(Translated by https://www.hiragana.jp/)
ローランド・SCシリーズ - Wikipedia コンテンツにスキップ

ローランド・SCシリーズ

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

SCシリーズとはローランドDTMよう音源おんげんモジュール型番かたばん商品しょうひんめい総称そうしょうはサウンド・キャンバス (SoundCanvas) 。なお、SCシリーズの音源おんげんにキーボードを作業さぎょう利便りべんせい向上こうじょうはかったモデルである、SKシリーズについても本稿ほんこう掲載けいさいしている。2015ねん発売はつばいされた「SOUND Canvas for iOS」と「SOUND Canvas VA」についても本稿ほんこう掲載けいさいする。

概要がいよう[編集へんしゅう]

SC-88Pro Sound Canvas

ほぼすべての機種きしゅがローランドGS規格きかく対応たいおうしており、その中核ちゅうかくになっている機種きしゅである。コンピューターミュージックのMIDIデータを作成さくせいする場合ばあい、このSCシリーズのモデルを使つかって作成さくせいされることがおおく、90年代ねんだいなかばにDTMのデファクトスタンダード確立かくりつした。SC-8850/8820からのちは、SC-D70を経由けいゆし、SDシリーズにそのポジションはがれた。現在げんざいでは「世代せだいおくれ」となったSCシリーズであるが、きゅう機種きしゅにおいてもWindows Vistaようドライバが用意よういされるなど、DTMにおける地位ちいはいまだうしなわれていないとえる。64ビットばんのWindowsで動作どうさするシリアルMIDIドライバはいが、市販しはんのUSB-MIDIインターフェース経由けいゆ接続せつぞくすればWindows 10でも使用しよう可能かのうである。

いくつかの機種きしゅにおいて、表示ひょうじパネルなどをはぶいた廉価れんかばん発売はつばいされている。廉価れんかばん機種きしゅめいは、もととなった機種きしゅめいうしろに ST がついている。内部ないぶのMIDI性能せいのう基本きほんばん同等どうとうとされるが、DACなどがことなるために最終さいしゅうてき出力しゅつりょくされる音声おんせい精度せいど若干じゃっかんおとっている。ただし、SC-8850の廉価れんかばんとされるSC-8820では最大さいだい同時どうじ発音はつおんすう半数はんすうになっており、SC-8850独自どくじ音色ねいろ搭載とうさいされているため、出力しゅつりょくされるおと同等どうとうではない。

機種きしゅ紹介しょうかい[編集へんしゅう]

