ラージクマール・ヒラーニ

ラージクマール・ヒラーニ Rajkumar Hirani
ラージクマール・ヒラーニ（2014年ねん）
別べつ名義めいぎ	Raju
生年月日せいねんがっぴ	(1962-11-20) 1962年ねん11月20日にち（61歳さい）
出生しゅっしょう地ち	インド マハーラーシュトラ州しゅうナーグプル
職業しょくぎょう	映画えいが監督かんとく、映画えいがプロデューサー、脚本きゃくほん家か、編集へんしゅう技師ぎし
活動かつどう期間きかん	1993年ねん - 現在げんざい
活動かつどう内容ないよう	ヒンディー語ご映画えいが
配偶はいぐう者しゃ	マンジート・ヒラーニ
事務所じむしょ	ラージクマール・ヒラーニ・フィルムズ
主おもな作品さくひん
『ムンナー兄貴あにき、医者いしゃになる』 『ムンナー兄貴あにき、ガンディーと出会であう』 『きっと、うまくいく』 『PK』 『SANJU サンジュ』
受賞じゅしょう フィルムフェア賞しょう 審査しんさ員いん選出せんしゅつ作品さくひん賞しょう 2004年ねん『ムンナー兄貴あにき、医者いしゃになる』 2007年ねん『ムンナー兄貴あにき、ガンディーと出会であう』 監督かんとく賞しょう 2010年ねん『きっと、うまくいく』 脚本きゃくほん賞しょう 2004年ねん『ムンナー兄貴あにき、医者いしゃになる』 2010年ねん『きっと、うまくいく』 2015年ねん『PK』 原案げんあん賞しょう 2007年ねん『ムンナー兄貴あにき、ガンディーと出会であう』 2010年ねん『きっと、うまくいく』 台詞せりふ賞しょう 2007年ねん『ムンナー兄貴あにき、ガンディーと出会であう』 2010年ねん『きっと、うまくいく』 その他たの賞しょう 国家こっか映画えいが賞しょう 健全けんぜんな娯楽ごらくを提供ていきょうする大衆たいしゅう映画えいが賞しょう 2005年ねん『ムンナー兄貴あにき、医者いしゃになる』 2010年ねん『きっと、うまくいく』 脚本きゃくほん賞しょう 2008年ねん『ムンナー兄貴あにき、ガンディーと出会であう』

ラージクマール・ヒラーニ（Rajkumar Hirani、1962年ねん11月20日にち - ）は、インドの映画えいが監督かんとく。インド映画えいが界かいで最もっとも成功せいこうした映画えいが製作せいさく者しゃの一人ひとりと認識にんしきされている。代表だいひょう作さくに『ムンナー兄貴あにき、医者いしゃになる』『ムンナー兄貴あにき、ガンディーと出会であう』『きっと、うまくいく』『PK』『SANJU サンジュ』があり、彼かれが製作せいさくする作品さくひんは全すべて商業しょうぎょう的てき・批評ひひょう的てきな成功せいこうを収おさめている。国家こっか映画えいが賞しょうを含ふくむインド国内こくないの映画えいが賞しょうを数多かずおおく受賞じゅしょうしており、メディアや観客かんきゃくからは彼かれの製作せいさく作品さくひんはヒンディー語ご映画えいがの歴史れきし上じょう先駆せんく的てきな作品さくひんだと認識にんしきされている。

生おい立たち

ナーグプルのシンド人じん家庭かていに生うまれる。ヒラーニの先祖せんぞはイギリス領りょうインド帝国ていこくのシンド州しゅうナウシャロー・フェローズ県けんメーラブプール出身しゅっしんである。父ちちスレーシュ・ヒラーニはナーグプルでタイピング学校がっこうを運営うんえいしており、ヒラーニは聖せいフランシス・デ・セール高等こうとう学校がっこうで商法しょうほうを学まなんだ。両親りょうしんは息子むすこが会計士かいけいしになることを望のぞんでいたが、ヒラーニは映画えいがと劇場げきじょうに関心かんしんを抱だいていた。

大学だいがく時代じだいにはヒンディー語ご劇場げきじょうに参加さんかし、スレーシュは息子むすこの写真しゃしんをムンバイの俳優はいゆう学校がっこうに送付そうふした。しかし、ヒラーニは不ふ合格ごうかくとなり3日にち後ごにはナーグプルに戻もどってきた。スレーシュはプネーのインド映画えいがテレビ研究所けんきゅうじょに進学しんがくするように提案ていあんするが、演技えんぎコースは入学にゅうがく希望きぼう者しゃが殺到さっとうして募集ぼしゅうが終了しゅうりょうしており、比較的ひかくてき希望きぼう者しゃが少すくない監督かんとくコースへの入学にゅうがくの可能かのう性せいが残のこっていた。ヒラーニは編集へんしゅう者しゃコースに進学しんがくし、奨学しょうがく金きんを得えて技術ぎじゅつを学まなんだ。

