケンドリック・パーキンス(27)、リアンドロ・バルボサ(28)、ジェイソン・カポノ(31)、ルーク・ウォルトン(32)、スティーブ・ブレイク(38)、ウィリー・グリーン(41)、ザザ・パチュリア(42)、キース・ボーガンス(43)、マット・ボナー(45)、ジェームズ・ジョーンズ(49)らが指名しめいけた。

ドラフトがい選手せんしゅには、アール・バロンホセ・カルデロンマット・キャロルマーキス・ダニエルズジョシュ・パウエルクイントン・ロスなどがいる。

 詳細しょうさい2003ねんのNBAドラフト参照さんしょう

おも移籍いせき

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チーム 獲得かくとく移籍いせきもと 放出ほうしゅつ移籍いせきさき
ロサンゼルス・レイカーズ カール・マローン (UTAFA)

ゲイリー・ペイトン (MIL・FA)

ロバート・オーリー (SAS・FA)
ミネソタ・ティンバーウルブズ サム・キャセール (MIL)

ラトレル・スプリーウェル (NYN)

ミルウォーキー・バックス ゲイリー・ペイトン (LAL)

サム・キャセール (MIN)

ダラス・マーベリックス アントワン・ウォーカー (BOS)

アントワン・ジェイミソン (GSW)

ニック・ヴァン・エクセル (GSW)
ゴールデンステート・ウォリアーズ ニック・ヴァン・エクセル (DAL) アントワン・ジェイミソン (DAL)

ギルバート・アリナス (WAS・FA)

サクラメント・キングス ブラッド・ミラー (IND)
ロサンゼルス・クリッパーズ ラマー・オドム (MIA・FA)

アンドレ・ミラー (DEN・FA)

デンバー・ナゲッツ アンドレ・ミラー (LAC・FA) ジュワン・ハワード (ORL)
オーランド・マジック ジュワン・ハワード (DEN・FA) ダレル・アームストロング (NOH・FA)
メンフィス・グリズリーズ ジェームス・ポージー (HOU・FA)

その

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  • コービー・ブライアント婦女ふじょ暴行ぼうこう疑惑ぎわく逮捕たいほされる。のち示談じだんとなるこの事件じけんはコービーの名誉めいよいちじるしくきずつけた。

レギュラーシーズン

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オールスター

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シーズンちゅうおも移籍いせき

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その

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  • 1試合しあいごとの1チーム平均へいきん得点とくてんが93.4得点とくてん過去かこ最低さいてい記録きろくし、またかくチームでもフランチャイズ最低さいてい平均へいきん得点とくてん記録きろく更新こうしんするチームが続出ぞくしゅつした。2001ねんのイリーガルディフェンスの廃止はいし(ゾーンディフェンスの解禁かいきん)などで年々ねんねんディフェンシブな戦術せんじゅつ主流しゅりゅうとなりつつあるリーグの傾向けいこうを、如実にょじつあらわ結果けっかとなった。

イースタン・カンファレンス

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アトランティック・デビジョン

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順位じゅんい チーム 勝敗しょうはい 得点とくてんおう(avg) リバウンドおう(avg) アシストおう(avg) ヘッドコーチ
1 ニュージャージー・ネッツ 47-35 Rジェファーソン(18.5) Kマーティン(9.5) Jキッド(9.2) BスコットLフランク
2 マイアミ・ヒート 42-40 Eジョーンズ(17.3) Lオドム(9.7) Rアルストン(4.5) Sヴァンガンディ*
3 ニューヨーク・ニックス 39-43 Sマーブリー(20.2) Kトーマス(8.3) Sマーブリー(8.9) DチャイニーHウィリアムズ

Lウィルケンズ

4 ボストン・セルティックス 36-46 Pピアース(23.0) Mブラント(7.2) Pピアース(5.1) JオブライエンJキャロル
5 フィラデルフィア・76ers 33-49 Aアイバーソン(26.4) Kトーマス(10.1) Eスノウ(6.9) Lエイヤーズ*→Cフォード
6 ワシントン・ウィザーズ 25-57 Gアリーナス(19.6) Kブラウン(7.4) Gアリーナス(5.0) Eジョーダン*
7 オーランド・マジック 21-61 Tマグレディ(28.0) Jハワード(7.0) Tマグレディ(5.5) DリバースJデイビス

