やま

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富士山ふじさん

やま(やま)とは、周囲しゅういよりもたかがった地形ちけい場所ばしょのことをいう。地形ちけいがくでは丘陵きゅうりょうや「台地だいち」よりも周囲しゅういとの相対そうたいてき高度こうどだか)や起伏きふくおおきいものをす。平地ひらちくらべ、傾斜けいしゃした地形ちけいから[ちゅう 1]

概要がいよう[編集へんしゅう]

蓼科山たてしなやま

周囲しゅういとどの程度ていど高度こうどがあればやまぶかについては、くに地域ちいきごとの習慣しゅうかん領域りょういき研究けんきゅうしゃごとに差異さいがあり、一概いちがいまっているわけではない[1]。たとえば日常にちじょう生活せいかつ人々ひとびとは、あるがった地形ちけいして、おな人々ひとびとが、あるときは「やま」とんでみたり、またあるときは丘陵きゅうりょうおかおかなどとんだりすることがあり、区別くべつかならずしも明確めいかくでない。

ブリタニカ百科ひゃっか事典じてんでは、相対そうたいてきに2,000フィート(610m)のたかさをつものをやまとしている。

国際こくさい連合れんごう環境かんきょう計画けいかくにおいて定義ていぎされた「山岳さんがく環境かんきょう」は、以下いかのいずれかの条件じょうけんたす地点ちてん山岳さんがく定義ていぎしている[2]

  • 高度こうどすくなくとも2,500m以上いじょうある。
  • 仰角ぎょうかくが2え、高度こうどすくなくとも1,500m以上いじょうある。
  • 仰角ぎょうかくが5え、高度こうどすくなくとも1,000m以上いじょうある。
  • 周囲しゅうい半径はんけい7km以内いないで300m以上いじょう高度こうどがっている場合ばあい高度こうどすくなくとも300m以上いじょうある。

この定義ていぎ使用しようした場合ばあい山岳さんがく地帯ちたいはユーラシアの33%、きたアメリカの24%、みなみアメリカの19%、そしてアフリカの14%をめている[3]。また、地上ちじょうぜん陸地りくち面積めんせきのおよそ24%が山岳さんがく地帯ちたい定義ていぎされることになる[4]日本にっぽんでは、国土こくど地理ちりいん地図ちずしめ名称めいしょうに「やま」をつける場合ばあい地方自治体ちほうじちたい申請しんせいをもって表示ひょうじするとしている[5]

分類ぶんるい[編集へんしゅう]

やまふくあいてきなものを山岳さんがく連山れんざん山地さんち山脈さんみゃく)と[ちゅう 2]通常つうじょう陸上りくじょうのものはたんに「やま」といい、海中かいちゅうやま海山みやまう。

起伏きふく程度ていどによって分類ぶんるいする方法ほうほうもあり、ていやませい山地さんち中山なかやませい山地さんち高山たかやませい山地さんち分類ぶんるいされる[1]山地さんち形成けいせいした営力によって分類ぶんるいする方法ほうほうもあり、

  1. 火山かざん作用さよう形成けいせいされた山地さんち火山かざんせい山地さんち
  2. 浸食しんしょく作用さよう形成けいせいされた山地さんち残存ざんそん山地さんちあるいは浸食しんしょく山地さんち
  3. 地殻ちかく運動うんどうによって形成けいせいされた山地さんち

などにおおきく分類ぶんるいされる[1]。そしてそれらがまたさまざまな観点かんてんから分類ぶんるいされている。

1.の火山かざんせい山地さんちは、形態けいたい構造こうぞうによって単式たんしき火山かざん複式ふくしき火山かざんふくなり火山かざんとも)に分類ぶんるいされる[1]単式たんしき火山かざんには成層せいそう火山かざんだてじょう火山かざんなどがふくまれ、複式ふくしき火山かざんにはカルデラ複数ふくすう単式たんしき火山かざんふくあいなどがふくまれる[1]。そしてカルデラ火山かざんはさらにじゅうしき火山かざん三重みえしき火山かざん分類ぶんるいされる[1]。また火山かざんせい山地さんちはその噴出ふんしゅつ場所ばしょによって陸上りくじょう火山かざん海底かいてい火山かざんこおりそこ火山かざん分類ぶんるいされる[1]

2.の浸食しんしょく山地さんち分類ぶんるいとしては、湿潤しつじゅん地域ちいきしょうじる「ざんおか」、乾燥かんそう地域ちいきしょうじるインゼルベルクボルンハルトがある[1]

3.のタイプの山地さんちはさらに、褶曲しゅうきょく山地さんち(しゅうきょく - )、きょくたかし山地さんち、ドームじょう山地さんち断層だんそう山地さんちかたぶけどう山地さんちなどに分類ぶんるいできる[1][ちゅう 3]。なお、人工じんこうてきつくったやま築山つきやまという。

やまたか[編集へんしゅう]

