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フンナガカマツカ

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フンナガカマツカ
分類ぶんるい
さかい : 動物界どうぶつかい Animalia
もん : 脊索せきさく動物どうぶつもん Chordata
もん : 脊椎動物せきついどうぶつもん Vertebrata
つな : じょうひれつな Actinopterygii
: コイ Cypriniformes
: コイ Cyprinidae
: カマツカ Gobioninae
ぞく : フンナガカマツカぞく Rhinogobio
たね : フンナガカマツカ R. typus
学名がくめい
Rhinogobio typus
(Bleeker, 1871)
和名わみょう
フンナガカマツカ

フンナガカマツカ[1](吻長がまなか:吻鮈 、学名がくめい:Rhinogobio typus)は、コイコイカマツカぞくするそこせい淡水魚たんすいぎょ

分布ぶんぷ

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中国ちゅうごく大陸たいりく(長江ながえ閩江)[2]

形態けいたい

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最大さいだい44cm。からだ円筒えんとうがた細長ほそながい。からだしょくあお褐色かっしょくで、背面はいめんにはこまかい黒点こくてん破線はせんじょうならぶ。おおきい。吻はさきとがった円錐えんすいがたで、いちじるしく前方ぜんぽうる。くち下向したむきにつき、さかさU字形じけいひらく。口唇こうしん乳頭にゅうとう突起とっきはない。くちひげは後端こうたんとほぼおなじかややなが[3]

生態せいたい

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河川かせん本流ほんりゅう水深すいしんあさすなどろそこ砂礫されきそここのみ、つねにのカマツカるいこんぐんつくって生活せいかつしている。ユスリカの幼虫ようちゅう水生すいせい昆虫こんちゅうなどのちいさな動物どうぶつ中心ちゅうしんに、藻類そうるい有機物ゆうきぶつべる雑食ざっしょくせい繁殖はんしょくは4がつ下旬げじゅんから5がつ上旬じょうじゅん成長せいちょう比較的ひかくてきおそく、2ねんふゆ体長たいちょう21cm、重量じゅうりょう273-323g、3ねんふゆには体長たいちょう29-31cm、重量じゅうりょう500gになる[3]

人間にんげんとの関係かんけい

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大型おおがたとはいえないが、個体こたいすうおおく、肉質にくしついので、中国ちゅうごくでは一般いっぱんてき食用しょくようぎょである[3]

近似きんじしゅ

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コウガカマツカ[1] Rhinogobio nasutus

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体長たいちょう20cm。黄河こうが水系すいけい特産とくさん。フンナガカマツカにるが、ほんしゅほうちいさく、体形たいけい寸詰すんづまりで、吻がみじかい。からだはフンナガカマツカよりがわへんする[1]

トカゲカマツカ Saurogobio dabryi

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最大さいだい24cmにたっするが、10cmほどの個体こたいおお[4]中国ちゅうごく朝鮮半島ちょうせんはんとう分布ぶんぷする。からだきわめて細長ほそながい。吻はとがらず、わずかにる。くち前向まえむきにつき、くちびるには多数たすう乳頭にゅうとう突起とっき発達はったつする。繁殖はんしょくは4~6がつで、浮遊ふゆうたまご[2][5]

出典しゅってん

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  1. ^ a b c 日本にっぽん動物どうぶつ図鑑ずかんきたたかしかん、1947ねん 
  2. ^ a b 中国ちゅうごく淡水魚たんすいぎょるい原色げんしょくしゅうのうまき漁業ぎょぎょう水産すいさんきょく中国科学院ちゅうごくかがくいん水生すいせい生物せいぶつ研究所けんきゅうじょ上海しゃんはい自然しぜん博物館はくぶつかん、1982ねん 
  3. ^ a b c 长鼻あさ杆吻鮈”. 中国科学院ちゅうごくかがくいん. 2023ねん3がつ12にち閲覧えつらん
  4. ^ ふね钉子――へび”. 中国科学院ちゅうごくかがくいん. 2023ねん3がつ16にち閲覧えつらん
  5. ^ 朝鮮ちょうせん魚類ぎょるい朝鮮ちょうせん総督そうとく水産すいさん試験場しけんじょう、1939ねん