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江戸川えどがわ乱歩らんぽ

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江戸川えどがわ 乱歩らんぽ
(えどがわ らんぽ)
ペンネーム 小松こまつ 龍之介りゅうのすけ
誕生たんじょう 平井ひらい 太郎たろう(ひらい たろう)
(1894-10-21) 1894ねん10月21にち
日本の旗 日本にっぽん三重みえけん名賀なよしぐん名張なばりまちげん名張なばり
死没しぼつ (1965-07-28) 1965ねん7がつ28にち(70さいぼつ
日本の旗 日本にっぽん東京とうきょう豊島としま池袋いけぶくろ
職業しょくぎょう 小説しょうせつ
言語げんご 日本語にほんご
国籍こくせき 日本の旗 日本にっぽん
最終さいしゅう学歴がくれき 早稲田大学わせだだいがく大学だいがく政治せいじ経済けいざい学科がっか
活動かつどう期間きかん 1923ねん - 1965ねん
主題しゅだい 推理すいり小説しょうせつ怪奇かいき恐怖きょうふ小説しょうせつ[※ 1]
代表だいひょうさくDさか殺人さつじん事件じけん』(1925ねん
かげじゅう』(1928ねん
孤島ことうおに』(1930ねん
くろ蜥蜴とかげ』(1934ねん
怪人かいじんじゅう面相めんそう』(1936ねん
幻影げんえいじょう』(1951ねん評論ひょうろん
探偵たんてい小説しょうせつよんじゅうねん』(1961ねん自伝じでん)
おも受賞じゅしょうれき 紫綬褒章しじゅほうしょう(1961ねん
くんさんとう瑞宝章ずいほうしょう(1965ねん
デビューさくぜに銅貨どうか』(1923ねん
子供こども 平井ひらい隆太郎りゅうたろう
親族しんぞく 平井ひらいあおいふとしつぎおとうと
平井ひらい憲太郎けんたろうまご
松村まつむら喜雄よしお従妹じゅうまい息子むすこ
ウィキポータル 文学ぶんがく
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江戸川えどがわ 乱歩らんぽ(えどがわ らんぽ、きゅう字体じたい江戶川えどがわ 亂步らんぽ1894ねん明治めいじ27ねん10月21にち - 1965ねん昭和しょうわ40ねん7がつ28にち)は、日本にっぽん推理すいり作家さっか怪奇かいき恐怖きょうふ小説しょうせつ[※ 1]アンソロジスト[※ 2]本名ほんみょう平井ひらい 太郎たろう(ひらい たろう)[1]日本にっぽん推理すいり作家さっか協会きょうかい初代しょだい理事りじちょう位階いかいせい勲等くんとうくんさんとう。ペンネームは小説しょうせつエドガー・アラン・ポー[2][※ 3]のもじり。

大正たいしょうから昭和しょうわにかけて活躍かつやくし、おも推理すいり小説しょうせつ得意とくいとした。また、だい世界せかい大戦たいせんこう推理すいり小説しょうせつ分野ぶんや中心ちゅうしん評論ひょうろん研究けんきゅう編集へんしゅうしゃとしても活躍かつやくした。乱歩らんぽ寄付きふ創設そうせつされた江戸川えどがわ乱歩らんぽしょう推理すいり作家さっか登竜門とうりゅうもんとなるなど、後世こうせいにもおおきな影響えいきょうあたえた。みずからも実際じっさい探偵たんていとして、岩井いわい三郎さぶろう探偵たんてい事務所じむしょミリオン資料しりょうサービス)に勤務きんむしていた経歴けいれきつ。

経歴けいれき[編集へんしゅう]

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乱歩らんぽ生誕せいたん広場ひろば

1894ねん明治めいじ27ねん)、三重みえけん名賀なよしぐん名張なばりまちげん名張なばり)に名賀ながぐん役所やくしょ書記しょき平井ひらい繁男しげおときくの長男ちょうなんとしてまれる(本籍ほんせきどうけん)。平井ひらい武士ぶし家柄いえがらで、祖先そせん伊豆いず伊東いとう郷士ごうしだった。のちに伊勢いせはん藤堂とうどうつかえ、乱歩らんぽ祖父そふだいまで藤堂とうどう藩士はんしとしてつとげた。

2さいころちち転勤てんきんともな三重みえけん鈴鹿すずかぐん亀山かめやままちげん亀山かめやま)、翌年よくねん愛知あいちけん名古屋なごやうつる。以降いこう大人おとなになっても引越ひっこしをかえし、生涯しょうがいで46かいした。

小学生しょうがくせいころははかされた菊池きくち幽芳ゆうほうわけ秘中ひちゅう』(ウィリアム・ル・キュー原作げんさく)が、探偵たんてい小説しょうせつせっした最初さいしょであった。中学校ちゅうがっこうでは、押川おしかわ春浪しゅんろう黒岩涙香くろいわるいこう小説しょうせつ耽読たんどくした。旧制きゅうせい愛知あいち県立けんりつだい中学校ちゅうがっこうげん愛知あいち県立けんりつみずりょう高等こうとう学校がっこう)を卒業そつぎょう早稲田大学わせだだいがく政治せいじ経済けいざい学科がっか進学しんがく在学ざいがくちゅうに(メルヴィル・D・ポーストさきんじた世界せかいはつトリックという意味いみで)傑作けっさく処女しょじょさく火縄銃ひなわじゅう』を執筆しっぴつ博文ひろぶみかん雑誌ざっし冒険ぼうけん世界せかい』に投稿とうこうするが、掲載けいさいはされなかった[4]卒業そつぎょう貿易ぼうえき会社かいしゃ社員しゃいん古本屋ふるほんやささえそばなどおおくの仕事しごと勤務きんむ

就職しゅうしょく結婚けっこん[編集へんしゅう]

1917ねん大正たいしょう6ねん)11月、三重みえけん鳥羽とば鳥羽とば造船ぞうせんしょ電機でんきげんシンフォニア テクノロジー)に就職しゅうしょく庶務しょむ配属はいぞくされたが、技師ぎしちょうられ、社内しゃない日和ひより(にちわ)』の編集へんしゅう子供こどもおとぎばなしかせるかいひらくなど地域ちいき交流こうりゅう仕事しごとまわされた[5]無断むだん欠勤けっきんなどもあったがゆるされていたという。『日和ひより』では編集へんしゅうのみならずイラストもえがいている[6]。この会社かいしゃは1ねん4ヶ月かげつ退職たいしょくするが、この時期じき体験たいけんが『屋根裏やねうら散歩さんぽしゃ』『パノラマとう奇談きだん』の参考さんこうになったという[5]

1919ねんかせかいったさか手島てじま小学校しょうがっこう教師きょうしである村山むらやま隆子たかこ結婚けっこんする[6]

作家さっかデビュー[編集へんしゅう]

1923ねん大正たいしょう12ねん)、森下もりした雨村うそん小酒井不木こざかいふぼく激賞げきしょうされ[7]、『しん青年せいねん』に掲載けいさいされた『ぜに銅貨どうか』でデビューする。欧米おうべい探偵たんてい小説しょうせつつよ影響えいきょう[8]本格ほんかく探偵たんてい小説しょうせつこころざ一方いっぽうで『心理しんり試験しけん』『あか部屋へや』といった変格へんかくとみなせるような作品さくひんき、黎明れいめい日本にっぽん探偵たんてい小説しょうせつかいおおきな足跡あしあとのこした。『人間にんげん椅子いす』や『かがみ地獄じごく』に代表だいひょうされるようなフェティシズム怪奇かいき小説しょうせつ部類ぶるい初期しょきから執筆しっぴつしており、岩田いわた準一じゅんいちとともに研究けんきゅうしていた衆道しゅどう少年しょうねんあい少女しょうじょあい男装だんそう女装じょそう人形にんぎょうあい草双紙くさぞうしサディズムやグロテスク、残虐ざんぎゃく趣味しゅみなどの要素ようそふくんだ通俗つうぞく探偵たんてい小説しょうせつも、昭和しょうわ初期しょきから一般いっぱん大衆たいしゅう歓迎かんげいされた。

当初とうしょ小説しょうせつとして生計せいけいてるかなやんだとべており、デビューさくぜに銅貨どうか以降いこうは、あくまで兼業けんぎょう趣味しゅみ範疇はんちゅうとして散発さんぱつてき短編たんぺん小説しょうせつ執筆しっぴつするにとどまっていた。1925ねん森下もりした企画きかくで『しん青年せいねん』に6ヶ月かげつ連続れんぞく短編たんぺん掲載けいさいするにあたってその2さくの『心理しんり試験しけん』が好評こうひょうりがついたとべている。ここで会社かいしゃめて小説しょうせついちほんにしたが、探偵たんてい小説しょうせつとしてははやくもまり、連続れんぞく掲載けいさいの6さくたる『幽霊ゆうれい』はみずか愚作ぐさくひょうし、小説しょうせつになったことを後悔こうかいしたという。しかし、森下もりした紹介しょうかいで『写真しゃしん報知ほうち』や『苦楽くらく』にも掲載けいさいてることとなり、探偵たんてい小説しょうせつ専門せんもんである『しん青年せいねん』にはせられないような通俗つうぞくてき作品さくひん執筆しっぴつ生計せいけい安定あんていした。

海外かいがい作品さくひんつうじ、翻案ほんあんせいたか作品さくひんとして『みどりころもおに』『三角さんかくかん恐怖きょうふ』『幽鬼ゆうきとう』などをのこしている。このほか、探偵たんてい小説しょうせつかんする評論ひょうろん(『幻影げんえいじょう』など)をのこしている。

