ディック・ブルーナ

ディック・ブルーナ
ディック・ブルーナ
	2007年ねん、自身じしんのアトリエにて撮影さつえい
生誕せいたん	ヘンドリック・マフダレヌス・ブルーナ; Hendrik Magdalenus Bruna; 1927年ねん8月がつ23日にち; オランダユトレヒト
死没しぼつ	2017年ねん2月がつ16日にち（89歳さい没ぼつ）; オランダユトレヒト
国籍こくせき	オランダ
職業しょくぎょう	グラフィックデザイナー; 絵本えほん作家さっか
配偶はいぐう者しゃ	イレーネ・ブルーナ
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ポータル文学ぶんがく

ディック・ブルーナ（Dick Bruna、本名ほんみょう：ヘンドリック・マフダレヌス・ブルーナ（Hendrik Magdalenus Bruna）、1927年ねん 8月がつ23日にち - 2017年ねん 2月がつ16日にち^[1]）は、オランダのグラフィックデザイナー、絵本えほん作家さっか。ナインチェ・プラウス（ミッフィー）やブラック・ベアの生うみの親おやとして知しられる。

生涯しょうがい

少年しょうねん時代じだい

ブルーナは1927年ねん、ユトレヒト州しゅうユトレヒト市しで、出版しゅっぱん社しゃ「A・W・ブルーナ&ズーン」（以下いかブルーナ社しゃ）を経営けいえいする父ちちアルバートと母ははヨハナのもとに生うまれる。

絵えが好すきなおとなしいタイプの少年しょうねんで、いつもスケッチブックに絵えを描えがいてはそれを大切たいせつにしていた。また、父ちちが出版しゅっぱん社しゃを経営けいえいしていたこともあって、さまざまな本ほんに読よみ親したしんだ。

中学ちゅうがくに入はいると、父ちちの書棚しょだなにあったレンブラントやファン・ゴッホの画集がしゅうに触ふれ、鮮烈せんれつな色彩しきさいや画が法ほうに強つよい衝撃しょうげきと感銘かんめいを受うける。そしてブルーナ社しゃの専属せんぞくデザイナーのもとで、絵えの基本きほんを学まなび、油絵あぶらえを描えがくようになる。

また音楽おんがくにも興味きょうみを持もち、特とくにシャンソンに夢中むちゅうになり、アコーディオンを手てにし、演奏えんそうや作曲さっきょくなども楽たのしんだ。

1945年ねんに第だい二に次じ世界せかい大戦たいせんが終了しゅうりょうすると、画家がかになることを強つよく志望しぼうしていたディックは、通かよっていた高校こうこうを辞やめる決意けついをするが、長男ちょうなんである息子むすこを後継こうけい者しゃにしたかった父ちちと対立たいりつ。その後ご「後継こうけい者しゃの研修けんしゅう」をするのであればとの条件じょうけん付つきで、高校こうこうを退学たいがくする。

夢ゆめを追おいかけて

退学たいがくした彼かれは、オランダの書店しょてんや、イギリス、フランスの出版しゅっぱん社しゃに研修けんしゅうに出向でむき、出版しゅっぱんのいろはを学まなんだ。研修けんしゅうの合間あいまには、同おなじ画家がか志望しぼうの者ものと出会であい、美術館びじゅつかんや画廊がろうを精力せいりょく的てきにまわり、さまざまなインスピレーションを得える。

特とくにパリでは、フェルナン・レジェやアンリ・マティスといった現代げんだい芸術げいじゅつ家かたちの作品さくひんに、ディックがそれまで抱だいていた絵画かいがのイメージを大おおきく覆くつがえすほどの強つよい衝撃しょうげきとインスピレーションを受うける。そしてディック自身じしんもスケッチブックを手てに街まちの様々さまざまな風景ふうけいをスケッチし、油絵あぶらえにしていった。

20歳さいになったディックはオランダに戻もどり、父ちちや祖父そふに改あらためて「自分じぶんは経営けいえい者しゃには向むいていない、アーティストになることを認みとめてほしい」ことを告つげ、ディックを後継こうけい者しゃにするつもりでいた父ちちを説得せっとくし、これを了承りょうしょう。アーティストとしての道みちを歩あゆむこととなる。

