公子こうし康やすし

公子こうし康やすし（こうしこう）は、梁りょうの初代しょだい君主くんしゅ。嬴姓（中国語ちゅうごくご版ばん）で、秦はた仲なかの子こで、荘そう公こうの弟おとうと。秦はたの初代しょだい公こう襄じょう公おおやけの叔父おじ。

紀元前きげんぜん822年ねん、秦はた仲なかは西戎せいじゅうとの戦たたかいで戦死せんしした。周しゅうの平ひら王おう即位そくい後ご、秦はた仲なかの功こうが認みとめられ、秦はた仲なかの子この嬴康が梁はり伯はくに封ふうじられ、夏なつ陽ようの梁やな山さん（現在げんざいの陝西せんせい省しょう渭南市し韓かん城市じょうしの南みなみ）に梁はりを建国けんこくした^[1]^[2]^[3]。

脚注きゃくちゅう

^ 『元和がんわ姓せい纂』巻まき五ご・十じゅう陽ひ・梁はり：秦はた仲なか有功ゆうこう，周平しゅうへい王おう封ふう其少子しょうし康やすし于夏陽ひ梁やな山さん，是ぜ為ため梁はり伯はく。
^ 『通つう志こころざし二に十じゅう略りゃく』氏族しぞく略りゃく第だい二に：梁りょう氏し：嬴姓，伯爵はくしゃく，伯はく益えき之これ後ご。秦はた仲なか有功ゆうこう，周平しゅうへい王おう封ふう其少子しょうし康やすし于夏陽ひ梁やな山さん。
^ 『広こう韻いん』：本ほん自じ秦はた仲なか，周平しゅうへい王おう封ふう其少子しょうし康やすし于夏陽ひ梁やな山さん，是ぜ為ため梁はり伯はく，後ご為ため秦しん併。子孫しそん奔晋，以国為ため氏し。