ステン・コノウ

Sten Konow.

ステン・コノウ（Sten Konow (ノルウェー語ご発音はつおん: [steːn koˈnoːv])、1867年ねん4月がつ17日にち – 1948年ねん6月29日にち）は、ノルウェーのインド学者がくしゃ。

生涯しょうがい

コノウは1884年ねんにオスロ大学だいがく（当時とうじはクリスチャニア大学だいがく）に入学にゅうがくし、文献ぶんけん学がくを学まなぶかたわらサンスクリットを学まなんだ。ハレ大学だいがくとベルリン大学だいがくでインド学がくとインド・ヨーロッパ語族ごぞく比較ひかく言語げんご学がくを学まなび、1893年ねんに「サーマヴィダーナ・ブラーフマナ」に関かんする論文ろんぶんでハレ大学だいがくの博士はかせの学位がくいを得えた。1894年ねんからベルリン王立おうりつ図書館としょかんにつとめ、1896年ねんにはオスロ大学だいがくのインド文献ぶんけん学がく講師こうし（1899年ねんに準じゅん教授きょうじゅ、1910年ねんに主任しゅにん教授きょうじゅ）の職しょくについた。1937年ねんに退官たいかんした。その間あいだ1914年ねんから1919年ねんまでの間あいだはハンブルク大学だいがくで教おしえた。

1900年ねんからG・A・グリアソンのインド言語げんご調査ちょうさに助手じょしゅとして参加さんかした。インド言語げんご調査ちょうさは全ぜん17部ぶからなる大著たいちょにまとめられたが、うち6部ぶ相当そうとう(2,640ページ)をコノウが編集へんしゅうした。コノウの担当たんとう部分ぶぶんにはチベット・ビルマ語族ごぞく（69言語げんご）、ムンダ語ご派は（6言語げんご）、ドラヴィダ語族ごぞく（6言語げんご）、ジプシーの言語げんご、およびそれ以外いがいのインド・ヨーロッパ語族ごぞく（3言語げんご）を含ふくむ。

プラークリットの研究けんきゅうでは、1901年ねんにラージャシェーカラ『カルプーラ・マンジャリー』の校訂こうてい版ばんを出版しゅっぱんした。

1906年ねんから1908年ねんにかけてインドに滞在たいざいし、碑文ひぶんの発掘はっくつ研究けんきゅうを行おこなった。コノウはまた中央ちゅうおうアジアの古ふるい言語げんご、とくにホータン・サカ語ごを研究けんきゅうした。

コノウは1922年ねんに学術がくじゅつ雑誌ざっし『Acta Orientalia』を創刊そうかんし、没ぼっするまでその主おも編へんをつとめた。同年どうねんコノウはノルウェー東洋とうよう学会がっかいを創立そうりつし、その会長かいちょうをつとめた。

外部がいぶリンク

• Thordarson, Fridrik (2002年ねん7月がつ20日はつか). “Konow, Sten”. Encyclopaedia Iranica. 2015年ねん4月がつ6日にち閲覧えつらん。