20歳さい以降いこうの数すう年間ねんかん、アーティストとしての方向ほうこう性せいを探さぐる日々ひびが続つづいた。

本格ほんかく的てきに絵えを学まなんだことのなかったディックは、アムステルダムの国立こくりつ美術びじゅつアカデミーに入学にゅうがくするものの、方向ほうこう性せいの違ちがいから退学たいがくする。

その後ご、様々さまざまなアーティストの画が法ほうを研究けんきゅうし、アンリ・マティスや、レイモン・サヴィニャック、カッサンドルたちの単純たんじゅんな輪郭りんかくや明解めいかいな色いろで構成こうせいされたシンプル、かつ訴求そきゅう力りょくのある作品さくひんを研究けんきゅうし、自みずからのデザインスタイルを確立かくりつさせていった。

1951年ねん、24歳さいになったディックは、イレーネ・デ・ヨングという女性じょせいと婚約こんやくし、2年ねん後ごに結婚けっこん。またこの頃ころからブルーナ社しゃの専属せんぞくデザイナーとして働はたらくようになる。

グラフィックデザイナーとして

ブルーナ社しゃに入社にゅうしゃしたディックは、会社かいしゃが発行はっこうするさまざまな書籍しょせきの装丁そうていを任まかされ、ジョルジュ・シムノンのメグレ警部けいぶシリーズなどミステリー小説しょうせつを中心ちゅうしんに年間ねんかん100冊さつもの装丁そうていの仕事しごとをこなす。

これらの装丁そうていは、書籍しょせきのタイトルさえ分わかればいいという、それまでの装丁そうていの概念がいねんを覆くつがえし、パッと一瞬いっしゅんで引ひきつけるような、シンプルで斬新ざんしんなデザインスタイルであった。

また、ブルーナ社しゃのシンボルとしてデザインし直なおした「くま」がペーパーバックなどに使つかわれ、そのくまに手てを加くわえた「Zwarte Beertjes」（ブラック・ベア）が、読書どくしょ週間しゅうかんのポスターなどに使用しようされるようになる。

1953年ねんにイレーネと結婚けっこん。初はつの絵本えほん「de appel」（りんごちゃん）を刊行かんこうする。

ナインチェ誕生たんじょう

1955年ねんになると、気軽きがるに買かえるペーパーバック「ブラック・ベア」シリーズがスタート。この頃ころには年間ねんかん150冊さつもの装丁そうていを手てがけ、同時どうじに宣伝せんでん用ようのポスターなども多数たすう手てがけた。

またこの年とし、「nijntje」（ナインチェ）という、うさぎを主人公しゅじんこうとした字じのない絵本えほんを刊行かんこう。当時とうじ子供こども向むけの本ほんといえば、写実しゃじつ的てきな描写びょうしゃが主流しゅりゅうで、デ・ステイルをはじめ現代げんだい芸術げいじゅつ運動うんどうの流ながれを汲くむ（当時とうじとしては）斬新ざんしんでモダンなキャラクターたちに、大人おとなたちは「子供こどもには理解りかいできない」と敬遠けいえんしていたのだが、シンプルな線せんと明解めいかいな色彩しきさいは子供こどもたちの支持しじを得えた。

1959年ねん、それまでの絵えのタッチや本ほんの形かたちを変かえ、色いろには『ブルーナカラー』と呼よばれる赤あか、青あお、白しろ、緑みどり、黄色おうしょくを使つかい、以前いぜんに刊行かんこうした「りんごちゃん」を描かき直なおし、加くわえて新あたらしく描えがかれた「こねこのねる」「きいろいことり」「ぴーんちゃんとふぃーんちゃん」などが現在げんざい見みられるような正方形せいほうけいの絵本えほんとなって刊行かんこう。

1963年ねんには、「ナインチェ」を新あらたに描かき直なおし、各国かっこく語ごに翻訳ほんやくされる。日本にっぽんでも1964年ねんに石井いしい桃子ももこの訳わけにより「ちいさなうさこちゃん」として刊行かんこうされ、多おおくの子供こどもたちに支持しじを受うけた。

