ユーリー・アンドルホーヴィチ

ユーリー・アンドルホーヴィチ

ユーリー・アンドルホーヴィチ（Ю́рій І́горович Андрухо́вич、1960年ねん3月13日にち - ）は、現代げんだいウクライナの小説しょうせつ家か、詩人しじん、翻訳ほんやく家か、ウクライナ作家さっか協会きょうかい副ふく会長かいちょう。イヴァーノ＝フランキーウシク市し生うまれ。

1987年ねんに『ブ・バ・ブ』という詩人しじんグループを結成けっせい。1991年ねんから『木曜日もくようび』／『Четвер』という文学ぶんがく雑誌ざっしの副ふく編集へんしゅう長ちょうを務つとめている。

アンズロホウィッチは現代げんだいウクライナ文学ぶんがくを支ささえてきた柱はしらと言いえる。作品さくひんはポーランド語ご、英語えいご、ドイツ語ご、ロシア語ご、ハンガリー語ご、フィンランド語ごなどに翻訳ほんやくされている。2014年ねんハンナ・アーレント賞しょう受賞じゅしょう。2017年ねんヴィレニツァ国際こくさい文学ぶんがく賞しょう受賞じゅしょう。

著作ちょさく

• Yuri Andrukhovych

短編たんぺん小説しょうせつ

• 『心臓しんぞうがある左側ひだりがわで』／『Зліва, де серце』

長編ちょうへん小説しょうせつ

• 『モスクワ滞在たいざい日記にっき』／『Московіада』, 1992
• 『Рекреації』, 1993
• 『Перверзія』, 1996
• 『12の輪わ』／『Дванадцять обручів』, 2003
• 『Таємниця』, 2007

エッセイ集しゅう

• 『方向ほうこう喪失そうしつ』／『Дезорієнтація на місцевості』
• 『中東ちゅうとう検査けんさ』／『Центрально-східна ревізія』, 2000
• 『悪魔あくまはチーズに潜ひそむ』／『Диявол ховається в сирі』, 2006

詩集ししゅう

• 『空そらと広場ひろば』／『Небо і площі』, 1985
• 『町中まちなか』／『Середмістя』, 1989
• 『エキゾチックな鳥とりと植物しょくぶつ』／『Екзотичні птахи і рослини』, 1991
• 『エキゾチックな鳥とりと植物しょくぶつ＋付録ふろく「インド：詩集ししゅう」』／『Екзотичні птахи і рослини з додатком “Індія”: Колекція віршів』, 1997
• 「死しんだ雄鶏おんどりのための歌詞かし」／『Пісні для мертвого півня』, 2004

参考さんこう文献ぶんけん

• 石川いしかわ達夫たつお 編へん『ロシア・東欧とうおうの抵抗ていこう精神せいしん 抑圧よくあつ・弾圧だんあつの中なかでの言葉ことばと文化ぶんか』成文せいぶん社しゃ、2023年ねん。 
  • 奈倉なくら有里あり『銃殺じゅうさつされた文芸ぶんげい復興ふっこう──一いち九きゅう三さん〇年代ねんだいの文学ぶんがくグループ弾圧だんあつと、現代げんだいにいたる言語げんごと民族みんぞくの問題もんだい』。 
• オリガ・ホメンコ「独立どくりつ後ごの現代げんだいウクライナ文学ぶんがく：プロセス、ジャンル、人物じんぶつ」『スラヴ文化ぶんか研究けんきゅう』第だい16巻かん、東京外国語大学とうきょうがいこくごだいがくロシア東欧とうおう課程かていロシア語ご研究けんきゅう室しつ、2019年ねん3月がつ、104-127頁ぺーじ、2024年ねん3月がつ3日にち閲覧えつらん。