SC-55
1991ねん発売はつばい。パートすう16 最大さいだい同時どうじ発音はつおんすう24 音色ねいろすう317
のSCシリーズとことなり、音色ねいろ指定していされていないバンクがえらばれている場合ばあい基本きほんとなる0バンクのおとるようにつくられている。この機能きのうはSC-55mkII以降いこう機種きしゅでは採用さいようされなかった。
カードがたのリモコンが付属ふぞくしている。リモコンには本体ほんたいおな操作そうさボタンがついており、これによって手元てもと各種かくしゅ操作そうさ可能かのうとなっていた。また、このリモコンで別売べつばいのSB-55も操作そうさできる。SB-55とならべて(かさねて)設置せっちした場合ばあい、リモコンの電源でんげんボタンは両方りょうほう機器きき同時どうじはたらく。リモコンが付属ふぞくする機種きしゅほん、SB-55およ初期しょきロットのSC-55mkIIのみである。これら以外いがい機種きしゅはリモコン受光じゅこうため、リモコンで操作そうさすることもできない。
初期しょきロットは「GS」のロゴのみであり、後期こうきロットからGMに対応たいおうした。
SC-33
1992ねん発売はつばい。パートすう16 最大さいだい同時どうじ発音はつおんすう28 226音色ねいろ 8ドラムセット+1SFXセット。リズムマシンの筐体きょうたいをした音源おんげんモジュール。定価ていか49,800えん
海外かいがいではDr. Synth (DS-330) の名称めいしょうでBOSSより販売はんばいされており、国内こくないのSC-33でも純正じゅんせいACアダプターがROLANDせい (DC9V、AC/DC) ではなく、BOSSせい (AC12V、AC/AC) となっている。スプリットやデュアルなど音色ねいろ編集へんしゅうする機能きのう豊富ほうふ操作性そうさせいわるたかいが、リズムマシンとしてのプログラム機能きのう用意よういされていない。
SC-50
SC-55mkIIとほぼ同一どういつ筐体きょうたいをした1Uハーフラックモジュール。日本にっぽん国内こくないでは発売はつばいされていなかった。パートすう16 最大さいだい同時どうじ発音はつおんすう28 音色ねいろすう226 ドラムセット8+1SFXセット SC-55mkIIからMT-32互換ごかん音色ねいろはぶいたモデル。
SC-155
1992ねん発売はつばい。パートすう16 最大さいだい同時どうじ発音はつおんすう24 音色ねいろすう317 初代しょだいSC-55にボリュームスライダーをけた機種きしゅ。JV-30とはちがいスライダーでフィルターをリアルタイムに制御せいぎょする機能きのうはない。定価ていか79,000えん
SCC-1
1992ねん発売はつばい。パートすう16 最大さいだい同時どうじ発音はつおんすう24 音色ねいろすう317 初代しょだいSC-55をもとにしたISAカード。
SC-55mkII
1993ねん発売はつばい。パートすう16 最大さいだい同時どうじ発音はつおんすう28 音色ねいろすう354 ドラムセット10 パソコンとの接続せつぞくMIDI、SERIAL オーディオ出力しゅつりょくLINE
90年代ねんだい初期しょきのGS音源おんげん標準ひょうじゅんである。SC-88に移行いこうもこの音源おんげんおおくのMIDIデータが作成さくせいされた。
初期しょきロットはSC-55同様どうようリモコンが付属ふぞくしていたが、のちにこれを廃止はいしし、わせて受光じゅこう回路かいろ削除さくじょした。現在げんざいダウンロード可能かのう取扱とりあつかい説明せつめいしょ後者こうしゃのものである。
ミュージろう55にどうこり
シリーズではじめてSERIAL接続せつぞく対応たいおうした機種きしゅである。
SK-50