その後ごもコンスタントに絵本えほんを発表はっぴょうし、人気にんき絵本えほん作家さっかとしての地位ちいを確実かくじつに築きずいていった。

独立どくりつ後ご

1971年ねん、アムステルダムにディックの著作ちょさく権けんを管理かんりするメルシス社しゃを友人ゆうじんのピーター・ブラティンガとともに設立せつりつ。そして創作そうさくに専念せんねんしたいとの思おもいから、1975年ねんにブルーナ社しゃを退職たいしょくする。

独立どくりつ後ご、社会しゃかい福祉ふくし関係かんけいの仕事しごとにも力ちからをいれ、障害しょうがい者しゃ向むけの案内あんない記号きごう、歯はの健康けんこう、献血けんけつ、赤十字せきじゅうじなどの公共こうきょう広告こうこくのポスター、デザインを数多かずおおく手てがけた。

また創作そうさくのみならず、様々さまざまな場所ばしょで子供こどもたちに絵本えほんを読よみ聞きかせるイベントを行おこない、常つねに子供こどもたちの目線めせんで見みつめ、考かんがえて、それらは創作そうさくの情熱じょうねつにもなった。

日本にっぽんにおいても、「うさこちゃん」「ミッフィー」として、その愛あいくるしいキャラクターたちは、オランダに負まけないほどの人気にんきを博はくす。また1998年ねんには、郵政省ゆうせいしょう（現げん・日本にっぽん郵政ゆうせい）の「ふみの日び」切手きってのデザインを提供ていきょうした。

2006年ねん2月がつには、「ディック・ブルーナ・ハウス（dick bruna huis）」がユトレヒト市しのセントラル・ミュージアム横よこに開館かいかんし、ディックの作品さくひんが常設じょうせつ展示てんじされる。2016年ねん2月がつ6日にちに改装かいそうし「ナインチェ・ミュージアム（nijntje museum）」としてリニューアルされた^[2]。

毎日まいにち自転車じてんしゃでユトレヒトのスタジオに通かよって創作そうさく活動かつどうを続つづけたが、2011年ねんに高齢こうれいのため引退いんたいしたと2014年ねん7月がつに報ほうじられた^[3]。

2017年ねん2月がつ16日にち、ユトレヒトにて老衰ろうすいで死去しきょ^[4]。満まん89歳さい没ぼつ。

作品さくひんの特徴とくちょうと影響えいきょう

パブロ・ピカソやアンリ・マティス、フェルナン・レジェ、デ・ステイルなどに影響えいきょうを受うけた、パッと一瞬いっしゅんで引ひきつけるようなシンプルな線せんと明解めいかいな色彩しきさい「ブルーナカラー」で独自どくじのスタイルを確立かくりつ。ブルーナカラーには、赤あか、青あお、白しろ、緑みどり、黄色おうしょく、後年こうねんには、ぞうの色いろを付つける灰色はいいろ、そして、くまや、犬いぬを描えがくための茶色ちゃいろが付つけ加くわえられた。

作品さくひんに登場とうじょうするキャラクターは、ゾウ、鳥とり、魚さかななどわずかな例外れいがいを除のぞいては、基本きほん的てきに全すべてカメラ目線めせん（顔かおを読者どくしゃ側がわに向むけている）か後うしろ姿すがたで、横顔よこがおになっているカットがない^[5]。画面がめんを横よこ方向ほうこうに歩あるいている場面ばめんにおいても、キャラクターはたいていカメラ目線めせん（現実げんじつ的てきに考かんがえればよそ見み）である。これには「キャラクターたちはいつも、本ほんと向むき合あっているあなたのことを見みている」という、ブルーナの深ふかい愛情あいじょうが込こめられている。

ブルーナに影響えいきょうされた人物じんぶつには、五味ごみ太郎たろう、佐藤さとう可か士し和わ^[6]等ひとしがいる。

出版しゅっぱん物ぶつ

書籍しょせき・作品さくひん集しゅう

Paradise in Pictograms—the world of Dick Bruna（1989年ねん、メルシス社しゃ、Ella Reitsma著ちょ）

（邦訳ほうやく：ディック・ブルーナの世界せかい—パラダイス・イン・ピクトグラムズ、1991年ねん、駸々しんしん堂どう出版しゅっぱん、今こん江こう祥智よしとも訳わけ）

