ヘクトパスカル

ヘクトパスカル hectopascal
記号きごう	hPa
度量衡どりょうこう	メめートル法とるほう
系けい	国際こくさい単位たんい系けい (SI)
種類しゅるい	SI組立くみたて単位たんい
量りょう	圧力あつりょく
定義ていぎ	100 Pa

ミリバール millibar
記号きごう	mbar
度量衡どりょうこう	メめートル法とるほう
種類しゅるい	非ひSI単位たんい
量りょう	圧力あつりょく
SI	1 hPa
定義ていぎ	1/1000 bar

ヘクトパスカル (英えい: hectopascal, 記号きごう hPa) は、国際こくさい単位たんい系けい (SI)における圧力あつりょくの単位たんい（SI組立くみたて単位たんい）である。ヘクトが100倍ばいを表あらわすSI接頭せっとう語ごであるから、1ヘクトパスカルは100パスカルである。気象きしょう学がくで主おもに使つかわれているが、ストッキングやタイツの引ひき締しめ力りょくを表あらわすのにも用もちいられる。

単位たんい間あいだの関係かんけい

圧力あつりょくの大おおきさとしては、かつてのミリバール (英えい: millibar, 記号きごう mbar) すなわち1/1000バールと等ひとしい。標準ひょうじゅん大気たいき圧あつは、

• 1 気圧きあつ（標準ひょうじゅん気圧きあつ）(atm)
• = 1.01325 bar
• = 1013.25 mbar
• = 1013.25 hPa
• = 101325 Pa

と定義ていぎされている。

歴史れきし的てきには、標準ひょうじゅん気圧きあつ の1気圧きあつ (1 atm) と1バール (1 bar) とが圧力あつりょくの大おおきさとして極きわめて近似きんじしているため、バールの1/1000の単位たんいであるミリバール (mbar) が気圧きあつを表あらわすのに都合つごうのよい単位たんいとして広ひろく使用しようされていた。

しかし、バール・ミリバールはともにSI単位たんいではない。そのため、SIへの統一とういつをきっかけとして、ミリバールと全まったく同おなじ大おおきさの圧力あつりょくの単位たんいであるヘクトパスカルが代かわりに使用しようされるようになった。日本にっぽんでの切きり替かえは1992年ねん12月1日にちからである。

符号ふごう位置いち

記号きごう	Unicode	JIS X 0213	文字もじ参照さんしょう	名称めいしょう
㍱	U+3371	-	㍱ ㍱	ヘクトパスカル
㏔	U+33D4	-	㏔ ㏔	ミリバール
㍊	U+334A	1-13-46	㍊ ㍊	全角ぜんかくミリバール

Unicodeには、ヘクトパスカルやミリバールを表あらわす上記じょうきの文字もじが収録しゅうろくされている。これらはCJK互換ごかん用よう文字もじであり、既存きそんの文字もじコードに対たいする後方こうほう互換ごかん性せいのために収録しゅうろくされているものであるので、使用しようは推奨すいしょうされない。