トリプルスレットマッチ

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トリプルスレットマッチ

トリプルスレットマッチTriple Threat Match)は、プロレスなどでられる試合しあい形式けいしきの1つ。

試合しあい方式ほうしき[編集へんしゅう]

3めい個人こじん、またはタッグチームが同時どうじたたかい、自分じぶん以外いがい2人ふたり(または2チーム)はてきという状況じょうきょうなかで、いずれかをフォールギブアップなどでたおすと勝利しょうりとなる。バトルロイヤルことなり、いずれか2人ふたりあいだでフォールやギブアップが時点じてん勝敗しょうはい決定けっていし、のこりの1人ひとり勝敗しょうはいにかかわっていなくても敗北はいぼくとなるため、カットをおこなっててきたすけるということも必要ひつようとなってくる。

いかにもう一人ひとり相手あいてにカットされないようにしてフォールやギブアップをるかが重要じゅうようであり、めをさすまえ場外じょうがいたたおとしたり、コーナーなどに釘付くぎづ状態じょうたいにしたり、強烈きょうれつわざをかけてグロッキー状態じょうたいにしたりしなければならない。そのためいつ試合しあいわるかわからない非常ひじょう白熱はくねつした試合しあいとなる。

3Wayマッチ、3Wayダンス、どもえせんともばれ、おな形式けいしきで4にんおこなわれる場合ばあいはフェイタル4ウェイマッチ、6にんおこなわれる場合ばあいはシックスパック・チャレンジとばれる。4にん以上いじょう場合ばあいは○○ウェイマッチ(○○には試合しあいをする人数にんずうはいる)とばれる。

団体だんたい試合しあいによってはバトルロイヤル同様どうようのこ方式ほうしき採用さいようされることもある。

この形式けいしき得意とくいとするレスラーにはアイスリボン所属しょぞく藤本ふじもとつかさがおり、どう団体だんたいないには彼女かのじょ提唱ていしょうによりトライアングルリボン王座おうざなるタイトルが創設そうせつされている。

なお、前出ぜんしゅつのトライアングルリボン王座おうざ以外いがいにも時折ときおりタイトルマッチがこの形式けいしきおこなわれることがあるが、この場合ばあい基本きほんてきにタイトル保持ほじしゃ勝敗しょうはいかかわらなくてもタイトルをうしなう。そのため、挑戦ちょうせんしゃ同士どうし勝敗しょうはいけっしてしまい、タイトル保持ほじしゃけたわけではないのに王座おうざ移動いどうするケースもきるため、タイトル保持ほじしゃ自分じぶんだけでなくほか対戦たいせんしゃ行動こうどうにも注意ちゅういしなければならず、よりゲームせいつよくなっている。

北米ほくべいにおけるトリプルスレットはリングない2人ふたりだけがはいってたたかう(タッグマッチ同様どうようタッチして交代こうたい)ルールとされており、女子じょしプロレススターダムではこのルールにのっとった「トリプルバトル」、4にん以上いじょうの「スクランブル・バトル」がある。

さんしゃによる決着けっちゃく方式ほうしきとしてトリプルスレット以外いがいにも、大相撲おおずもうでも使用しようされているともえせん方式ほうしき使用しようされることもある。

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]