Petit Glam Issue no. 3—Paradise in Pictograms Issue. （1998年ねん、プチグラパブリッシング）
Dick Bruna boekomslagen.（1998年ねん、Jansen Bert著ちょ）
ディック・ブルーナのすべて（1999年ねん、講談社こうだんしゃ）
ディック・ブルーナ展てんミッフィー、ブラック・ベア、そのシンプルな色いろとかたち（2003年ねん、朝日新聞社あさひしんぶんしゃ、展覧てんらん会かい図ず典てん）
ディック・ブルーナぼくのこと、ミッフィーのこと（2005年ねん、講談社こうだんしゃ）
dick bruna（2006年ねん, Waanders Publisher, Joke Linders著ちょ）
みづゑのレシピディック・ブルーナさんの絵本えほんのつくりかた（2007年ねん、美術びじゅつ出版しゅっぱん社しゃ）
ディック・ブルーナのデザイン（2007年ねん、新潮社しんちょうしゃ）
ミッフィー誕生たんじょう55周年しゅうねん記念きねん「ゴーゴー・ミッフィー展てん」公式こうしき図録ずろく（2010年ねん、朝日新聞社あさひしんぶんしゃ）
ZWARTE BEERTJES—Book Cover Design by Dick Bruna ブラック・ベア―ディック・ブルーナ装丁そうていの仕事しごと（2015年ねん、Glyph.編へん、フリーライド）
ミッフィーからの贈おくり物ものブルーナさんがはじめて語かたる人生じんせいと作品さくひんのひみつ（2015年ねん、講談社こうだんしゃ）
ディック・ブルーナミッフィーと歩あるいた60年ねん（森本もりもと俊司しゅんじ著ちょ 2015年ねんブルーシープ、2019年ねん文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう）
別冊べっさつ太陽たいようディック・ブルーナミッフィーの魅力みりょく、再さい発見はっけん（2015年ねん、平凡社へいぼんしゃ）
誕生たんじょう60周年しゅうねん記念きねんミッフィー展てん 60 years with miffy 展覧てんらん会かい図録ずろく（2015年ねん、朝日新聞社あさひしんぶんしゃ）
シンプルの正体しょうたいディック・ブルーナのデザイン（2017年ねん、ブルーシープ）
MOE特別とくべつ編集へんしゅうプルーナが語かたるミッフィーのすべて（2017年ねん、白泉社はくせんしゃ）
ディック・ブルーナ永遠えいえんのデザインとことば^[7]（2022年ねん、KADOKAWA）
dick bruna: zijn werken voor prentenboeken ブルーナ絵本えほん展てん（展覧てんらん会かい公式こうしき図録ずろく 2024年ねん、朝日新聞あさひしんぶん出版しゅっぱん）

絵本えほん

以下いかの年としはすべてオランダ語ご原書げんしょの出版しゅっぱん年ねん。 ■は先述せんじゅつのブルーナの書籍しょせきと作品さくひん集しゅうで日本語にほんごによる仮題かだいが設もうけられている絵本えほんを指さす。日本にっぽんでは未み刊行かんこう。

1953年ねん

■りんごぼうや（初版しょはん） de appel
■フォーレンダムのトト toto in volendam

1955年ねん

■ちいさなうさこちゃん（初版しょはん） nijntje
■うさこちゃんとどうぶつえん（初版しょはん） nijntje in de dierentuin
■おうさま（初版しょはん） kleine koning

1957年ねん

■ティス tijs
■じどうしゃ de auto

1959年ねん

de appel（りんごちゃん第だい2版はん舟崎ふねさき靖子やすこ訳わけ、講談社こうだんしゃ）（りんごぼうや（改訂かいてい版ばん）松岡まつおか享子きょうこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん）
きいろいことり（het vogeltje, 石井いしい桃子ももこ訳わけ、福音館書店ふくいんかんしょてん）
こねこのねる（poesje nel, 石井いしい桃子ももこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん）
ぴーんちゃんとふぃーんちゃん（fine en pien, 石井いしい桃子ももこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん）