※(*=新任しんにんのヘッドコーチ †=シーズン終了しゅうりょう解任かいにんされたヘッドコーチ)

  • アトランティック・デビジョンは勝率しょうりつ5わりえたのは2チームだけで、50しょうえたチームはなかった。
  • シーズン序盤じょばんつまずいたネッツはバイロン・スコットHCを解任かいにん後任こうにんにアシスタントコーチのローレンス・フランク昇格しょうかくさせたが、当時とうじリーグ最年少さいねんしょうHCだったフランクが指揮しきってからは13連勝れんしょう記録きろく。これは北米ほくべいプロスポーツ史上しじょう最高さいこうの、「コーチ就任しゅうにんからの」連勝れんしょう記録きろくとなった。
  • ラマー・オドムドウェイン・ウェイド獲得かくとくしたヒートはぜんより大幅おおはば勝率しょうりつばし、2シーズンぶりにプレーオフに復帰ふっきした。
  • ニックスとセルティックスはしんジェネラル・マネージャーとしてアイザイア・トーマスダニー・エインジをそれぞれむかえた。2人ふたり物議ぶつぎかもすトレードや人事じんじかえし、勝率しょうりつともに5わりったが、それでもプレーオフには進出しんしゅつした。
  • 76ersはアレン・アイバーソン長期ちょうき欠場けつじょうなどがひびき、5シーズンぶりにプレーオフ進出しんしゅつのがした。
  • マジックはシーズン序盤じょばんに19連敗れんぱい終盤しゅうばんに13連敗れんぱい記録きろくしリーグ最下位さいかいとなった。

セントラル・デビジョン

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順位じゅんい チーム 勝敗しょうはい 得点とくてんおう(avg) リバウンドおう(avg) アシストおう(avg) ヘッドコーチ
1 インディアナ・ペイサーズ 61-21 Jオニール(20.1) Jオニール(10.0) Jティンズリー(5.8) Rカーライル*
2 デトロイト・ピストンズ 54-28 Rハミルトン(17.6) Bウォーレス(12.4) Cビラップス(5.7) Lブラウン*
3 ニューオーリンズ・ホーネッツ 41-41 Bデイビス(22.9) Jマグロワ(10.3) Bデイビス(7.5) Tフロイド* †
4 ミルウォーキー・バックス 41-41 Mレッド(21.7) Jスミス(8.5) TJフォード(6.5) Tポーター*
5 クリーブランド・キャバリアーズ 35-47 Lジェームス(20.9) Cブーザー(11.4) Jマッキニス(6.1) Pサイラス*→Bマローン
6 トロント・ラプターズ 33-49 Vカーター(22.5) Dマーシャル(9.9) Jローズ(5.0) Kオニール* †
7 アトランタ・ホークス 28-54 Sジャクソン(18.1) Sジャクソン(4.6) Jテリー(4.5) Tストッツ* †
8 シカゴ・ブルズ 23-59 Jクロフォード(17.3) アントニオ・デイビス(8.4) Kハインリック(6.8) BカートライトPマイヤーズ

Sスカイルズ

  • ジャーメイン・オニールロン・アーテストアル・ハリントン若手わかて(いずれの選手せんしゅも25さい以下いか中心ちゅうしんのペイサーズがリーグトップの勝率しょうりつおさめた。
  • ラシード・ウォーレス獲得かくとくでインサイドの得点とくてんりょく不足ふそくおぎなったピストンズは、"チームバスケット"を標榜ひょうぼうするラリー・ブラウンしんHCのもと、ぜん上回うわまわ勝利しょうりおさめた。
  • 主力しゅりょく選手せんしゅ放出ほうしゅつ、ヘッドコーチの交代こうたいなど陣容じんよう一新いっしんしたことで苦戦くせん予想よそうされたバックスだが、成長せいちょういちじるしいマイケル・レッド牽引けんいんのもと予想よそうがい健闘けんとうせた。
  • ホーネッツは得点とくてんげんジャマール・マッシュバーンがシーズンの大半たいはん欠場けつじょうするもプレーオフ出場しゅつじょう死守ししゅした。
  • 大物おおものルーキーのレブロン・ジェームズ獲得かくとくしたキャバリアーズは、カルロス・ブーザー予想よそう以上いじょう成長せいちょうもあり、ぜんよりぼしを2ばいやした。

