菊池きくち幽芳ゆうほう

菊池きくち 幽芳ゆうほう きくち ゆうほう
誕生たんじょう	菊池きくち 清きよし きくち きよし 1870年ねん12月18日にち （明治めいじ3年ねん10月27日にち） 日本にっぽん 常陸ひたち国こく水戸みと藩はん長者ちょうじゃ町まち （現在げんざいの茨城いばらき県けん水戸みと市し）
死没しぼつ	(1947-07-21) 1947年ねん7月がつ21日にち（76歳さい没ぼつ） 日本にっぽん 兵庫ひょうご県けん武庫むこ郡ぐん本山もとやま村むら （現在げんざいの同どう県けん神戸こうべ市し東灘ひがしなだ区く）
墓地ぼち	光台寺こうだいじ（茨城いばらき県けん水戸みと市し）
職業しょくぎょう	小説しょうせつ家か、新聞しんぶん記者きしゃ、実業じつぎょう家か
国籍こくせき	日本にっぽん
活動かつどう期間きかん	1891年ねん - 1947年ねん
ジャンル	家庭かてい小説しょうせつ
代表だいひょう作さく	『己おのれが罪つみ』 『乳ちち姉妹しまい』
デビュー作さく	『鴬宿おうしゅく梅うめ』
ウィキポータル 文学ぶんがく

菊池きくち 幽芳ゆうほう（きくち ゆうほう、明治めいじ3年ねん10月27日にち（グレゴリオ暦れき 1870年ねん12月18日にち） - 1947年ねん7月がつ21日にち）は、日本にっぽんの小説しょうせつ家かである。本名ほんみょうは菊池きくち 清きよし（きくち きよし）。大阪おおさか毎日新聞社まいにちしんぶんしゃ取締役とりしまりやくを歴任れきにんした。

人物じんぶつ・来歴らいれき

常陸ひたち国こく水戸みと長者ちょうじゃ町まち（現在げんざいの茨城いばらき県けん水戸みと市し）に生うまれる。弟おとうとに英文えいぶん学者がくしゃの戸沢とざわ正保まさやすがいる。

1888年ねん、茨城いばらき県けん尋常じんじょう中学校ちゅうがっこう（現在げんざいの茨城いばらき県立けんりつ水戸みと第一高等学校だいちこうとうがっこう）を卒業そつぎょう、同どう県けん北相馬きたそうま郡ぐん取手とって（現在げんざいの同どう県けん取手とりで市し）の取手とって高等こうとう小学校しょうがっこう（現在げんざいの取手とって市立しりつ取手とって小学校しょうがっこう）の教師きょうしとなる。

21歳さいを迎むかえる1891年ねんに小学校しょうがっこうを退職たいしょく、大阪おおさか毎日新聞社まいにちしんぶんしゃに入社にゅうしゃする。同年どうねん、宇田川うだがわ文海ぶんかい、丸岡まるおか九華きゅうからと大阪おおさか文藝ぶんげい会かいを興おこし、文芸ぶんげい雑誌ざっし『大阪おおさか文藝ぶんげい』を創刊そうかんする。翌よく1892年ねん、『大阪おおさか文藝ぶんげい』誌上しじょうに、小説しょうせつ『鴬宿おうしゅく梅うめ』を発表はっぴょうしてデビューする。

1897年ねん、同社どうしゃの文芸ぶんげい部ぶ主任しゅにんに就任しゅうにんする。主おもに三面さんめん記事きじを担当たんとうし、1900年ねんには『己おのれが罪つみ』を連載れんさいして、名声めいせいを得える。1903年ねんには同紙どうしに『乳ちち姉妹しまい』を連載れんさいした。「家庭かてい小説しょうせつ」というジャンルを確立かくりつ、第一人者だいいちにんしゃとなる。

社会しゃかい部長ぶちょう、学芸がくげい部長ぶちょう、副ふく主幹しゅかんを歴任れきにん、1924年ねんには、同社どうしゃの取締役とりしまりやくに就任しゅうにんした。1926年ねんには同職どうしょくを辞職じしょく、相談役そうだんやくに就任しゅうにんした。

