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ソクラテス以前いぜん哲学てつがくしゃ断片だんぺんしゅう

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

ソクラテス以前いぜん哲学てつがくしゃ断片だんぺんしゅう』(ソクラテスいぜんてつがくしゃ だんぺんしゅう、どく: Die Fragmente der Vorsokratikerえい: The Fragments of the Pre-Socratics)とは、ドイツ古典こてん文献ぶんけんがくものであるヘルマン・ディールスヴァルター・クランツドイツばん英語えいごばんによって編纂へんさんされ、1903ねん初版しょはん)から1952ねんだい6はん)にかけて、改訂かいてい修正しゅうせいくわえられながら出版しゅっぱんされた、ソクラテス以前いぜん哲学てつがくしゃたちの著作ちょさく断片だんぺんしゅう

この分野ぶんやにおける標準ひょうじゅんてき底本ていほんとなっており、プラトン著作ちょさくかんするステファヌスはんアリストテレス著作ちょさくかんするベッカーはんのそれとおなじように、ソクラテス以前いぜん哲学てつがくしゃ著作ちょさく断片だんぺん言及げんきゅうするさいには、本書ほんしょ該当がいとう箇所かしょを「ディールス・クランツ番号ばんごうけ」(Diels–Kranz (DK) numbering)としてしめすのが慣例かんれいとなっている[1]

2016ねん刊行かんこうラクスフランス語ふらんすごばんモスト英語えいごばんによる断片だんぺんしゅう(LM)など、本書ほんしょわろうとする断片だんぺんしゅうている[2]

構成こうせい

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人物じんぶつごとにぜん90しょうかれる。

かくしょうは、「A. 生涯しょうがい学説がくせつ」「B. 著作ちょさく断片だんぺん」「C. 倣作」で構成こうせいされており、「ディールス・クランツ番号ばんごうけ」(Diels–Kranz (DK) numbering)は、「DK + あきらすう(1〜90) + 項目こうもく(A〜C) + 資料しりょう番号ばんごう」という形式けいしき表記ひょうきされる[1]れい: ヘラクレイトスの「万物ばんぶつ流転るてんする」はDK22A6)。また、「断片だんぺん 数字すうじ」「fr. 数字すうじ」といったかたちで、直接ちょくせつ断片だんぺん資料しりょう番号ばんごうしめ簡略かんりゃく表記ひょうきもちいられる[1]

かくしょうあつかわれる人物じんぶつは、以下いかとおり。

端緒たんしょ
紀元前きげんぜん6世紀せいき-5世紀せいき哲学てつがくしゃたち
(および直接ちょくせつ後継こうけいしゃたち)
初期しょきソフィスト思想しそう

日本語にほんごやく

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  • 『ソクラテス以前いぜん哲学てつがくしゃ断片だんぺんしゅう』(ぜん6かん) 内山うちやま勝利かつとしへん岩波書店いわなみしょてん、1996ねん-1998ねん ※DKだい6はんのギリシア部分ぶぶん全訳ぜんやく + 原注げんちゅう抄訳しょうやく + 訳注やくちゅう

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ a b c 『ソクラテス以前いぜん哲学てつがくしゃ断片だんぺんしゅう』(ぜん6かん) 内山うちやま勝利かつとしへん岩波書店いわなみしょてん、1996ねん-1998ねん凡例はんれい
  2. ^ 書評しょひょう:リヴィオ・ロセッティ「ディールス・クランツ(DK)からラクス・モスト(LM)へ」”. clsoc.jp. 2022ねん12月24にち閲覧えつらん