ウエスタン・カンファレンス

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ミッドウエスト・デビジョン

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順位じゅんい チーム 勝敗しょうはい 得点とくてんおう(avg) リバウンドおう(avg) アシストおう(avg) ヘッドコーチ
1 ミネソタ・ティンバーウルブズ 58-24 Kガーネット(24.2) Kガーネット(13.9) Sキャセール(7.3) Fサンダース
2 サンアントニオ・スパーズ 57-25 Tダンカン(22.3) Tダンカン(12.4) Tパーカー(5.5) Gポポヴィッチ
3 ダラス・マーベリックス 52-30 Dノビツキー(21.8) Dノビツキー(8.7) Sナッシュ(8.8) Dネルソン
4 メンフィス・グリズリーズ 50-32 Pガソル(17.7) Pガソル(7.7) Jウィリアムス(6.8) Hブラウン
5 ヒューストン・ロケッツ 45-37 姚明(17.5) 姚明(9.0) Sフランシス(6.2) Jヴァンガンディ*
6 デンバー・ナゲッツ 43-39 Cアンソニー(21.0) Mキャンビー(10.1) Aミラー(6.1) Jバズデリック*
7 ユタ・ジャズ 42-40 Aキリレンコ(16.5) Aキリレンコ(8.1) Cアロヨ(5.0) Jスローン
  • ミッドウエスト・デビジョンはぜんチームが勝率しょうりつ5わり以上いじょう記録きろくした。
  • 2シーズンわらなかった上位じょうい変動へんどうこり、ビッグスリーをようするティンバーウルブズがチーム史上しじょうはつのデビジョン優勝ゆうしょう・カンファレンス勝率しょうりつ首位しゅい成績せいせきおさめた。
  • ぜんチャンピオンチームのスパーズは、オフに長年ながねんチームの大黒柱だいこくばしらつとめたデビッド・ロビンソン引退いんたいし、しん体制たいせい移行いこう。デビジョン首位しゅいこそわたすが勝率しょうりつげることなく好成績こうせいせき維持いじした。
  • ダーク・ノヴィツキースティーブ・ナッシュマイケル・フィンリーのビッグスリーをようするマーベリックスは、ビッグスリー結成けっせい以来いらいはじめて勝率しょうりつとした。潤沢じゅんたく財源ざいげん使つかって次々つぎつぎ大物おおもの選手せんしゅ獲得かくとくしたマーベリックスだが、よくシーズンからサラリーの整理せいり余儀よぎなくされることとなる。
  • グリズリーズはジェームス・ポージーボンジ・ウェルズしん戦力せんりょく活躍かつやく後半こうはんおおきくかえし、チーム史上しじょうはつのプレーオフ進出しんしゅつめた。
  • 姚明スティーブ・フランシス体制たいせいとなって2ねんのロケッツは4シーズンぶりにプレーオフに進出しんしゅつ。スパーズ、マーベリックス、ロケッツとテキサスしゅう本拠地ほんきょちすべてのチームがプレイオフに進出しんしゅつした。
  • カーメロ・アンソニーアンドレ・ミラーらの獲得かくとくぜん大半たいはん欠場けつじょうしたマーカス・キャンビー復活ふっかつなどで戦力せんりょくととのったナゲッツは9シーズンぶりにプレーオフに進出しんしゅつ
  • ジャズはカール・マローンジョン・ストックトン同時どうじうしないながらも、周囲しゅうい予想よそう上回うわまわ好成績こうせいせきおさめたが、リーグ全体ぜんたい支配しはいする『西高東低せいこうとうてい(ワイルド・ワイルド・ウエスト)』のあおりをけ、プレーオフにはとどかなかった。

