ボリンダー＝ムンクテル

ボリンダー＝ムンクテル（AB Bolinder-Munktell 、BM）は、スウェーデンのエシルストゥーナで1932年ねんに機械きかい製造せいぞうのボリンダー（Bolinder ）とムンクテル（Munktell ）が合併がっぺいして設立せつりつされたトラクターと機械きかいの製造せいぞう会社かいしゃである。ボリンダーは1920年代ねんだいには全ぜん世界せかいの80%のシェアを持もっていた船舶せんぱく用ようエンジンの大だいメーカーであった。

概要がいよう

1950年代ねんだいのボリンダー＝ムンクテル製せいトラクター、BM 35

ボリンダー＝ムンクテルは1950年ねんにボルボ社しゃの傘下さんかに入はいり、1973年ねんに社名しゃめいがボルボBM（Volvo BM AB ）に変更へんこうされ1995年ねんにはボルボ建設けんせつ機械きかい（Volvo Construction Equipment ）となった。

ボリンダー＝ムンクテルの製品せいひんは時代じだいによって変遷へんせんし20世紀せいきの初はじめまでは脱穀だっこく機きのような農業のうぎょう機械きかいが製品せいひんの重要じゅうような地位ちいを占しめていた。トラクターの生産せいさんは1913年ねんの30-40型がたから始はじまり、1970年代ねんだいまで主要しゅよう製品せいひんであり、その耐久たいきゅう性せいで比類ひるいない評判ひょうばんを得えた。第だい二に次じ世界せかい大戦たいせん中なかにボリンダー＝ムンクテルはスウェーデン当局とうきょくの要請ようせいによりダイムラー・ベンツ DB 601航空こうくうエンジンのライセンス生産せいさんを行おこなった。エシルストゥーナの完全かんぜん地下ちか工場こうじょうはこのエンジン工場こうじょうを収容しゅうようするために建設けんせつされた。1950年代ねんだいから新あたらしい建設けんせつ機械きかいと林業りんぎょう機械きかいの分野ぶんやの製品せいひんが製造せいぞうされるようになり、当初とうしょそれらはトラクターのシャーシを基もとにしていた。間あいだもなく建設けんせつ機械きかいは主要しゅような製品せいひん群ぐんとなり今日きょうまで続つづいている。1960年代ねんだいに開発かいはつされ現在げんざいも生産せいさんされているのはホイールローダーと関節かんせつ式しきダンプトラックである。

歴史れきし

起源きげんは、1832年ねんエシルストゥーナで設立せつりつされた機械きかい製造せいぞうのムンクテル機械きかい工場こうじょう（Munktells Mekaniska Verkstad ）と1845年ねんストックホルムで設立せつりつされた J. & C.G.ボリンダー機械きかい工場こうじょう（J. & C.G. Bolinders Mekaniska Verkstad ）に遡さかのぼる。1950年ねんに主要しゅよう株主かぶぬしであったハンデルス銀行ぎんこうが所有しょゆう株かぶをボルボに売却ばいきゃくしたことによりボルボの子会社こがいしゃとなった。

• ボルボ建設けんせつ機械きかいの歴史れきし（Volvo Construction Equipment global history site、（英語えいご））