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付加ふか価値かち

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

付加ふか価値かち(ふかかち、えい: added value)とは、

  1. 生産せいさんによってあらたにくわえられた価値かちそう生産せいさんがくから原材料げんざいりょう燃料ねんりょう減価げんか償却しょうきゃくなどをいたがく減価げんか償却しょうきゃくかない付加ふか価値かち付加ふか価値かち減価げんか償却しょうきゃく付加ふか価値かちじゅん付加ふか価値かちという。
  2. 通俗つうぞくてきには「特定とくていひと場所ばしょ施設しせつなにかの商品しょうひん・サービスなどにくわえられた独自どくじ価値かち」という意味いみもちいられることがある。

ほん記事きじでは1. について説明せつめいする。

経済けいざいにおける付加ふか価値かち

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経済けいざいにおける価値かちとはざい価格かかくのことだが、生産せいさん活動かつどうによって生産せいさんされた商品しょうひん価格かかく原材料げんざいりょうひとし価格かかくよりたかくなるのは、生産せいさんによって価値かちされ、付加ふかされたからとするかんがかた由来ゆらいする。

経済けいざいにおける付加ふか価値かちは、企業きぎょうなどの生産せいさんしゃ生産せいさん活動かつどうによってつくした生産せいさんがくから、その企業きぎょうなどの生産せいさんしゃ購入こうにゅうした原材料げんざいりょう燃料ねんりょうなどのなかあいだ投入とうにゅうぶついたものをあらわすものとされることがおおい。賃金ちんぎん利潤りじゅん利子りし地代じだい家賃やちんなどにかれる。かく生産せいさん段階だんかい付加ふかされた付加ふか価値かち合計ごうけいは、最終さいしゅう生産せいさんざい価格かかくひとしい。

マルクス経済けいざいがく労働ろうどう価値かちせつにおいては価値かち源泉げんせん投下とうかされた労働ろうどうである。価値かち特殊とくしゅ使用しよう価値かち労働ろうどうりょくだが、労働ろうどうりょく商品しょうひん価値かちさい生産せいさん必要ひつよう労働ろうどうりょうによって規定きていされる。労賃ろうちん労働ろうどうりょくさい生産せいさんによって規定きていされる。ところが労働ろうどうりょく自己じこさい生産せいさん必要ひつよう労働ろうどうりょう必要ひつよう労働ろうどう以上いじょう労働ろうどうできるから、対価たいかなしの労働ろうどうはらい労働ろうどう部分ぶぶん資本しほんぶんとなる。これを剰余じょうよ価値かちという。

近代きんだい経済けいざいがくでは、労働ろうどうりょく土地とち建物たてもの機械きかいなどの生産せいさん手段しゅだんも、とも生産せいさん必要ひつよう生産せいさん要素ようそであり、区別くべつされない。生産せいさんされた付加ふか価値かちは、各々おのおの限界げんかい生産せいさんりょくしたがって賃金ちんぎん利潤りじゅん、・・・とう配分はいぶんされる。(生産せいさん関数かんすう規模きぼかんして収穫しゅうかく不変ふへんであれば、オイラーの定理ていりによって、限界げんかい生産せいさんりょく比例ひれいした配分はいぶんにより配分はいぶんくされることが保証ほしょうされる。)

工学こうがくにおける付加ふか価値かち

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工学こうがくにおける付加ふか価値かちは、なんらかの工程こうていもとづいて、使用しようしゃにとってまえよりすぐれていることをあらわすことがおおい。たとえば風力ふうりょく発電はつでん太陽光たいようこう発電はつでんにおいては、ふうひかりから電気でんき生成せいせいされる。このようなとき発電はつでんという工程こうていによって、電気でんき使用しようするものにとっては、自然しぜん現象げんしょうたいして付加ふか価値かちくわえられたとかんがえる。

関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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