また、少年しょうねんけとして1936ねん発表はっぴょうした、明智あけち小五郎こごろう小林こばやし少年しょうねん少年しょうねん探偵たんていだん活躍かつやくする『怪人かいじんじゅう面相めんそう』は、少年しょうねんそうからの圧倒的あっとうてき人気にんきてシリーズされ、そのにも少年しょうねんけの作品さくひんつくられるようになった。

晩年ばんねんから死去しきょ[編集へんしゅう]

平井ひらいはかみぎわき江戸川えどがわ乱歩らんぽ墓標ぼひょうがある

戦後せんごおも評論ひょうろん、プロデューサーとして活動かつどうするかたわら、探偵たんてい小説しょうせつ宝石ほうせき』の編集へんしゅう経営けいえいたずさわった。また、日本にっぽん探偵たんてい作家さっかクラブ創立そうりつ財団ざいだん法人ほうじん尽力じんりょくした。どうクラブに寄付きふした私財しざい100まんえん使途しととして江戸川えどがわ乱歩らんぽしょう制定せいていされ、どうしょうだい3かいより長編ちょうへん推理すいり小説しょうせつ公募こうぼしょうとなる。 晩年ばんねん高血圧こうけつあつ動脈どうみゃく硬化こうかふく鼻腔びこうえん蓄膿症ちくのうしょう)をわずらい、さらにパーキンソンびょうわずらったが[9]、それでも家族かぞく口述こうじゅつ筆記ひっきさせて評論ひょうろん著作ちょさくおこなった。

1965ねん昭和しょうわ40ねん)7がつ28にち蜘蛛膜くもまく出血しゅっけつのため東京とうきょう豊島としま池袋いけぶくろ自宅じたくで70さいぼっした[10]戒名かいみょう智勝ともかついんまぼろしじょう乱歩らんぽ居士こじ。31にちせいくんさんとう瑞宝章ずいほうしょう追贈ついぞうされる。8月1にち推理すいり作家さっか協会きょうかいそうおこなわれた。墓所はかしょ多磨たま霊園れいえん(261しゅ17がわ6ばん)。

業績ぎょうせき[編集へんしゅう]

小説しょうせつとして[編集へんしゅう]

創作そうさく活動かつどう初期しょきは、『Dさか殺人さつじん事件じけん』『心理しんり試験しけん』など、いわゆる本格ほんかく推理すいり小説しょうせつ探偵たんてい小説しょうせつ)の短編たんぺん作品さくひん執筆しっぴつし、日本人にっぽんじん創作そうさくによる探偵たんてい小説しょうせつ基礎きそきずいた。トリックや題材だいざい欧米おうべいしょさっからの影響えいきょうかんじさせるが、たんなる模倣もほうでなく乱歩らんぽ独創どくそうせいかされている。

探偵たんてい小説しょうせつ王道おうどうというべき本格ほんかく志向しこうしていたが、それらの作品さくひん大衆たいしゅうからあまり支持しじされなかった。大衆たいしゅう幻想げんそう怪奇かいき小説しょうせつ犯罪はんざい小説しょうせつ分類ぶんるいできる変格へんかくものとしょうされる作品さくひんこのんだ。『あか部屋へや』『人間にんげん椅子いす』『かがみ地獄じごく』などが代表だいひょうてき変格へんかくものといえる。

1926ねん大正たいしょう15ねん)12月より1927ねん昭和しょうわ2ねん)2がつまでのやく3かげつあいだ朝日新聞あさひしんぶんに『一寸法師いっすんぼうし』を連載れんさいする。病欠びょうけつ山本やまもと有三ゆうぞう代役だいやくだった。作品さくひん評判ひょうばんがよく、映画えいがされた。しかし乱歩らんぽ小説しょうせつ出来でき満足まんぞくできずきゅうひつ宣言せんげんをし、各地かくち放浪ほうろうしたという(以後いご戦前せんぜん乱歩らんぽは「きゅうひつちゅう放浪ほうろう」というパターンがおおくなる)。

1928ねん昭和しょうわ3ねん)8がつ、14かげつきゅうひつのあと、乱歩らんぽ自己じこそう決算けっさんてき中篇ちゅうへんかげじゅう』を発表はっぴょうする。これは変態へんたい性欲せいよく題材だいざいにした作品さくひんで、不健康ふけんこうとみなされた一方いっぽう横溝よこみぞ正史せいし当時とうじ探偵たんてい小説しょうせつ雑誌ざっししん青年せいねん』の編集へんしゅうしゃ)により「前代未聞ぜんだいみもんのトリックをもちいた探偵たんてい小説しょうせつ」と絶賛ぜっさんされた。戦前せんぜん本格ほんかく探偵たんてい小説しょうせつしん時代じだいきずいたといえる。『しん青年せいねん』は『かげじゅう』を8がつ増刊ぞうかんごう、9がつごう、10がつごうさんかいけて掲載けいさいしたが、初回しょかいった増刊ぞうかんごう増刷ぞうさつするほどで、当時とうじ世評せひょうたかさがうかがえる。

1929ねん昭和しょうわ4ねん)8がつより通俗つうぞく長編ちょうへん蜘蛛くもおとこ』をかねてより執筆しっぴつ依頼いらいのあった『講談こうだん倶楽部くらぶ』に連載れんさいする。この作品さくひん自身じしん趣向しゅこうであった「エログロ・猟奇りょうき残虐ざんぎゃく趣味しゅみ」を前面ぜんめんしたものだった。作品さくひんだい好評こうひょうで、これを契機けいきとして乱歩らんぽつづけざまにヒットさく連発れんぱつさせる。単行本たんこうぼんすうじゅうはんかさねた。これは探偵たんてい小説しょうせつをポピュラーな地位ちいげたといえる(通俗つうぞく長編ちょうへんについて乱歩らんぽは、黒岩涙香くろいわるいこうモーリス・ルブラン、ポーなどから着想ちゃくそうをえたとっており、事実じじつ、そのような作品さくひんおおい)。

乱歩らんぽ通俗つうぞく長編ちょうへん大衆たいしゅう歓迎かんげいされた理由りゆうは、作品さくひん自体じたい面白おもしろ以外いがいに、時代じだいてき背景はいけい影響えいきょうしていたといえる。金融きんゆう恐慌きょうこう影響えいきょうで、世間せけんにはいわゆる「エログロナンセンス」といわれる退廃たいはいてき気風きふうちていた[11]。これらの通俗つうぞく長編ちょうへんは、初期しょき作品さくひんくらべると破綻はたんがあり(乱歩らんぽ自身じしんみとめている)、これがミステリーの低俗ていぞくまねいたとする批判ひはんがある。評論ひょうろん権田ごんだ萬治まんじは、著書ちょしょ日本にっぽん探偵たんてい作家さっかろん』において、乱歩らんぽ長編ちょうへん翻案ほんあんなど一部いちぶのぞきほとんどがプロットに破綻はたんをきたしているとべ、作品さくひんとしての完成かんせい批判ひはんしている。一方いっぽう乱歩らんぽ長年ながねん親交しんこうのあった評論ひょうろん中島なかじま河太郎かわたろうは、1974年刊ねんかんの『小学館しょうがくかん万有ばんゆう百科ひゃっか事典じてん』(ジャンルジャポニカ)において、低俗ていぞくせいみとめる一方いっぽうで、市場いちば拡大かくだい貢献こうけん言及げんきゅうしている。

1931ねん昭和しょうわ6ねん)5がつ乱歩らんぽはつの『江戸川えどがわ乱歩らんぽ全集ぜんしゅうぜん13かん平凡社へいぼんしゃより刊行かんこう開始かいしされた。総計そうけいやく24まんげを記録きろくし、経営けいえいまっていた平凡社へいぼんしゃなおすきっかけになったという。

乱歩らんぽ執筆しっぴつかんして、長編ちょうへん小説しょうせつのプロットをまとめることが苦手にがてだったという。おおくの長編ちょうへん連載れんさい場当ばあたりで執筆しっぴつし、すじ展開てんかいまってしまうことがあった。ストーリー展開てんかいまりからきゅうひつかえすこととなった。また、長編ちょうへんつくげるにあたり、程度ていどひく作品さくひんいているという意識いしきさいなまれていた。これもきゅうひつ要因よういんといえる。

とりわけ、探偵たんてい小説しょうせつほん舞台ぶたいである『しん青年せいねん』に本格ほんかくものをこうとしてまった経緯けいいがある。『悪霊あくりょう』は1934ねん昭和しょうわ9ねん)1がつごうまでに3かい中断ちゅうだんし、探偵たんてい文壇ぶんだん不評ふひょうこうむった。これ以外いがいに、木々きぎ高太郎たかたろう小栗おぐり虫太郎むしたろうらの台頭たいとうにより、乱歩らんぽ自分じぶん時代じだいったとかんはじめる。

1935ねん昭和しょうわ10ねんごろより、乱歩らんぽ評論ひょうろんとしてひろ活躍かつやくはじめる。評論ひょうろんしゅうおに言葉ことば』は、その最初さいしょ成果せいかである。その一方いっぽうで、1936ねん昭和しょうわ11ねんはじめての少年しょうねんものを執筆しっぴつする。のちにシリーズされる『怪人かいじんじゅう面相めんそう』を雑誌ざっし少年しょうねん倶楽部くらぶ』に連載れんさいした。この作品さくひん少年しょうねん読者どくしゃ圧倒的あっとうてき支持しじけ、乱歩らんぽのもとに多数たすうのファンレターがたという。以後いご乱歩らんぽ創作そうさくレパートリーに少年しょうねんものを定期ていきてきくわえるようになった。