ヒマラヤ山脈ひまらやさんみゃく

やまたかさ(標高ひょうこう)は、海面かいめん延長えんちょうであるジオイドからの距離きょりとすることが一般いっぱんてきであり、これを海抜かいばつ(かいばつ)とう。

地球ちきゅううえ最高峰さいこうほう(もっともたかやま)はヒマラヤ山脈ひまらやさんみゃくエベレスト海抜かいばつ8,848m)とされている[6] が、海抜かいばつ以外いがい指標しひょうにより最高峰さいこうほうえらぶことも可能かのうである。たとえば、地球ちきゅう中心ちゅうしんから最高峰さいこうほう南米なんべいアンデス山脈あんですさんみゃくチンボラソさん海抜かいばつ6,310m)である[7]

地球ちきゅう自転じてん遠心えんしんりょくにより回転かいてん楕円だえんたいとなっていて、赤道あかみち付近ふきんがふくらんでいる。そのため、赤道せきどうからわずか150kmにあるチンボラソさんは、エベレストより2,150mも地球ちきゅう中心ちゅうしんからたかくなっている。ハワイマウナ・ケア海抜かいばつでは4,205mだが、太平洋たいへいようそこから一気いっきに10,203mもせりがっており、基盤きばん部分ぶぶんからの標高ひょうこうでは世界せかい最高峰さいこうほうとなっている[8]

日本にっぽん国内こくないでは、最高峰さいこうほう富士山ふじさん標高ひょうこう3,776m)である。たいしてもっともひくやま仙台せんだい日和山ひよりやま標高ひょうこう3m)[9] であるが、やま定義ていぎ地形ちけいがくてき分類ぶんるいあるいは地図ちず作成さくせい測量そくりょうによりとらえかたはさまざまであり、もっともひくやま決定けっていむずかしい。

地球ちきゅう以外いがい天体てんたいでは、ジオイドに相当そうとうするめんからの距離きょり標高ひょうこうとする。ただし、地球ちきゅう以外いがい天体てんたいには海面かいめんがないので、天体てんたいごとに恣意しいてき定義ていぎする。たとえば、火星かせいでジオイドに相当そうとうするアレイドは、温度おんど0.01気圧きあつ610.5パスカルとなるめんである。日本語にほんごでは地球ちきゅうじょう地球ちきゅうがいともに「やま」であるが、英語えいごではMonsといい、地球ちきゅうやま区別くべつされる。

なお、太陽系たいようけいられている最高峰さいこうほう火星かせいオリンポスさんであり、標高ひょうこうやく27,000m(27km)にたっする。火星かせいにはこのほかにもアルシアさん標高ひょうこう19km)やアスクレウスさん標高ひょうこう18km)、パボニスさん標高ひょうこう14km)といった、地球ちきゅうよりもはるかにたか火山かざん存在そんざいする[10]が、これは火星かせいにプレートテクトニクスが存在そんざいせず、マグマのホットスポット移動いどうしないため溶岩ようがんおな場所ばしょ堆積たいせきつづけたためとかんがえられている[11]

やま形成けいせい[編集へんしゅう]

きた太平洋たいへいよう海底かいてい地形ちけい画像がぞうみぎハワイ諸島しょとうから西にしけて北西ほくせいハワイ諸島しょとう、さらにきたきをえて天皇てんのう海山うみやまぐんばれるしまおよび海山みやまれつ確認かくにんできる。

やまは、大陸たいりく移動いどう(プレート移動いどうにともなう褶曲しゅうきょく断層だんそう運動うんどう隆起りゅうき火山かざん活動かつどうなどの地理ちりてき要因よういんにより形成けいせいされる。

このうち、もっともだい規模きぼ山岳さんがく形成けいせいはプレート移動いどうによってなされ、世界せかいの2だい造山つくりやまたいであるアルプス・ヒマラヤ造山つくりやまたい環太平洋かんたいへいよう造山つくりやまたいはいずれもプレート移動いどうにより形成けいせいされたものである。アルプスヒマラヤ造山つくりやまたいぞくするヒマラヤ山脈ひまらやさんみゃくアルプス山脈あるぷすさんみゃくは、かつて2つの大陸たいりくプレートにはさまれたあさうみだったが、大陸たいりくプレート同士どうし衝突しょうとつにより地面じめんげられて成立せいりつした。このようなやま成立せいりつ過程かてい造山つくりやま運動うんどうという。ロシアウラル山脈さんみゃく北米ほくべい東岸とうがんアパラチア山脈さんみゃくは、ずっと以前いぜん造山つくりやま運動うんどう痕跡こんせきである(造山つくりやま運動うんどう終了しゅうりょう浸食しんしょくなどでけずられた)。環太平洋かんたいへいよう造山つくりやまたい太平洋たいへいようプレートかく大陸たいりくプレートにしずみをこして形成けいせいされるものであり、そのとおアンデス山脈あんですさんみゃくロッキー山脈さんみゃく日本にっぽん列島れっとうなど太平洋たいへいようかこむようにしてだい山脈さんみゃく連続れんぞくするかたちになっている。