1947年ねん7月がつ21日にち、脳溢血のういっけつのため兵庫ひょうご県けん武庫むこ郡ぐん本山もとやま村むら（現在げんざいの同どう県けん神戸こうべ市し東灘ひがしなだ区く）の自宅じたくで死去しきょした。満まん76歳さい没ぼつ。

家族かぞく

• 父ちち・菊池きくち廉れん ‐ 水戸みと藩はん士し
• 母はは・きく ‐ 水戸みと藩士はんし・奥谷おくたに直ただし貞さだの娘むすめ
• 妻つま・たま ‐ 隣家りんかの中野屋なかのや染物そめもの店てんの長女ちょうじょ
• 長女ちょうじょ・芳枝よしえ ‐ 日本電工にっぽんでんこう常務じょうむ・上島うえしま清蔵せいぞうの妻つま
• 二女じじょ・みよ子こ ‐ 日本にっぽん鋼こう業ぎょう・日本にっぽん硫酸りゅうさん役員やくいん・山県やまがた吾われ一いち（山県やまがた治郎じろうの弟おとうと）の妻つま。水戸みと高だか女おんな出身しゅっしん。
• 三さん女じょ・豊ゆたか乃 ‐ 尾崎おざき紅葉こうよう二男じなん・夏彦なつひこの妻つま。巌谷いわや小波さざなみの媒酌ばいしゃくで1930年ねんに結婚けっこんしたが、1936年ねんに夫おっと死去しきょ。神戸女学院こうべじょがくいん出身しゅっしん。
• 弟おとうと・戸沢とざわ正保まさやす
• 末弟ばってい・菊池きくち五郎ごろう(1885-1950) ‐ 洋画ようが家か、茨城いばらき県立けんりつ美術館びじゅつかん館長かんちょう

寒かん潮しお事件じけん

明治めいじ41年ねん1月がつから4月がつにかけて大阪毎日新聞おおさかまいにちしんぶんで連載れんさいした菊池きくちの小説しょうせつ『寒かん潮しお』が低俗ていぞくであるとして連載れんさい中止ちゅうしとなった事件じけん。同どう作さくは金沢かなざわで実際じっさいに起おこった事件じけんをもとに、四よん高だか生なまと女学生じょがくせいらの恋愛れんあい模様もようを描えがいた家庭かてい小説しょうせつで、エリート学生がくせいらの甘あまい誘惑ゆうわくというプロットが読者どくしゃの好奇心こうきしんを喚起かんきする仕掛しかけになっていたが、これが四よん高だか内ないで問題もんだい視しされ、学生がくせいらが新聞しんぶん社しゃへ抗議こうぎに押おし掛かけるなど騒動そうどうとなった。当時とうじ、四よん高だかでは校風こうふう改革かいかく運動うんどうが高たかまっていた最中さいちゅうで、在校生ざいこうせいの尾お佐竹さたけ堅けんや小林こばやし鉄太郎てつたろうらが中心ちゅうしんとなって、金沢かなざわ市内しないからの大阪毎日新聞おおさかまいにちしんぶんボイコット、同どう新聞しんぶん社しゃ通信つうしん部長ぶちょうの責任せきにん追及ついきゅう、小説しょうせつ「寒かん潮しお」の連載れんさい中止ちゅうし、予定よていされていた同どう作さくの演劇えんげき化か中止ちゅうしを生徒せいと会かいで決議けつぎし、さまざまな抗議こうぎ活動かつどうを行おこなった。最終さいしゅう的てきに、金沢かなざわ市し助役じょやくが調停ちょうていに入はいり、新聞しんぶん社しゃは謝罪しゃざいし、小説しょうせつ連載れんさいの中止ちゅうしとその資料しりょう提供ていきょう役やくを務つとめた通信つうしん部長ぶちょうを左遷させん、劇団げきだんも上演じょうえんを断念だんねんした。本ほん作さくはのちに『誘惑ゆうわく』と改題かいだいされて刊行かんこうされた。