パシフィック・デビジョン

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順位じゅんい チーム 勝敗しょうはい 得点とくてんおう(avg) リバウンドおう(avg) アシストおう(avg) ヘッドコーチ
1 ロサンゼルス・レイカーズ 56-26 Kブライアント(24.0) Sオニール(11.5) Gペイトン(5.5) Pジャクソン
2 サクラメント・キングス 55-27 Pストヤコヴィッチ(24.2) Bミラー(10.3) Mビビー(5.4) Rアデルマン
3 ポートランド・トレイルブレイザーズ 41-41 Zランドルフ(20.1) Zランドルフ(10.5) Dスタッダマイアー(6.1) Mチークス
4 ゴールデンステート・ウォリアーズ 37-45 Jリチャードソン(18.7) Eダンピアー(12.0) NVエクセル(5.3) Eマッセルマン
5 シアトル・スーパーソニックス 37-45 Rアレン(23.0) Rルイス(6.5) Bバリー(5.8) Nマクミラン
6 フェニックス・サンズ 29-53 Aスタウダマイアー(20.6) Sマリオン(9.3) Jジョンソン(4.4) Fジョンソン

Mダントーニ

7 ロサンゼルス・クリッパーズ 28-54 Cマゲッティ(20.7) Eブランド(10.3) Mヤリッチ(4.8) Mダンリービー*
  • オフに"ビッグフォー"を結成けっせいかい進撃しんげき期待きたいされたレイカーズだが、シーズンちゅう災難さいなん見舞みまわれ、カール・マローンシャキール・オニールコービー・ブライアント次々つぎつぎ故障こしょう見舞みまわれたが、レギュラーシーズン最終さいしゅうせんでキングスをくだしたことでデビジョン制覇せいはげた。
  • キングスはエースのクリス・ウェバーがシーズンの大半たいはん欠場けつじょうするなかペジャ・ストヤコヴィッチしん戦力せんりょくブラッド・ミラー活躍かつやく好成績こうせいせき維持いじしていたが、シーズン終盤しゅうばんにウェバーが復帰ふっきするとぎゃく失速しっそくし、デビジョン首位しゅいをレイカーズにわたした。
  • トラブルがえないトレイルブレイザーズは、21ねんつづいていたプレーオフ連続れんぞく出場しゅつじょう記録きろくがついに途絶とだえた。
  • 開幕かいまくからおおきくしたサンズはヘッドコーチを交代こうたいさせ、さらにエースガードのステフォン・マーブリー放出ほうしゅつした。

個人こじんスタッツリーダー

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# 得点とくてん リバウンド アシスト スティール
選手せんしゅめい avg 選手せんしゅめい avg 選手せんしゅめい avg 選手せんしゅめい avg
1 トレイシー・マグレディ ORL 28.0 ケビン・ガーネット MIN 13.9 ジェイソン・キッド NJN 9.2 バロン・デイビス NOH 2.4
2 ペジャ・ストヤコヴィッチ SAC 24.2 ティム・ダンカン SAC 12.4 ステフォン・マーブリー NYN 8.9 ショーン・マリオン PHO 2.1
3 ケビン・ガーネット MIN 24.2 ベン・ウォーレス DET 12.4 スティーブ・ナッシュ DAL 8.8 ロン・アーテスト IND 2.1
  • トレイシー・マグレディーは2ねん連続れんぞく、ジェイソン・キッドは2ねん連続れんぞく5かい、ケビン・ガーネット、バロン・デイビスははつ戴冠たいかん
# ブロックショット FG成功せいこうりつ 3P成功せいこうりつ FT成功せいこうりつ
選手せんしゅめい avg 選手せんしゅめい % 選手せんしゅめい % 選手せんしゅめい %
1 テオ・ラトリフ POR 3.6 シャキール・オニール LAL 58.4 アンソニー・ピーラー SAC 48.2 ペジャ・ストヤコヴィッチ SAC 92.7
2 ベン・ウォーレス DET 3.0 マーク・ブラント BOS 56.6 ブレント・バリー SEA 45.2 スティーブ・ナッシュ DAL 91.6
3 アンドレイ・キリレンコ UTA 2.8 エリック・ダンピアー GSW 53.5 ブライアン・カーディナル GSW 44.4 アラン・ヒューストン NYN 91.3

