ボケ山やま古墳こふん

ボケ山やま古墳こふん（ぼけやまこふん、野中のなかボケ山やま古墳こふん）は、大阪おおさか府ふ藤井寺ふじいでら市し青山あおやま3丁目ちょうめにある古墳こふん。形状けいじょうは前方後円墳ぜんぽうこうえんふん。古市ふるいち古墳こふん群ぐんを構成こうせいする古墳こふんの1つ。

実際じっさいの被葬ひそう者しゃは明あきらかでないが、宮内庁くないちょうにより「埴生はぶ坂本さかもと陵りょう（はにゅうのさかもとのみささぎ）」として第だい24代だい仁賢天皇にんけんてんのうの陵りょうに治定じじょうされている。

概要がいよう

ボケ山やま古墳こふんは、墳丘ふんきゅうの長ながさ122メートル、前方ぜんぽう部ぶの幅はば107メートル・高たかさ13メートル、後こう円えん部ぶは直径ちょっけい65メートル・高たかさ11.5メートルの前方後円墳ぜんぽうこうえんふんである。

南東なんとうのくびれ部ぶに造みやつこ出でがあり、周囲しゅういは濠ほりで囲かこまれている。

1975年ねんと1979年ねんの大阪おおさか府ふ教育きょういく委員いいん会かいによる外堤そとつつみ調査ちょうさにより、後こう円えん部ぶ北東ほくとう側がわの堤つつみと前方ぜんぽう部ぶ北西ほくせい側がわの堤つつみで円筒えんとう埴輪はにわ列れつが発見はっけんされた。また、1981年ねんの羽曳野はびきの市し教育きょういく委員いいん会かいによる外堤そとつつみ調査ちょうさにより、前方ぜんぽう部ぶ北西ほくせい側がわの堤つつみに接せっする斜面しゃめんで2基きの埴輪はにわ窯かまが発見はっけんされた。