SC-55mkIIの音源おんげんくわえ、スピーカーを搭載とうさいしたキーボードモデル。61かぎベロシティ対応たいおう。SC-55mkIIとはことなり、操作そうさパネルのボタンはすくなく、液晶えきしょうディスプレイは4けた7セグメントディスプレイとなっている。
SK-50IV
上記じょうきSK-50の白色はくしょくモデル。ミュージろうSK-50にどうこり
SCC-1A
音色ねいろすう354 SC-55mkIIをもとにしたISAカード。ミュージろう300BOARD(AT互換ごかんよう)にどうこり
SCC-2
音色ねいろすう354 SC-55mkIIをもとにしたISAカード。ミュージろう300BOARD IIにどうこり
SCC-1Aは単独たんどく基板きばん製品せいひんだが、ほん製品せいひんはMPU-401/ATのWaveBlaster端子たんしドーターボードであるSCB-55を搭載とうさいしたものである。
SC-7
パートすう:16 最大さいだい同時どうじ発音はつおんすう:28おと 内蔵ないぞう音色ねいろ:GM、プリセットノーマルボイス:128、ドラムセット:6 エフェクト:リバーブ/ディレイ、コーラス
ローランドではめずらしいGMのみ対応たいおう音源おんげんモジュール(GS対応たいおう)。しろいディスプレイなしのモジュール。ミュージろうBASICにどうこり
MIDI端子たんしはINのみ装備そうびする。ほんのMIDI INからの信号しんごうを、SERIAL端子たんし経由けいゆでコンピュータに送信そうしんすることは可能かのうだが、COMPUTERスイッチをMIDI以外いがい設定せっていしている場合ばあい、シーケンスソフトで「ソフト・スルー」を設定せっていしないと、MIDIキーボードなどでSC-7を発音はつおんさせることはできない。
INPUTは2系統けいとう背面はいめん前面ぜんめんかく1系統けいとう)あり、背面はいめんのINPUT1はレベル可変かへんため簡易かんいミキサーとしても機能きのうする(端子たんしはともにステレオミニ)。
SC-55ST
パートすう16 最大さいだい同時どうじ発音はつおんすう28 音色ねいろすう354 ドラムセット10 SC-55mkIIからディスプレイ、ボタンるい省略しょうりゃくした廉価れんかばん。ミュージろう55ST、ミュージろう5500にどうこり。「mkII」が名称めいしょうについていないが、音源おんげん初代しょだいSC-55ではなく、SC-55mkIIと同等どうとう。なお、初代しょだいSC-55からディスプレイ、ボタンるい省略しょうりゃくした廉価れんかばん後述こうじゅつのCM-300である。
前面ぜんめんのスポンジあしがすことにより非公式ひこうしきながらラックマウントアダプタRoland RAD-50へのマウントが可能かのうである(SC-55などで使用しようされているものと同一どういつのネジとゴムあし必要ひつよう
ディスプレイ、ボタンるいほか、リモコンおよびその受光じゅこうならびにMIDI IN 2、MIDI OUT、MIDI THRUおよびINPUTも省略しょうりゃくされている。
SC-55ST-WH
上記じょうき、SC-55STの白色はくしょくモデル。「ミュージくんどうこり音源おんげん
SC-55K
パートすう16 最大さいだい同時どうじ発音はつおんすう28 音色ねいろすう354 ドラムセット10 上述じょうじゅつのSC-55STにマイク端子たんし装備そうびし、本体ほんたいでエフェクトをかけてカラオケ利用りよう可能かのうにした機種きしゅ。ヤマハMU10対抗たいこうとしてリリースされた。
SC-55STで省略しょうりゃくされていたMIDI OUT、MIDI THRU、INPUTが復活ふっかつされた。
ミュージくん2どうこり音源おんげん
SCP-55