ビブリオグラフィ

国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかん蔵書ぞうしょ。

• 『明治めいじ富豪ふごう譚たん』（大阪おおさか毎日新聞社まいにちしんぶんしゃ） 1892.9
• 『春日野かすがの若子わかこ』（駸々しんしん堂どう） 1893.7
• 『無言むごんの誓ちかい』（駸々しんしん堂どう） 1894.6
• 『大だい探険たんけん』（亜あ蘭らん手記しゅき、駸々しんしん堂どう） 1897.2
• 『新聞しんぶん売子うりこ』（駸々しんしん堂どう） 1900.9
• 『己おのれが罪つみ』（春陽しゅんよう堂どう） 1900 - 1901
  • 『己おのれが罪つみ』（春陽しゅんよう堂どう） 1920
  • 『己おのれが罪つみ』（昌平しょうへい社しゃ、名作めいさく小説しょうせつ文庫ぶんこ2） 1948
• 『澪標みおつくし』（駸々しんしん堂どう） 1901.2
• 『白百合しらゆり』（駸々しんしん堂どう） 1901 - 1902
• 『若わかき妻つま』（春陽しゅんよう堂どう） 1902
• 『日本海にほんかい周遊しゅうゆう記き』（春陽しゅんよう堂どう） 1903.7
• 『二人ふたり女王じょおう』（ハツガード、春陽しゅんよう堂どう） 1903.5
• 『乳ちち姉妹しまい』（春陽しゅんよう堂どう） 1904.1
• 『二人ふたり娘むすめ』（駸々しんしん堂どう） 1904.1
• 『夏子なつこ』（春陽しゅんよう堂どう） 1905 - 1906
• 『売うれ花はな娘むすめ』（隆文たかふみ館かん） 1906.2
• 『妙みょうな男おとこ』（金尾かなお文淵ぶんえん堂どう） 1905 - 1906
• 『筆ふで子こ』（隆文たかふみ館かん） 1906 - 1907
• 『月つき魄たま』（金尾かなお文淵ぶんえん堂どう） 1908
• 『琉球りゅうきゅうと為朝ためとも』（文ぶん録ろく堂どう） 1908.5
• 『家いえなき児こ』（エクトル・マロー、春陽しゅんよう堂どう） 1912
  • 『家いえなき児こ』（マロー、改造かいぞう社しゃ） 1939
• 『百合子ゆりこ』（金尾かなお文淵ぶんえん堂どう） 1913
• 『春日野かすがの若子わかこ』（駸々しんしん堂どう書店しょてん、大正たいしょう文庫ぶんこ第だい16編へん） 1913
• 『秘中ひちゅうの秘ひ』前まえ・後編こうへん（金尾かなお文淵ぶんえん堂どう） 1913
• 『二人ふたり娘むすめ』（駸々しんしん堂どう書店しょてん、大正たいしょう文庫ぶんこ第だい19編へん） 1914
• 『無言むごんの誓ちかい』（駸々しんしん堂どう、大正たいしょう文庫ぶんこ第だい20編へん） 1914
• 『誘惑ゆうわく』（春陽しゅんよう堂どう） 1914
• 『百合子ゆりこ画集がしゅう』（鏑木かぶらき清方きよかた共著きょうちょ、金尾かなお文淵ぶんえん堂どう） 1914
• 『小しょうゆき』前まえ・中ちゅう・後ご・続編ぞくへん（金尾かなお文淵ぶんえん堂どう） 1915
• 『幽芳ゆうほう集しゅう』（至誠しせい堂どう書店しょてん、大正たいしょう名著めいちょ文庫ぶんこ第だい18編へん） 1915
• 『お夏なつ文代ふみよ』中ちゅう・後編こうへん（春陽しゅんよう堂どう） 1916 - 1917
