モンドラン

モンドラン
Mont Dolent
モンドラン
最高さいこう地点ちてん
標高ひょうこう	3,823 m (12,543 ft)
プロミネンス	330 m (1,080 ft)
アイソレーション	1.77キロメートル (1.10 mi)
親しん山頂さんちょう	エギーユ・ヴェルト
座標ざひょう	北緯ほくい45度ど55分ふん21秒びょう 東経とうけい7度ど2分ふん46秒びょう
地形ちけい
モンドラン アルプス山脈あるぷすさんみゃくの中なかの位置いち
所在地しょざいち	イタリア ヴァッレ・ダオスタ州しゅう スイス ヴァレー州しゅう フランス オート＝サヴォワ県けん
所属しょぞく山脈さんみゃく	グライエアルプス山脈さんみゃく
登山とざん
初はつ登頂とうちょう	A. Reilly, エドワード・ウィンパー, ミッシェル・クロ, H. Charlet, M. Payot（1864年ねん7月がつ9日にち）
最さい容易ようい ルート	南面なんめんおよび南東なんとう稜りょう (PD)
プロジェクト 山やま

モンドラン（フランス語ふらんすご: Mont Dolent）は、アルプス山脈あるぷすさんみゃく・モンブラン山塊さんかいにある標高ひょうこう3,823メートルの山やまである。イタリア・スイス・フランスの三さん国こく国境こっきょうに位置いちする。

正確せいかくな三さん国こく国境こっきょうの位置いちは、山頂さんちょうから北西ほくせいに約やく100メートルの標高ひょうこう3,749メートル地点ちてんにある。

初はつ登頂とうちょうは、1864年ねん7月がつ9日にち、A. Reillyとエドワード・ウィンパーおよびガイドのミッシェル・クロ、H. Charlet、M. Payotによる。ウィンパーは登頂とうちょう時じのことを、著書ちょしょ『アルプス登攀とうはん記き』の中なかで次つぎのように書かいている。

We occupied the 9th with a scramble up Mont Dolent. This was a miniature ascent. It contained a little of everything. First we went up to the Petit Col Ferret, and had a little grind over shaly banks; then there was a little walk over grass; then a little tramp over a moraine (which, strange to say, gave a pleasant path); then a little zizagging over the snow-covered glacier of Mont Dolent. Then there was a little bergschrund, then a little wall of snow [. . .] The summit itself was little, very small indeed; it was the loveliest little cone of snow that was ever piled up on a mountain-top; so soft, so pure; it seemed a crime to defile it; it was a miniature Jungfrau; a toy summit, you could cover it with a hand.

（日本語にほんご訳やく）我々われわれは9日にちにモンドランに這はい登のぼり、これを制覇せいはした。 これは小規模しょうきぼな登頂とうちょうだった。それは全すべてのものを少すこしずつ含ふくんでいた。最初さいしょに我々われわれはプチコルフェレットに行いき、シャリバンクを少すこし踏ふみつけ、 草くさの上うえを少すこし歩あるき、モレーンを少すこし踏ふみつけ（不思議ふしぎにも,、それらは楽たのしい道みちだった）、モンドランの雪ゆきで覆おおわれた氷河ひょうがの上うえを少すこしジグザグに進すすんだ。 それから小ちいさなベルクシュルントがあり、その後ご小ちいさな雪ゆきの壁かべがあった。 [. . .] 頂上ちょうじょうは、とても柔やわらかく、とても純粋じゅんすいで、それを汚けがすのは罪つみと思おもわれ、小ちいさなユングフラウで、おもちゃの頂上ちょうじょうで、片手かたてで覆おおうことができた。

モンドランには4つの面めんがあり、様々さまざまな難易なんい度どの雪ゆきや氷こおりの登攀とうはんルートがある。頂上ちょうじょうへの唯一ゆいいつの直接的ちょくせつてきなルート（難易なんい度どPD）は、南面なんめんから、南東なんとう稜りょうに短みじかく露出ろしゅつして広ひろがるプレ・ド・バール氷河ひょうがを経由けいゆするものである。イタリア側がわからのこのルートの登のぼりの所要しょよう時間じかんは約やく4時じ間あいだであり、フィオリオ小屋こや（Fiorio Bivouac Hut 、ドラン小屋こや(Refuge Bivouac du Dolent)としても知しられる）が出発しゅっぱつ点てんとなる。 次つぎに難易なんい度どの低ひくい（難易なんい度どAD）ルートは、スイス側がわにある同様どうようの名前なまえのドラン小屋こや(Bivouac du Dolent(la Maye))からスタートする、山やまの東峰とうほうを経由けいゆするルートである。

山小屋やまごや

• Bivacco Fiorio(Refuge Bivouac du Dolent) – 2,724 m
• Bivouac du Dolent - la Maye – 2,667 m
• ヌーヴ小屋こや – 2,735 m
• アルジェンティエール小屋こや – 2,771 m

ギャラリー

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  モンドラン北面ほくめんとダルジャンティエール氷河ひょうが
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  ドラン小屋こやから見みたモンドラン南面なんめん
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  山やまの南側みなみがわ（イタリア側がわ）のドラン小屋こや
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  モンドラン山頂さんちょうに立たつ像ぞう
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  モンドラン山頂さんちょうの登山とざん者しゃ
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  ヴァル・フェレットから見みたモンドラン

外部がいぶリンク

• Mont Dolent on French IGN mapping portal
• Mont Dolent on SummitPost
• Mont Dolent on Hikr