日本にっぽん戦争せんそう体制たいせい強化きょうかしていくにしたが芸術げいじゅつへの検閲けんえつつよまっていき、にちちゅう戦争せんそう勃発ぼっぱつした1937ねん昭和しょうわ12ねんごろよりその度合どあいはつよくなった。探偵たんてい小説しょうせつ内務省ないむしょう図書としょ検閲けんえつしつによって検閲けんえつされ、表現ひょうげん自由じゆう制限せいげんされた。一説いっせつでは、内務省ないむしょうのブラックリストに乱歩らんぽっていたという[よう出典しゅってん]

1939ねん昭和しょうわ14ねん以降いこう検閲けんえつ激化げきかし、無茶むちゃ削除さくじょ訂正ていせい頻発ひんぱつし、『芋虫いもむし』が発禁はっきんになっている。

1941ねん昭和しょうわ16ねん)にはいってからは原稿げんこう依頼いらい途絶とだえ、きゅうちょがほぼ絶版ぜっぱんになった。同年どうねん12がつ日本にっぽん太平洋戦争たいへいようせんそう突入とつにゅうすると、探偵たんてい小説しょうせつ少年しょうねんものですら執筆しっぴつ不可能ふかのうとなり、乱歩らんぽ小松こまつ龍之介りゅうのすけ子供こどもきの作品さくひん科学かがくもの知恵ちえ一太郎いちたろう」など)や内務省ないむしょう検閲けんえつ対象たいしょうとならない海軍かいぐんしょう会報かいほう論評ろんぴょうせるなどしていた[12]

この時期じき少年しょうねん時代じだいのノートからになった近年きんねん新聞しんぶん記事きじなどめておいた資料しりょうスクラップブックるようになった。他見たけんさせるつもりはなかったようであるが、ぼつまでに9さつえ、のちに『ざつ年譜ねんぷ』(はりまぜねんぷ)として復元ふくげん刊行かんこうされ、乱歩らんぽ自身じしん日本にっぽん推理すいり小説しょうせつ貴重きちょう史料しりょうとなっている[13]

太平洋戦争たいへいようせんそうちゅう抹殺まっさつされていた探偵たんてい文壇ぶんだん戦後せんごGHQ占領せんりょう政策せいさく終了しゅうりょうのもと復興ふっこうはじめる。戦後せんごは、創作そうさく以外いがい活動かつどうはばひろげ、評論ひょうろん講演こうえんおこなう。また、1946ねんからはじめた愛好あいこうあつまり「土曜会どようかい」を発展はってんさせ、1947ねん探偵たんてい作家さっかクラブ(日本にっぽん推理すいり作家さっか協会きょうかい)の結成けっせいおこなう。雑誌ざっし少年しょうねん1949ねん昭和しょうわ24ねん)1がつごうから連載れんさいの『青銅せいどうじん』で少年しょうねん小説しょうせつ再開さいかいする。

評論ひょうろん分野ぶんやでは、1947ねん昭和しょうわ22ねん)に『随筆ずいひつ探偵たんてい小説しょうせつ』を上梓じょうし。1951ねん昭和しょうわ26ねん)には『幻影げんえいじょう』、1954ねん昭和しょうわ29ねん)に『ぞく幻影げんえいじょう』、1958ねん昭和しょうわ33ねん)に『海外かいがい探偵たんてい小説しょうせつ作家さっか作品さくひん』が上梓じょうしされる。これらの評論ひょうろんしゅうは、乱歩らんぽすぐれた批評ひひょう洞察どうさつりょくがうかがえる探偵たんてい小説しょうせつろん探偵たんてい作家さっかろんといえる。

戦後せんごにおいても、大衆たいしゅう乱歩らんぽの「本格ほんかくもの」よりも「変格へんかくもの」を支持しじし、作家さっかとしても日本にっぽん海外かいがいわず既出きしゅつのトリックがある本格ほんかく推理すいり軽蔑けいべつされたため、乱歩らんぽだけではなく変格へんかくものが中心ちゅうしん執筆しっぴつされた。乱歩らんぽ本意ほんいとしていた本格ほんかくものはあまり反響はんきょうがなかった。どう時期じき多数たすう発表はっぴょうされた長編ちょうへん探偵たんてい小説しょうせつなかで、戦後せんご継続けいぞくして再刊さいかんされつづけた(ほとんどの作品さくひん入手にゅうしゅできない時期じき存在そんざいしなかった)のは乱歩らんぽ作品さくひんだけである。ちなみに、文庫ぶんこ5000まんという空前くうぜんのリバイバルとなった横溝よこみぞ正史せいしですら、戦前せんぜん作品さくひんは『人形にんぎょうなな捕物とりものちょう』などごく一部いちぶのぞけば一時いちじてき再刊さいかんされただけである。また、推理すいり小説しょうせつ(ミステリ)のわくまらず、怪奇かいき幻想げんそう文学ぶんがくにおいて存在そんざい意義いぎがある。猟奇りょうき異常いじょう性愛せいあいえがいた作品さくひん後年こうねん官能かんのう小説しょうせつ多大ただい影響えいきょうのこした。

また、戦後せんご再開さいかいした少年しょうねん探偵たんていだんシリーズはどもたちから絶大ぜつだい支持しじけ、昭和しょうわ30年代ねんだいごろから映像えいぞうされた。戦後せんご雑誌ざっし少年しょうねん』の発行はっこうもとだった光文社こうぶんしゃから『少年しょうねん探偵たんてい江戸川えどがわ乱歩らんぽ全集ぜんしゅう』としてぜん23かん刊行かんこうされた。乱歩らんぽさい晩年ばんねん昭和しょうわ39ねんごろから光文社こうぶんしゃ絶版ぜっぱんとなり、版権はんけんポプラ社ぽぷらしゃ移動いどうする。ポプラ社ぽぷらしゃでは、『少年しょうねん探偵たんてい江戸川えどがわ乱歩らんぽ全集ぜんしゅう』として乱歩らんぽ児童じどうけとしていた作品さくひんぜん26かん刊行かんこうした。さらに乱歩らんぽ大人おとなけの作品さくひん代作だいさくしゃ児童じどうけになおしたものを20かん刊行かんこうし、ぜん46かんだい全集ぜんしゅうとなった。シリーズのほとんどで敵役かたきやくとなっている怪人かいじんじゅう面相めんそうは、推理すいり小説しょうせつ架空かくうキャラクターとしては、シャーロック・ホームズアルセーヌ・ルパン明智あけち小五郎こごろう金田一きんだいちこうすけらとならんで、日本にっぽんではひろしたしまれている。なお、戦後せんご発表はっぴょうされたものについては、戦前せんぜん大人おとなけにいた推理すいり小説しょうせつ怪奇かいき小説しょうせつ代作だいさくしゃ子供こどもきに翻案ほんあんした結果けっか明智あけち小五郎こごろうなど登場とうじょう人物じんぶつ性格せいかくが、乱歩らんぽ自身じしん設定せっていことなっていることがあった。

プロデューサーとして[編集へんしゅう]

来日らいにちしたヒッチコックをかこ乱歩らんぽ淀川よどがわ長治ながはる双葉ふたば十三郎じゅうざぶろう植草うえくさ甚一じんいちら(1955ねん

戦後せんごは、新人しんじん発掘はっくつにも熱心ねっしんで、高木たかぎあきらこう筒井つつい康隆やすたか大薮おおやぶ春彦はるひこほし新一しんいちなど、乱歩らんぽ才能さいのう見出みいだされた作家さっかすくなくない。『宝石ほうせき編集へんしゅうちょう時代じだいには、おおくの一般いっぱん作家さっか推理すいり小説しょうせつ発表はっぴょうあたえている。代表だいひょうてき作家さっかに、歌舞伎かぶき評論ひょうろん戸板といた康二こうじがいる。また、小林こばやし信彦のぶひこ宝石ほうせきしゃにスカウトし[14]アルフレッド・ヒッチコックかんした雑誌ざっしヒッチコック・マガジン』の編集へんしゅうちょう推薦すいせんしている。

日本にっぽん国外こくがい推理すいり作家さっかとの交流こうりゅうにも積極せっきょくてきで、エラリー・クイーン文通ぶんつうしてアメリカ探偵たんてい作家さっかクラブ (MWA) の会員かいいんにもなったほか、フランスイゴール・B・マスロフスキーオランダロバート・ファン・ヒューリックW・G・キエルドルフnl)、ソビエト連邦れんぽうロマン・キムru)、韓国かんこくきむらいなりらと文通ぶんつうし、かれらをかいして各国かっこく推理すいり小説しょうせつ事情じじょう日本にっぽん紹介しょうかいした。

晩年ばんねんには、SF小説しょうせつ興味きょうみち、筒井つつい康隆やすたか矢野やのとおるなど、黎明れいめい日本にっぽんのSF関係かんけいしゃ援助えんじょし、商業しょうぎょう出版しゅっぱん尽力じんりょくした。1959ねんのインタビューでは、「推理すいりぶついちさくにいいものがおおく、クリスティ例外れいがいに、一般いっぱんてきとしるにつれふでなまる。自分じぶんにはすでに創意そういがない。60さい誕生たんじょうかいのときふたたひつると宣言せんげんしたが、いてみたら納得なっとくがいかなかった。わりに今後こんご探偵たんてい小説しょうせつのようなものをまとめたい」とかたったが、そのゆめ実現じつげんされなかった[15]