• 『毒草どくそう - お品しなの巻まき・疑獄ぎごくの巻まき・お仙せんの巻まき』（至誠しせい堂どう書店しょてん） 1916 - 1917
• 『朝鮮ちょうせん金剛山こんごうさん探勝たんしょう記き』（洛陽らくよう堂どう） 1918
• 『女おんなの生命せいめい』前まえ・後編こうへん（玄げん文ぶん社しゃ） 1919
• 『須磨子すまこ』（東京とうきょう社しゃ） 1919
• 『白蓮びゃくれん紅蓮ぐれん』上じょう・下した（大阪おおさか毎日新聞社まいにちしんぶんしゃ） 1922
• 『彼女かのじょの運命うんめい』（大阪おおさか毎日新聞社まいにちしんぶんしゃ） 1923
• 『幽芳ゆうほう全集ぜんしゅう』第だい1巻かん - 第だい15巻かん（国民こくみん図書としょ） 1924 - 1925
• 『小夜子さよこ』前まえ・後編こうへん（大阪おおさか毎日新聞社まいにちしんぶんしゃ） 1926
• 『妖美ようび人じん物語ものがたり』（大だい日本にっぽん雄弁ゆうべん会かい講談社こうだんしゃ） 1928
• 『世界せかい大衆たいしゅう文学ぶんがく全集ぜんしゅう』第だい2巻かん（改造かいぞう社しゃ） 1928
• 『現代げんだい長篇ちょうへん小説しょうせつ全集ぜんしゅう』第だい5巻かん（新潮社しんちょうしゃ） 1929
• 『現代げんだい日本にっぽん文學ぶんがく全集ぜんしゅう』第だい54篇へん（改造かいぞう社しゃ） 1931.9
• 『明治めいじ大正たいしょう文学ぶんがく全集ぜんしゅう』第だい18・27・36・45-46・54・56・59巻かん 1927 - 1932
• 『菊池きくち幽芳ゆうほう全集ぜんしゅう』第だい1 - 4巻かん（改造かいぞう社しゃ） 1933
• 『大だい悲劇ひげき名作めいさく全集ぜんしゅう』第だい3巻かん（中央公論社ちゅうおうこうろんしゃ） 1934
• 『古稀こき記念きねん幽芳ゆうほう歌集かしゅう』（創つく元もと社しゃ） 1939
• 『秘中ひちゅうの秘ひ』6版はん（大洋たいよう社しゃ出版しゅっぱん部ぶ） 1939
• 『月つき魄たま』（大洋たいよう社しゃ出版しゅっぱん部ぶ） 1939
• 『幽芳ゆうほう歌集かしゅう』（創そう元もと社しゃ） 1939.6
• 『縮ちぢみ冊さつ日本にっぽん文学ぶんがく全集ぜんしゅう 5』（日本にっぽん週報しゅうほう社しゃ） 1960
• 『明治めいじ文学ぶんがく全集ぜんしゅう 93』（筑摩書房ちくましょぼう） 1969
• 『大衆たいしゅう文学ぶんがく大系たいけい 2』（講談社こうだんしゃ） 1971
• 『少年しょうねん小説しょうせつ大系たいけい』第だい26巻かん（三さん一いち書房しょぼう） 1995.11 ISBN 4380955494
• 『菊池きくち幽芳ゆうほう全集ぜんしゅう』第だい1卷かん - 第だい15卷かん（日本にっぽん図書としょセンター） 1997.5
• 『日本にっぽん八景はっけい』（幸田こうだ露伴ろはん, 吉田よしだ絃二郎げんじろう, 河東かわとう碧梧桐へきごとう, 田山たやま花袋かたい, 北原きたはら白秋はくしゅう, 高濱たかはま虚子きょし, 菊池きくち幽芳ゆうほう, 泉いずみ鏡花きょうか、平凡社へいぼんしゃライブラリー、平凡社へいぼんしゃ） 2005.3 ISBN 4582765319