SC-55mkIIと同等どうとう音源おんげんとサウンドカード機能きのう内蔵ないぞうしたPCMCIA TypeIIようカード。CM-32Pの音色ねいろバンクが追加ついかされている。オプションのコネクターボックスMCB-3を使つかえばMPU-401 UART互換ごかんのMIDIインターフェースとしても使用しようできる。発熱はつねつおおいのが難点なんてん
SC-88
1994ねん発売はつばい。パートすう32 最大さいだい同時どうじ発音はつおんすう64 音色ねいろすう654 ドラムセット24(2つのSFXセットをふくむ) 音色ねいろマップ:2(SC-55、SC-88)エフェクト リバーブ(8種類しゅるい) コーラス(8種類しゅるい) ディレイ(10種類しゅるい) 2バンド・イコライザー
1.5Uハーフラックサイズ。ユーザバンクがあり、ユーザーでエディットした音色ねいろ本体ほんたいない保存ほぞんすることが可能かのう電源でんげん内蔵ないぞう
音色ねいろすう拡張かくちょうのため、音色ねいろマップ(あるいはたんに「マップ」)の概念がいねん導入どうにゅうされたのは、このモデルからである。
ミュージろう88にどうこり
SC-88VL
1995ねん発売はつばい。パートすう32 最大さいだい同時どうじ発音はつおんすう64 音色ねいろすう654 ドラムセット24(2つのSFXセットをふくむ) 音色ねいろマップ:2(SC-55、SC-88)エフェクト リバーブ(8種類しゅるい) コーラス(8種類しゅるい) ディレイ(10種類しゅるい) 2バンド・イコライザー パソコンとの接続せつぞくMIDI, SERIAL オーディオ出力しゅつりょくLINE
初代しょだいSC-88の廉価れんかばん。1Uハーフラックサイズとなり、ACアダプタからの電源でんげん供給きょうきゅうとなったモデル。ユーザー音色ねいろ本体ほんたい設定せっていするためのボタンを省略しょうりゃくしたモデル。初代しょだいSC-88にくらべて2まんえんほどやすくなったため、だいヒットとなった。
筐体きょうたいはSC-55mkIIに類似るいじしているが、マップ切替きりかえため元々もともとリモコン受光じゅこうのあった場所ばしょにボタンが2追加ついかされている。
ミュージろう88VL、ミュージろう8800にどうこり
SC-88ST
パートすう32 最大さいだい同時どうじ発音はつおんすう64 音色ねいろすう654 ドラムセット24(2つのSFXセットをふくむ) 音色ねいろマップ:2(SC-55、SC-88)エフェクト リバーブ(8種類しゅるい) コーラス(8種類しゅるい) ディレイ(10種類しゅるい) 2バンド・イコライザー
SC-88VLからディスプレイやボタンるい省略しょうりゃくし、発音はつおんわせて点滅てんめつする32パートぶんのインジケーターを装備そうびした廉価れんかばん
SC-88Pro
1996ねん発売はつばい。パートすう32 最大さいだい同時どうじ発音はつおんすう64 音色ねいろすう1117 ドラムセット42 音色ねいろマップ:3(SC-55/SC-88/SC88Pro)エフェクト リバーブ 8種類しゅるい、コーラス8種類しゅるい、ディレイ10種類しゅるい、2バンドイコライザー インサーションエフェクト64種類しゅるい1系統けいとう パソコンとの接続せつぞくMIDI、SERIAL オーディオ出力しゅつりょくLINE
SCシリーズの決定けっていヤマハ・MUシリーズ研究けんきゅうしたうえ作成さくせいされたという。現在げんざい普及ふきゅうしているMIDIデータのだい多数たすうがこの機種きしゅ作成さくせいされている。40MB(16bitリニア換算かんさん)の波形はけいメモリを搭載とうさい。ピアノ音色ねいろには4MBがてられている。