この2つの造山つくりやまたいはいずれもプレート同士どうし衝突しょうとつによって形成けいせいされるものだが、そのほかにプレートがされひろがりつづける発散はっさんがた境界きょうかいにおいても山脈さんみゃく形成けいせいされる。この発散はっさんがた境界きょうかいおおくは海底かいてい存在そんざいし、海嶺かいれいばれることがおおい。大西洋たいせいよう南北なんぼくつらぬ大西洋たいせいよう中央ちゅうおう海嶺かいれいなどが代表だいひょうれいである。

火山かざんおおくはプレートの拡大かくだいもしくは収縮しゅうしゅく地点ちてんがわ存在そんざいし、そのため上記じょうき造山つくりやまたい付近ふきんにほとんどの火山かざん存在そんざいするものの、まれにプレート境界きょうかいとはまったく関係かんけいない場所ばしょにおいてマグマ継続けいぞくてき供給きょうきゅうされ火山かざん成立せいりつする場合ばあいがある。これはホットスポットばれ、ハワイとうのマウナ・ケアなどが代表だいひょうれいである。このホットスポットはプレートのうごきとは無関係むかんけいであるため、プレートが移動いどうしてもその地点ちてん山岳さんがく形成けいせいつづける。ふる火山かざんとうはホットスポットからはなれるにしたがってなみふうあめなどによって浸食しんしょくされていき、やがて海面かいめんぼっして海山みやまとなる[12]

断層だんそう運動うんどうにより断層だんそうめんから一方いっぽう上昇じょうしょうまたは下降かこうすることによりやま形成けいせいされることもあり、れいとしては日本にっぽん六甲山地ろっこうさんち[13]養老山地ようろうさんちなどがある。地殻ちかく変動へんどうにともなって地面じめん上昇じょうしょうする隆起りゅうきによりやま形成けいせいされたれいには、日本にっぽん北上ほくじょう山地さんち阿武隈高地あぶくまこうちなどがある。

火山かざん活動かつどう成因せいいんとするやまは、富士山ふじさん阿蘇山あそさんのような活火山かっかざんのほか、荒島岳あらしまだけのようにかつての火山かざん浸食しんしょくされてできたものもある。

上記じょうきのようにして形成けいせいされたやまは、またさまざまな理由りゆうによって次第しだいひくくなっていく。やま形成けいせいしている岩石がんせきは、やまきびしい気候きこうなが年月としつきなどによって風化ふうかしていき、そのかさねによってやまひくくなっていく[14]。また、浸食しんしょくやまひくくしていくおおきな要因よういんひとつである。寒冷かんれい高山たかやまにおいて形成けいせいされる氷河ひょうがは、やま侵食しんしょくするおおきな原因げんいんひとつである[15]。より温暖おんだん地方ちほうにおいては、河川かせんおもやまたい浸食しんしょく原因げんいんとなる[16]。このほか、ふうによる風食ふうしょく浸食しんしょく要因よういんとなるが、氷河ひょうが河川かせんくらべればその役割やくわりちいさなものである[16]。また、すべりや崖崩がけくずれなどによってより急激きゅうげきやまたい変化へんかすることもある[17]

やま部分ぶぶん名称めいしょう[編集へんしゅう]

  • うえ部分ぶぶん - 山頂さんちょういただき(いただき)、けんみね(けんがみね、火山かざん噴火口ふんかこう周縁しゅうえん富士ふじ山頂さんちょう)、山巓さんてん(さんてん)
  • 中間ちゅうかん部分ぶぶん - 山腹さんぷく(さんぷく)、中腹ちゅうふく(ちゅうふく)
  • した部分ぶぶん - 山麓さんろく(さんろく)、ふもと(ふもと)、やますそ

やま形状けいじょう[編集へんしゅう]

やまはそれぞれ特徴とくちょうのある形状けいじょうであり[18]、それにちなんだ山名やまなのものもある。

深田ふかた久弥ひさやは『日本にっぽん百名山ひゃくめいざん』の著書ちょしょなどで、それぞれのやま槍ヶ岳やりがだけ開聞岳かいもんだけ恵那山えなさん鹿島槍ヶ岳かしまやりがだけなど)の山容さんよう特徴とくちょうについてくわしく記載きさいしている[19]

やま形状けいじょうれい以下いかとなる。

するどとがった山容さんよう
槍ヶ岳やりがたけ剱岳宝剣岳ほうけんだけ利尻山りしりざん冠山かんざん高千穂峰たかちほのみねなど
円錐えんすいかたち
成層せいそう火山かざん富士山ふじさん後方こうほう羊蹄山ようていざん開聞岳かいもんだけなど
なだらかな山容さんよう
くしかたち櫛形山くしがたやま恵那山えなさん御池おいけたけしなど
そうみみほう
2つの顕著けんちょなピークからなる鹿島槍ヶ岳かしまやりがだけ笊ヶ岳ざるががたけ池口いけぐちたけし天狗岳てんぐだけ由布岳ゆふだけなど