フィルモグラフィ

小説しょうせつの映画えいが化か一覧いちらん。特筆とくひつ以外いがいはすべて原作げんさく。

• 『百合子ゆりこ』（主演しゅえん久保田くぼた清きよし、敷島しきしま商会しょうかい） 1913
• 『悲劇ひげき百合子ゆりこ』（主演しゅえん五味ごみ国太郎くにたろう、日活にっかつ向島むこうじま撮影さつえい所しょ） 1913
• 『お夏なつ文代ふみよ』（主演しゅえん土方ひじかた勝三郎かつさぶろう・立花たちばな貞二郎ていじろう、日活にっかつ向島むこうじま撮影さつえい所しょ） 1916
• 『女おんなの生命せいめい』（監督かんとく田中たなか栄三えいざ、日活にっかつ向島むこうじま撮影さつえい所しょ） 1919 - 脚本きゃくほん
• 『新聞しんぶん売子うりこ』（監督かんとく小口おぐち忠ただし、主演しゅえん山本やまもと嘉一きいち・衣ころも笠りゅう貞之助ていのすけ、日活にっかつ向島むこうじま撮影さつえい所しょ） 1919
• 『須磨子すまこ』（監督かんとく不明ふめい、国くに活かつ） 1921
• 『白蓮びゃくれん赤あか蓮はちす』（監督かんとく賀古かこ残夢ざんむ、主演しゅえん諸口しょくち十じゅう九きゅう・川田かわた芳子よしこ、松竹しょうちく蒲田かまた撮影さつえい所しょ） 1922
• 『妻つまの秘密ひみつ』（監督かんとく衣笠きぬがさ貞之助ていのすけ、主演しゅえん島田しまだ嘉七かしち・鳥羽とば恵美子えみこ、マキノ映画えいが製作所せいさくしょ等持院とうじいん撮影さつえい所しょ） 1924
• 『小夜子さよこ』（監督かんとく池田いけだ義信よしのぶ、松竹しょうちく蒲田かまた撮影さつえい所しょ） 1926
• 『母ははの罪つみ』（監督かんとく伊賀山いがやま正徳まさのり、東映とうえい東京とうきょう撮影さつえい所しょ） 1952

「己おのれが罪つみ」

• 『己おのれが罪つみ』（撮影さつえい千葉ちば吉蔵よしぞう、主演しゅえん中野なかの信しん近ちか、吉沢よしざわ商店しょうてん） 1908
• 『己おのれが罪つみ 続編ぞくへん』（撮影さつえい千葉ちば吉蔵よしぞう、主演しゅえん中野なかの信しん近きん、吉沢よしざわ商店しょうてん） 1908
• 『己おのれが罪つみ 続つづけ』（撮影さつえい千葉ちば吉蔵よしぞう、主演しゅえん中野なかの信しん近きん、吉沢よしざわ商店しょうてん） 1909
• 『己おのれが罪つみ』（主演しゅえん木下きのした吉之助よしのすけ、吉沢よしざわ商店しょうてん） 1910
• 『己おのれが罪つみ』（監督かんとく不明ふめい、吉沢よしざわ商店しょうてん） 1912
• 『己おのれが罪つみ』（監督かんとく不明ふめい、小松こまつ商会しょうかい） 1913
• 『己おのれが罪つみ』（監督かんとく不明ふめい、M・カシー商会しょうかい） 1915
• 『己おのれが罪つみ』（主演しゅえん木下きのした八はち百ひゃく子し・中野なかの信しん近きん、天てん活かつ） 1916
• 『己おのれが罪つみ』（主演しゅえん大村おおむら正雄まさお・立花たちばな貞二郎ていじろう、日活にっかつ向島むこうじま撮影さつえい所しょ） 1917
• 『己おのれが罪つみ』（監督かんとく田中たなか栄三えいざ、主演しゅえん藤野ふじの秀夫ひでお・東あずま猛夫たけお、日活にっかつ向島むこうじま撮影さつえい所しょ） 1919
• 『己おのれヶ罪ざい』（監督かんとく賀古かこ残夢ざんむ、主演しゅえん岡本おかもと五郎ごろう、松竹しょうちく蒲田かまた撮影さつえい所しょ） 1921
• 『己おのれが罪つみ』（主演しゅえん三浦みうら清きよし、小松こまつ商会しょうかい） 1921
• 『己おのれが罪つみ』（主演しゅえん大井おおい新太郎しんたろう、帝国ていこくキネマ演芸えんげい） 1921
• 『己おのれが罪つみ』（監督かんとく大洞おおほら元吾げんご、主演しゅえん三保さんぼう松子まつこ・横山よこやま運平うんぺい、日活にっかつ向島むこうじま撮影さつえい所しょ） 1923
• 『幽芳ゆうほう集しゅう 己おのれが罪つみ』（監督かんとく野村のむら芳かおる亭てい、主演しゅえん諸口しょくち十じゅう九きゅう・岩田いわた祐吉ゆうきち、松竹しょうちく下加茂したかも撮影さつえい所しょ） 1923
• 『己おのれが罪つみ』（監督かんとく松本まつもと英一ひでかず、帝国ていこくキネマ演芸えんげい芦屋あしや撮影さつえい所しょ） 1924
• 『新説しんせつ己おのれが罪つみ』（監督かんとく溝口みぞぐち健二けんじ、日活にっかつ大将軍だいしょうぐん撮影さつえい所しょ） 1926
• 『新編しんぺん・己おのれが罪つみ作兵衛さくべえ』（監督かんとく佐々木ささき恒次郎つねじろう、松竹しょうちく蒲田かまた撮影さつえい所しょ） 1930
• 『己おのれが罪つみ 環たまき』（監督かんとく畑本はたもと秋あき一いち、主演しゅえん山路やまじふみ子こ、日活にっかつ太秦うずまさ撮影さつえい所しょ） 1933
• 『己おのれが罪つみ』（監督かんとく西にし鉄平てっぺい、新興しんこうキネマ東京とうきょう撮影さつえい所しょ） 1936
• 『新しん己おのれが罪つみ』（監督かんとく毛利もうり正樹まさき、新しん東宝とうほう） 1956

