ブランコ・イバンコビッチ

ブランコ・イバンコビッチ（Branko Ivanković、1954年ねん 2月がつ28日にち - ）は、クロアチア・チャコヴェツ出身しゅっしんのサッカー選手せんしゅ、サッカー指導しどう者しゃ。

来歴らいれき

指導しどう者しゃとして頭角とうかくを現あらわしたのは1998年ねんのフランスW杯はいで、彼かれはミロスラヴ・ブラジェヴィッチ監督かんとくの元もとでクロアチア代表だいひょうのアシスタントコーチを務つとめ、同どう代表だいひょうチームを3位いという大だい躍進やくしんに導みちびいた。

その後ご、1999年ねんにドイツに渡わたり、ハノーファーの監督かんとくを1シーズン務つとめた。2000年ねんからはミルコ・ヨジッチ監督かんとくの元もとで、再度さいどクロアチア代表だいひょうのアシスタントコーチを務つとめた。

2001年ねん、イラン代表だいひょうのコーチとなり、翌年よくねん2月がつに監督かんとくに指名しめいされる。在任ざいにん7か月げつで一いち度ど退しりぞくが、2003年ねん10月がつ12日にちに再ふたたび就任しゅうにんし、ニュージーランド戦せんから指揮しきを執とった。その後ごはイラン五輪ごりん代表だいひょう監督かんとくなどを歴任れきにん。 2006年ねんドイツ開催かいさいのワールドカップ・アジア予選よせんではアジア最強さいきょうの攻撃こうげき力りょくと破壊はかい力りょくを武器ぶきに快かい進撃しんげきを続つづけ、最終さいしゅう予選よせんでは初戦しょせんのバーレーン戦せんでスコアレスドローという不穏ふおんな空気くうきが漂ただよったものの、日本にっぽん戦せんでは攻守こうしゅともに冴さえをみせ2-1で勝利しょうりをおさめ、波なみに乗のった。そして、イラン代表だいひょうとしては2大会たいかいぶり3度目どめの本ほん大会たいかい出場しゅつじょうへ導みちびいた。しかし、チームは本ほん大会たいかいで2敗はい1分わけと不本意ふほんいな結果けっかに終おわり、大会たいかい終了しゅうりょう後ごに解任かいにんされた。

帰国きこく後ご、フロントと対立たいりつして解任かいにんされたヨシップ・クゼに代かわり、ディナモ・ザグレブ監督かんとくに就任しゅうにん。リーグ連覇れんぱ、国内こくないリーグ28連勝れんしょうとチームを国内こくないで無敵むてきのチームに育そだてあげた。また、UEFAカップではアヤックスに勝利しょうりするなど国際こくさい試合しあいでも活躍かつやくをみせたがチーム作づくりをめぐりフロントと対立たいりつし、2008年ねん1月がつに解任かいにんされた。しばらく、無職むしょくの状態じょうたいが続つづいたものの、フロントと和解わかいしたことから2008年ねん5月がつにディナモ・ザグレブの監督かんとくに復帰ふっきした。しかし、かつての強つよさを取とり戻もどせず不安定ふあんていな戦たたかいが続つづいたことから12月に解任かいにんされた。