非公式ひこうしきXGフォーマット互換ごかんモードに対応たいおうしており、違和感いわかんのない演奏えんそう可能かのうにしている。XGフォーマットのデータを受信じゅしんすると、本体ほんたい下部かぶにあるEFX ON/OFFのLEDが一瞬いっしゅんだけ緑色みどりいろ点灯てんとうするが、演奏えんそうちゅう本体ほんたいのボタンるい操作そうさすると設定せっていなどがリセットされ、数値すうち変更へんこう確認かくにんができないようになっている。
通称つうしょう「ハチプロ」
レイ・ハラカミ愛用あいようしていた機材きざいとしてもられる。デビュー以来いらいから2011ねん7がつ27にち他界たかいするまでメイン音源おんげんとして一貫いっかんして使用しようされつづけており、基本きほんてき音源おんげんはこれを2だい、さらに場合ばあいによっては鍵盤けんばんモデルのSK-88Proを併用へいようすることでほぼ完結かんけつしていたという。
筐体きょうたいはSC-88同様どうよう1.5Uハーフラックサイズで、電源でんげん内蔵ないぞう
ミュージろう88Proにどうこり
SK-88Pro
SC-88Proの音源おんげん操作そうさパネル、液晶えきしょうディスプレイを搭載とうさいしたキーボードモデル。37かぎベロシティ対応たいおう操作そうさパネルのうち、音色ねいろ&EFXエディットようの3くみのボタンが、3のノブに変更へんこうされている。
ミュージろう88Proにどうこり
SC-88ST Pro
パートすう32 最大さいだい同時どうじ発音はつおんすう64 音色ねいろすう1117 ドラムセット42 音色ねいろマップ:3(SC-55/SC-88/SC88Pro)エフェクト リバーブ 8種類しゅるい、コーラス8種類しゅるい、ディレイ10種類しゅるい、2バンドイコライザー インサーションエフェクト64
SC-88Proからディスプレイやボタンるい省略しょうりゃくし、発音はつおんわせて点滅てんめつする32パートぶんのインジケーターを装備そうびした廉価れんかばん。1Uハーフラックサイズで、電源でんげんはACアダプタ方式ほうしきとなっている。
SC-88Proと同様どうよう非公式ひこうしきでXGフォーマットの互換ごかんモードに対応たいおうしており、XGフォーマットのデータを受信じゅしんすると、POWERランプのLEDが一瞬いっしゅんだけ緑色みどりいろ点灯てんとうする。
ミュージろう88Proにどうこり
SC-880
1998ねん発売はつばい。SC-88 Proを1Uラックサイズにし、ロータリーエンコーダーとフレーズプレビュー機能きのう搭載とうさいした海外かいがいけモデル。DACが変更へんこうされているために出力しゅつりょくおん若干じゃっかんちがう。
SC-8850
1999ねん発売はつばい。パートすう64 最大さいだい同時どうじ発音はつおんすう128 音色ねいろすう1640 ドラムセット63 音色ねいろマップ:4(SC-8850、SC-88Pro、SC-88、SC-55)、エフェクトリバーブ(8種類しゅるい)、コーラス(8種類しゅるい)、ディレイ(10種類しゅるい)、2バンド・イコライザー、インサーション・エフェクト(64種類しゅるい)1系統けいとう、パソコンとの接続せつぞくMIDI、USB1.0、SERIAL オーディオ出力しゅつりょくLINE。
音色ねいろあたりの最大さいだいボイスすうが4にえ、より高音こうおんしつとなった。64MB(16bitリニア換算かんさん)の波形はけいメモリを搭載とうさい。88Proとう互換ごかん音色ねいろ内蔵ないぞうしているが、エンベロープのきなど従来じゅうらい機種きしゅとは微妙びみょう演奏えんそうニュアンスがことなる部分ぶぶんがあるため、それらで作成さくせいされたMIDIデータの完全かんぜん再現さいげんはできない。ピアノやストリングスの一部いちぶはステレオサンプリングとなっている。GM2対応たいおう従来じゅうらい単音たんおんくわえ、フレーズプレビュー機能きのう追加ついかされた。一部いちぶのドラムセットではランダムボイスを採用さいようしている。
