湿地
定義 と範囲
[
第 一 条 1 この条約 の適用 上 、湿地 とは、天然 のものであるか人工 のものであるか、永続 的 なものであるか一時 的 なものであるかを問 わず、更 には水 が滞 っているか流 れているか、淡水 であるか汽水であるか鹹水 (塩水 )であるかを問 わず、沼沢 地 、湿原 、泥炭 地 又 は水域 をいい、低 潮時 における水深 が6メートルを超 えない海域 を含 む[4]。
また、
なお、A dictionary of ecologyの
特徴
[また、
湿地 の種類
[湖沼 陸地 等 に囲 まれた閉鎖 性 の水域 である。地理 的 な隔離 がおこりやすいためしばしば固有 種 が確認 される。湿原 湖沼 などに土砂 や植物 の枯死 体 が堆積 したり、河川 がせき止 められたりして成立 したものである。高層 湿原 ・低層 湿原 ・中間 湿原 等 の種類 がある。河川 陸地 と海域 を連絡 する水 の流 れのことである。内陸 と沿岸 を行 き来 する魚類 (サケ・ヨシノボリなど)や甲殻 類 (モクズガニなど)が存在 し、河川 横断 構造 物 による上流 と下流 の分断 はその生息 に影響 を与 える。干潟 主 に河川 の河口 部 や沿岸 域 に存在 する砂 泥 が堆積 した場所 のことである。底 生 生物 を中心 とした多様 な生物 相 とそれらを餌 とする鳥類 の生育 ・生息 環境 として重要 であるとともに、陸地 からの過剰 な有機物 等 の浄化 作用 を有 する。またアサリやハマグリ等 の二枚貝 が豊富 であり、潮干狩 りが行 われる。広義 ではWetlandに含 まれるが、日本語 の「干潟 」に対応 するのは"Tidal flat"である。- マングローブ
主 に熱帯 から亜熱帯 の汽水域 に分布 する森林 のことである。俗 にマングローブ植物 と言 われる特徴 的 な植物 群 が生育 するとともに、多 くの動物 の生息 環境 を提供 している。東南 アジアなどでは漁場 として重要 であるとともに、高波 や台風 などを防除 する役割 も有 する。藻 場 主 に水深 20mまでの海底 に立地 する海草 や海藻 が繁茂 した地域 である。陸地 における森林 と同様 な機能 を有 し、酸素 の供給 や炭素 の貯蓄 等 が行 われる。また、藻 場 そのものが魚類 やウミガメ等 の餌 となる他 、多 くの海 生 動物 の生息 環境 としても重要 である。またヒジキやアオサ等 の食用 となる藻類 の採取 場所 ともなる。サンゴ礁 主 に熱帯 から亜熱帯 の浅海 域 に分布 するサンゴの群落 である。藻 場 と同様 に酸素 の供給 機能 や炭素 の貯蓄 機能 を有 する。また多様 な生物 に対 して生息 ・繁殖 ・採 餌 環境 を提供 している。ダイビングの場 としても利用 されている。
湿地 の開発 と保全
[また、
世界 の湿地
[世界 最大 級 の湿地
- パンタナル :
総 面積 140,000 - 195,000km2。世界 最大 の湿地 。 - スッド :
総 面積 30,000 - 130,000km2。 - ニジェール
内陸 デルタ :総 面積 78,000km2[6]。
湿地 と地名
[「
湿地 園
[- ハナショウブ
- マーシュマリーゴールド
- ビーナス・フライトラップ(ハエトリグサ)
- ドロセラ・アデラエ(モウセンゴケ
属 ) - アイリスプードココルス(イエローフラッグ)
- ロベリア・カーディナリス(Lobelia cardinalis)
- コバンコナスビ (クリーピングジェニー)
- ミツガシワ (ボグビーン)
- ワスレナグサ (ミズワタリソウ)
- ゼンマイ
- ペルシカリア アンプレクシカウリス (レッドビストート)
- イブキトラノオ (ビストル)
- ピンギキュラ(キンポウゲ
科 ) - プリムラ・プルウェルレンタ(カンゾウ)(サクラソウ
属 ) - サラセニア(
北米 産 のピッチャープラント) - フトイ ゼブラヌス(シマイネ)
- Scrophularia auriculata ゴマノハグサ
属 Variegata (ウォーターフィグワート) - トロリウス(Trollius)×カルトルム(フキノトウ)
- タヌキモ
属 (ブラダーウォート)
脚注
[- ^ Merriam-Webster, wetland.
- ^ Roger Lincoln, Geoff Boxshall and Paul Clark (1998). A dictionary of ecology, evolution and systematics, 2nd ed, Cambridge University Press, p.317.
- ^
国土 地理 院 地理 調査 部 環境 地理 課 「調査 報告 書 (国土 地理 院 技術 資料 D1-No.419)参考 資料 2:湿原 ・湿地 の定義 に関 する参考 資料 」2004年 3月 - ^
外務省 ホームページラムサール条約 の日本語 訳 - ^
日本 の重要 湿地 500[1] - ^
“ニジェール
共和 国 地下水 モニタリング・ネットワークシステム建設 計画 及 びギダン・マガジダリハビリ計画 プロジェクト ファインディング調査 報告 書 ” (pdf). (公式 ウェブサイト).社団 法人 海外 農業 開発 コンサルタンツ協会 [2] (1992年 7月 ). 2012年 10月 12日 閲覧 。 - ^ “
自然 災害 と地名 のつながり”.早稲田 ウィークリー.早稲田大学 . 2020年 5月 8日 閲覧 。 - ^ “
地名 は水害 の履歴 書 ”. www.mlit.go.jp.国土 交通省 . 2020年 5月 8日 閲覧 。 - ^
第 5回 ボグガーデン | ベストガーデンプラン集 - コメリ - ^ Robinson, Peter (1999).
池 と水辺 (RHS practical guides). United Kingdom: Dorling Kindersley. pp. 80. ISBN 0751347124 - ^ a b Collins complete garden manual. United Kingdom: HarperCollins. (1998). pp. 290. ISBN 0004140109
- ^ HarperCollins|publisher=HarperCollins|page=230
参考 文献
[生物 多様 性 政策 研究 会 編 『生物 多様 性 キーワード事典 』中央 法規 出版 、2002年 、56-65頁 、ISBN 4-8058-4422-1。
関連 項目
[外部 リンク
[- Wetland - Encyclopedia of Earth「
湿地 」の項目 。