やま気候きこう生物せいぶつ[編集へんしゅう]

タトラ山脈さんみゃくザコパネ、ポーランド)

やま気候きこう平地ひらちおおきくことなる。やまでは気象きしょう変化へんかしやすく、ふうつよく、降水こうすいりょうおお[20]やま起伏きふくはげしいため地上ちじょう付近ふきんあたたかい空気くうき高所こうしょさむ空気くうきじりあい、くも発生はっせいしやすいためである。

また、標高ひょうこうが100m上昇じょうしょうするごとに気温きおんは0.6摂氏せっしひくくなるとされており、そのため、標高ひょうこうたかくなれば植生しょくせい生態せいたいけいことなってくる。標高ひょうこうがるにつれて植生しょくせいはより寒冷かんれい適応てきおうしたものとなっていくため、山麓さんろく低地ていち熱帯ねったいであるのに山頂さんちょう植生しょくせい温帯おんたいせいひやたいせいしめしたり、さらには森林しんりん生育せいいくできる温度おんど下回したまわってしまいツンドラ氷河ひょうがひろがっているということもありうる。

れいとして、ほぼ赤道あかみち直下ちょっかにあるキリマンジャロやまにおいては、山麓さんろく標高ひょうこう1,900mくらいまではサバンナひろがっているのにたいし、標高ひょうこう2,500m程度ていどまでは熱帯ねったい雨林うりん、3,000m付近ふきんまでは雲霧くもぎりりんとなり[21]、それよりうえになると森林しんりん限界げんかいむかえてしまうため樹木じゅもく生育せいいくできず、まばらな低木ていぼく草原そうげんひろがるようになる。4,400m以上いじょうでは植物しょくぶつ生育せいいく不可能ふかのうになり、5,500m以上いじょうでは赤道せきどう直下ちょっかにもかかわらず氷河ひょうが存在そんざいする[22]

とく海抜かいばつすうせんメートルの高山こうざんでは気象きしょう環境かんきょう過酷かこくであり、ある程度ていど標高ひょうこう以上いじょうでは気温きおんひくすぎてもはや樹木じゅもく生育せいいくできず、そのような環境かんきょう適応てきおうした特殊とくしゅ植物しょくぶつ動物どうぶつ生息せいそくしている。これを高山たかやま植物しょくぶつ高山たかやま動物どうぶつという。この樹木じゅもく生育せいいくできなくなる地点ちてんのことを森林しんりん限界げんかいというが、これは基本きほんてきには標高ひょうこうによって決定けっていされるものの、その地表ちひょうしょ条件じょうけんおおきく左右さゆうされるために、かならずしも直線ちょくせんてき限界げんかいせんつづいているわけではない。

また、森林しんりん限界げんかい気温きおんによって左右さゆうされるため、場所ばしょによってその高度こうどおおきくことなり、基本きほんてきには緯度いどひくいほど森林しんりん限界げんかい高度こうどたかく、緯度いどたかいほどその高度こうどひくくなる。寒帯かんたいにある山岳さんがく場合ばあいふもとから山頂さんちょうまでツンドラや氷雪ひょうせつおおわれていることはめずらしくない[23]

また、標高ひょうこうたか山岳さんがくにおいては斜面しゃめん雨雲あまぐもがぶつかるため、山麓さんろく降雨こううをもたらすことがおおい。この場合ばあい山脈さんみゃくえた空気くうき乾燥かんそうすることとなり、やま反対はんたいがわフェーン現象げんしょうをもたらすことがある。

また、海岸かいがんからたか山脈さんみゃくにさえぎられた反対はんたいがわでは山脈さんみゃくほうから卓越たくえつふう風下かざしもとなり、すでに水分すいぶんのほとんどをあめとしてとしてしまっているため、極度きょくど乾燥かんそうした気候きこうとなることがある。これをあめかげ効果こうかび、タクラマカン砂漠さばくグレートベースンなどがこの要因よういんによって砂漠さばくとなっている[24]ぎゃく山岳さんがく風上かざかみがわにおいては乾燥かんそうにおいても降雨こううをもたらすことはよくある。

やま人間にんげん[編集へんしゅう]