全集ぜんしゅう」は没後ぼつご刊行かんこう一般いっぱんてき時代じだい生前せいぜん没後ぼつごかく4[※ 4] にわたり「全集ぜんしゅう刊行かんこうした作家さっか分野ぶんやわずほかには存在そんざいしない。

内外ないがいから尊敬そんけい大乱たいらんともばれた。師事しじした山田やまだかぜ太郎たろうは、『風眼ふうがんしょう』で「『大乱たいらん』という言葉ことばもある。ほかにも一世いっせい風靡ふうびした作家さっかや、大衆たいしゅうから敬意けいいあらわされた作家さっかや、芸術げいじゅつてきにもっとたかいものをいた作家さっかおおいのに、だいかんしてこれほどおかしくないひとちんらしい。」といている[16]。ちなみに、に「だい」をかんしてばれることのおおアレクサンドル・デュマ・ペールだいデュマ)や谷崎たにざき潤一郎じゅんいちろう大谷おおやさき)には、おな文筆ぶんぴつとして名高なだか息子むすこおとうと区別くべつする意味合いみあいもあるが、乱歩らんぽにはそうした区別くべつ対象たいしょうはない。

栄典えいてん[編集へんしゅう]

家族かぞく[編集へんしゅう]

両親りょうしん
妻子さいし

 1919ねん大正たいしょう8ねん)、鳥羽とば造船ぞうせんしょ退職たいしょくしたのち、東京とうきょうさんにん書房しょぼういとなんでいた時代じだい結婚けっこん。1982ねん9がつ2にち脳血栓のうけっせん死去しきょ享年きょうねん85。

まご
兄弟きょうだい

邸宅ていたくおよび記念きねん施設しせつ[編集へんしゅう]

江戸川えどがわ乱歩らんぽ記念きねん大衆たいしゅう文化ぶんか研究けんきゅうセンター(きゅう江戸川えどがわ乱歩らんぽてい
  • 乱歩らんぽは46かい転居てんきょしたが、現在げんざい東京とうきょう豊島としま西池袋にしいけぶくろにあるいえり、ぼつまで31ねんつづけ、当初とうしょ月額げつがく90えん賃借ちんしゃくしていたいえって増築ぞうちくした[18]敷地しきちは1000平方へいほうメートルをえ、母屋もや土蔵どぞうがあり、太平洋戦争たいへいようせんそう末期まっきの1945ねん4がつ城北しろきただい空襲くうしゅうでも焼失しょうしつまぬかれた[18]立教大学りっきょうだいがく隣接りんせつしており、子息しそくである平井ひらい隆太郎りゅうたろう立教大学りっきょうだいがく教員きょういんだったこともあり、2002ねんどう大学だいがくきゅう江戸川えどがわ乱歩らんぽてい蔵書ぞうしょ原稿げんこう書簡しょかんなどをゆずけて「江戸川えどがわ乱歩らんぽ記念きねん大衆たいしゅう文化ぶんか研究けんきゅうセンター」として保存ほぞんしている[18]いだ資料しりょうには、家族かぞく旅行りょこうなどを生前せいぜんうつした8ミリフィルム映像えいぞうふくまれる[18]蔵書ぞうしょ和書わしょ1まん3000さつ雑誌ざっし5500さつ洋書ようしょ2600さつおよび、図書館としょかんのようにラベルをって整理せいりしていた[18]
  • 1980ねん昭和しょうわ55ねん)1がつになって、1924ねん大正たいしょう13ねん)9がつから東京とうきょう転居てんきょする1926ねん大正たいしょう15ねん)1がつまで2かい書斎しょさいにしていた、当時とうじ守口もりぐちまち外島としま694番地ばんち」であった大阪おおさか守口もりぐち八島やしままちいえいまのこっていることが判明はんめいした。このいえ一時期いちじき一般いっぱん開放かいほうされていたが、2010ねん平成へいせい22ねん)に解体かいたいされた。「江戸川えどがわ乱歩らんぽ寓居ぐうきょあと」とかれた記念きねんいたかかげられていた[※ 5] が、民家みんか解体かいたいされたのち建造けんぞうされたワンルームマンションにこの記念きねんいた移築いちくされ同地どうち現存げんそんする[19]
  • 2002ねん三重みえけん鳥羽とっぱにある乱歩らんぽ親交しんこうふかかった岩田いわた準一じゅんいち邸宅ていたく鳥羽とばみなとまち文学ぶんがくかんがオープンした[20]複数ふくすうとうからなり鳥羽とばみなとまち文学ぶんがくかん江戸川えどがわ乱歩らんぽかん〜として整備せいびされた)[21]。しかし、2021ねん10がつ火災かさい建物たてもの4むねのうち本館ほんかんだった旧宅きゅうたく母屋もや書斎しょさい全焼ぜんしょうしたため休館きゅうかん[21]。2023ねん4がつ29にち隣接りんせつする活用かつようしてリニューアルオープンすることになり[21]江戸川えどがわ乱歩らんぽかんとして展示てんじ内容ないよう江戸川えどがわ乱歩らんぽ岩田いわた準一じゅんいちとくした施設しせつとなった[22]
  • 名張なばり生家せいかあとには「江戸川えどがわ乱歩らんぽ生誕せいたん」がてられている[23]。また、名張なばりえきまえには江戸川えどがわ乱歩らんぽ銅像どうぞうがある[23]

エピソード[編集へんしゅう]

  • ファンにサインをもとめられるとかなら色紙いろがみに「うつし(げんはゆめ よるのゆめこそまこと」あるいは「ひる〔ひる〕はゆめ よる〔よ〕ぞげん〔うつつ〕」とえた。
  • 稚児ちご趣味しゅみがあり、わか歌舞伎かぶき役者やくしゃ可愛かわいがり、ただのファンをえた関係かんけいがあった[24]
  • 2015ねん発表はっぴょう手記しゅき発見はっけんされた。日付ひづけは1936ねん原稿げんこう用紙ようし38まい[25]

作品さくひん一覧いちらん[編集へんしゅう]

探偵たんてい小説しょうせつ[編集へんしゅう]

明智あけち小五郎こごろうもの(長編ちょうへん[編集へんしゅう]

  • 一寸法師いっすんぼうし』(『東京とうきょう朝日新聞あさひしんぶん』1926ねん12月 - 1927ねん2がつ連載れんさい挿絵さしえ柴田しばた春光はるみつでこれをふくめたものが東京とうきょうそうもとしゃから『湖畔こはんてい事件じけん』の刊行かんこうちゅう[26]
  • 蜘蛛くもおとこ』(『講談こうだん倶楽部くらぶ』1929ねん8がつ - 1930ねん6がつ挿絵さしえ松野まつの一夫かずおはやし唯一ただいちでこれにくわえて次回じかい予告よこく復刻ふっこくしたものが東京とうきょうそうもとしゃから同名どうめい書籍しょせきとして刊行かんこうちゅう[27]
  • 猟奇りょうきはて』(『文芸ぶんげい倶楽部くらぶ』1930ねん1がつ - 12月)
  • 魔術まじゅつ』(『講談こうだん倶楽部くらぶ』1930ねん7がつ - 1931ねん5がつ) -挿絵さしえ岩田いわた専太郎せんたろうでこれをふくめたものが東京とうきょうそうもとしゃから同名どうめい書籍しょせきとして刊行かんこうちゅう[28]
  • 黄金おうごん仮面かめん』(『キング』1930ねん9がつ - 1931ねん10がつ) -挿絵さしえよしろうでこれをふくめたものが東京とうきょうそうもとしゃから同名どうめい書籍しょせきとして刊行かんこうちゅう[29]
  • 吸血鬼きゅうけつき』(『報知ほうち新聞しんぶん』1930ねん9がつ - 1931ねん3がつ)-挿絵さしえ岩田いわた専太郎せんたろうでこれをふくめたものが東京とうきょうそうもとしゃから同名どうめい書籍しょせきとして刊行かんこうちゅう[30]
  • くろ蜥蜴とかげ』(『』1934ねん1がつ - 11月) -挿絵さしえはやし唯一ただいちでこれをふくめたものが東京とうきょうそうもとしゃから同名どうめい書籍しょせきとして刊行かんこうちゅう[31]
  • 人間にんげんひょう』(『講談こうだん倶楽部くらぶ』1934ねん1がつ - 1935ねん5がつ) -挿絵さしえ嶺田みねだひろはやし唯一ただいち画風がふうがよくているとされる[32])と岩田いわた専太郎せんたろうでこれをふくめたものが東京とうきょうそうもとしゃから同名どうめい書籍しょせきとして刊行かんこうちゅう[33]
  • 悪魔あくま紋章もんしょう』(『』1937ねん9がつ - 1938ねん10がつ)-挿絵さしえ伊東いとうあらわでこれをふくめたものが東京とうきょうそうもとしゃから同名どうめい書籍しょせきとして刊行かんこうちゅう[34]
  • 暗黒あんこくぼし』(『講談こうだん倶楽部くらぶ』1939ねん1がつ - 12月) -挿絵さしえ伊東いとうあらわ東京とうきょうそうもとしゃから『何者なにもの』として刊行かんこうちゅう[35]
  • 地獄じごく道化師どうけし』(『富士ふじ』1939ねん1がつ - 12月)
  • じんまぼろしおどけ』(『別冊べっさつ宝石ほうせき』 - 『宝石ほうせき』1954ねん11月 - 1955ねん10がつ) - 乱歩らんぽ晩年ばんねんの「本格ほんかく」ものに挑戦ちょうせんした作品さくひん[36]われる。
  • かげおとこ』(『面白おもしろ倶楽部くらぶ』1955ねん1がつ - 12月)-挿絵さしえ戸上とうええいかいでこれをふくめたものが東京とうきょうそうもとしゃから同名どうめい書籍しょせきとして刊行かんこうちゅう[37]

