リナルド・デステ

リナルド・デステ Rinaldo d'Este
モデナ＝レッジョ公こう
在位ざいい	1694年ねん9月6日にち - 1737年ねん10月26日にち
出生しゅっしょう	(1655-04-26) 1655年ねん4月がつ26日にち
死去しきょ	(1737-10-26) 1737年ねん10月26日にち（82歳さい没ぼつ）
配偶はいぐう者しゃ	シャルロッテ・フェリーツィタス・フォン・ブラウンシュヴァイク＝カレンベルク
子女しじょ	一覧いちらん参照さんしょう
家名かめい	エステ家か
父親ちちおや	フランチェスコ1世せい・デステ
母親ははおや	ルクレツィア・バルベリーニ

リナルド・デステ （Rinaldo d'Este, 1655年ねん4月がつ26日にち - 1737年ねん10月26日にち）は、モデナ＝レッジョ公こう。リナルド3世せい・デステともいわれる。

生涯しょうがい

フランチェスコ1世せい・デステと3度目どめの妃ひルクレツィア・バルベリーニの一人ひとり息子むすことして生うまれた。幼少ようしょう時じから聖職せいしょくに就つき、1685年ねんに枢機卿すうききょうとなった。甥おいフランチェスコ2世せい・デステが嫡子ちゃくしがないまま死去しきょしたため、1694年ねんに還俗げんぞくして公おおやけ位いを継承けいしょうした。

1702年ねん、スペイン継承けいしょう戦争せんそうが起おこると、彼かれは中立ちゅうりつを宣言せんげんした。しかしフランス軍ぐんがモデナ公国こうこくに侵攻しんこうするのを防ふせげなかった。リナルドはボローニャへ避難ひなんした。1707年ねん、長ながい攻防こうぼうのあとドイツ軍ぐんによりモデナからフランス軍ぐんが駆逐くちくされた。和議わぎによって、リナルドはミランドラ公国こうこくを獲得かくとくしたが、コマッチオを失うしなった。彼かれは、フランス王族おうぞくであるオルレアン公こうフィリップ2世せいの娘むすめシャルロットと嫡子ちゃくしフランチェスコを結婚けっこんさせることでフランスの協力きょうりょくを得えようとした。ところが、主おもにシャルロットの自由じゆう奔放ほんぽうな振ふる舞まいのためにこの結婚けっこんは波乱はらん含ふくみのものとなり、リナルドは息子むすこ夫婦ふうふのために、リヴァルタに別々べつべつの住居じゅうきょを建たててやらなければならなかった。三さん女じょエンリチェッタとパルマ公こうアントニオ・ファルネーゼとの結婚けっこんを通とおしてパルマ公国こうこくとの同盟どうめいをはかったのも、大たいして利りがないまま終おわった。結婚けっこん後ごわずか3年ねんでアントニオは亡なくなり、エンリチェッタとの間あいだに子供こどもがなかった。その後ご、パルマ公国こうこくはスペインのブルボン家かのものとなったのである。

1733年ねん、ポーランド継承けいしょう戦争せんそうが勃発ぼっぱつ。リナルドはまたしても中立ちゅうりつを宣言せんげんしたが、裏うらではオーストリアと手てを結むすんだ。再ふたたびフランス軍ぐんが侵攻しんこうし彼かれはボローニャへ逃にげたが、1736年ねんの和議わぎによってエステ家かは厚遇こうぐうされ、ノヴェッラーラとバーニョロを得えた。

家族かぞく

ブラウンシュヴァイク＝カレンベルク公こうヨハン・フリードリヒの長女ちょうじょシャルロッテ・フェリーツィタス（イタリア語ご名な：カルロッタ・フェリーチタ）と結婚けっこん、7子しをもうけた。

• ベネデッタ（1697年ねん - 1777年ねん）
• フランチェスコ（1698年ねん - 1780年ねん） - モデナ公こう
• アマーリア（1699年ねん - 1778年ねん）
• ジャンフランコ（1700年ねん - 1727年ねん）
• エンリチェッタ（1702年ねん - 1777年ねん）　1728年ねん、パルマ公こうアントニオ・ファルネーゼと結婚けっこん。1731年ねん死別しべつ。1740年ねん、レオポルト・フォン・ヘッセン＝ダルムシュタットと再婚さいこん
• クレメンテ（1708年ねん - ?）
• 女児じょじ（1710年ねん、死産しざん）

先代せんだい フランチェスコ2世せい

モデナ＝レッジョ公こう 1694年ねん - 1737年ねん

次代じだい フランチェスコ3世せい