やまかみ新潟にいがたけん見附みつけ

古代こだいにおいて「やまへだて、うみむすぶ」という言葉ことばがある[25]ように、うみ交通こうつうとして遠隔えんかくむすびつける役割やくわりたす一方いっぽうやまぎゃく交通こうつう障害しょうがいとして隣接りんせつする地域ちいき同士どうしへだてる役割やくわりった。近代きんだいはい交通こうつうもう整備せいびされるようになるまでやまとく山脈さんみゃく人々ひとびと交流こうりゅうさまたげることがおおく、山脈さんみゃくひとへだてた両側りょうがわ文化ぶんか、さらには言語げんご民族みんぞくにいたるまでことなっていることはめずらしいことではなかった。こうしたことから自治体じちたい国家こっか境界きょうかいせんやま尾根おねせんかれることがおおくなっており、地政学ちせいがくにおいても山岳さんがくはしばしばのぞましい自然しぜん国境こっきょうであるとみなされている[26][27]

居住きょじゅう利用りよう[編集へんしゅう]

国際こくさい連合れんごう環境かんきょう計画けいかく定義ていぎした山岳さんがく条件下じょうけんかでは、世界せかい陸地りくち面積めんせきの24%が山岳さんがくとなっており、世界せかい人口じんこうの12%がその地帯ちたい居住きょじゅうしている[28]地球ちきゅうじょう陸地りくち面積めんせきの7%が標高ひょうこう2,500m以上いじょう高度こうどぞくし、およそ1おく4,000まんにんがその高度こうどたい居住きょじゅうしている[29]標高ひょうこう3,000m以上いじょう土地とちにはおよそ200まんから300まんにん居住きょじゅうしている[30]。こうした山岳さんがく居住きょじゅう人口じんこうのおよそ半分はんぶんはアンデス、中央ちゅうおうアジア、およびアフリカに居住きょじゅうしている。

インフラへのアクセスがかぎられるために、高度こうど4,000m以上いじょう地帯ちたいには少数しょうすう居住きょじゅうしゃしか存在そんざいしないが、4,150mの地点ちてんにあるボリビアのエルアルト例外れいがいであり、さかんな商業しょうぎょう多様たよう工業こうぎょう、そしてほぼ100まんにん人口じんこうゆうする[31]

世界せかいでもっともたか地点ちてん存在そんざいする都市としはペルーのラ・リンコナダであり、標高ひょうこう5,100mの地点ちてん位置いちするきむ鉱山こうざん都市としである[32]

ヒトの定住ていじゅう可能かのうである高度こうどやく5,950mが限度げんどとされている[33]標高ひょうこう非常ひじょうたか場所ばしょでは、呼吸こきゅうのために必要ひつよう酸素さんそ非常ひじょうすくなく、また日光にっこうふくまれる紫外線しがいせんからもあまり保護ほごされない。とく標高ひょうこう8,000m以上いじょう地点ちてんでは人類じんるい生息せいそく必要ひつようなだけの酸素さんそ存在そんざいしない。この高度こうど地帯ちたいデスゾーンばれ[34]、エベレストやK2の山頂さんちょうがこれにふくまれる。

ヒトにとってやまかならずしも生活せいかつしやすい場所ばしょではない。気象きしょう変動へんどうはげしく、さらに標高ひょうこうたかくなると空気くうきうすくなり酸素さんそ不足ふそくするため、やく2,500m付近ふきんからは高山病こうざんびょうにかかるものもあらわれはじめる。山岳さんがくだい部分ぶぶん地面じめん傾斜けいしゃしているため、居住きょじゅうにはあまりてきさず[35]、またひろ平地ひらち確保かくほできないためにだい規模きぼ農地のうちもうけることがむずかしく、食料しょくりょう生産せいさん効率こうりつ低地ていちくら一般いっぱんおとる。

一方いっぽうで、山岳さんがくけっして不毛ふもうではなく、ゆたかな植生しょくせいめぐまれ動物どうぶつ植物しょくぶつ豊富ほうふなところもおおいことから、山岳さんがく地帯ちたい居住きょじゅうする人々ひとびともかなりのかずにのぼる。可耕地かこうちとぼしい日本にっぽん山村さんそんにおいてやま材木ざいもく燃料ねんりょうなどの林産物りんさんぶつ産出さんしゅつし、狩猟しゅりょう交易こうえき鉱山こうざん経営けいえいなどやまかせぎは山村さんそん生業せいぎょうにおける重要じゅうよう要素ようそであった。また、傾斜けいしゃゆるやかな地点ちてんひらいて焼畑やきばたおこなったり、段々畑だんだんばたけ棚田たなだ建設けんせつして農耕のうこうおこなうことも世界中せかいじゅうひろくみられる[36]

また、とくてい緯度いど地帯ちたいにおいては標高ひょうこうたか山岳さんがく地帯ちたい気温きおんたか低地ていちくら温和おんわ気候きこうとなるため、標高ひょうこうによる空気くうきうすさを考慮こうりょしてもかならずしもらしにくい地域ちいきではない。このため、アンデス山脈あんですさんみゃくメキシコ高原こうげんエチオピア高原こうげんといった地域ちいきふるくからさかえ、独自どくじ文明ぶんめいきずいてきた。現代げんだいにおいてもこれら地域ちいきおおきな人口じんこうかかえ、メキシコシティボリビアラパスエチオピアアジスアベバなどの大都市だいとし存在そんざいしている。