SC-88Proと同様どうように、非公式ひこうしきでXGフォーマットの互換ごかんモードに対応たいおうしており、違和感いわかんのない演奏えんそう可能かのうにしている。SC-88Proとはことなり、XGフォーマットのデータを受信じゅしんしてもLEDや表示ひょうじパネルに変化へんかあらわれないが、演奏えんそうちゅう本体ほんたいのボタンるい操作そうさすると設定せっていなどがリセットされ、数値すうち変更へんこう確認かくにんができないというてんおなじである。
なお、SC-8820とはROMに記録きろくされている波形はけいことなるうえ、両者りょうしゃことなる音色ねいろおな音色ねいろマップ(バンクセレクトLSB=4)にはいっているため、8820で作成さくせいされたMIDIデータも完全かんぜん再現さいげんできないという問題もんだいがある。外見がいけん従来じゅうらい機種きしゅより若干じゃっかん斬新ざんしんになっている。
SCシリーズではじめてUSBに対応たいおうした機種きしゅである。ローランドUSBプロダクトだい4だん
ほんより、ブランドがRolandEDとなる。
SC-8820
1999ねん発売はつばい。パートすう32 最大さいだい同時どうじ発音はつおんすう64 音色ねいろすう1608 ドラムセット63 音色ねいろマップ:4(SC-8820、SC-88Pro、SC-88、SC-55)
SC-8850を半分はんぶんのスペックにして、ディスプレイや操作そうさ省略しょうりゃくしたモデル。ボイスすうが2であるために8850で追加ついかされたしん音色ねいろ恩恵おんけいはあまりけられず、「8850ようデータも再生さいせいできる88Pro」というかんいなめない。しかし88Pro以前いぜんようのデータの再現さいげんせいは8850よりもたかいため、過去かこ資産しさんかすために8850でなくこちらを選択せんたくしたというユーザーもすくなくない。USBバスパワー方式ほうしき採用さいようした唯一ゆいいつのモデルでもある。
SK-500
SC-8820の音源おんげん搭載とうさいしたキーボードモデル。49かぎベロシティ対応たいおう
SC-D70
2001ねん発売はつばい。パートすう32 最大さいだい同時どうじ発音はつおんすう64 音色ねいろすう1608 ドラムセット63 音色ねいろマップ:4(SC-8820、SC-88Pro、SC-88、SC-55)
上述じょうじゅつのSC-8820に外部がいぶ入力にゅうりょく端子たんし装備そうびし、デジタルオーディオワークステーション(DAW)にも対応たいおうさせたモデル。このモデルの発展はってんけいとしてSD-90が設計せっけいされた。SCシリーズとSDシリーズとの橋渡はしわたてき存在そんざいである。ドライバのアップデートによりASIO1.0にも対応たいおうする。
SOUND Canvas for iOS
2015ねん01がつ29にち発売はつばいされた、SCシリーズを再現さいげんしたiOSようソフトウェア・シンセサイザー。1600音色ねいろ音色ねいろマップ7(SC-8820、SC-88Pro、SC-88、SC-55、GM2、CM-64 Map(PCM)、CM-64 Map(LA))[1]
SOUND Canvas VA
2015ねん12月24にち発売はつばいされた、SCシリーズを再現さいげんしたWindows/Mac対応たいおうのソフトウェア・シンセサイザー。Virtual Studio Technology(VST)とAudio UnitsAUえーゆー)の両方りょうほう対応たいおうしている。iOSばん同一どういつのものが使つかわれている[2]。DAWがわがエクスクルーシブメッセージに対応たいおうしていない場合ばあい対策たいさくとして、MIDIデータをんでエクスクルーシブメッセージを受信じゅしんさせる「Import SMF EXC」という機能きのうがある。

