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トルバチク山 さん (トルバチクさん、Tolbachik)とは、ユーラシア大陸 たいりく のカムチャツカ半島 はんとう に存在 そんざい する複 ふく 合 あい 火山 かざん である。トルバチク山 さん は、この山 やま の一番 いちばん 高 たか い場所 ばしょ であるOstry Tolbachikという名 な で呼 よ ばれが、同 おな じカムチャッカ半島 はんとう にen:Ostry という全 まった く別 べつ の火山 かざん がある。
トルバチク山 さん は2つの火山 かざん から成 な る。1つは、Plosky Tolbachik(なだらかなトルバチク、標高 ひょうこう 3,085メートル)の楯 だて 状 じょう 火山 かざん であり、もう1つは、Ostry Tolbachik(急峻 きゅうしゅん なトルバチク、標高 ひょうこう 3,682メートル)の成層 せいそう 火山 かざん である[1] 。この火山 かざん は過去 かこ 何 なん 千 せん 年 ねん にもわたって噴火 ふんか を繰 く り返 かえ してきたことが知 し られている。それらの噴火 ふんか の中 なか で、1975年 ねん から1976年 ねん にかけて起 お こった噴火 ふんか は、カムチャッカ半島 はんとう の火山 かざん が起 お こした噴火 ふんか としては、史上 しじょう 最大 さいだい 級 きゅう の規模 きぼ の噴火 ふんか であったとされている[2] 。この噴火 ふんか は「The Great Tolbachik Fissure Eruption(トルバチクの巨大 きょだい 割 わ れ目 め 噴火 ふんか )」として一般 いっぱん に知 し られている。なお、この噴火 ふんか の前 まえ には群発 ぐんぱつ 地震 じしん が発生 はっせい したこともあり、ソビエト連邦 れんぽう の火山 かざん 学 がく 学会 がっかい の科学 かがく 者 しゃ 達 たち は、この噴火 ふんか の予知 よち に成功 せいこう したことでも知 し られている。この1975年 ねん から1976年 ねん にかけての噴火 ふんか によって噴出 ふんしゅつ した玄武岩 げんぶがん 質 しつ の溶岩 ようがん の量 りょう は、カムチャッカ半島 はんとう の火山 かざん が1回 かい の噴火 ふんか で噴出 ふんしゅつ したものとしては史上 しじょう 最大 さいだい 級 きゅう であったとされる。この噴火 ふんか の結果 けっか 、幾 いく つかの噴石丘 おか (英語 えいご 版 ばん ) が新 あたら しく形成 けいせい された。
トルバチク山 さん では、自然 しぜん アルミニウム (Aluminium )、自然 しぜん 鉛 なまり (Lead ) 、自然 しぜん スズ (Tin ) 、自然 しぜん ケイ素 けいそ (Silicon ) 、自然 しぜん チタン (Titanium ) 、自然 しぜん タングステン (Tungsten ) といった他 ほか では見 み られない非常 ひじょう に稀 まれ な元素 げんそ 鉱物 こうぶつ が産出 さんしゅつ する[3] 。
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"Tolbachik " summitpost.orgのサイトより 2011年 ねん 11月26日 にち 閲覧 えつらん
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国立 こくりつ 天文台 てんもんだい 編 へん 『理科 りか 年表 ねんぴょう (2008年版 ねんばん 、文庫 ぶんこ サイズ)』 p.663 ISBN 978-4-621-07902-7
^ Tolbachik volcano mindat.org
Fedotov S.A. and Markhinin Ye.K. (Eds) (1983). "The Great Tolbachik Fissure Eruption: Geological and Geophysical Data, 1975-1976." p.341(トルバチクの巨大 きょだい 割 わ れ目 め 噴火 ふんか : 1975年 ねん から1976年 ねん にかけての地質 ちしつ 学 がく 的 てき データと地理 ちり 学 がく 的 てき データ) Cambridge University Press, ISBN 0-521-24345-9
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Tolbachik - Smithsonian Institution: Global Volcanism Program