ヴェルナー・アーバー

Werner Arber ヴェルナー・アーバー
ヴェルナー・アーバー (2018)
生誕せいたん	(1929-06-03) 1929年ねん6月3日にち（95歳さい） スイス アールガウ州しゅう
国籍こくせき	スイス
研究けんきゅう機関きかん	ジュネーヴ大学だいがく バーゼル大学だいがく 南みなみカリフォルニア大学だいがく
出身しゅっしん校こう	チューリッヒ工科こうか大学だいがく
主おもな業績ぎょうせき	制限せいげん酵素こうそ
主おもな受賞じゅしょう歴れき	ノーベル生理学せいりがく・医学いがく賞しょう(1978)
プロジェクト:人物じんぶつ伝でん

ノーベル賞しょう受賞じゅしょう者しゃ 受賞じゅしょう年ねん：1978年ねん 受賞じゅしょう部門ぶもん：ノーベル生理学せいりがく・医学いがく賞しょう 受賞じゅしょう理由りゆう：制限せいげん酵素こうその発見はっけんと分子ぶんし遺伝いでん学がくへの応用おうよう

ヴェルナー・アーバー（Werner Arber, 1929年ねん6月3日にち - ）は、スイスの微生物びせいぶつ学者がくしゃ、遺伝いでん学者がくしゃ。1978年ねん、制限せいげん酵素こうその発見はっけんの業績ぎょうせきにより、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくの微生物びせいぶつ学者がくしゃのハミルトン・スミス、ダニエル・ネイサンズと共ともに、ノーベル生理学せいりがく・医学いがく賞しょうを受賞じゅしょうした。制限せいげん酵素こうその発見はっけんは組くみ換かえDNAの技術ぎじゅつに発展はってんを齎もたらした。

来歴らいれき

1949年ねんから1953年ねんまで、スイス連邦れんぽう工科こうか大学だいがくチューリッヒ校こうで化学かがくと物理ぶつり学がくを学まなぶ。1953年ねん末すえ、ジュネーヴ大学だいがくで電子でんし顕微鏡けんびきょう法ほうの助手じょしゅ手当てあてを受うけるも、しばらくして電子でんし顕微鏡けんびきょう法ほうから離はなれ、バクテリオファージの研究けんきゅうに移うつり欠損けっそんラムダプロファージ変種へんしゅに関かんする論文ろんぶんを執筆しっぴつする。1958年ねん、ジュネーヴ大学だいがくで博士はかせ号ごうを取得しゅとくした。

その後ご、1958年ねんの夏なつに渡米とべいし、南みなみカリフォルニア大学だいがくでジョー・ベルターニとファージ遺伝いでん学がくの研究けんきゅうに携たずさわった。1959年ねん末すえ、ジュネーヴ大学だいがくからオファーを受うけ1960年ねん初頭しょとうに帰国きこく。カリフォルニア大学だいがくバークレー校こうでギュンター・ステント、スタンフォード大学だいがくでジョシュア・レダーバーグ、マサチュまさちゅーセッツ工科大学せっつこうかだいがくでサルバドル・ルリアにそれぞれ師事しじした「非常ひじょうに実みのり多おおき数すう週間しゅうかん」を過すごした直後ちょくごの出来事できごとであった。

ジュネーヴ大学だいがくに戻もどると、アーバーは物理ぶつり学がく研究所けんきゅうじょの地下ちかの研究けんきゅう室しつで研究けんきゅうの傍かたわら、多おおくの優秀ゆうしゅうな大学院生だいがくいんせいやポスドク研究けんきゅう員いんを育そだてた。1965年ねん、ジュネーブ大学だいがくの分子ぶんし遺伝いでん学がく員外いんがい教授きょうじゅに昇格しょうかく。その後ご、1年間ねんかんカリフォルニア大かりふぉるにあだい学がくバークレー校こう分子生物学ぶんしせいぶつがく科か客員きゃくいん教授きょうじゅを務つとめ、1971年ねんにバーゼル大学だいがくに移うつった。バーゼル大学だいがくでは新設しんせつされたばかりのバイオセンターに勤つとめた。バイオセンターは生物せいぶつ物理ぶつり学科がっか、生物せいぶつ化か学科がっか、微生物びせいぶつ学科がっか、構造こうぞう生物せいぶつ学科がっか、細胞さいぼう生物せいぶつ学科がっか、薬学やくがく科かが拠点きょてんを置おいており、学際がくさい的てき研究けんきゅうを促うながす目的もくてきで建設けんせつされた。

現在げんざい、アーバーは結婚けっこんし、2人ふたりの娘むすめを持もつ。

関連かんれん項目こうもく

• ノーベル賞しょう受賞じゅしょう者しゃからの公開こうかい書簡しょかん (2022年ねん)

外部がいぶリンク

• Autobiography for the Nobel Prize in Physiology or Medicine 1978
• Free to View Video Interview with Werner Arber provided by the Vega Science Trust.