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アーレンベルク公爵 こうしゃく の閲兵 えっぺい 、アダム・フランス・ファン・デル・ミューレン、1662年 ねん
フィリップ=フランソワ・ダランベール またはフィリップ・フランツ・フォン・アーレンベルク (仏 ふつ :Philippe-François d'Arenberg ;独 どく :Philipp Franz von Arenberg , 1625年 ねん 7月 がつ 30日 にち - 1674年 ねん 12月17日 にち )は、スペイン領 りょう ネーデルラント の上級 じょうきゅう 貴族 きぞく 、軍人 ぐんじん 。初代 しょだい アーレンベルク公爵 こうしゃく 、第 だい 7代 だい アールスコート公爵 こうしゃく 。
アーレンベルク侯 こう フィリップ=シャルル とその2番目 ばんめ の妻 つま のラレン女 おんな 伯 はく イザベル・ド・クレイモンの間 あいだ の長男 ちょうなん として生 う まれ、1640年 ねん に父 ちち が死 し ぬと家督 かとく を継 つ いだ。彼 かれ は初 はじ めマドリード に住 す み、スペイン王室 おうしつ の近衛 このえ 連隊 れんたい の大尉 たいい に任 にん じられた。この職務 しょくむ の関係 かんけい で、国王 こくおう フェリペ4世 せい のカタルーニャ 地方 ちほう への旅行 りょこう にも随行 ずいこう している。1644年 ねん には神聖 しんせい ローマ皇帝 こうてい フェルディナント3世 せい の計 はか らいにより、アーレンベルク家 か は神 かみ 聖 きよし ロ ろ ーマ帝国 まていこく の侯 ほう (フュルスト )から公爵 こうしゃく に昇格 しょうかく した。
一族 いちぞく とハプスブルク家 か との長年 ながねん の主従 しゅうじゅう 関係 かんけい から、フィリップ=フランソワはプロテスタント 系 けい の北部 ほくぶ 諸 もろ 州 しゅう (ネーデルラント連邦 れんぽう 共和 きょうわ 国 こく )の求 もと める自主 じしゅ 独立 どくりつ に強 つよ く反対 はんたい し、八 はち 十 じゅう 年 ねん 戦争 せんそう や三 さん 十 じゅう 年 ねん 戦争 せんそう の最中 さいちゅう はずっとハプスブルク側 がわ を支援 しえん し続 つづ けた。1646年 ねん には金 きむ 羊毛 ようもう 騎士 きし 団 だん の騎士 きし に任 にん じられている。
フィリップ=フランソワはスペイン王家 おうけ にゼーフェンベルゲン の所領 しょりょう を譲渡 じょうと した。この所領 しょりょう はスペインとネーデルラント連邦 れんぽう 共和 きょうわ 国 こく との和平 わへい 協定 きょうてい の中 なか でオラニエ=ナッサウ家 か が引渡 ひきわた しを求 もと めていた地域 ちいき で、フィリップ=フランソワは補償 ほしょう としてフォーコネイ=エ=ラ=メール(Faucogney-et-la-Mer 、現在 げんざい のフランス 領 りょう オート=ソーヌ県 けん の町 まち )および120の村 むら を与 あた えられている。
1648年 ねん の和平 わへい 成立 せいりつ 後 ご 、フィリップ=フランソワはスペインに戻 もど らずにスペイン領 りょう ネーデルラントにとどまり、同地 どうち に駐屯 ちゅうとん するスペイン人 じん 歩兵 ほへい 連隊 れんたい の連隊 れんたい 長 ちょう を務 つと め、1651年 ねん にレオポルト・ヴィルヘルム 大公 たいこう と同職 どうしょく を交替 こうたい した後 のち は、ドイツ人 じん 胸 むね 甲 かぶと 騎兵 きへい 連隊 れんたい の連隊 れんたい 長 ちょう となった。1651年 ねん から1658年 ねん までフランス・スペイン戦争 せんそう (Guerra franco-española )に従軍 じゅうぐん し、1654年 ねん にアラス の包囲 ほうい 戦 せん に参加 さんか している。1660年 ねん にフランドル の海軍 かいぐん 提督 ていとく となり、1663年 ねん にはエノー州 しゅう の総督 そうとく および軍 ぐん の最高 さいこう 責任 せきにん 者 しゃ の地位 ちい を与 あた えられた。
1642年 ねん にボルジア家 か の第 だい 8代 だい ガンディア公 こう フランシスコ・ディエゴ・パスクアル・デ・ボルハの娘 むすめ マグダレナ・デ・ボルハ・イ・ドーリアと結婚 けっこん したが、間 あいだ に生 う まれた2人 ふたり の娘 むすめ はいずれも夭折 ようせつ した。男子 だんし が無 な いため、アーレンベルク家 か の家督 かとく は腹違 はらちが いの弟 おとうと シャルル=ウジェーヌ が継 つ いだ。
Ph. Wirtgen: Die Eifel in Bildern und Darstellungen . Bd.2. Bonn, 1866 S.81
Eduard Vehse: Geschichte der deutschen Höfe seit der Reformation. Bd.39, sechste Abteilung, fünfter Teil. Hamburg, 1856 S.252
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