また、ユーラシア大陸たいりく中央ちゅうおうチベット高原こうげん標高ひょうこうたか寒冷かんれい地域ちいきであるが、牧畜ぼくちく中心ちゅうしんふるくから人類じんるい居住きょじゅうし、ひとつの文化ぶんかけん形成けいせいしてきた。こうした山岳さんがくにおいては標高ひょうこうによって気温きおんわるため土地とち利用りようことなっており、とくアンデス山脈あんですさんみゃくにおいてはやや標高ひょうこうひく温暖おんだん地域ちいきではトウモロコシ、やや標高ひょうこうたか地域ちいきではジャガイモ、それより標高ひょうこうたか地域ちいきでは放牧ほうぼくおこなうなど、高度こうどによって明確めいかくことなった土地とち利用りようおこなっている[37]

このほか、人々ひとびと山岳さんがく地帯ちたい居住きょじゅうする理由りゆうとしては鉱物こうぶつ資源しげん存在そんざいがある。農耕のうこう不適ふてき本来ほんらい人間にんげん居住きょじゅうできない地点ちてんにおいても、高価こうか鉱物こうぶつ資源しげん存在そんざいによって鉱山こうざんひらかれおおくの人々ひとびと生活せいかつしていることはめずらしくない。

世界せかい河川かせんおおくは山岳さんがく地帯ちたい源流げんりゅうとしており、山岳さんがくもったゆき下流かりゅう住民じゅうみんのためにみず貯蔵ちょぞうする機能きのうたしている[38]人類じんるい半数はんすう以上いじょうやまからのみず依存いぞんして生活せいかつしている[39][40]

山岳さんがく上記じょうきのように降雨こううおおくもたらすため、おおくの国々くにぐに山岳さんがく地帯ちたいダムもうすい資源しげん確保かくほ発電はつでんおこなっている[41]。こうした山岳さんがく流水りゅうすいのエネルギーはふるくから水車みずぐるまなどで利用りようされており、20世紀せいき後半こうはん以降いこう小規模しょうきぼ水力すいりょく発電はつでん各所かくしょもうけられるようになった[41]

また、ちょう短波たんぱ以上いじょう周波数しゅうはすう発射はっしゃする送信そうしんしょおおくはやま設置せっちされている。

信仰しんこう観光かんこう[編集へんしゅう]

世界せかいおおくの地域ちいきでは、神聖しんせいやまとしてやまたいする信仰しんこうまれている。

日本にっぽんでは富士山ふじさんをはじめ主要しゅよう山々やまやま山岳さんがく信仰しんこう存在そんざいし、浅間あさま信仰しんこう白山しろやま信仰しんこうのように神道しんとうむすびついて神格しんかくされるようになった[42]山岳さんがく信仰しんこうとく修験しゅげんどうむすびつき[43]信仰しんこう興隆こうりゅうにともない庶民しょみん登山とざんさかんとなって、登山とざんしゃ宿所しゅくしょなどを提供ていきょうする成立せいりつした[44]。また、民間みんかん信仰しんこうにおいてもやまことかいつうじるおそれの対象たいしょうであると同時どうじに、天候てんこう生業せいぎょうかかわる神性しんせい世界せかいとしても認識にんしきされ、やまかみ雨乞あまごなどにやまかんする民俗みんぞく存在そんざいしている。山岳さんがく信仰しんこうには、やまのぼるという形態けいたいもあれば、やま敬遠けいえんしてながめるだけという形態けいたいもあった。

やがて近代きんだいはいると、ヨーロッパにおいてやま自然しぜんうつくしさがしだいにみとめられるようになり、18世紀せいきまつには探検たんけんスポーツとしての登山とざんさかんにおこなわれるようになった[45]。これにより、やま余暇よか娯楽ごらくとしてとらえられるようになっていった。現代げんだいでは登山とざんのみならず、スキーキャンプなど多様たよう余暇よか活動かつどうおこなわれている。

また、やまながめることについても信仰しんこうしょくうすまっていき、現代げんだいでは山岳さんがく展望てんぼうというあらたな余暇よか活動かつどうとしてたのしむひとえている。最近さいきんではパワースポットひとつとして、富士山ふじさんなどのやまがその対象たいしょうひとつとなっている[46][47]

かく大州おおず高峰こうほう[編集へんしゅう]

アフリカ[編集へんしゅう]