明智あけち小五郎こごろうもの(ちゅう短編たんぺん[編集へんしゅう]

  • Dさか殺人さつじん事件じけん』(『しん青年せいねん』1925ねん1がつ)-連載れんさい当時とうじ挿絵さしえ収録しゅうろくした状態じょうたい東京とうきょうそうもとしゃから『Dさか殺人さつじん事件じけん』として刊行かんこうちゅう[38]
  • 心理しんり試験しけん』(『しん青年せいねん』1925ねん2がつ
  • くろしゅぐみ』(『しん青年せいねん』1925ねん3がつ挿絵さしえ不明ふめい[39]でこれをふくめたものが東京とうきょうそうもとしゃから『算盤そろばんこいかたはなし』として刊行かんこうちゅう[40]
  • 幽霊ゆうれい』(『しん青年せいねん』1925ねん5がつ挿絵さしえ不明ふめい[39]でこれをふくめたものが東京とうきょうそうもとしゃから『算盤そろばんこいかたはなし』として刊行かんこうちゅう[40]
  • 屋根裏やねうら散歩さんぽしゃ』(『しん青年せいねん』1925ねん8がつ
  • 何者なにもの』(『時事新報じじしんぽう』1929ねん11月 - 12月) -挿絵さしえ松野まつの一夫かずおでこれをふくめたものが東京とうきょうそうもとしゃから同名どうめい書籍しょせきとして刊行かんこうちゅうとして刊行かんこうちゅう[35]
  • 兇器きょうき』(『大阪おおさか産業さんぎょう経済けいざい新聞しんぶん』1954ねん6がつ
  • つき手袋てぶくろ』(『オール讀物よみもの』1955ねん4がつ

その探偵たんてい・ノンシリーズ[編集へんしゅう]

  • ぜに銅貨どうか』(『しん青年せいねん』1923ねん4がつ
  • いちまい切符きっぷ』(『しん青年せいねん』1923ねん7がつ挿絵さしえ不明ふめい[39]ででこれをふくめたものが東京とうきょうそうもとしゃから『算盤そろばんこいかたはなし』として刊行かんこうちゅう[40]
  • おそろしき錯誤さくご』(『しん青年せいねん』1923ねん11月)挿絵さしえ不明ふめい[39]でこれをふくめたものが東京とうきょうそうもとしゃから『算盤そろばんこいかたはなし』として刊行かんこうちゅう[40]
  • 癈人はいじん』(『しん青年せいねん』1924ねん6がつ)-連載れんさい当時とうじ挿絵さしえ収録しゅうろくした状態じょうたい東京とうきょうそうもとしゃから『Dさか殺人さつじん事件じけん』として刊行かんこうちゅう[38]
  • 双生児そうせいじ』(『しん青年せいねん』1924ねん10がつ挿絵さしえ不明ふめい[39]でこれをふくめたものが東京とうきょうそうもとしゃから『算盤そろばんこいかたはなし』として刊行かんこうちゅう[40]
  • あか部屋へや』(『しん青年せいねん』1925ねん4がつ)-連載れんさい当時とうじ挿絵さしえ収録しゅうろくした状態じょうたい東京とうきょうそうもとしゃから『Dさか殺人さつじん事件じけん』として刊行かんこうちゅう[38]
  • 日記にっきちょう』(『写真しゃしん報知ほうち』1925ねん4がつ挿絵さしえ松野まつの一夫かずおでこれをふくめたものが東京とうきょうそうもとしゃから『算盤そろばんこいかたはなし』として刊行かんこうちゅう[40]
  • 算盤そろばんこいかたはなし』(『写真しゃしん報知ほうち』1925ねん4がつ挿絵さしえ松野まつの一夫かずおでこれをふくめたものが東京とうきょうそうもとしゃから同名どうめい書籍しょせきとして刊行かんこうちゅう[40]
  • 盗難とうなん』(『写真しゃしん報知ほうち』1925ねん5がつ挿絵さしえ斉藤さいとうひゃくえだでこれをふくめたものが東京とうきょうそうもとしゃから『算盤そろばんこいかたはなし』として刊行かんこうちゅう[40]
  • 白昼夢はくちゅうむ』(『しん青年せいねん』1925ねん7がつ)-連載れんさい当時とうじ挿絵さしえ収録しゅうろくした状態じょうたい東京とうきょうそうもとしゃから『Dさか殺人さつじん事件じけん』として刊行かんこうちゅう[38]
  • ゆびたまき』(『しん青年せいねん』1925ねん7がつ挿絵さしえ不明ふめい[39]でこれをふくめたものが東京とうきょうそうもとしゃから『算盤そろばんこいかたはなし』として刊行かんこうちゅう[40]
  • 夢遊病むゆうびょうしゃ』(『苦楽くらく』1925ねん7がつ挿絵さしえ不明ふめい[39]でこれをふくめたものが東京とうきょうそうもとしゃから『算盤そろばんこいかたはなし』として刊行かんこうちゅう[40]
  • 百面相ひゃくめんそう役者やくしゃ』(『写真しゃしん報知ほうち』1925ねん7がつ挿絵さしえ斉藤さいとうひゃくえだでこれをふくめたものが『ひとでなしのこい』として東京とうきょうそうもとしゃから刊行かんこうちゅう[41]
  • 一人ひとりやく』(『しん小説しょうせつ』1925ねん9がつ)-挿絵さしえ担当たんとう不明ふめい[42]でこれをふくめたものが東京とうきょうそうもとしゃから『ひとでなしのこい』として刊行かんこうちゅう[41]
  • 疑惑ぎわく』(『写真しゃしん報知ほうち』1925ねん9がつ挿絵さしえ松野まつの一夫かずおでこれをふくめたものが『ひとでなしのこい』として東京とうきょうそうもとしゃから刊行かんこうちゅう[41]
  • 人間にんげん椅子いす』(『苦楽くらく』1925ねん10がつ
  • 接吻せっぷん』(『映画えいが探偵たんてい』1925ねん12がつ)-挿絵さしえ担当たんとう不明ふめい[42]でこれをふくめたものが東京とうきょうそうもとしゃから『ひとでなしのこい』として刊行かんこうちゅう[41]
  • やみうごめ』(『苦楽くらく』1926ねん1がつ - 11月で連載れんさい中絶ちゅうぜつ)1927ねん完結かんけつ
  • 湖畔こはんてい事件じけん』(『サンデさんで毎日まいにち』1926ねん1がつ - 5がつ)-挿絵さしえ名越なごや国三郎くにさぶろう[43]でこれをふくめて収録しゅうろくしたものが東京とうきょうそうもとしゃから同名どうめい書籍しょせきとして刊行かんこうちゅう[44]
  • 空気くうきおとこ』(原題げんだい二人ふたり探偵たんてい小説しょうせつ)(『写真しゃしん報知ほうち』1926ねん1がつ - 2月で連載れんさい中絶ちゅうぜつ) (未完みかん
  • おど一寸法師いっすんぼうし」(『しん青年せいねん』1926ねん1がつ)-挿絵さしえ担当たんとう不明ふめい[42]でこれをふくめたものが東京とうきょうそうもとしゃから『ひとでなしのこい』として刊行かんこうちゅう[41]
  • 毒草どくそう』(『探偵たんてい文芸ぶんげい』1926ねん1がつ)-連載れんさい当時とうじ挿絵さしえ収録しゅうろくした状態じょうたい作者さくしゃ不明ふめい[45])で東京とうきょうそうもとしゃから『Dさか殺人さつじん事件じけん』として刊行かんこうちゅう[38]
  • 覆面ふくめん舞踏ぶとうしゃ』(『婦人ふじんくに』1926ねん1がつ - 2がつ挿絵さしえ椛島かばしま勝一かついちでこれをふくめたものが『ひとでなしのこい』として東京とうきょうそうもとしゃから刊行かんこうちゅう[41]
  • 灰神楽はいかぐら』(『大衆たいしゅう文芸ぶんげい』1926ねん3がつ挿絵さしえ伊藤いとう幾久造きくぞうでこれをふくめたものが『ひとでなしのこい』として東京とうきょうそうもとしゃから刊行かんこうちゅう[41]
  • 火星かせい運河うんが』(『しん青年せいねん』1926ねん4がつ)-連載れんさい当時とうじ挿絵さしえ収録しゅうろくした状態じょうたい東京とうきょうそうもとしゃから『Dさか殺人さつじん事件じけん』として刊行かんこうちゅう[38]
  • モノグラム』(『しん小説しょうせつ』1926ねん7がつ)-挿絵さしえ担当たんとう不明ふめい[42]でこれをふくめたものが東京とうきょうそうもとしゃから『ひとでなしのこい』として刊行かんこうちゅう[41]
  • いきおい登場とうじょう』(『大衆たいしゅう文芸ぶんげい』1926ねん7がつ)-連載れんさい当時とうじ挿絵さしえ収録しゅうろくした状態じょうたい東京とうきょうそうもとしゃから『Dさか殺人さつじん事件じけん』として刊行かんこうちゅう[38]
  • ひとでなしのこい』(『サンデさんで毎日まいにち』1926ねん10がつ挿絵さしえ名越なごや国三郎くにさぶろうでこれをふくめたものが同名どうめい書籍しょせきとして東京とうきょうそうもとしゃから刊行かんこうちゅう[41]
  • パノラマとう奇談きだん』(べつ表記ひょうき:パノラマとうあやぎぬたん)(『しん青年せいねん』1926ねん10がつ - 1927ねん4がつ
  • かがみ地獄じごく』(『大衆たいしゅう文芸ぶんげい』1926ねん10がつ
  • 木馬もくばまわる』(『探偵たんてい趣味しゅみ』1926ねん10がつ)-挿絵さしえ存在そんざいしない[46]
  • かげじゅう』(『しん青年せいねん』1928ねん8がつ - 10がつ)-挿絵さしえ竹中たけなか英太郎えいたろう東京とうきょうそうもとしゃから発行はっこうされていた『日本にっぽん探偵たんてい小説しょうせつ全集ぜんしゅう〈2〉江戸川えどがわ乱歩らんぽしゅう』に収録しゅうろくされている。
  • 芋虫いもむし』(原題げんだい悪夢あくむ)(『しん青年せいねん』1929ねん1がつ
  • 孤島ことうおに』(『朝日あさひ』1929ねん1がつ - 1930ねん2がつ)-連載れんさい挿絵さしえ担当たんとうした竹中たけなか英太郎えいたろう挿絵さしえ東京とうきょうそうもとしゃから刊行かんこうされている同名どうめい書籍しょせき収録しゅうろく[47]
  • 押絵おしえたびするおとこ』(『しん青年せいねん』1929ねん6がつ
  • むし』(『改造かいぞう』1929ねん9がつ - 10がつ)-連載れんさい当時とうじ挿絵さしえ収録しゅうろくした状態じょうたい作者さくしゃ不明ふめい[48])で東京とうきょうそうもとしゃから『Dさか殺人さつじん事件じけん』として刊行かんこうちゅう[38]
  • めくらじゅう』(『朝日あさひ』1931ねん2がつ - 1932ねん3がつ挿絵さしえ竹中たけなか英太郎えいたろうでこれをふくめたものが同名どうめい書籍しょせきとして東京とうきょうそうもとしゃから刊行かんこうちゅう[49]
  • 博士はかせ』(原題げんだい博士はかせ不思議ふしぎ犯罪はんざい』)(『文芸ぶんげい倶楽部くらぶ』1931ねん4がつ
  • 地獄じごく風景ふうけい』(『平凡社へいぼんしゃはん江戸川えどがわ乱歩らんぽ全集ぜんしゅう』1931ねん5がつ - 1932ねん4がつ全集ぜんしゅう付録ふろく冊子さっしへの連載れんさい挿絵さしえ竹中たけなか英太郎えいたろう横山よこやま隆一りゅういちでこれをふくめたものが『めくらじゅう』として東京とうきょうそうもとしゃから刊行かんこうちゅう[49]
  • 恐怖きょうふおう』(『講談こうだん倶楽部くらぶ』1931ねん6がつ - 1932ねん5がつ
  • おに』(『キング』1931ねん11月 - 1932ねん2がつ
  • 火縄銃ひなわじゅう』(『平凡社へいぼんしゃばん江戸川えどがわ乱歩らんぽ全集ぜんしゅう』1932ねん4がつ学生がくせい時代じだい(1916ねん以前いぜん)の習作しゅうさく
  • 悪霊あくりょう』(『しん青年せいねん』1933ねん11月 - 1934ねん1がつ連載れんさい中絶ちゅうぜつ) (未完みかん[※ 6]
  • 妖虫』(『キング』1933ねん12月 - 1934ねん10がつ)-挿絵さしえ岩田いわた専太郎せんたろう小林こばやし秀恒ひでつねでこれをふくめたものが東京とうきょうそうもとしゃから同名どうめい書籍しょせきとして刊行かんこうちゅう[50]
  • 石榴ざくろ』(『中央公論ちゅうおうこうろん』1934ねん9がつ)-連載れんさい当時とうじ挿絵さしえ収録しゅうろくした状態じょうたい東京とうきょうそうもとしゃから『Dさか殺人さつじん事件じけん』として刊行かんこうちゅう[38]
  • だい暗室あんしつ』(『キング』1936ねん12月 - 1939ねん6がつ)-挿絵さしえ田代たしろひかりのちもとさきがけ改名かいめい)、はじめもと推理すいり文庫ぶんこから田代たしろ挿絵さしえ収録しゅうろくした状態じょうたい刊行かんこうされている[51]
  • 偉大いだいなるゆめ』(『』1943ねん11月 - 1944ねん12がつ米国べいこく相手あいて戦意せんい高揚こうよう小説しょうせつ
  • 断崖だんがい』(『報知ほうち新聞しんぶん』1950ねん3がつ
  • 悪霊あくりょう物語ものがたり』(『講談こうだん倶楽部くらぶ』1954ねん8がつ - )
  • 防空壕ぼうくうごう』(『文藝ぶんげい』1955ねん7がつ)-連載れんさい当時とうじ挿絵さしえ収録しゅうろくした状態じょうたい東京とうきょうそうもとしゃから『Dさか殺人さつじん事件じけん』として刊行かんこうちゅう[38]
  • 十字路じゅうじろ』(講談社こうだんしゃ、1955ねん11月、ろし) 渡辺わたなべけんによるだいいち稿こうきなおし。トリック、構想こうそう渡辺わたなべけん案出あんしゅつ
  • 堀越ほりこし捜査そうさいち長殿ながとの』(『オール讀物よみもの』1956ねん4がつ
  • つま失恋しつれんしたおとこ』(『産経さんけい時事じじ』1957ねん10がつ - 11月)
  • 『ぺてん空気くうきおとこ』(桃源とうげんしゃ、1959ねん11月、ろし)
  • ゆび』(『ヒッチコック・マガジン』1960ねん1がつ
  • 薔薇ばら夫人ふじん』(収録しゅうろく作品さくひん

