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ヴルコリニェツ

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
世界遺産 ヴルコリニェツ
スロバキア
英名えいめい Vlkolínec
ふつめい Vlkolínec
登録とうろく区分くぶん 文化ぶんか遺産いさん
登録とうろく基準きじゅん (4), (5)
登録とうろくねん 1993ねん
公式こうしきサイト 世界せかい遺産いさんセンター英語えいご
地図ちず
ヴルコリニェツの位置
使用しよう方法ほうほう表示ひょうじ

ヴルコリニェツ(ウルコリーネツ、スロバキア: Vlkolínecハンガリー: Vlkolinec (Vlkolinecz), Vlikolinecz, Wlkolinecz, Wlikolinecz, ポーランド: Wilkoliniec)は、スロバキア共和きょうわこくジリナけんルジョムベロクぐんルジョムベロク市内しないまちひとつで、ひくタトラ山脈さんみゃく中腹ちゅうふくにある村落そんらくである。

中世ちゅうせい以来いらい伝統でんとうてき工法こうほう建物たてものぐん現存げんそんしていることから、1993ねんユネスコ世界せかい遺産いさん登録とうろくされた。地元じもと人々ひとびと実際じっさいらす村落そんらく世界せかい遺産いさん登録とうろくされたれいには、そのほかに「ホッローケーのふる村落そんらくとその周辺しゅうへん」(ハンガリー)、「白川郷しらかわごう五箇山ごかさん合掌がっしょうづく集落しゅうらく」(日本にっぽん)などがあるが、ヴルコリニェツはそれらよりもちいさなむらのため、町並まちなみなどが対象たいしょうとなる「建造けんぞうぶつぐん」に分類ぶんるいされる文化ぶんか遺産いさんなかでは、最小さいしょうクラスの物件ぶっけんである。

ホッローケーから120キロメートルというちかさのため、2つの村落そんらくはしばしば類似るいじ景観けいかんとして理解りかいされるが、ヴルコリニェツには独自どくじ文化ぶんかてき伝統でんとうたいするつよほこりが存在そんざいする。とはいえ、わずか45けん住居じゅうきょならちいさな村落そんらくでは、定住ていじゅう人口じんこう減少げんしょう傾向けいこうにある。都会とかい住民じゅうみん別荘べっそうなどとして住居じゅうきょ事例じれいあらわれているが、外観がいかん保持ほじすることが条件じょうけんとなっていることから、景観けいかんまもられている。しかし、ヴルコリニェツで伝統でんとうてきつちかわれてきた村落そんらく共同きょうどうたい文化ぶんか維持いじ継承けいしょう困難こんなんになってきている。

登録とうろく基準きじゅん

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この世界せかい遺産いさん世界せかい遺産いさん登録とうろく基準きじゅんのうち、以下いか条件じょうけんたし、登録とうろくされた(以下いか基準きじゅん世界せかい遺産いさんセンター公表こうひょう登録とうろく基準きじゅんからの翻訳ほんやく引用いんようである)。

  • (4) 人類じんるい歴史れきしじょう重要じゅうよう時代じだい例証れいしょうする建築けんちく様式ようしき建築けんちくぶつぐん技術ぎじゅつ集積しゅうせきまたは景観けいかんすぐれたれい
  • (5) ある文化ぶんか(または複数ふくすう文化ぶんか)を代表だいひょうする伝統でんとうてき集落しゅうらく、あるいは陸上りくじょうないし海上かいじょう利用りよう際立きわだったれい。もしくはとく可逆かぎゃくてき変化へんかなか存続そんぞくあやぶまれているひと環境かんきょうかかわりあいの際立きわだったれい

ギャラリー

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関連かんれん項目こうもく

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参考さんこう文献ぶんけん

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  • ユネスコ世界せかい遺産いさんセンター 監修かんしゅう『ユネスコ世界せかい遺産いさん(9) 東南とうなんヨーロッパ』講談社こうだんしゃ、1997ねん
  • 世界せかい遺産いさんたびする(4)オーストリア・東欧とうおう近畿日本きんきにっぽんツーリスト、1998ねん