ダートトライアル

ダートトライアル (Dirt Trial) は、モータースポーツの一種いっしゅ。字じのごとくダート路面ろめん（泥濘でいねい地ち、砂利じゃり等ひとし）のサーキットで走行そうこうタイムを競きそう自動車じどうしゃ競技きょうぎである。ダートラと略りゃくされることも多おおい。単独たんどくで走行そうこうする競技きょうぎであり、コンペティティブ・ペーシェンスである。

概要がいよう

通常つうじょう、コースを1台だいずつ（時間じかん差さで2台だいコースインすることもある）2回かい走行そうこうし、2回かいの走行そうこうのうち速はやい方ほうのタイムで順位じゅんいを競きそう。

エンジン排気はいき量りょうの大小だいしょう、改造かいぞうの有無うむ、改造かいぞう範囲はんいでクラス分わけされている。

近年きんねんWRCで行おこなわれている「スーパーSS」に似にた競技きょうぎであるが、現在げんざい日本にっぽんで行おこなわれているものは、国内こくないで独自どくじに発展はってん・進化しんかしたモータースポーツ（ダート競技きょうぎ自体じたいは、欧州おうしゅうでは自動車じどうしゃ黎明れいめい期きから存在そんざいする）であり、競技きょうぎ人口じんこうはジムカーナに次ついで多おおい。最盛さいせい期きには200台だい以上いじょうの参加さんかがある競技きょうぎ会かいもあったが、数すう十じゅう台だい程度ていどが各かくクラスに分わかれて競きそうのが一般いっぱん的てき。

近年きんねんは市販しはん車両しゃりょうの性能せいのうとコースの整備せいび向上こうじょうが著いちじるしく、コースによっては、ノーマルクラスでも速度そくどが180km/h（スピードリミッターの介入かいにゅう速度そくど）に達たっする場合ばあいがある。

コース路面ろめんはタイヤのスリップ痕こん（ブラックマーク）が付つくほど固かたく平坦へいたんな路面ろめんから、真砂まさご土どや砂利じゃりなどの軟やわらかい路面ろめんまで様々さまざまであり、天候てんこうや走行そうこう順じゅんによる路面ろめん状況じょうきょうの変化へんかへの対応たいおうが勝敗しょうはいに大おおきく影響えいきょうする。

競技きょうぎ用よう車両しゃりょう

車両しゃりょう規則きそく

参加さんか車両しゃりょうは、乗用車じょうようしゃを改造かいぞうしたものがほとんどである。

ラリーとダートトライアルは、未み舗装ほそう路ろを走はしるという点てんで車両しゃりょう構成こうせいが似にているが、双方そうほうの車両しゃりょう規則きそくが異ことなるため、同おなじ車両しゃりょうでは両方りょうほうにエントリーできない場合ばあいがある。

競技きょうぎ用よう部品ぶひん

ロールケージ

競技きょうぎ場じょう

各かくメディアでの展開てんかい

雑誌ざっし『プレイドライブ』

日本にっぽん以外いがいの類似るいじレース

ヨーロッパではラリークロス (Rallycross) 競技きょうぎが近ちかいが、ラリークロスは全車ぜんしゃが同時どうじに走行そうこうするのに対たいして、ダートトライアルは1台だい毎ごとのタイムトライアルである。

外部がいぶリンク