翻案ほんあんさいふで小説しょうせつ[編集へんしゅう]

  • 白髪はくはつおに』(『富士ふじ』1931ねん4がつ - 1932ねん4がつ」) - マリー・コレリさく『ヴェンデッタ』(Vendetta, A Story of One Forgotten)の黒岩涙香くろいわるいこうによる翻案ほんあん小説しょうせつ白髪はくはつおに』をきなおしたもの。
  • みどりころもおに』(『講談こうだん倶楽部くらぶ』1936ねん1がつ - 12月)- イーデン・フィルポッツさく赤毛あかげのレドメイン』(The Red Redmaynes)の翻案ほんあん小説しょうせつ挿絵さしえ嶺田みねだひろ伊東いとうあらわでこれをふくめたものが東京とうきょうそうもとしゃから同名どうめい書籍しょせきとして刊行かんこうちゅう[52]
  • 幽霊ゆうれいとう』(『講談こうだん倶楽部くらぶ』1936ねん12月 - 1937ねん4がつ) - アリス・マリエル・ウィリアムソンさく灰色はいいろおんな』(A Woman in Grey)の黒岩涙香くろいわるいこうによる翻案ほんあん小説しょうせつ幽霊ゆうれいとう』をきなおしたもの。挿絵さしえ伊東いとうあらわ担当たんとうして、これをふくめたものが東京とうきょうそうもとしゃから同名どうめい書籍しょせきとして刊行かんこうちゅう[53]
  • てつ仮面かめん』(1938ねん) - フォルチュネ・デュ・ボアゴベイさく『サン・マールのつぐみ』(Les Deux Merles de M. de Saint-Mars)の黒岩涙香くろいわるいこうによる翻案ほんあん小説しょうせつてつ仮面かめん』を小中学生しょうちゅうがくせいけにきなおしたもの。
  • 幽鬼ゆうきとう』(『』1936ねん4がつ - 1940ねん3がつ) - ジョルジュ・シムノンさくせいフォリアン寺院じいんくびつるしおとこ』(Le Pendu de Sant-Phollien)の翻案ほんあん小説しょうせつ
  • 三角さんかくかん恐怖きょうふ』(『面白おもしろ倶楽部くらぶ』1951ねん1がつ - 12月) - ロジャー・スカーレットさく『エンジェル殺人さつじん』(Murder Among the Angells)の翻案ほんあん小説しょうせつ挿絵さしえ富永とみなが謙太郎けんたろうでこれと連載れんさい懸賞けんしょう記事きじふくめたものが東京とうきょうそうもとしゃから同名どうめい書籍しょせきとして刊行かんこうちゅう[54]
  • 美人びじん』(小山こやま書店しょてん黒岩涙香くろいわるいこうしゅう 日本にっぽん探偵たんてい小説しょうせつ代表だいひょうさくしゅう1』1956ねん)- フォルチュネ・デュ・ボアゴベイさく『ルコック晩年ばんねん』(La Vieillesse de Monsieur Lecoq)の黒岩涙香くろいわるいこうによる翻案ほんあん小説しょうせつ現代げんだいやく完全かんぜん新版しんぱん河出書房新社かわでしょぼうしんしゃ、2018ねん

