ナイアガラ聖書せいしょ会議かいぎ

ナイアガラ聖書せいしょ会議かいぎ（ないあがらせいしょかいぎ、英語えいごThe Niagara Bible Conference）は、1884年ねんを除のぞく、1876年ねんから1897年ねんまで毎年まいとし開催かいさいされた、「キリスト教きょう信者しんじゃの聖書せいしょ研究けんきゅうのための会議かいぎ」である。

最初さいしょの数すう年ねんは、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくの異ことなる場所ばしょで開催かいさいされていたが、1883年ねんからナイアガラで会議かいぎが開ひらかれた。この会議かいぎの指導しどう者しゃはセントルイスの長老ちょうろう派は教会きょうかいの牧師ぼくしであった。しばしば、座席ざせきはすべて埋うまり、ポーチも熱心ねっしんな参加さんか者しゃで満みたされた。説教せっきょう者しゃのかなりがディスペンセーション主義しゅぎの立場たちばであり、ナイアガラ会議かいぎは、多おおくの福音ふくいん主義しゅぎプロテスタントにディスペンセーション主義しゅぎを浸透しんとうさせた。

会議かいぎのおける説教せっきょうのおもな強調きょうちょう点てんは、キリスト、聖霊せいれい、聖書せいしょ、宣教せんきょう、預言よげんの教理きょうりだった。前ぜん千せん年ねん王国おうこく説せつとディスペンセーション神学しんがくもよく教おしえられた。　サイラス・インガスン・スコフィールド、ハドソン・テーラーなど19世紀せいき後半こうはんから20世紀せいき初頭しょとうにかけての主要しゅようなディスペンセーション神学しんがく者しゃのほとんどは毎回まいかい会議かいぎに参加さんかした。

1878年ねんに、聖書せいしょ研究けんきゅう会議かいぎは、「ナイアガラ信条しんじょう」として知しられる文書ぶんしょを作成さくせいした。この14項目こうもくある信仰しんこう宣言せんげんの第だい1項こうは、千せん年ねん王国おうこく前まえのイエス・キリストの再臨さいりんを宣言せんげんしている。ナイアガラ信条しんじょうは、ディスペンセーション神学しんがくを断言だんげんしてはいないが、千せん年ねん王国おうこく、イスラエルの回復かいふく、「神かみの裁さばきによる、救すくわれた者ものと、滅ほろびる者ものの区別くべつ」等とう、ディスペンセーション神学しんがくの強調きょうちょう点てんを含ふくんでいる。

書籍しょせき

In Pursuit of Purity: American Fundamentalism Since 1850, by David O. Beale ISBN 0-89084-351-1

外部がいぶリンク

http://www.twtministries.com/articles/4_eschatology/chapter3.html