(Translated by https://www.hiragana.jp/)
トム・ホーバス - Wikipedia コンテンツにスキップ

トム・ホーバス

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
トム・ホーバス
Tom Hovasse
バスケットボール男子だんし日本にっぽん代表だいひょう HC
ポジション SF
役職やくしょく ヘッドコーチ
基本きほん情報じょうほう
英語えいご Tom Hovasse
国籍こくせき アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく
生年月日せいねんがっぴ (1967-01-31) 1967ねん1がつ31にち(57さい
出身しゅっしん コロラドしゅうデュランゴ
身長しんちょう(現役げんえき) 203cm (6 ft 8 in)
体重たいじゅう(現役げんえき) 95kg (209 lb)
キャリア情報じょうほう
出身しゅっしん ペンシルベニア州立しゅうりつ大学だいがく(1985-89)
ドラフト 1989ねん 指名しめいなし
経歴けいれき
選手せんしゅ時代じだい:
1989-1990スポーティングクラブ
オブ・ポルトガル
1990-1994トヨタ自動車とよたじどうしゃペイサーズ
1994アトランタ・ホークス
1995ピッツバーグ・ピラニアズ英語えいごばんCBA
1995-2000トヨタ自動車とよたじどうしゃペイサーズ
2000-2001東芝とうしばレッドサンダース
コーチ時代じだい:
2010-2017JXサンフラワーズ(AC)
2012-2013フェニックス・マーキュリー(AC)
2016-2017JX-ENEOSサンフラワーズ
2011-2017女子じょし日本にっぽん代表だいひょう(AC)
2017-2021女子じょし日本にっぽん代表だいひょう
2021-男子だんし日本にっぽん代表だいひょう
Stats ウィキデータを編集 Basketball-Reference.com

トム・ホーバスことトーマス・ウェイン・ホーバスThomas Wayne Hovasse, 1967ねん1がつ31にち - )は、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくもとプロバスケットボール選手せんしゅ現在げんざい指導しどうしゃ現役げんえき時代じだいNBAでもプレーしていた。

コロラドしゅうデュランゴ出身しゅっしん。ポジションはスモールフォワード。2017ねん1がつからバスケットボール女子じょし日本にっぽん代表だいひょうヘッドコーチつとめ、2020東京とうきょうオリンピックでチームをぎんメダルにみちびいた。2021ねん9がつからバスケットボール男子だんし日本にっぽん代表だいひょうのヘッドコーチをつとめている。

来歴らいれき

[編集へんしゅう]

5さいときにバスケットボールをはじめ、ウィディフィールド・ハイ・スクール、ペンシルベニア州立しゅうりつ大学だいがく卒業そつぎょう

選手せんしゅ時代じだい

[編集へんしゅう]

大学だいがく卒業そつぎょうポルトガルリーグスポルティングて、1990ねん日本にっぽんリーグトヨタ自動車とよたじどうしゃペイサーズ(げんアルバルク東京とうきょう)に入団にゅうだん。4ねん連続れんぞく日本にっぽんリーグ得点とくてんおうや、2ねん連続れんぞくの3ポイントおう獲得かくとく

1994ねんNBAアトランタ・ホークス所属しょぞくし、2試合しあい出場しゅつじょう[1]

1995ねん独立どくりつリーグCBAピッツバーグ・ピラニアズ英語えいごばんトヨタ自動車とよたじどうしゃ復帰ふっき

2000ねん東芝とうしばレッドサンダース(げん川崎かわさきブレイブサンダース)に移籍いせきし、1シーズンプレーしたのち引退いんたい

指導しどうしゃ

[編集へんしゅう]

アメリカ帰国きこくアメリカ連邦れんぽう捜査そうさきょく(FBI)に応募おうぼしていたが同時どうじ多発たはつテロ事件じけん影響えいきょう採用さいよう見送みおくりとなり[2]一般いっぱん企業きぎょう就職しゅうしょくした。その合間あいま高校生こうこうせいのバスケットコーチをしていた[3]

2010ねんWリーグ所属しょぞくするJXサンフラワーズ(げんENEOSサンフラワーズ)からオファーがあり、コーチに就任しゅうにん女子じょしバスケットにかかわるのはこのときはじめてだった[3]

2011ねん中川なかがわ文一ぶんいちHCのした女子じょし日本にっぽん代表だいひょうアシスタントコーチをつとめる。

2012ねんから2013ねんにかけてWNBAフェニックス・マーキュリーにてボランティアアシスタントコーチをつとめる。

2014ねん、JXアソシエイトヘッドコーチ(AHC)昇格しょうかく内海うつみともしゅうHCのした女子じょし日本にっぽん代表だいひょうのアシスタントコーチにも就任しゅうにん