連作れんさく合作がっさく小説しょうせつ[編集へんしゅう]

  • かいまど』(『しん青年せいねん』1926ねん5がつ) リレー連作れんさく小説しょうせつだい1かい担当たんとう
  • 空中くうちゅう紳士しんし』(原題げんだい睥睨へいげい)(『しん青年せいねん』1928ねん2がつ - 9がつ乱歩らんぽふくむ5にん作家さっかによる合作がっさく
  • 江川えがわ蘭子らんこ』(『しん青年せいねん』1930ねん9がつ) リレー連作れんさく小説しょうせつだい1かい担当たんとう
  • 殺人さつじん迷路めいろ』(『探偵たんてい倶楽部くらぶ』1932ねん10がつ全集ぜんしゅう付録ふろく冊子さっし連載れんさいされたリレー連作れんさく小説しょうせつだい5かい担当たんとう
  • くろにじ』(『婦人ふじん公論こうろん』1934ねん1がつ) リレー連作れんさく小説しょうせつだい1かい担当たんとう
  • 『畸形の天女てんにょ』(『宝石ほうせき』1953ねん10がつ
  • おんな妖』(『探偵たんてい実話じつわ』1954ねん1がつ
  • 大江戸おおえど怪物かいぶつだん』(『面白おもしろ倶楽部くらぶ』1955ねん7がつ

児童じどう作品さくひん[編集へんしゅう]

少年しょうねん探偵たんていだん怪人かいじんじゅう面相めんそうもの[編集へんしゅう]

一部いちぶ明智あけち小五郎こごろうじゅう面相めんそう登場とうじょうしない作品さくひんもある。

児童じどう作品さくひん(ノンシリーズ )[編集へんしゅう]
  • 新宝しんぽうとう』(『少年しょうねん倶楽部くらぶ』1940ねん4がつ - 1941ねん3がつ
  • 智恵ちえ一太郎いちたろう』(『少年しょうねん倶楽部くらぶ』1942ねん1がつ - 1943ねん4がつ[※ 7]

随筆ずいひつ評論ひょうろん[編集へんしゅう]

  • 悪人あくにん志願しがん博文ひろぶみかん(1929ねん
  • おに言葉ことば春秋しゅんじゅうしゃ(1936ねん
  • 幻影げんえい城主じょうしゅ』かもめ書房しょぼう(1947ねん
  • 随筆ずいひつ探偵たんてい小説しょうせつ清流せいりゅうしゃ(1947ねん
  • 幻影げんえいじょう岩谷いわたに書店しょてん(1951ねん)、評論ひょうろんしゅう
  • ぞく幻影げんえいじょう早川書房はやかわしょぼう(1954ねん)、評論ひょうろんしゅう類別るいべつトリック集成しゅうせいふくむ。
  • 探偵たんてい小説しょうせつさんじゅうねん岩谷いわたに書店しょてん(1954ねん
  • 探偵たんてい小説しょうせつの「なぞ」』社会しゃかい思想しそう研究けんきゅうかい出版しゅっぱん 現代げんだい教養きょうよう文庫ぶんこ(1956ねん
  • 海外かいがい探偵たんてい小説しょうせつ作家さっか作品さくひん早川書房はやかわしょぼう(1957ねん評論ひょうろんしゅう
  • 『わがゆめ真実しんじつ東京とうきょうそうもとしゃ(1957ねん)。それまでの随筆ずいひつのうち、乱歩らんぽ自身じしんにかかわるものを収録しゅうろくしたもの。
  • 乱歩らんぽ随筆ずいひつ青蛙あおがえるぼう(1960ねん
  • 探偵たんてい小説しょうせつよんじゅうねん桃源とうげんしゃ(1961ねん)。自伝じでんてき回想かいそうろくで、乱歩らんぽとおえがかれた初期しょき日本にっぽん探偵たんてい文壇ぶんだんとでもしょうすべきもので、貴重きちょう文献ぶんけん資料しりょうでもある。
  • かれ幻影げんえいしろ東都とうと書房しょぼう(1963ねん

翻案ほんあん作品さくひん[編集へんしゅう]

映画えいが[編集へんしゅう]

多数たすうあり。「明智あけち小五郎こごろう」も参照さんしょうのこと。以下いかはその一部いちぶである。

テレビドラマ[編集へんしゅう]

漫画まんが[編集へんしゅう]

乱歩らんぽ作品さくひん漫画まんがは、藤子とうこ不二雄ふじおによる子供こどもけの『少年しょうねん探偵たんていだん』ものが1959ねん昭和しょうわ34ねん)に発表はっぴょうされている。はつ成人せいじん作品さくひん漫画まんがとしては、1970ねん昭和しょうわ45ねん)に少年しょうねん週刊しゅうかん少年しょうねんキング』が「江戸川えどがわ乱歩らんぽ恐怖きょうふシリーズ」と銘打めいうち、エログロぶつふく乱歩らんぽ作品さくひん横山よこやま光輝みつてる桑田くわた次郎じろう古賀こが新一しんいち石川いしかわだまふとしよんしゃ競作きょうさくさせている。

テレビアニメ[編集へんしゅう]

派生はせい作品さくひん[編集へんしゅう]

乱歩らんぽ登場とうじょうするフィクション[編集へんしゅう]

  • 博士はかせ』など、一部いちぶ作品さくひんは「わたしいたりたりしたはなしもといた」という体裁ていさいっており[※ 8]、ききてとして乱歩らんぽてくる。
  • 江戸川えどがわ乱歩らんぽかげじゅう』:自身じしんをパロディした作家さっか大江おおえ春泥しゅんでい」が登場とうじょう春泥しゅんでい本名ほんみょう平田ひらた一郎いちろう」も乱歩らんぽ本名ほんみょう平井ひらい太郎たろう」をもじっている。
  • 横溝よこみぞ正史せいしのろいのとう』1932ねん上記じょうきかげじゅう』をさらにねじった推理すいりパロディ長編ちょうへん意外いがいせいねらっているため、乱歩らんぽ相当そうとうする人物じんぶつは、親友しんゆう横溝よこみぞ以外いがいには困難こんなんだったであろう遠慮えんりょ会釈えしゃくのない造形ぞうけいとなっている。
  • 斎藤さいとうさかえ乱歩らんぽ幻想げんそう』1974ねん、のち双葉ふたば文庫ぶんこ乱歩らんぽ主人公しゅじんこうにして、作品さくひん世界せかい関連かんれんした事件じけん次々つぎつぎ遭遇そうぐうする連作れんさく短編たんぺん
  • 加納かのう一朗いちろう浅草あさくさロック殺人さつじん事件じけん』1985ねん乱歩らんぽをモデルとした探偵たんてい作家さっか香川かがわまぼろしゆめ」が登場とうじょう
  • 久世くぜ光彦みつひこいちきゅうさんよんねんふゆ乱歩らんぽ初刊しょかん1993ねんはじめもと推理すいり文庫ぶんこ、2013ねん新版しんぱん):山本やまもと周五郎しゅうごろうしょう受賞じゅしょう
  • 川田かわたたけし乱歩らんぽてい土蔵どぞう伝奇でんき光文社こうぶんしゃ文庫ぶんこ、2002ねん
  • 乱歩らんぽ幻影げんえい日下くさか三蔵さんぞうへん、ちくま文庫ぶんこ、1999ねん
  • 江戸川えどがわ乱歩らんぽあいをこめて』ミステリー文学ぶんがく資料しりょうかんへん光文社こうぶんしゃ文庫ぶんこ、2011ねん
以下いか小説しょうせつ以外いがい

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ a b この分野ぶんや乱歩らんぽ作品さくひんしゅうとして『かがみ地獄じごく江戸川えどがわ乱歩らんぽ怪奇かいき幻想げんそう傑作けっさくせん角川かどかわホラー文庫ぶんこ、『文豪ぶんごう怪奇かいきコレクション 猟奇りょうき妖美ようび江戸川えどがわ乱歩らんぽ双葉ふたば文庫ぶんこなどがある。
  2. ^ 世界せかい短編たんぺん傑作けっさくしゅう』や『怪談かいだん入門にゅうもん』を編纂へんさんした。
  3. ^ 2001ねん発見はっけんされた『ぜに銅貨どうか』の草稿そうこうには、「江戸川えどがわあいみね」(えどがわ らんぽう)と署名しょめいされていた[3]
  4. ^ 全集ぜんしゅう刊行かんこうじゅんに、生前せいぜんかん平凡社へいぼんしゃぜん13かん戦前せんぜん)、春陽しゅんようどうぜん16かん光文社こうぶんしゃぜん23かん桃源とうげんしゃぜん18かん近年きんねん沖積舎ちゅうせきしゃ復刻ふっこく)。没後ぼつごかん講談社こうだんしゃぜん15かん新版しんぱん ぜん25かん)、に「文庫ぶんこばん全集ぜんしゅう」が、昭和しょうわ末期まっき講談社こうだんしゃ文庫ぶんこぜん66かん平成へいせい(21世紀せいきはいり)に光文社こうぶんしゃ文庫ぶんこぜん30かん刊行かんこう
  5. ^ 心理しんり試験しけん』や『人間にんげん椅子いす』『屋根裏やねうら散歩さんぽしゃ』などの初期しょき作品さくひんふくむ21作品さくひんがこのいえ執筆しっぴつされており、そのほとんどが大正たいしょう14ねん1925ねん)に創作そうさくされた。明智あけち小五郎こごろうはつ登場とうじょうする『Dさか殺人さつじん事件じけん』もこのいえ創作そうさくされた。また乱歩らんぽはこのいえんでいた当時とうじゆかあいだ天井板てんじょういたはずしてだいり、くびだけをして屋根裏やねうらのぞいてみて、そのてがたいながめに陶然とうぜんとした。その経験けいけんもとに『屋根裏やねうら散歩さんぽしゃ』がかれた。
  6. ^ 途中とちゅうはなしつづけられなくなり中断ちゅうだんした。乱歩らんぽ本人ほんにん掲載けいさいにおびとして読者どくしゃ謝罪しゃざいし、中断ちゅうだん発表はっぴょうしている。
  7. ^ 発表はっぴょう当時とうじは「小松こまつ龍之介りゅうのすけ名義めいぎ
  8. ^ これは古典こてん推理すいり小説しょうせつではよくあることで、どう時期じき横溝よこみぞ正史せいし作品さくひんなどにもよくられる。