個人こじんタイトル

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ファーストチーム セカンドチーム サードチーム
F ケビン・ガーネット MIN ジャーメイン・オニール IND ロン・アーテスト IND
F ティム・ダンカン SAS ペジャ・ストヤコヴィッチ SAC ダーク・ノヴィツキー DAL
C シャキール・オニール LAL ベン・ウォーレス DET 姚明 HOU
G コービー・ブライアント LAL サム・キャセール MIN バロン・デイビス NOH
G ジェイソン・キッド NJN トレイシー・マグレディ ORL マイケル・レッド MIL

※ペジャ・ストヤコヴィッチ、サム・キャセール、ロン・アーテスト、姚明、バロン・デイビス、マイケル・レッドははつのオールNBAチームり。

  • オールディフェンシブチーム
ファーストチーム セカンドチーム
F ロン・アーテスト IND アンドレイ・キリレンコ UTA
F ケビン・ガーネット MIN ティム・ダンカン SAS
C ベン・ウォーレス DET テオ・ラトリフ POR
G ブルース・ボウエン SAS ダグ・クリスティ SAC
G コービー・ブライアント LAL ジェイソン・キッド NJN

※ロン・アーテスト、ブルース・ボウエンははつの1stチームり。

  • オールルーキーチーム
ファーストチーム セカンドチーム
レブロン・ジェームズ CLE ユドニス・ハスレム MIA
カーメロ・アンソニー DEN マーキス・ダニエルズ DAL
ドウェイン・ウェイド MIA ジャーヴィス・ヘイズ WAS
クリス・ボッシュ TOR ジョシュ・ハワード DAL
カーク・ハインリック CHI T・J・フォード MIL

イースタン・カンファレンス

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ファーストラウンド カンファレンスセミファイナル カンファレンスファイナル
         
1 インディアナ・ペイサーズ 4
8 ボストン・セルティックス 0
1 ペイサーズ 4
4 ヒート 2
5 ニューオーリンズ・ホーネッツ 3
4 マイアミ・ヒート 4
1 ペイサーズ 2
3 ピストンズ 4
3 デトロイト・ピストンズ 4
6 ミルウォーキー・バックス 1
3 ピストンズ 4
2 ネッツ 3
7 ニューヨーク・ニックス 0
2 ニュージャージー・ネッツ 4
  • ペイサーズは6試合しあい連続れんぞくけた得点とくてん勝利しょうりするなど、圧倒的あっとうてきつよさでカンファレンス決勝けっしょう進出しんしゅつ
  • ぜんプレーオフのリターンマッチとなったピストンズたいネッツのシリーズは、最初さいしょの4試合しあいではそれぞれがホームコートで相手あいてチームを圧倒あっとうし、大差たいさがつく展開てんかいとなった。おたがい2しょう2はいでのだい5せんはプレーオフ史上しじょう4度目どめとなるトリプルオーバータイムにまでもつれ激戦げきせんとなったすえに、伏兵ふくへいブライアン・スカラブライン予想よそうがい活躍かつやくもあって、ネッツが勝利しょうりした。つづだい6せん接戦せっせんとなり、ピストンズが勝利しょうりしてシリーズの行方ゆくえだい7せんゆだねられた。だい7せんだい5・6せんつづ激戦げきせん期待きたいされたが、ネッツは大事だいじなこの一戦いっせんだい乱調らんちょうおちいり、プレーオフ史上しじょう最低さいてい得点とくてんよりわずか2てん上回うわまわるだけの56得点とくてんわった。ピストンズは2ねん連続れんぞくでカンファレンス決勝けっしょう進出しんしゅつ
  • ペイサーズたいピストンズのカンファレンス決勝けっしょうでは、だい2せんではピストンズがプレーオフ史上しじょう歴代れきだい2となる19ブロックを記録きろくした。この試合しあいではピストンズのテイショーン・プリンスがペイサーズのレジー・ミラーたいし、プレーオフ史上しじょうのこ劇的げきてきなブロックをお見舞みまいしている。てきでの貴重きちょうな1しょうをもぎったピストンズはだい6せんを69-65のロースコアゲームでせいし、ペイサーズを4しょう2はいくだした。ピストンズにとっては1989-90シーズン以来いらいのファイナル進出しんしゅつである。

