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ヒガイぞく (さかな)

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヒガイぞく Sarcocheilichthys
カワヒガイ Sarcocheilichthys variegatus variegatus
分類ぶんるい
さかい : 動物界どうぶつかい Animalia
もん : 脊索せきさく動物どうぶつもん Chordata
もん : 脊椎動物せきついどうぶつもん Vertebrata
つな : じょうひれつな Actinopterygii
: コイ Cypriniformes
: コイ Cyprinidae
: カマツカ Gobioninae
ぞく : ヒガイぞく Sarcocheilichthys
学名がくめい
Sarcocheilichthys
Bleeker1860

ヒガイぞく学名がくめい Sarcocheilichthys は、コイカマツカぞくひとつ。

構成こうせいしゅ

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細谷ほそや(1982)[1]によると、本属ほんぞくにはやく10しゅ(うち日本にっぽんには2しゅ2亜種あしゅ)が存在そんざいするとされ、環境省かんきょうしょうレッドリストにおいてはこの分類ぶんるい採用さいようされている。ただし、ミトコンドリアDNAによる系統けいとう解析かいせき結果けっか日本にっぽん個体こたいぐん遺伝いでんてきにはほぼ差異さいがないことがかっており(伊勢湾いせわん周辺しゅうへんしゅ例外れいがい)[2]今後こんご変更へんこうされる可能かのうせいがある。

日本にっぽんさん

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  • Sarcocheilichthys variegatus (Temminck & Schlegel, 1846)
  • Sarcocheilichthys biwaensis Hosoya, 1982 → アブラヒガイ

海外かいがいさん

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  • Sarcocheilichthys caobangensis Nguyen & Vo, 2001
  • Sarcocheilichthys davidi (Sauvage, 1878)
  • Sarcocheilichthys hainanensis Nichols & Pope, 1927
  • Sarcocheilichthys kiangsiensis Nichols, 1930
  • Sarcocheilichthys lacustris (Dybowski, 1872) → スンガリヒガイ
  • Sarcocheilichthys nigripinnis (Günther, 1873) → クロヒレヒガイ
  • Sarcocheilichthys parvus Nichols, 1930 → コヒガイ
  • Sarcocheilichthys sciistius (Abbott, 1901) → キタヒガイ
  • Sarcocheilichthys sinensis Bleeker, 1871 → カラヒガイ

漢字かんじ

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1890ねん4がつ9にち明治天皇めいじてんのう琵琶湖びわこ疏水そすい開通かいつうしき出席しゅっせきしたさい滋賀しが県庁けんちょう昼食ちゅうしょくをとった。明治天皇めいじてんのう地元じもとから献上けんじょうされた瀬田川せたがわのヒガイを大変たいへんり、そのたびたびせた。ひがい魚偏うおへんすめらぎ)の漢字かんじは、この出来事できごと由来ゆらいするという[3]

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ 細谷ほそやかずうみ、「日本にっぽんさんヒガイぞく魚類ぎょるい分類ぶんるいとアブラヒガイの新種しんしゅ記載きさい」 『魚類ぎょるいがく雑誌ざっし』 1982-1983ねん 29かん 2ごう p.127-138, doi:10.11369/jji1950.29.127, 日本にっぽん魚類ぎょるい学会がっかい
  2. ^ Takefumi Komiya, Sari Fujita, Katsutoshi Watanabe, "A Novel Resource Polymorphism in Fish, Driven by Differential Bottom Environments: An Example from an Ancient Lake in Japan.", PLoS ONE 6(2): e17430, 2011,doi:10.1371/journal.pone.0017430
  3. ^ レファレンス協同きょうどうデータベース