山名やまな たかさ (m) くに地域ちいき 座標ざひょう
キリマンジャロ(ウフルさん[48][ちゅう 4] 5,895 タンザニアの旗 タンザニア 南緯なんい304ふん33びょう 東経とうけい3721ふん12びょう / 南緯なんい3.07583 東経とうけい37.35333 / -3.07583; 37.35333
キリニャガさんケニアさん[48] 5,199  ケニア 南緯なんい009ふん22びょう 東経とうけい3719ふん05びょう / 南緯なんい0.15611 東経とうけい37.31806 / -0.15611; 37.31806
マウエンジほう 5,149 タンザニアの旗 タンザニア[ちゅう 5] 南緯なんい0304ふん33びょう 東経とうけい3721ふん12びょう / 南緯なんい3.07583 東経とうけい37.35333 / -3.07583; 37.35333
ルウェンゾリさん[48] 5,110 北緯ほくい023ふん00びょう 東経とうけい2952ふん00びょう / 北緯ほくい0.38333 東経とうけい29.86667 / 0.38333; 29.86667
ラスダシャンさん 4,623 エチオピアの旗 エチオピア 北緯ほくい1314ふん12びょう 東経とうけい3822ふん21びょう / 北緯ほくい13.23667 東経とうけい38.37250 / 13.23667; 38.37250

きたアメリカ[編集へんしゅう]

山名やまな たかさ (m) くに地域ちいき 座標ざひょう
デナリ(マッキンリー)やま[48] 6,191 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくアラスカ州の旗 アラスカしゅう 北緯ほくい6304ふん10びょう 西経せいけい15100ふん27びょう / 北緯ほくい63.0695 西経せいけい151.0074 / 63.0695; -151.0074
ローガンさん[48] 5,959 カナダの旗 カナダユーコン準州の旗 ユーコンじゅんしゅう 北緯ほくい6034ふん02びょう 西経せいけい14024ふん19びょう / 北緯ほくい60.56722 西経せいけい140.40528 / 60.56722; -140.40528
オリサバやま[48] 5,675 メキシコの旗 メキシコ 北緯ほくい1901ふん48びょう 西経せいけい9716ふん12びょう / 北緯ほくい19.03000 西経せいけい97.27000 / 19.03000; -97.27000
セイントイライアスさん 5,489 北緯ほくい6017ふん32びょう 西経せいけい14055ふん53びょう / 北緯ほくい60.29222 西経せいけい140.93139 / 60.29222; -140.93139
ポポカテペトルさん[48] 5,426 メキシコの旗 メキシコ 北緯ほくい1901ふん20びょう 西経せいけい9837ふん40びょう / 北緯ほくい19.02222 西経せいけい98.62778 / 19.02222; -98.62778

みなみアメリカ[編集へんしゅう]

山名やまな たかさ (m) くに地域ちいき 座標ざひょう
アコンカグア[48] 6,959 アルゼンチンの旗 アルゼンチン 南緯なんい3239ふん11.51びょう 西経せいけい0700ふん40.32びょう / 南緯なんい32.6531972 西経せいけい70.0112000 / -32.6531972; -70.0112000
オホス・デル・サラード[ちゅう 6] 6,891  チリ 南緯なんい2706ふん32びょう 西経せいけい6832ふん28びょう / 南緯なんい27.109 西経せいけい68.541 / -27.109; -68.541
ピシスさん 6,774 アルゼンチンの旗 アルゼンチン 南緯なんい2745ふん17.27びょう 西経せいけい06847ふん56.04びょう / 南緯なんい27.7547972 西経せいけい68.7989000 / -27.7547972; -68.7989000
ワスカラン 6,768 ペルーの旗 ペルー 南緯なんい0907ふん18びょう 西経せいけい7736ふん15びょう / 南緯なんい9.12167 西経せいけい77.60417 / -9.12167; -77.60417
セロ・ボネテ英語えいごばん 6,759 アルゼンチンの旗 アルゼンチン 南緯なんい2801ふん07びょう 西経せいけい6845ふん22びょう / 南緯なんい28.0187 西経せいけい68.7561 / -28.0187; -68.7561 (Cerro Bonete)

南極なんきょく[編集へんしゅう]

山名やまな たかさ (m) くに地域ちいき 座標ざひょう
ヴィンソン・マシフ[48] 4,897 南極の旗 南極なんきょく 南緯なんい7831ふん31.74びょう 西経せいけい8537ふん1.73びょう / 南緯なんい78.5254833 西経せいけい85.6171472 / -78.5254833; -85.6171472
タイリーやま 4,852 南緯なんい7824ふん42びょう 西経せいけい8551ふん43びょう / 南緯なんい78.41167 西経せいけい85.86194 / -78.41167; -85.86194
シンやま 4,661 南緯なんい7827ふん49びょう 西経せいけい8543ふん29びょう / 南緯なんい78.46361 西経せいけい85.72472 / -78.46361; -85.72472
カークパトリックさん英語えいごばん 4,528 南緯なんい8420ふん00びょう 東経とうけい16625ふん00びょう / 南緯なんい84.33333 東経とうけい166.41667 / -84.33333; 166.41667
マークハムさん英語えいごばん 4,350 南緯なんい8251ふん00びょう 東経とうけい16121ふん00びょう / 南緯なんい82.85000 東経とうけい161.35000 / -82.85000; 161.35000

