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リズムギター

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
パワーコードのれい play

リズムギター (えい: Rhythm guitar) は、楽曲がっきょくリズム沿かたち演奏えんそうするギタリストおよびその役割やくわり。サイドギター (えい: Side guitar) 、バッキングギター (えい: Backing guitar) 、セカンドギターとしょうされることもある。

おも役割やくわり

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ストロークのれい Play
アルペジオ(指弾しだん)のれい Play

おおむね、楽曲がっきょくには中心ちゅうしんとなるリズムパターンがあり、そのリズムに沿かたち演奏えんそうし、ドラマーベーシストとも楽曲がっきょくささえる役割やくわりになう。ストロークカッティングパワーコードとうによる奏法そうほう主体しゅたいとなるが、楽曲がっきょくちゅう全編ぜんぺんわたって演奏えんそうするとかぎったものではなく、楽曲がっきょくのテンションをげる場合ばあいぜん音符おんぷコードきやアルペジオオブリガートひとしひかえめな演奏えんそうをする、または演奏えんそうせずにしょう休止きゅうしすることもおおい。

バンドうちにギタリストが2めい以上いじょういる場合ばあいは、リードギター奏者そうしゃとう連携れんけいして演奏えんそうすることもおおく、まったおなじフレーズを演奏えんそうするユニゾンや、和声わせい分担ぶんたんして演奏えんそう通称つうしょうハモる)することもおおい。ギタリストが2めい以上いじょういながらギタリストがリードをることにおもきをかず、りょうがリズムギターの役割やくわりになうバンドもすくなくない。

参考さんこうれい

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ロックのジャンルとしての細分さいぶんすすむにれてリードギターとリズムギターがギタリスト単位たんいではっきりと役割やくわり分担ぶんたんされるとはかぎらなくなってきたが、1960年代ねんだい日本にっぽん流行りゅうこうしたグループ・サウンズひとしでは、はっきりと役割やくわり分担ぶんたんされる傾向けいこうつよかった。また、矢沢やざわ永吉えいきち在籍ざいせきしていたバンド「キャロル」では、ジョニー大倉おおくらが、リズムギターのパートをになっていた。

1970年代ねんだいのTCBバンド(エルヴィス・プレスリーのバックバンド)には、リズムギターが2にんおり、エレクトリック・ギターをジョン・ウィルキンソン、アコースティック・ギターをチャーリー・ホッジが演奏えんそうしている。

ビートルズ初期しょき楽曲がっきょくでは、おもジョン・レノンがリズムギターを担当たんとう中期ちゅうき以降いこう楽曲がっきょく多様たようもあり、役割やくわり分担ぶんたんがはっきりとしたものではなくなっていき、ジョージ・ハリスンがリズムギターを担当たんとうすることもおおかった。ポール・マッカートニースチュワート・サトクリフがベースを担当たんとうしていたころはサイドギターを担当たんとうしていた。

ローリング・ストーンズは、初期しょきにおいてブライアン・ジョーンズキース・リチャーズといった2めいのギタリストどもきょくのタイプにわせて役割やくわり分担ぶんたんしていた。ブライアン脱退だったい加入かにゅうしたミック・テイラーおもにリードギターに専念せんねんしていたさいには、キースがリズムギターを担当たんとうすることがおおかった。