1962年ねん

ふしぎなたまご（het ei, 石井いしい桃子ももこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん）
おうさま（改訂かいてい版ばん） (de koning, 松岡まつおか享子きょうこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん)
さーかす（circus, 石井いしい桃子ももこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん）
ちいさなさかな（de vis, 石井いしい桃子ももこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん）

1963年ねん

ちいさなうさこちゃん（改訂かいてい版ばん）（nijntje, 石井いしい桃子ももこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん）
うさこちゃんとうみ（nijntje aan zee, 石井いしい桃子ももこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん）
うさこちゃんとどうぶつえん（改訂かいてい版ばん）（nijntje in de dierentuin, 石井いしい桃子ももこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん）
ゆきのひのうさこちゃん（nijntje in de sneeuw, 石井いしい桃子ももこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん）
クリスマスってなあに（KERSTMIS, 舟崎ふねさき靖子やすこ訳やく、講談社こうだんしゃ）

1964年ねん

ようちえん（de school, 石井いしい桃子ももこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん）
de matroos（ちいさなふなのりのぼうけん舟崎ふねさき靖子やすこ訳やく、講談社こうだんしゃ）（ふなのりのやん松岡まつおか享子きょうこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん）

1966年ねん

シンデレラ（ASSEPOESTER, 角野かくの栄子えいこ訳わけ、講談社こうだんしゃ）
■おやゆびこぞう KLEIN DUIMPJE
あかずきん（ROODKAPJE, 角野かくの栄子えいこ訳やく、講談社こうだんしゃ）
しらゆきひめ（SNEEUWWITJE, 角野かくの栄子えいこ訳やく、講談社こうだんしゃ）

1967年ねん

ABCってなあに（b is een beer, 小林こばやし悦子えつこ監修かんしゅう、講談社こうだんしゃ）

1968年ねん

じのないえほん（boek zonder woorden、石井いしい桃子ももこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん）
かぞえてみよう（1–12）（tellboek, 舟崎ふねさき靖子やすこ訳やく、講談社こうだんしゃ）

1969年ねん

わたしほんがよめるの（ik kan lezen, 松岡まつおか享子きょうこ訳わけ、福音館書店ふくいんかんしょてん）
もっとほんがよめるの（ik kan nog meer lezen, 松岡まつおか享子きょうこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん）
こいぬのくんくん（snuffie, 松岡まつおか享子きょうこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん）
くんくんとかじ（snuffie en de brand, 松岡まつおか享子きょうこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん）

1970年ねん

うさこちゃんひこうきにのる（nijntje vliegt, 石井いしい桃子ももこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん）
うさこちゃんのたんじょうび（het feest van nijntje, 石井いしい桃子ももこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん）

1972年ねん

かぞえてみよう（13–24）（tellboek 2, 舟崎ふねさき靖子やすこ訳やく、講談社こうだんしゃ）
しろ、あか、きいろ（mijn hemd is wit, 松岡まつおか享子きょうこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん）
■わたしのくにのどうぶつ dieren uit ons land
どうぶつ（dieren uit andere landen, 松岡まつおか享子きょうこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん）

1974年ねん

じのないえほん2（boek zonder woorden 2, 福音館書店ふくいんかんしょてん）
ぼくがいっぱい（ik ben een clown, 舟崎ふねさき靖子やすこ訳やく、講談社こうだんしゃ）

1975年ねん

うさこちゃんとゆうえんち（nijntje in de speeltuin, 石井いしい桃子ももこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん）
うさこちゃんのにゅういん（nijntje in het ziekenhuis, 石井いしい桃子ももこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん）
■はなのほん bloemenboek

1976年ねん

ひとりでできるよ（ik kan nog véél meer lezen, 舟崎ふねさき靖子やすこ訳やく、講談社こうだんしゃ）
■むずかしいことばもよめるの ik kan moeilijke woorden lezen

