(Translated by https://www.hiragana.jp/)
フィリップ・ドー - Wikipedia コンテンツにスキップ

フィリップ・ドー

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
フィリップ・ドーによるメゾチント凹版おうはん)『The Macaroni. A real Character at the late Masquerade』1773ねん。(題名だいめいは、「マカロニ。夜更よふけの仮面かめん舞踏ぶとうかい本当ほんとうにいた人物じんぶつ」の。)
『"Bostonians Paying the Excise-Man, or Tarring and Feathering"』1774ねん

フィリップ・ドー(Philip Dawe、1730ねんころ? - 1832ねん8がつ13にち)は、イングランドメゾチント版画はんが芸術げいじゅつ政治せいじ風刺ふうしかれは、1730年代ねんだいロンドンで、商家しょうか息子むすことしてまれたとかんがえられている[1]かれはロンドンのケンティッシュ・タウン英語えいごばん死去しきょした。つまジェーン (Jane) とのあいだに6にんどもをもうけ、そのうちの3にんジョージ・ドー英語えいごばんヘンリー・エドワード・ドー英語えいごばん、ジェームズ・フィリップ・ドー (James Philip Dawe) は、ながじて芸術げいじゅつとなった。

ドーは、ヘンリー・モーランド英語えいごばんした徒弟とてい修行しゅぎょうをし[2]、モアランドの息子むすこジョージ・モーランド名親なおやとなった。ドーは、浮沈ふちんおおかったジョージ・モーランドの生涯しょうがいとおして、わらぬつよ友情ゆうじょうをもちつづけた[3]。ドーの息子むすこのひとりジョージ (George) は、モーランドの伝記でんきThe Life of George Morland with Remarks on His Works』を1807ねん出版しゅっぱんした。

フィリップ・ドーは、ウィリアム・ホガースしたはたらいたこともあった[2]。ドーは、みずからの作品さくひんのこしたが、かれがたずさわった仕事しごとおおくは、芸術げいじゅつ作品さくひんから版画はんが作成さくせいすることであった。

ドーがえがいた政治せいじ風刺ふうしのいくつかの漫画まんがは、ボストン茶会ちゃかい事件じけん一連いちれん出来事できごととらえており[4]、R・T・H・ホールジー (R.T.H. Halsey) の著書ちょしょThe Boston Port Bill as Pictured by a Contemporary London Cartoonist』のなか言及げんきゅうされている。そうした漫画まんが作品さくひんには、「The Bostonians in Distress」、「The Alternative of Williams-Burg」、「The Butcher’s Wife Dressing for the Pantheon」などがあった。こうした漫画まんが作品さくひん単純たんじゅん様式ようしきえがかれていたが、正確せいかく観察かんさつとコメントがけられていた。1774ねん、ドーは代表だいひょうさくとされる『"Bostonians Paying the Excise-Man, or Tarring and Feathering"』(徴税ちょうぜいじん支払しはらうボストン市民しみん、あるいは、タールけい)を発表はっぴょうした。

脚注きゃくちゅう

[編集へんしゅう]
  1. ^ Redgrave, Samuel: A Dictionary of Artists of the English School
  2. ^ a b Redgrave, Samuel: A Dictionary of Artists of the English School
  3. ^ Dawe, George: The Life of George Morland with Remarks on His Works
  4. ^ Halsey R.T.H: The Boston Port Bill as Pictured by a Contemporary London Cartoonist