キャリア

バーラト・アスミタ・ナショナル・アワードを受賞じゅしょうするラージクマール・ヒラーニ（左ひだりから2人ふたり目め）

ヒラーニは長年ながねん編集へんしゅう技師ぎしとして活動かつどうした。彼かれは業界ぎょうかいでの経験けいけんから広告こうこく業ぎょうへの転進てんしんを余儀よぎなくされ、そこから徐々じょじょに広告こうこく映画えいがの監督かんとく・プロデューサーとしての地位ちいを確立かくりつしていった。また、フェヴィコールの「数すう人にんの男性だんせいが象ぞうと共ともにフェヴィコールの看板かんばんを破やぶろうとして"Jor laga ke Haisha"と叫さけぶ」というコマーシャルやOgilvyのキネティック・ルーラのコマーシャルでも知しられている。

広告こうこく業界ぎょうかいで成功せいこうしたものの映画えいが業界ぎょうかいへの憧あこがれを抱いだき続つづけ、ヴィドゥ・ヴィノード・チョープラーの下したで映画えいが業界ぎょうかいでの活動かつどうを始はじめる。チョープラーが監督かんとくした『1942・愛あいの物語ものがたり』の予告編よこくへんやプロモーションを手掛てがけ、『Kareeb』でもプロモーション編集へんしゅうを担当たんとうした。2000年ねん公開こうかいの『アルターフ 復讐ふくしゅうの名なのもとに』で初はじめて編集へんしゅう技師ぎしとして製作せいさくに参加さんかした。

2003年ねん公開こうかいの『ムンナー兄貴あにき、医者いしゃになる』で監督かんとくデビューを果はたし、主演しゅえんにサンジャイ・ダットを迎むかえた同どう作さくは興行こうぎょう的てきに大おおきな成功せいこうを収おさめている。2006年ねん公開こうかいの続編ぞくへん『ムンナー兄貴あにき、ガンディーと出会であう』では、サンジャイ・ダットが演えんじたムンナー・バーイーの影響えいきょうで「ガンディギリ」という概念がいねんが普及ふきゅうするなど、インドの文化ぶんか面めんに大おおきな影響えいきょうを与あたえた。

2009年ねん公開こうかいの『きっと、うまくいく』は批評ひひょう家かから絶賛ぜっさんされ、アーミル・カーンを主演しゅえんに迎むかえた同どう作さくは当時とうじのインド映画えいがの興行こうぎょう記録きろくを始はじめとするあらゆる記録きろくを塗ぬり替かえた。また、世界せかい各国かっこくでリメイク版ばんが製作せいさくされるなどインド国外こくがいでも高たかく評価ひょうかされた。

2014年ねん公開こうかいの『PK』で再ふたたびアーミル・カーンを主演しゅえんに迎むかえ、当時とうじのインド映画えいがの記録きろくを塗ぬり替かえ、50億おくルピー以上いじょうの興行こうぎょう収入しゅうにゅうを記録きろくして当時とうじのインド映画えいが興行こうぎょう収入しゅうにゅうランキング第だい1位いとなった。最終さいしゅう的てきな興行こうぎょう収入しゅうにゅうは70億おくルピーを超こえ、海外かいがい興行こうぎょう収入しゅうにゅうも含ふくめて1億おくドル以上いじょうの興行こうぎょう収入しゅうにゅうを記録きろくした。

2018年ねん公開こうかいの『SANJU サンジュ』ではランビール・カプールを主演しゅえんに迎むかえてサンジャイ・ダットの半生はんせいを描えがいた。ヒラーニはアビジャート・ジョーシーと共ともに脚本きゃくほんも執筆しっぴつしている。同年どうねん6月がつ29日にちに公開こうかいされ、批評ひひょう家かから高たかい評価ひょうかを得えたものの、一部いちぶからはサンジャイ・ダットをイメージクリーニングしており、事実じじつに基もとづいていないと批判ひはんされた。同どう作さくは2018年ねん公開こうかいのインド映画えいが興行こうぎょう収入しゅうにゅうランキング第だい1位いとなり、インド映画えいが史上しじょう最もっとも高たかい興行こうぎょう成績せいせきを収おさめた映画えいがの一ひとつとなっている。

フィルモグラフィー

• アルターフ 復讐ふくしゅうの名なのもとに（2000年ねん） - 編集へんしゅう
• ムンナー兄貴あにき、医者いしゃになる（2003年ねん） - 監督かんとく、脚本きゃくほん、編集へんしゅう
• ムンナー兄貴あにき、ガンディーと出会であう（2006年ねん） - 監督かんとく、脚本きゃくほん、編集へんしゅう
• きっと、うまくいく（2009年ねん） - 監督かんとく、脚本きゃくほん、編集へんしゅう
• フェラーリの運はこぶ夢ゆめ（2012年ねん） - 編集へんしゅう
• PK（2014年ねん） - 監督かんとく、製作せいさく、脚本きゃくほん、編集へんしゅう
• Irudhi Suttru（2016年ねん） - 製作せいさく
• SANJU サンジュ（2018年ねん） - 監督かんとく、製作せいさく、脚本きゃくほん、編集へんしゅう
• Dunki（2023年ねん） - 監督かんとく、製作せいさく、脚本きゃくほん、編集へんしゅう

外部がいぶリンク

• Rajkumar Hirani - IMDb（英語えいご）