ウエスタン・カンファレンス

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ファーストラウンド カンファレンスセミファイナル カンファレンスファイナル
         
1 ミネソタ・ティンバーウルブズ 4
8 デンバー・ナゲッツ 1
1 ティンバーウルブズ 4
4 キングス 3
5 ダラス・マーベリックス 1
4 サクラメント・キングス 4
1 ティンバーウルブズ 2
5 レイカーズ 4
3 サンアントニオ・スパーズ 4
6 メンフィス・グリズリーズ 0
5 スパーズ 2
2 レイカーズ '4
7 ヒューストン・ロケッツ 1
2 ロサンゼルス・レイカーズ 4
  • 7シーズン連続れんぞく1回戦かいせん敗退はいたいつづいていたいウルブズは、1回戦かいせんでナゲッツをくだして悲願ひがんの1回戦かいせん突破とっぱたした。カンファレンス準決勝じゅんけっしょうではプレーオフ経験けいけんまさるキングスのまえくるしむもだい7せんでようやく退しりぞけ、カンファレンス決勝けっしょう進出しんしゅつした。
  • 2001-02シーズン2002-03シーズンのチャンピオンチーム同士どうしたたかいとなったレイカーズたいスパーズのシリーズだい5せんではレイカーズのデレック・フィッシャーのこり0.4びょうからの劇的げきてきなブザービーターをめた。シリーズはスパーズが最初さいしょの2試合しあい連勝れんしょうして先行せんこうしていたが、そのレイカーズがかえして4連勝れんしょうかざり、シリーズをせいした。
  • ぜんプレーオフ1回戦かいせんのリターンマッチとなったカンファレンス決勝けっしょうでは、経験けいけんまさるレイカーズが優位ゆういった。だい5せん以降いこう優勝ゆうしょうあじサム・キャセール故障こしょう離脱りだつするという不運ふうんがウルブズをおそったこともあり、ウルブズは2しょう4はい力尽ちからつきた。レイカーズは1シーズンぶりの優勝ゆうしょうけてファイナルに進出しんしゅつ

ファイナル

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デトロイト・ピストンズロサンゼルス・レイカーズファイナル対決たいけつするのは1989ねん以来いらいの3度目どめとなる。

だい1せん

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ピストンズ 87, レイカーズ 75
Pts: ビラップス 22
Rebs: Bウォーレス 8
Asts: ハミルトン 5
Steals: ビラップス 3
Pts: オニール 34; ブライアント 25
Rebs: オニール; マローン 11
Asts: ブライアント 4
ピストンズ1-0レイカーズ

リーグ2のディフェンスりょくほこるピストンズがレイカーズのオフェンスをふうじ、てきでのシリーズだい1せん勝利しょうりかざった。レイカーズはシャキール・オニールが36得点とくてん11リバウンドと孤軍こぐん奮闘ふんとうしたが、もう一人ひとりのエースであるコービー・ブライアントテイショーン・プリンスこうディフェンスをけ、FG成功せいこうりつ37%とシュート精度せいどなやまされた。

だい2せん

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だい2せんもピストンズペースとなるロースコアゲームが展開てんかいされたが、だい4Qのこり2.1びょう、86-89の3てんビハインドの状況じょうきょうまったコービー・ブライアントの3Pシュートによりオーバータイムへとんだレイカーズが、延長えんちょうせんせいし、シリーズを1しょう1はいのタイにした。29得点とくてん記録きろくしたシャキール・オニールはこれでファイナル連続れんぞく20試合しあい25得点とくてん以上いじょう達成たっせいし、マイケル・ジョーダン保持ほじしていたリーグ記録きろく更新こうしんした。

