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スケールアップ

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

化学かがく工学こうがくにおいてスケールアップとは、小型こがたのモデル装置そうち状態じょうたいおな効果こうか大型おおがた実機じっき実現じつげんするための設計せっけい基準きじゅんることを[1]

スケールアップをしても小型こがた大型おおがた効果こうかおなじであるというためには、いくつかの相似そうじせい必要ひつようとなり、そのためには次元じげんすう利用りようされる[2]。たとえば攪拌そう場合ばあいには以下いか必要ひつようである。

幾何きかがくてき相似そうじ
小型こがた大型おおがた幾何きか形状けいじょう同一どういつにし、すべての寸法すんぽう一定いっていにする。
力学りきがくてき相似そうじ
大小だいしょう2つの装置そうちない流動りゅうどう状態じょうたい同一どういつたもつには、レイノルズすうおよびフルードすう同一どういつにしなければならない。したがって
りたなければならない。ここでn回転かいてんすうd装置そうちおおきさ、ρろーえき密度みつどμみゅーねばたびの1, 2はそれぞれ大小だいしょう装置そうちあらわす。これより
となるので、大小だいしょう2つの装置そうち同一どういつえきもちいるかぎり、力学りきがくてき相似そうじ実現じつげんされない。
動力どうりょく相似そうじせい
経験けいけんそくとして、装置そうち大小だいしょうにかかわらず、えき単位たんい体積たいせきあたりにくわえられる動力どうりょく同一どういつのとき同一どういつ効果こうかたもたれる。

参考さんこう文献ぶんけん

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  1. ^ 化学かがくこう学会がっかい へん化学かがく工学こうがく』(3はんまき書店しょてん、2006ねん、275ぺーじISBN 4-8375-0690-9 
  2. ^ 大山おおやまよしねん化学かがく工学こうがくⅡ』岩波いわなみ全書ぜんしょ、1963 isbn=4-00-021102-1、213ぺーじ 

関連かんれん項目こうもく

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