アジア[編集へんしゅう]

山名やまな たかさ (m) くに地域ちいき 座標ざひょう
エベレスト[48][ちゅう 7] 8,848 北緯ほくい2759ふん17びょう 東経とうけい8655ふん31びょう / 北緯ほくい27.98806 東経とうけい86.92528 / 27.98806; 86.92528
K2[48] 8,611 北緯ほくい3552ふん52.86びょう 東経とうけい7630ふん48.43びょう / 北緯ほくい35.8813500 東経とうけい76.5134528 / 35.8813500; 76.5134528
カンチェンジュンガ[48] 8,586 北緯ほくい2742ふん09びょう 東経とうけい8808ふん54びょう / 北緯ほくい27.70250 東経とうけい88.14833 / 27.70250; 88.14833
ローツェ 8,516 北緯ほくい2758ふん00びょう 東経とうけい8656ふん00びょう / 北緯ほくい27.96667 東経とうけい86.93333 / 27.96667; 86.93333
マカルー 8,485 北緯ほくい2753ふん03びょう 東経とうけい8705ふん20びょう / 北緯ほくい27.88417 東経とうけい87.08889 / 27.88417; 87.08889

ヨーロッパ[編集へんしゅう]

山名やまな たかさ (m) くに地域ちいき 座標ざひょう
エルブルスさん 5,642 ロシアの旗 ロシア 北緯ほくい4321ふん18びょう 東経とうけい4226ふん21びょう / 北緯ほくい43.35500 東経とうけい42.43917 / 43.35500; 42.43917
ディフタウさん 5,203 北緯ほくい4303ふん10びょう 東経とうけい4307ふん54びょう / 北緯ほくい43.05278 東経とうけい43.13167 / 43.05278; 43.13167
シュハラさん 5,058 北緯ほくい4259ふん58びょう 東経とうけい4306ふん42びょう / 北緯ほくい42.99944 東経とうけい43.11167 / 42.99944; 43.11167
カズベクさん 5,047 ジョージア (国)の旗 ジョージア 北緯ほくい4241ふん48びょう 東経とうけい4431ふん07びょう / 北緯ほくい42.69667 東経とうけい44.51861 / 42.69667; 44.51861
モンブラン 4,810 北緯ほくい4549ふん57びょう 東経とうけい651ふん51びょう / 北緯ほくい45.83250 東経とうけい6.86417 / 45.83250; 6.86417

オセアニア[編集へんしゅう]

山名やまな たかさ (m) くに地域ちいき 座標ざひょう
プンチャック・ジャヤ (カルステンツ・ピラミッド) 5,030 インドネシアの旗 インドネシア 南緯なんい404ふん44びょう 東経とうけい13709ふん34びょう / 南緯なんい4.07889 東経とうけい137.15944 / -4.07889; 137.15944
マンダラさん 4,760 南緯なんい442ふん31びょう 東経とうけい14017ふん21びょう / 南緯なんい4.70861 東経とうけい140.28917 / -4.70861; 140.28917
トリコラさん 4,750 南緯なんい415ふん44びょう 東経とうけい13840ふん54びょう / 南緯なんい4.26222 東経とうけい138.68167 / -4.26222; 138.68167
ウィルヘルムさん 4,509 パプアニューギニアの旗 パプアニューギニア 南緯なんい0548ふん 東経とうけい14502ふん / 南緯なんい5.800 東経とうけい145.033 / -5.800; 145.033
ギルウェさん 4,088 南緯なんい602ふん36びょう 東経とうけい14353ふん12びょう / 南緯なんい6.04333 東経とうけい143.88667 / -6.04333; 143.88667

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ 一般いっぱんには、やまとやや区別くべつしつつ)平坦へいたんかつ標高ひょうこうたか地形ちけい台地だいち高地こうち高原こうげんう。
  2. ^ 山岳さんがくのうちでも標高ひょうこうたか目立めだ頂点ちょうてん部位ぶいやまぶこともある。
  3. ^ 地殻ちかく運動うんどうかく詳細しょうさいについては、褶曲しゅうきょくきょくたかし断層だんそうかたぶけどうなどを参照さんしょうのこと。
  4. ^ キボほう最高さいこう地点ちてん
  5. ^ キリマンジャロのうちのひとつ。
  6. ^ 世界せかいもっとたか火山かざん
  7. ^ 世界せかい最高峰さいこうほう

出典しゅってん[編集へんしゅう]

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参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

書籍しょせき[編集へんしゅう]

雑誌ざっし[編集へんしゅう]

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地図ちず[編集へんしゅう]

その[編集へんしゅう]

  • Blyth, S.; Groombridge, B.; Lysenko, I.; Miles, L.; Newton, A. (2002). "Mountain Watch" (PDF). UNEP World Conservation Monitoring Centre, Cambridge, UK. Archived from the original (PDF) on 11 May 2008. Retrieved 17 February 2009.

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]