だい3せん

[編集へんしゅう]

ピストンズの強力きょうりょくディフェンスがレイカーズを圧倒あっとうし、レイカーズのファイナルフランチャイズ最低さいてい記録きろくとなる68得点とくてんおさえて勝利しょうりした。レイカーズは2まい看板かんばんのシャキール・オニールとコービー・ブライアントがけい25得点とくてんおさえられたほか、けた得点とくてん記録きろくしたのがこの2人ふたりのみと、ピストンズのディフェンスのまえじゅつがなかった。ピストンズはリチャード・ハミルトンが31得点とくてんとオフェンスめんでチームをり、またゴールはディフェンスおうベン・ウォーレス支配しはいし、リバウンドでも51-39とレイカーズを圧倒あっとうした。

だい4せん

[編集へんしゅう]

ホームで2連勝れんしょうかざったピストンズがファイナル制覇せいはけて王手おうてけた。ピストンズはラシード・ウォーレスが26得点とくてん13リバウンドと攻守こうしゅ両面りょうめんでチームを牽引けんいんだい3Qにはシュートをはずした苛立いらだちからスタニスラヴ・メドベデンコぐちろんでテクニカルファウルをけたが、むしろ集中しゅうちゅうりょく後半こうはんだけで17得点とくてん記録きろくする活躍かつやくだった。レイカーズはシャキール・オニールが36得点とくてん20リバウンドと奮起ふんきしたが、つづかず、コービー・ブライアントはFG32%におさまれた。レイカーズはこのシリーズでけた得点とくてん記録きろくしたのがオニールとブライアントのみと、深刻しんこく得点とくてんげん不足ふそくなやまされた。

だい5せん

[編集へんしゅう]

ピストンズがこのシリーズはじめての100得点とくてん記録きろくし、レイカーズに引導いんどうわたした。このピストンズは先発せんぱつ全員ぜんいんけた得点とくてんするというバランスのいオフェンスを展開てんかいし、ゴールは22リバウンドを記録きろくしたベン・ウォーレスが完全かんぜん支配しはいした。だい3Qがわった時点じてんでピストンズ24てんのリードと、ほぼ勝敗しょうはいけっしていた。ファイナルまえはレイカーズ圧倒的あっとうてき有利ゆうりわれていた予想よそうくつがえし、ピストンズが歓喜かんきくホームアリーナで14ねんぶりにNBAチャンピオンにかえいた。

ピストンズはシリーズをとおしてかく選手せんしゅせられた役割やくわりたした。リチャード・ハミルトンは安定あんていした得点とくてんげんとして活躍かつやくし、テイショーン・プリンスはレイカーズのエーススコアラーのコービー・ブライアントをシリーズとおしておさんだ。ベン・ウォーレスはゴール鉄壁てっぺききずき、シーズン途中とちゅう加入かにゅうしたラシード・ウォーレスはピストンズにいきおいをもたらした。そして"ミスター・ビッグショット"のじぬ活躍かつやくぶりをせたチャンシー・ビラップスは、ファイナルMVPを獲得かくとくした。就任しゅうにん1ねんにしてはつのNBAチャンピオンにかがやいたラリー・ブラウンはNCAAとNBAのタイトルを史上しじょうただ一人ひとりのヘッドコーチとなった。

レイカーズはまい看板かんばんのシャキール・オニールとコービー・ブライアント以外いがい選手せんしゅるわなかった。悲願ひがん優勝ゆうしょうけてレイカーズに移籍いせきしてきたカール・マローンは、シーズンとおして故障こしょうなやまされつづけ、ファイナルだい5せんではついに先発せんぱつからはずされ欠場けつじょうした。この敗戦はいせんに2000年代ねんだい初頭しょとうに3連覇れんぱ達成たっせいしたリーグ史上しじょうでも有数ゆうすう強豪きょうごうチームは解体かいたいされることとなる。

