内うち治ち法ほう

内うち治ち法ほう（ないちほう）とは、中国ちゅうごくやインドなどアジア地域ちいきの伝統でんとう医学いがくにおいて、製剤せいざい（中ちゅう医薬いやく、漢方薬かんぽうやく）の内服ないふく、薬くすり膳ぜんなどの食しょく養やしなえ法ほうによる治療ちりょう法ほうを指さす概念がいねん。薬くすり浴よく、鍼灸しんきゅう、指圧しあつなどの外治そとじ法ほうに対たいする概念がいねんである。

概説がいせつ

東洋とうよう医学いがくには証あかしに基もとづく治療ちりょうを意味いみする「弁べん証しょう論ろん治ち」の考かんがえ方かたがあり、望もち診み、聞診、問診もんしん、切きり診み（脈みゃく診み、腹はら診みなど）から導みちびき出だされる「証あかし」に基もとづき漢方かんぽうや薬くすり膳ぜん（内うち治ち法ほう）、鍼灸しんきゅう（外治そとじ法ほう）などの治療ちりょう方針ほうしんが決定けっていされる。

内うち治ち法ほうや外治そとじ法ほうには一定いっていの地域ちいき性せいもあり、モンゴル医学いがくの内うち治ち法ほうでは馬うま乳ちち酒しゅを利用りようした食餌しょくじ療法りょうほうに特徴とくちょうがみられる。馬うま乳ちち酒しゅは高血圧こうけつあつ、心臓しんぞう病びょう、肺結核はいけっかく、胃腸いちょう病びょう、神経しんけい衰弱すいじゃく、水腫すいしゅ、リウマチなどの補佐ほさ薬やくとして用もちいられる。

主おもな内うち治ち法ほう

• 漢方薬かんぽうやく
• 薬くすり膳ぜん