「乳ちち姉妹しまい」

• 『乳ちち姉妹しまい』（撮影さつえい千葉ちば吉蔵よしぞう、主演しゅえん中野なかの信しん近きん、吉沢よしざわ商店しょうてん） 1909
• 『乳ちち姉妹しまい』（監督かんとく不明ふめい、M・パテー商会しょうかい） 1910
• 『乳ちち姉妹しまい』（監督かんとく不明ふめい、吉沢よしざわ商店しょうてん） 1912
• 『乳ちち姉妹しまい』（監督かんとく田中たなか栄三えいざ、主演しゅえん藤川ふじかわ三之さんの助すけ・五月ごがつ操みさお、日活にっかつ向島むこうじま撮影さつえい所しょ） 1918
• 『乳ちち姉妹しまい』（監督かんとく田中たなか栄三えいざ、主演しゅえん中山なかやま歌子うたこ・新井あらい淳あつし、日活にっかつ向島むこうじま撮影さつえい所しょ） 1922
• 『乳ちち姉妹しまい』（監督かんとく池田いけだ義よし臣しん、主演しゅえん栗島くりしますみ子こ・関根せきね達いたる発はつ、松竹しょうちく蒲田かまた撮影さつえい所しょ） 1922
• 『幽芳ゆうほう集しゅう 乳ちち姉妹しまい』（監督かんとく野村のむら芳かおる亭てい、主演しゅえん岩田いわた祐吉ゆうきち・五月さつき信子のぶこ、松竹しょうちく下加茂したかも撮影さつえい所しょ） 1923
• 『乳ちち姉妹しまい』（監督かんとく松本まつもと英一ひでかず、帝国ていこくキネマ演芸えんげい芦屋あしや撮影さつえい所しょ） 1927
• 『乳ちち姉妹しまい』（監督かんとく阪田さかた重則しげのり、マキノ・プロダクション御室おむろ撮影さつえい所しょ） 1929
• 『乳ちち姉妹しまい』（監督かんとく野村のむら芳かおる亭てい、松竹しょうちく蒲田かまた撮影さつえい所しょ） 1932
• 『乳ちち姉妹しまい』（監督かんとく吉村よしむら操みさお、大だい都と映画えいが） 1936