ピストンズの優勝ゆうしょうはリーグにあらたなチーム構想こうそう提案ていあんした。ピストンズは少数しょうすうのスター選手せんしゅたよらず、かくポジションにバランス戦力せんりょく配置はいちしたチームづくりをおこなった。ピストンズにはスター選手せんしゅえば途中とちゅう加入かにゅうしたラシード・ウォーレスくらいで、年俸ねんぽうが1000まんドルをえるのもラシード・ウォーレスいちにんだけだった。一方いっぽう年俸ねんぽう500まんドル以上いじょう中堅ちゅうけん選手せんしゅは5にんだった。これはレイカーズとは対照たいしょうてきであり、レイカーズには1000まんドルをえる選手せんしゅはシャキール・オニールとコービー・ブライアントの2人ふたりがおり、なかでもオニールはリーグトップクラスである2000まんドル以上いじょうであり、チームのそうサラリーがこの2人ふたり集中しゅうちゅうしていた。年俸ねんぽう500まんドルをえる選手せんしゅは、この2人ふたり以外いがいなかったのである。

だい1せん だい2せん だい3せん だい4せん だい5せん 勝敗しょうはい
デトロイト・ピストンズ 87 91 88 88 100 4-1
ロサンゼルス・レイカーズ 75 99 68 80 87 1-4

ロサンゼルス・レイカーズ ヘッドコーチ:フィル・ジャクソン | 20 ゲイリー・ペイトン | 8 コービー・ブライアント | 17 リック・フォックス | 11 カール・マローン | 34 シャキール・オニール | 2 デレック・フィッシャー | 14 スタニスラブ・メドベデンコ | 3 ディヴィアン・ジョージ | 21 カリーム・ラッシュ | 54 ホーレス・グラント | 7 ブライアン・クック | 9 ブライオン・ラッセル | 4 ルーク・ウォルトン

引退いんたいしたおも選手せんしゅ

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  • カール・マローン (1986-2004) シーズンまえにチャンピオンリングをもとめてロサンゼルス・レイカーズ移籍いせきするも、怪我けがなやまされて40試合しあい欠場けつじょう。チームはファイナルに進出しんしゅつし、優勝ゆうしょうまでこういちだったが悲願ひがんかなわなかった。シーズン終了しゅうりょうFAとなり、よく2005ねん2がつ引退いんたい表明ひょうめいした。
  • チャールズ・オークリー (1986-04) ブルワーカーの代名詞だいめいしとしてられ、ハードなディフェンスと強力きょうりょくなリバウンドが武器ぶきのタフな選手せんしゅ。ニックス在籍ざいせきは「ニックスのハート&ソウル」とばれるほど周囲しゅうい信頼しんらいあつめていた。マイケル・ジョーダンの親友しんゆうでもあり、引退いんたい親交しんこうつづいている。
  • マーク・ジャクソン (1988-04) 2002-03シーズン終了しゅうりょう一時いちじてきにNBAをはなれたが、シーズンちゅうの1がつヒューストン・ロケッツ復帰ふっき。シーズン終了しゅうりょう引退いんたい表明ひょうめい
  • スコッティ・ピッペン (1988-04) ジョン・パクソンジェネラル・マネージャーいたのをシカゴ・ブルズ復帰ふっき。しかし怪我けがなやまされ、シーズン終了しゅうりょうよくシーズン開幕かいまくまえの10がつ引退いんたい表明ひょうめい
  • ホーレス・グラント (1988-04) すでに引退いんたいしていたが、フィル・ジャクソンさそいをけてこのシーズンにロサンゼルス・レイカーズ復帰ふっき。シーズン終了しゅうりょうあらためて引退いんたい表明ひょうめい
  • オルデン・ポリニス (1988-04) はつハイチひとNBA選手せんしゅ
  • エイブリー・ジョンソン (1989-04) 引退いんたい、コーチしょく転向てんこう
  • グレン・ライス (1990-04)
  • リック・フォックス (1992-04) シーズン終了しゅうりょう、レイカーズからボストン・セルティックス移籍いせきするが、シーズン開幕かいまくまえ引退いんたい表明ひょうめい引退いんたい俳優はいゆうごう転向てんこう

事実じじつじょうのラストシーズンとなっている選手せんしゅ

外部がいぶリンク

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