1977年ねん

ぶたのうたこさん（betje big, 松岡まつおか享子きょうこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん）
うたこさんのにわしごと（de tuin van betje big, 松岡まつおか享子きょうこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん）
■ベッツィー小児しょうに病棟びょうとうへいく basje gaat logeren bij kinderneurologie

1979年ねん

nijntjes droom（ミッフィーのゆめ舟崎ふねさき靖子やすこ訳やく、講談社こうだんしゃ）（うさこちゃんのゆめ、福音館書店ふくいんかんしょてん）
■おたんじょうびブック verjaaardag boekje t.b.v. unicef

1980年ねん

うたこさんのおかいもの（betje big gaat naar de markt, 松岡まつおか享子きょうこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん）
おおきくなったら（heb jij een hobbie? 舟崎ふねさき靖子やすこ訳やく、講談社こうだんしゃ）
ik kan sommen maken（みんなでいくつ舟崎ふねさき靖子やすこ訳やく、講談社こうだんしゃ）（わたしたしざんできるの松岡まつおか享子きょうこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん）
■みんなでいくつ2 ik kan nog meer sommen maken
■小児しょうに性せい血友病けつゆうびょうの本ほん jeroen heeft hemofilie

1982年ねん

ぼくのだいじなあおいふね（BLUE BOAT, ピーター・ジョーンズ作つくる、ディック・ブルーナ絵え、中川なかがわ健蔵けんぞう訳わけ、偕成社かいせいしゃ※オランダ語ご版ばん未み刊行かんこう）
まる、しかく、さんかく（rond, vierkant, driehoekig, 松岡まつおか享子きょうこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん）
おひゃくしょうのやん（jan, 松岡まつおか享子きょうこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん）
うさこちゃんとじてんしゃ（nijntje op de fiets, 松岡まつおか享子きょうこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん）

1984年ねん

うさこちゃんがっこうへいく（nijntje op school, 松岡まつおか享子きょうこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん）
おーちゃんのおーけすとら（vij hebben een orkest, 松岡まつおか享子きょうこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん）
だんふねにのる（de redding,松岡まつおか享子きょうこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん）

1985年ねん

■まえとうしろ wie zijn hoed is dat?
■ぼうしをさがそう wie zijn rug is dat?
すぽーつのほん（SPORTBROEK, 松岡まつおか享子きょうこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん）

1986年ねん

de puppies van snuffie（スナッフィーのあかちゃん角野かくの栄子えいこ訳やく、講談社こうだんしゃ）（くんくんにこいぬがうまれたよ松岡まつおか享子きょうこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん）
■うたこさんのたんじょうび de verjaardag van betje big
はるなつあきふゆ（lente, zomer, herfst, en winter, 松岡まつおか享子きょうこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん）

1988年ねん

うさこちゃんおとまりにいく（nijntje gaat logeren、松岡まつおか享子きょうこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん）
うさこちゃんのおじいちゃんとおばあちゃん（apa en oma pluis, 松岡まつおか享子きょうこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん）
■まがりかどではとまろう! stoeprand...stop!
■じのないえほん 3 BOEK zonder woorden 3
うさこちゃんおとまりにいく（nijntje gaat logeren, 松岡まつおか享子きょうこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん）
うさこちゃんのおじいちゃんとおばあちゃん（opa en oma pluis, 松岡まつおか享子きょうこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん）

1989年ねん

boris beer（こぐまのボリス角野かくの栄子えいこ訳やく、講談社こうだんしゃ）（くまのぼりす松岡まつおか享子きょうこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん）
boris en barbara（ボリスとバーバラ角野かくの栄子えいこ訳やく、講談社こうだんしゃ）（ぼりすとばーばら中野なかの百合子ゆりこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん）
ボリスのやまのぼり（boris op de berg、角野かくの栄子えいこ訳やく、講談社こうだんしゃ）

1990年ねん

■ほんをかいてみよう de schrijfster
lotje（ちいさなロッテ角野かくの栄子えいこ訳やく、講談社こうだんしゃ）（ろってちゃん松岡まつおか享子きょうこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん）

