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リサンプリング

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

リサンプリングえい:resampling)、さい標本ひょうほん(さいひょうほんか)は、ある標本ひょうほんてん系列けいれつサンプリングされた信号しんごうを、べつ標本ひょうほんてん系列けいれつでサンプリングされた信号しんごう変換へんかんすること。

通常つうじょうデジタル信号しんごうあいだ変換へんかんだが、サンプリングされていればアナログ信号しんごうでもかまわない。音声おんせいのような1次元じげん信号しんごうたいしてもビットマップ画像がぞうのような2次元じげん信号しんごうたいしても使つかわれ、基本きほん原理げんりおなじだが、用途ようとことなる。

1次元じげん

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音声おんせいなど等間隔とうかんかくサンプリングでは、標本ひょうほんてん系列けいれつ周波数しゅうはすう位相いそう表現ひょうげんできる。

このうちサンプリング周波数しゅうはすう変更へんこうは、サンプリング周波数しゅうはすう変換へんかんばれる。サンプリング周波数しゅうはすうことなる音声おんせい規格きかくあいだ変換へんかんや、オーバーサンプリング前後ぜんごなどに使つかわれる。一方いっぽう、サンプリング位相いそう変更へんこうはあまり用途ようとがない。サンプリング周波数しゅうはすう変換へんかんでも位相いそう自由じゆうがあるが、通常つうじょう無視むしされる。

欠損けっそん復元ふくげんや、より一般いっぱんてきには、等間隔とうかんかくサンプルから等間隔とうかんかくサンプルをもとめる処理しょりもリサンプリングの1つである。

2次元じげん

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ビットマップ画像がぞうなど2次元じげん信号しんごうのリサンプリングは、画像がぞう拡大かくだい縮小しゅくしょう回転かいてん各種かくしゅ変形へんけい・1ピクセル未満みまんはしすうのある移動いどうなど(以下いか、「変形へんけい」と総称そうしょう)にともない、おこなわれる。

変形へんけい」によりあたらしく標本ひょうほんてんピクセル中央ちゅうおう)に画像がぞう箇所かしょは、「変形へんけいまえは、おなじないしべつ標本ひょうほんてんにあったということはすくなく、一般いっぱんには標本ひょうほんてんあいだのどこかにあった。そのため、リサンプリングが必要ひつようとなる。

基本きほん原理げんりは1次元じげん信号しんごうのリサンプリングとおなじだが、あたらしい標本ひょうほんてん格子こうしじょうかぎらないことや、要求ようきゅうされるLPFの特性とくせい場所ばしょ方向ほうこうによってちがうなどにより、理想りそうてき結果けっかるにはより複雑ふくざつ手法しゅほう必要ひつようとされることがおおい。ただし、拡大かくだい縮小しゅくしょうかんしては、たてよこ次元じげんべつ処理しょりできるため、1次元じげん信号しんごうちか手法しゅほうでリサンプリングができる。