2016ねん、JX-ENEOSのヘッドコーチに昇格しょうかく[4]Wリーグ2016-17シーズン、コーチ・オブ・ザ・イヤーを受賞じゅしょう

2017ねん女子じょし日本にっぽん代表だいひょうヘッドコーチに就任しゅうにん[5]女子じょし日本にっぽん代表だいひょうにおける外国がいこくじんHCは史上しじょうはつ[6]

2017ねんFIBA女子じょしアジアカップ決勝けっしょうでオーストラリアをやぶ優勝ゆうしょう。2018ねんワールドカップ・スペイン大会たいかい準々じゅんじゅん決勝けっしょう進出しんしゅつ決定けっていせん中国ちゅうごくやぶれて92019ねんFIBA女子じょしアジアカップ決勝けっしょう中国ちゅうごくやぶ優勝ゆうしょう達成たっせいした。2021ねん7がつ開幕かいまく東京とうきょうオリンピックでも指揮しきり、日本にっぽん史上しじょうはつぎんメダル獲得かくとくみちびいた。

2021ねん9がつ21にち、バスケットボール男子だんし日本にっぽん代表だいひょうのヘッドコーチに就任しゅうにんしたことが発表はっぴょうされた[7][8]同年どうねん11がつ2023ねんFIBAバスケットボール・ワールドカップ予選よせん英語えいごばん中国ちゅうごくせんから指揮しきった。

2022ねん6がつ18にち、トヨタ時代じだいのチームメイトでもあった折茂おりも武彦たけひこ引退いんたい試合しあいにて「TEAM LEGEND」のヘッドコーチをつとめた。

同年どうねん7がつインドネシア開催かいさいされた2022ねんFIBA男子だんしアジアカップ準々じゅんじゅん決勝けっしょうでオーストラリアにやぶれて7だった。

2023ねん8がつ日本にっぽん、フィリピン、インドネシアが共催きょうさいしたワールドカップでは、沖縄おきなわアリーナ開催かいさいされた1リーグのフィンランドせん日本にっぽん代表だいひょう史上しじょうはつとなるワールドカップでのたいヨーロッパせん勝利しょうりおさめた。2リーグ進出しんしゅつのがしたが、順位じゅんい決定けっていリーグでベネズエラとカーボベルデに連勝れんしょうして日本にっぽん代表だいひょう史上しじょうはつのワールドカップ1大会たいかい3しょう記録きろくし、こん大会たいかい最終さいしゅう順位じゅんいでアジアぜいさい上位じょういとなる19となった。これにより日本にっぽん代表だいひょうにとって1976ねんモントリオールオリンピック以来いらい48ねんぶりとなる自力じりきでのパリオリンピック出場しゅつじょうけん獲得かくとく達成たっせいした[9]

2024ねんパリオリンピックはグループリーグで3連敗れんぱいして敗退はいたいした。開催かいさいこくのフランスとはオーバータイムにもつれこむ接戦せっせんすえに90-94でやぶれた。

ヘッドコーチ成績せいせき

[編集へんしゅう]
NBAヘッドコーチ実績じっせきひょう略号りゃくごう説明せつめい
レギュラーシーズン G 試合しあいすう W 勝利しょうりすう L 敗戦はいせんすう W–L % レギュラーシーズン勝率しょうりつ
ポストシーズン PG 試合しあいすう PW 勝利しょうりすう PL 敗戦はいせんすう PW–L % プレイオフ勝率しょうりつ
チーム シーズン G W L W–L% シーズン結果けっか PG PW PL PW–L% 最終さいしゅう結果けっか
JX-ENEOSサンフラワーズ 2016-17 27 27 0 1.000 1 7 7 0 1.000 優勝ゆうしょう

女子じょし日本にっぽん代表だいひょう

[編集へんしゅう]

男子だんし日本にっぽん代表だいひょう

[編集へんしゅう]

人物じんぶつ

[編集へんしゅう]
  • トヨタ自動車とよたじどうしゃにはプロではなく仕事しごとをしながらプレーできる環境かんきょうもと[2]ニューヨークおこなわれたトライアウトを受験じゅけんして入団にゅうだんした[3]入社にゅうしゃにちちゅう東京とうきょう本社ほんしゃ海外かいがいマーケティング電車でんしゃ通勤つうきんし、オフィスワークをおこなっていた。「いそがしいのがせいった」とかえっている[3]
  • 日本にっぽんでの在住ざいじゅう年数ねんすうながく、日本語にほんご堪能たんのうつま日本人にっぽんじんで、いえでの会話かいわ日本語にほんごである[3]。「多少たしょう間違まちがいがあっても自分じぶん言葉ことばつたえるほうがインパクトがある」とのかんがえから選手せんしゅ指導しどう日本にっぽん国内こくないのマスコミへの対応たいおう通訳つうやくかいさず日本語にほんごおこなっている[10]
  • リック・カーライルているとよくわれている。
  • 選手せんしゅからは「トムさん」とばれしたわれる。
  • 女子じょし日本にっぽん代表だいひょうについて2020東京とうきょうオリンピックのちに「スーパースターはいないけど、スーパーチーム」ととなえた[11]東京とうきょうオリンピックで結果けっかしたこともあり、オリンピック女子じょし代表だいひょうHCを継続けいぞくするのだろうとかんがえていたところ、男子だんし代表だいひょうのオファーがありショッキングだったとかたっている。ほかにもWNBA、NCAAやヨーロッパからのオファーもあったなか、JBAの熱心ねっしんさそいにより男子だんし代表だいひょうHC就任しゅうにん受諾じゅだくした[12]