1991年ねん

nijntje huilt（ミッフィーどうしたの? 角野かくの栄子えいこ訳やく、講談社こうだんしゃ）（うさこちゃんのさがしもの松岡まつおか享子きょうこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん）
het huis van nijntje（ミッフィーのおうち角野かくの栄子えいこ訳やく、講談社こうだんしゃ）（うさこちゃんのおうち松岡まつおか享子きょうこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん）

1992年ねん

het feest van tante trijn（アリスおばさんのパーティー角野かくの栄子えいこ訳やく、講談社こうだんしゃ）（ふわこおばさんのぱーてぃー松岡まつおか享子きょうこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん）

1994年ねん

■うたこさんのびょうき betje big is ziek
ボリスとバーバラのあかちゃん（boris, barbara en basje、角野かくの栄子えいこ訳やく、講談社こうだんしゃ）
boris in de sneeuw（ボリスのゆきあそび角野かくの栄子えいこ訳やく、講談社こうだんしゃ）（ゆきのひのぼりす中野なかの百合子ゆりこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん）

1995年ねん

nijntje in de tent（ミッフィーのたのしいテント角野かくの栄子えいこ訳やく、講談社こうだんしゃ）（うさこちゃんのてんと松岡まつおか享子きょうこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん）
はりねずみのぼうけん（eegje egel, 松岡まつおか享子きょうこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん）
だれのなきごえかな?（boe zegt de koe, 松岡まつおか享子きょうこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん）

1996年ねん

lieve oma pluis（ミッフィーのおばあちゃん角野かくの栄子えいこ訳やく、講談社こうだんしゃ）（うさこちゃんのだいすきなおばあちゃん松岡まつおか享子きょうこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん）
ボリスのすてきなふね（de boot van boris, 角野かくの栄子えいこ訳やく、講談社こうだんしゃ）
おおきくなったらなにになる?（wat wij later worden, 松岡まつおか享子きょうこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん）
あかきあおみどり（het haar van de pop is rood, 松岡まつおか享子きょうこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん）

1997年ねん

nijntje in het museum（ミッフィーのたのしいびじゅつかん角野かくの栄子えいこ訳やく、講談社こうだんしゃ）（うさこちゃんびじゅつかんへいく松岡まつおか享子きょうこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん）
どうしてないているの?（weet jij waarom ik huil? 松岡まつおか享子きょうこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん）

1998年ねん

■うたこさんのきゅうか betje big gaat met vakantie
■うたこさんのおみせ de winkel van betje big
ケムエルとノアのはこぶね（ruben en de ark van roach、松岡まつおか享子きょうこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん）

1999年ねん

nijntje en nina （ミッフィーとメラニー角野かくの栄子えいこ訳やく、講談社こうだんしゃ）（うさこちゃんとにーなちゃん松岡まつおか享子きょうこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん）
pim en wim（ピンとペン角野かくの栄子えいこ訳やく、講談社こうだんしゃ）（ぺんぎんのぴむとぽむ松岡まつおか享子きょうこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん）
boris en de paraplu（ボリスとあおいかさ角野かくの栄子えいこ訳やく、講談社こうだんしゃ）（ぼりすそらをとぶ松岡まつおか享子きょうこ・中野なかの百合子ゆりこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん）

2000年ねん

■じのないえほん3（アイリス）iris een boek zonder woorden
■ミスター・クニー meneer knie
■ろばのみみ ezelsoor

2001年ねん

het spook nijntje（ミッフィーのおばけごっこ角野かくの栄子えいこ訳やく、講談社こうだんしゃ）（うさこちゃんおばけになる松岡まつおか享子きょうこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん）
nijntje de toverfee（まほうつかいミッフィー角野かくの栄子えいこ訳やく、講談社こうだんしゃ）（うさこちゃんまほうをつかう松岡まつおか享子きょうこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん）