その機種きしゅ[編集へんしゅう]

CM-300
SC-55とどう時期じき発売はつばいされ、同等どうとう音源おんげん内蔵ないぞうした廉価れんかばん。SCシリーズ以前いぜんにローランドが発売はつばいしていたMIDI音源おんげんモジュールCM-64/32とおなじデザインで、電源でんげんとボリューム以外いがいにボタンなどは搭載とうさいされていない。
CM-500
MT-32/CM-32Lに内蔵ないぞうLA音源おんげんとSC-55同等どうとうのPCM音源おんげん内蔵ないぞうしたもの。CM-64のPCM音源おんげん部分ぶぶんもシミュレートされている。
JV-30
SC-55相当そうとう音源おんげん内蔵ないぞう61鍵盤けんばんキーボード。ローランド・JVシリーズ入門にゅうもん
XP-10
SC-55mkII相当そうとう音源おんげん内蔵ないぞう61鍵盤けんばんキーボード。ローランド・XPシリーズ入門にゅうもん。ミュージろう XP-10どうこり音源おんげん
SD-35
SC-55mkII相当そうとう音源おんげんとMIDIシーケンサー、フロッピーディスクドライブを搭載とうさいしたモデル。MT-32の音色ねいろバンクとCM-64/32Lのドラムセットは削除さくじょされている。SDシリーズとは無関係むかんけい。SC-55mkII+SB-55に相当そうとう。リモコンは付属ふぞくせず、またその受光じゅこう回路かいろ搭載とうさいしないため、SC-55/55mkIIやSB-55に付属ふぞくのリモコンでも操作そうさできない。
SB-55
SC-55と筐体きょうたいつMIDIシーケンサー、SC-55 (mkII) のディスプレイ部分ぶぶんがフロッピーディスクドライブになっている。上記じょうきSD-35とことなり、音源おんげんはない。SC-55同様どうよう、カードがたのリモコンが付属ふぞくする。このリモコンでSC-55、SC-55mkII(前期ぜんきがた)の操作そうさもでき、また左記さき音源おんげんべて(かさねて)設置せっちすればリモコンの電源でんげんボタンでりょう機器きき電源でんげん同時どうじ入切はいりきできる。
MIDI INからのデータは直接ちょくせつディスクに記録きろくされるため面倒めんどうなセーブ操作そうさしで電源でんげんとせる。
データフォーマットはSMFのみに対応たいおう再生さいせいはFormat0/1りょう対応たいおうだが、記録きろくはFormat0のみ対応たいおうしたがって、ローランド・ピアノ・デジタルようのイズム・ミュージック・データおよびPianoDiscは再生さいせいできない。
ディスクを挿入そうにゅうすると自動的じどうてき再生さいせいはじまる。
P-55
SC-55(mkII)とわせて使つかうことを前提ぜんていにしたピアノ専用せんよう音源おんげんモジュール。
M-GS64
サウンドエクスパンションシリーズの1つで、SC-88相当そうとうの1Uラックばん。SC-88よりおといとされ流通りゅうつうりょうきわめてすくないため中古ちゅうこ市場いちばでもあまりかけることはない。詳細しょうさい上記じょうき機種きしゅ紹介しょうかい」を参照さんしょう
サウンドエクスパンションシリーズのほかのモジュールとことなり、INPUTを装備そうびしないわりにOUTPUTを2系統けいとう装備そうびしている。
PMA-5
1995ねん発売はつばい。SC-88サブセット音源おんげん内蔵ないぞうの4トラックハンディーシーケンサー。操作そうさ液晶えきしょうディスプレイ(タッチパネル)を、付属ふぞくのペンでおこなう。
VE-GS1
SC-50相当そうとう、シンセサイザーの拡張かくちょうよう内蔵ないぞう音源おんげんボードユニット A-90、A-70、JV-1000、JV-90、JV-50、JV-35。
VE-GSPro
SC-88Pro相当そうとう、シンセサイザーの拡張かくちょうよう内蔵ないぞう音源おんげんボードユニット A-90、A-70、MC-80専用せんよう。(MC-80EXには標準ひょうじゅん装備そうび
MC-80EX
SC-88Pro相当そうとう音源おんげん上記じょうきVE-GSPro)内蔵ないぞうのシーケンサーである。
GPPC-N
SC-55相当そうとう、ミュージろう300BOARDにどうこり。MPU-PC98IIにあわち、Cバスカードに搭載とうさいした内蔵ないぞうよう音源おんげんボードである。
RAP-10/AT
海外かいがい発売はつばいされていたSC-7相当そうとうの16ビットISAボード、ただし同時どうじ発音はつおんすうがSC-7の28にたいし26になっている。
SCB-7
SC-7相当そうとうのWaveBlaster互換ごかんドーターボード。
SCB-55
SC-55mkII相当そうとうのWaveBlaster互換ごかんドーターボード。
FMT-403
富士通ふじつうFM TOWNSようのオプションボード。SC-55相当そうとう音源おんげん搭載とうさい
FMT-403A
富士通ふじつうFM TOWNSようのオプションボード。音源おんげん同時どうじ発音はつおんすうが24おと制限せいげんされたSC-55mkII相当そうとうであり、バンクセレクト代理だいり発音はつおん機能きのう削除さくじょされている。

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ 藤本ふじもとけん (2015ねん1がつ28にち). “Sound Canvas for iOS徹底てってい活用かつようじゅつ[基本きほんへん] ~ ついに発売はつばいぼくらのGS音源おんげんかえってきたぞ!”. 2015ねん1がつ29にち閲覧えつらん
  2. ^ 藤本ふじもとけん (2015ねん12月24にち). “むかしのデータをDAWで再現さいげん!SOUND Canvas VA徹底てってい活用かつようじゅつ”. 2015ねん12月25にち閲覧えつらん

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]