出典しゅってん[編集へんしゅう]

  1. ^ 厚木あつぎじゅん江戸川えどがわ乱歩らんぽ」『日本にっぽんだい百科全書ひゃっかぜんしょ』(JapanKnowledgeばん小学館しょうがくかん、2001ねん 
  2. ^ 三善みよしさだ (2011ねん7がつ23にち). “江戸川えどがわ乱歩らんぽ (うえ雑誌ざっししん青年せいねん」に掲載けいさい好評こうひょう 『ぜに銅貨どうか』で作家さっかデビュー”. 大阪おおさかにちにち新聞しんぶん. なにわ人物じんぶつでん -光彩こうさいはなつ-. 2012ねん4がつ19にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2024ねん3がつ12にち閲覧えつらん
  3. ^ 乱歩らんぽ名作めいさくぜに銅貨どうか」、最初さいしょ草稿そうこうつかる”. Yomiuri On-Line. 読売新聞社よみうりしんぶんしゃ (2001ねん11月21にち). 2001ねん12月2にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2011ねん7がつ10日とおか閲覧えつらん
  4. ^ 新潮しんちょう日本にっぽん文学ぶんがくアルバム41 江戸川えどがわ乱歩らんぽ新潮社しんちょうしゃ,1993 p.14
  5. ^ a b 江戸川えどがわ乱歩らんぽとシンフォニア(その1)”. シンフォニアテクノロジー. 2020ねん5がつ9にち閲覧えつらん
  6. ^ a b 江戸川えどがわ乱歩らんぽとシンフォニア(その2)”. シンフォニアテクノロジー. 2020ねん5がつ9にち閲覧えつらん
  7. ^ 小酒井不木こざかいふぼく「『ぜに銅貨どうか』をむ」(1923)、新保しんぼ博久ひろひさやまぜんゆずるへん乱歩らんぽうえ】』(講談社こうだんしゃ、1994ねん所収しょしゅう
  8. ^ 奈落ならくいち荒俣あらまたひろし江戸川えどがわ乱歩らんぽ辞典じてんまことぶんどう新光しんこうしゃ、2020ねん8がつ5にち、41ぺーじISBN 978-4416520420 
  9. ^ 三善みよしさだ (2011ねん7がつ30にち). “江戸川えどがわ乱歩らんぽ (した全集ぜんしゅうわざわい、検閲けんえつ発禁はっきん同然どうぜんに 戦後せんご推理すいり小説しょうせつかい発展はってん尽力じんりょく”. 大阪おおさかにちにち新聞しんぶん. なにわ人物じんぶつでん -光彩こうさいはなつ-. 2012ねん1がつ26にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2024ねん3がつ12にち閲覧えつらん
  10. ^ 岩井いわいひろし作家さっか臨終りんじゅう墓碑ぼひ事典じてん』(東京とうきょうどう出版しゅっぱん、1997ねん)54ぺーじ
  11. ^ エロ・グロ・ナンセンス”. コトバンク. 2020ねん5がつ9にち閲覧えつらん
  12. ^ 言論げんろん統制とうせい執筆しっぴつつづける 乱歩らんぽら、海軍かいぐん関連かんれん会報かいほうで”. 日本経済新聞にほんけいざいしんぶん. (2018ねん5がつ24にち). https://www.nikkei.com/article/DGXMZO30895060U8A520C1CR0000/ 2024ねん3がつ12にち閲覧えつらん 
  13. ^ 江戸川えどがわ乱歩らんぽちょざつ年譜ねんぷはりまぜねんぶ』(東京とうきょうそうもとしゃ 完全かんぜん復刻ふっこくばん)【今出川いまでがわ 閉架 910.268 E9549 】同志社大学どうししゃだいがく図書館としょかん(2022ねん5がつ5にち閲覧えつらん
  14. ^ 小林こばやし信彦のぶひこ東京とうきょうのロビンソン・クルーソー』晶文社しょうぶんしゃ、1974ねん6がつ30にち、144-147ぺーじ 
  15. ^ 1959ねん7がつ31にち対談たいだん文壇ぶんだんよもやまばなし カルチャーラジオ NHKラジオアーカイブス「江戸川えどがわ乱歩らんぽ」(3)[リンク]
  16. ^ 山田やまだかぜ太郎たろう風眼ふうがんしょう』(六興ろっこう出版しゅっぱん、1979ねん)p.152
  17. ^ 江戸川えどがわ乱歩らんぽ世界せかい[リンク]
  18. ^ a b c d e 【シティライフ】きゅう江戸川えどがわ乱歩らんぽてい東京とうきょう豊島としま執筆しっぴつささえたついの読売新聞よみうりしんぶん東京とうきょう夕刊ゆうかん2022ねん4がつ11にち2めん
  19. ^ 目立めだ場所ばしょっていないので、簡単かんたんなぞきのたのしみがある。
  20. ^ 鳥羽とっぱ観光かんこう基本きほん計画けいかく資料しりょうへん別冊べっさつとり観光かんこうりゃく年表ねんぴょう 鳥羽とっぱ 2024ねん1がつ17にち閲覧えつらん
  21. ^ a b c 火災かさい休館きゅうかんの「江戸川えどがわ乱歩らんぽかん」 鳥羽とっぱでリニューアルオープン”. 中日新聞ちゅうにちしんぶんWeb. (2023ねん4がつ23にち). https://www.chunichi.co.jp/article/677479 2024ねん3がつ12にち閲覧えつらん 
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  36. ^ 中島なかじま河太郎かわたろう江戸川えどがわ乱歩らんぽ 評論ひょうろん研究けんきゅう』(講談社こうだんしゃ)など
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参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

代表だいひょうてき書目しょもく一部いちぶで、しなきり絶版ぜっぱんふくんでいる。

図版ずはんほん入門にゅうもんしょ
伝記でんき研究けんきゅう
  • 中島なかじま河太郎かわたろう江戸川えどがわ乱歩らんぽ 評論ひょうろん研究けんきゅう講談社こうだんしゃ 1980ねん - 乱歩らんぽ研究けんきゅう代表だいひょうさく
  • 中島なかじま河太郎かわたろう責任せきにん編集へんしゅう江戸川えどがわ乱歩らんぽワンダーランド』沖積舎ちゅうせきしゃ 新版しんぱん2003ねん
  • 平井ひらい隆太郎りゅうたろう『うつし乱歩らんぽ ちち江戸川えどがわ乱歩らんぽの憶い河出書房新社かわでしょぼうしんしゃ 2006ねん
  • 平井ひらい隆太郎りゅうたろう乱歩らんぽ軌跡きせき ちちざつじょうから』東京とうきょうそうもとしゃ 2008ねん - 自作じさく年代ねんだいざつ年譜ねんぷ』(講談社こうだんしゃ新版しんぱん2004ねんほか)をんだ評伝ひょうでん
  • 新保しんぼ博久ひろひさやまぜんゆずるへん江戸川えどがわ乱歩らんぽ 日本にっぽん探偵たんてい小説しょうせつ事典じてん河出書房新社かわでしょぼうしんしゃ 1996ねん
作品さくひん研究けんきゅう
書誌しょし研究けんきゅう
  • 平井ひらい隆太郎りゅうたろう監修かんしゅうちゅうしょうさくへん江戸川えどがわ乱歩らんぽ著書ちょしょ目録もくろく』【江戸川えどがわ乱歩らんぽリファレンスブック3】、名張なばり市立しりつ図書館としょかん、2003ねん3がつ [1](1は『乱歩らんぽ文献ぶんけんデータブック』、2は『江戸川えどがわ乱歩らんぽ執筆しっぴつ年譜ねんぷ』)。
  • 幻影げんえいくら 江戸川えどがわ乱歩らんぽ探偵たんてい小説しょうせつ蔵書ぞうしょ目録もくろく新保しんぼ博久ひろひさ やまぜんゆずるへん東京書籍とうきょうしょせき CD-ROM1まいづけ 2002ねん
  • 江戸川えどがわ乱歩らんぽ小説しょうせつキーワード辞典じてん平山ひらやま雄一ゆういち新保しんぼやま前編ぜんぺん東京書籍とうきょうしょせき CD-ROM1まいづけ 2007ねん
  • 江戸川えどがわ乱歩らんぽだい事典じてんつとむまこと出版しゅっぱん、2021ねん落合おちあいきょうみゆき阪本さかもと博志ひろし藤井ふじいよしただし渡辺わたなべ憲司けんじ 編集へんしゅう委員いいん

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]