2002年ねん

ボリスはパイロット（boris de piloot, 角野かくの栄子えいこ訳やく、講談社こうだんしゃ）
■バーバラのようふくタンス de verkleedkist van barbara
nijntje danst（ミッフィーとおどろう角野かくの栄子えいこ訳やく、講談社こうだんしゃ）（うさこちゃんのだんす松岡まつおか享子きょうこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん）

2003年ねん

de brief van nijntje（ミッフィーのてがみ角野かくの栄子えいこ訳やく、講談社こうだんしゃ）（うさこちゃんのてがみ松岡まつおか享子きょうこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん）
うさこちゃんとあかちゃん（kleine pluis, 松岡まつおか享子きょうこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん）
■ボリスはチャンピオン boris de kampioen

2004年ねん

うさこちゃんのはたけ（de tuis van nijntje, 松岡まつおか享子きょうこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん）
■うたこさんへのうた een lied voor betje big

2005年ねん

おかしのくにのうさこちゃん（nijntje is luilekkerland, 松岡まつおか享子きょうこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん）
うさこちゃんとふえ（een fluit voor nijntje, 松岡まつおか享子きょうこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん）
ぼりすとこお（boris en ko, 松岡まつおか享子きょうこ・中野なかの百合子ゆりこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん）
ぼりすかいものにいく（boris doet de boodschappen, 中野なかの百合子ゆりこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん）
■まいごのスナッフィー snuffie is zoek

2006年ねん

うさこちゃんとたれみみくん（hangoor, 松岡まつおか享子きょうこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん）
ことりのぴーと（vogel piet, 松岡まつおか享子きょうこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん）

2007年ねん

うさこちゃんはじょおうさま（koningin nijntje, 松岡まつおか享子きょうこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん）

2008年ねん

うさこちゃんときゃらめる（nijntje is stout, 松岡まつおか享子きょうこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん）
■スナッフィーのおともだち een maatje voor snuffie

2009年ねん

うさこちゃんのおじいちゃんへのおくりもの（een cadeau voor opa pluis, 松岡まつおか享子きょうこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん）

2010年ねん

■グランティ knorretje
■スクーターにのって on de step

2011年ねん

うさこちゃんとふがこちゃん（knorretje en de oren van nijntje, 松岡まつおか享子きょうこ訳やく、福音館書店ふくいんかんしょてん）

装丁そうてい

アニー・マリー（1946年ねん）
「ハファンク」シリーズ
H.F.ヴァン・ダール・カレンの探偵たんてい小説しょうせつ
ジョルジュ・シムノン「メグレ警部けいぶ」シリーズ
レスリー・シャルテリス「聖人せいじん」シリーズ
ブラック・ベアシリーズ
江戸川えどがわ乱歩らんぽオランダ語ご訳書やくしょ

映像えいぞう・メディア

テレビ番組ばんぐみ

アニメ

声こえの出演しゅつえん：長沢ながさわ彩あや

ブルーナのうさぎのミッフィーちゃん 1・2（1992年ねん12月29日にち・30日にち、NHK）
ブルーナの絵本えほん（1993年ねん4月がつ5日にち - 1994年ねん3月16日にち、NHK）
大おおみそかこどもスペシャルブルーナの絵本えほんスペシャル（1997年ねん12月31日にち、NHK）

3Dアニメ

声こえの出演しゅつえん：兵藤ひょうどうまこ他た

ブルーナのえほんミッフィーとおともだち（2003年ねん4月がつ - 7月がつ・2004年ねん1月がつ - 3月・2005年ねん1月がつ - 3月・2006年ねん1月がつ - 2月がつ、4月がつ-6月がつ、NHK）

教養きょうよう番組ばんぐみ

未来みらいへの教室きょうしつ「ディック・ブルーナ幸しあわせを運はこぶ絵本えほん」（2002年ねん4月がつ27日にち・5月4日にち、NHK）
日立ひたち世界せかい・ふしぎ発見はっけん!「花はなと自転車じてんしゃの国くにオランダミッフィーの世界せかいへようこそ」（2002年ねん7月がつ13日にち、TBS）

CM

ピップワンダーペット

VHS・DVD

ミッフィーとおともだち（シリーズ作さく、2003年ねん - 2007年ねん、ポニーキャニオン）