「月つき魄たま」

• 『月つき魄たま』（監督かんとく不明ふめい、福ぶく宝たから堂どう） 1912
• 『月つき魄たま』（監督かんとく不明ふめい、横田よこた商会しょうかい） 1912
• 『月つき魄たま』（監督かんとく賀古かこ残夢ざんむ、主演しゅえん武田たけだ春郎はるお・川田かわた芳子よしこ、松竹しょうちく蒲田かまた撮影さつえい所しょ） 1922
• 『幽芳ゆうほう集しゅう 月がつ魄たま』（監督かんとく池田いけだ義信よしのぶ、主演しゅえん諸口しょくち十じゅう九きゅう・川田かわた芳子よしこ、松竹しょうちく下加茂したかも撮影さつえい所しょ） 1923
• 『月つき魄たま』（監督かんとく渡辺わたなべ新太郎しんたろう、新興しんこうキネマ） 1932
• 『月つき魄たま』（監督かんとく吉村よしむら操みさお、大だい都と映画えいが） 1938

「毒草どくそう」

• 『毒草どくそう』（監督かんとく・主演しゅえん井上いのうえ正夫まさお、小林こばやし商会しょうかい） 1917
• 『毒草どくそう』（監督かんとく川口かわぐち吉太郎よしたろう、主演しゅえん村田むらた正雄まさお、天てん活かつ大阪おおさか） 1917
• 『毒草どくそう』（監督かんとく小口おぐち忠ただし、主演しゅえん立花たちばな貞二郎ていじろう、日活にっかつ向島むこうじま撮影さつえい所しょ） 1917
• 『毒草どくそう』（監督かんとく曽根そね純三じゅんぞう、新興しんこうキネマ） 1931
• 『毒草どくそう』（監督かんとく吉村よしむら操みさお、大だい都と映画えいが） 1937

「彼女かのじょの運命うんめい」

• 『彼女かのじょの運命うんめい』前まえ篇へん（監督かんとく衣笠きぬがさ貞之助ていのすけ、主演しゅえん島田しまだ嘉七かしち・環たまき歌子うたこ、マキノ映画えいが製作所せいさくしょ等持院とうじいん撮影さつえい所しょ） 1924
• 『彼女かのじょの運命うんめい』（監督かんとく鈴木すずき謙作けんさく、主演しゅえん葛木かつらぎ香が一いち・酒井さかい米子よねこ、日活にっかつ京都きょうと撮影さつえい所しょ第だい二に部ぶ） 1924
• 『彼女かのじょの運命うんめい』前後ぜんこう篇へん（監督かんとく野村のむら芳かおる亭てい・池田いけだ義信よしのぶ、松竹しょうちく下加茂したかも撮影さつえい所しょ） 1924
• 『彼女かのじょの運命うんめい』後ご篇へん（監督かんとく衣笠きぬがさ貞之助ていのすけ、主演しゅえん藤川ふじかわ三之さんの助すけ、マキノ映画えいが製作所せいさくしょ等持院とうじいん撮影さつえい所しょ） 1924
• 『彼女かのじょの運命うんめい』（監督かんとく若山わかやま治おさむ、帝国ていこくキネマ演芸えんげい芦屋あしや撮影さつえい所しょ） 1924
• 『彼女かのじょの運命うんめい』（監督かんとく高見たかみ貞さだ衛まもる、新興しんこうキネマ） 1932

外部がいぶリンク

• Yuho Kikuchi - IMDb（英語えいご）
• 菊池きくち幽芳ゆうほう - 日本にっぽん映画えいがデータベース
• 菊池きくち幽芳ゆうほう - KINENOTE
• 菊池きくち幽芳ゆうほう - allcinema
• 菊池きくち幽芳ゆうほう：作家さっか別べつ作品さくひんリスト - 青空あおぞら文庫ぶんこ