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アルプス・ヒマラヤ造山帯 - Wikipedia コンテンツにスキップ

アルプス・ヒマラヤ造山つくりやまたい

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アルプス・ヒマラヤ造山つくりやまたい

アルプス・ヒマラヤ造山つくりやまたい(アルプス・ヒマラヤぞうざんたい、えい: Alpine-Himalayan orogenic belt)は、地球ちきゅう造山つくりやまたいのひとつ。アルプス山脈あるぷすさんみゃくからヒマラヤ山脈ひまらやさんみゃくとおり、インドシナ半島いんどしなはんとうまで東西とうざいびている。現在げんざい活発かっぱつ活動かつどうしている造山つくりやまたい地震じしんたい

造山つくりやまたい形成けいせい特徴とくちょう[編集へんしゅう]

中生代ちゅうせいだい後期こうきから新生代しんせいだい前期ぜんきにかけて活発かっぱつ活動かつどう形成けいせいされたとかんがえられているしん造山つくりやまたいアフリカ大陸たいりくユーラシア大陸たいりく衝突しょうとつアルプス造山つくりやま運動うんどうインド大陸たいりくとユーラシア大陸たいりく衝突しょうとつヒマラヤ造山つくりやま運動うんどうとそれぞればれている。どう時期じきにこのほか、アラビアだてじょうもユーラシア大陸たいりく衝突しょうとつした。いずれの造山つくりやま運動うんどうにおいても、プレートはげしく衝突しょうとつして一部いちぶ破砕はさいし、隆起りゅうきして褶曲しゅうきょく山脈さんみゃく形成けいせいされた。

いずれの衝突しょうとつ地域ちいきにおいても、北側きたがわ隆起りゅうきして山脈さんみゃく高原こうげんとなり、南側みなみがわがやや沈降ちんこうして平原ひらはらあさうみとなっている。ペルシャ湾ぺるしゃわんアラビア半島はんとう北東ほくとうイラクオマーン)は、ザグロス山脈さんみゃく隆起りゅうきともなってゆるやかに沈降ちんこうして、低地ていちうみとなった地域ちいきである。インドヒンドスタン平原へいげんは、ヒマラヤ山脈ひまらやさんみゃく隆起りゅうきたいしてそのままのかたちたもち、相対そうたいてき低地ていちとなった地域ちいきである。

アルプス・ヒマラヤ造山つくりやまたい環太平洋かんたいへいよう火山かざんたいとともに、世界せかいの2だい造山つくりやまたいともいわれている。環太平洋かんたいへいよう火山かざんたい火山かざんともなった活動かつどうられるのにたいして、アルプス・ヒマラヤ造山つくりやまたい火山かざんすくなく褶曲しゅうきょくおおいのが特徴とくちょうである。イタリア南部なんぶ西にしアジアには、ヴェスヴィオさんエトナさんエルブルスさんアララトさんダマーヴァンドさんといった火山かざん点在てんざいしているが、活動かつどう活発かっぱつ火山かざんすくない。

範囲はんい[編集へんしゅう]

アフリカ大陸たいりく北部ほくぶヨーロッパ南部なんぶから西にしアジア中央ちゅうおうアジア南部なんぶみなみアジア北部ほくぶ東南とうなんアジア西部せいぶにまでつづく。スマトラ島すまとらとうおきスンダ海溝かいこう付近ふきんがちょうど環太平洋かんたいへいよう造山つくりやまたいとの境界きょうかいたる。

アルプス・ヒマラヤ造山つくりやまたいぞくする地形ちけい以下いかのとおり。

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]