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ペンギノン

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ペンギノン

ペンギノンの平面へいめん構造こうぞうしき

識別しきべつ情報じょうほう
特性とくせい
化学かがくしき C10H14O
モル質量しつりょう 150.22 g mol−1
特記とっきなき場合ばあい、データは常温じょうおん (25 °C)・つねあつ (100 kPa) におけるものである。

ペンギノンえい: penguinone)は分子ぶんししき C10H14O であらわされる有機ゆうき化合かごうぶつである。平面へいめん構造こうぞうしきペンギンていることから名付なづけられた[1]

接尾せつび 'one' (オン)はこの分子ぶんしケトン一種いっしゅ[2]、すなわち炭素たんそ原子げんし酸素さんそ原子げんしあいだじゅう結合けつごう化合かごうぶつであることをしめしている。IUPAC組織そしきめいは 3,4,4,5-テトラメチルシクロヘキサ-2,5-ジエノンである[3]

ペンギノンはジエノン-フェノール転位てんい基質きしつとなるべき環状かんじょうジエノン骨格こっかくゆうするが、3,5のメチルもとが4のメチルもと転位てんい阻害そがいするため、トリフルオロ酢酸さくさん作用さようさせてもフェノールにはわらない[4](ジエノン-フェノール転位てんいこさない)。

参考さんこう文献ぶんけん

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  1. ^ May, Paul W. (2008). Molecules with Silly or Unusual Names. London: Imperial College Press. p. 35. ISBN 1848162073 ; May, Paul W. (1997–2010). “Molecules with Silly or Unusual Names”. University of Bristol. 2011ねん12がつ10日とおか閲覧えつらん
  2. ^ Laszlo, Pierre (2004). “Science as Play”. American Scientist 92 (5): 398. doi:10.1511/2004.5.398. http://www.americanscientist.org/issues/pub/science-as-play/3. 
  3. ^ Parkvall, Mikael (2006). Limits of Language. London: Battlebridge. p. 176. ISBN 1903292042 
  4. ^ Hagenbruch, Bernd; Hünig, Siegfried (1983). “Ein Beitrag zur Dienon-Phenol-Umlagerung”. Chemische Berichte 116: 3884–3894. doi:10.1002/cber.19831161212. 

関連かんれん項目こうもく

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  • ナノプシャン - 構造こうぞうしきひとている。
  • ナノカー - 構造こうぞうしきくるまている。