テレビ出演しゅつえん

[編集へんしゅう]

書籍しょせき

[編集へんしゅう]

脚注きゃくちゅう

[編集へんしゅう]
  1. ^ Tom Hovasse”. basketball-reference.com (2017ねん). 2017ねん3がつ9にち閲覧えつらん
  2. ^ a b 「9.11がなければFBIに」 異色いしょく日本にっぽん代表だいひょう監督かんとく朝日新聞あさひしんぶんデジタル”. 朝日新聞あさひしんぶんデジタル. 2021ねん9がつ18にち閲覧えつらん
  3. ^ a b c d e 日本にっぽん代表だいひょう指揮しきかん、トム・ホーバスの野望やぼう後編こうへん)「日本にっぽんはさらに成長せいちょうしている」
  4. ^ JX-ENEOSサンフラワーズ しんヘッドコーチ就任しゅうにんについて』(プレスリリース)JXエネルギー株式会社かぶしきがいしゃ、2016ねん4がつ18にちhttp://www.noe.jx-group.co.jp/newsrelease/2016/20160418_01_1040054.html 
  5. ^ もとNBAホーバス女子じょしバスケ日本にっぽん代表だいひょう監督かんとく就任しゅうにん. 日刊にっかんスポーツ. (2017ねん1がつ23にち). https://www.nikkansports.com/sports/news/1769231.html 
  6. ^ 女子じょし日本にっぽん代表だいひょうトム・ホーバスしんヘッドコーチ就任しゅうにん日本にっぽんのエースを目指めざすならゆめかたれ!」”. BASKETBALL SPIRITS. (2017ねん1がつ26にち). http://www.bbspirits.com/column/j170125/ 2017ねん7がつ14にち閲覧えつらん 
  7. ^ 女子じょしバスケ五輪ごりんぎんメダルのホーバス監督かんとく男子だんし代表だいひょう監督かんとく就任しゅうにん 日本にっぽん協会きょうかい発表はっぴょう”. nikkansports.com (2021ねん9がつ21にち). 2021ねん9がつ21にち閲覧えつらん
  8. ^ 女子じょしバスケ五輪ごりんぎんメダルのホーバス監督かんとく男子だんし代表だいひょう監督かんとく就任しゅうにん 日本にっぽん協会きょうかい発表はっぴょう”. Yahoo.co.jp (2021ねん9がつ21にち). 2021ねん9がつ21にち閲覧えつらん
  9. ^ 【バスケW杯だぶりゅーはい日本にっぽん、パリ五輪ごりん出場しゅつじょう決定けってい自力じりきでは48ねんぶり快挙かいきょ 渡辺わたなべ雄太ゆうた男泣おとこなき「やっとむくわれたがします」W杯だぶりゅーはい史上しじょうはつの3しょう”. スポーツ報知ほうち (2023ねん9がつ3にち). 2023ねん9がつ3にち閲覧えつらん
  10. ^ 母国ぼこくいどんだバスケ女子じょし日本にっぽん代表だいひょう監督かんとく 満員まんいん電車でんしゃられ日本にっぽんそだった朝日新聞あさひしんぶん2021ねん7がつ30にち
  11. ^ 日本にっぽんバスケ快挙かいきょにホーバス監督かんとく「スーパースターいないがスーパーチーム」高田たかだ主将しゅしょうちいさくてもてる」」『東京とうきょうスポーツ』2021ねん8がつ15にちオリジナルの2023ねん4がつ11にち時点じてんにおけるアーカイブ。2021ねん8がつ15にち閲覧えつらん
  12. ^ 2023 FIBA Basketball World Cup ガイドき バスケットボールマガジン ホーバス レッスン (B.B.MOOK) ベースボールマガジンしゃ(2023ねん8がつ7にち
  13. ^ アスリートのたましいきんメダル本気ほんきでねらいます バスケットボール女子じょし日本にっぽん代表だいひょう”. NHKオンライン. 2017ねん8がつ5にち閲覧えつらん
  14. ^ https://twitter.com/bankisha/status/1432125455008555011”. Twitter. 2021ねん9がつ22にち閲覧えつらん

関連かんれん項目こうもく

[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク

[編集へんしゅう]
先代せんだい
佐藤さとう清美きよみ
2012-2016
JX-ENEOSサンフラワーズ
ヘッドコーチ
2016 - 2017
次代じだい
佐藤さとう清美きよみ
2017-2019