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加入かにゅう

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

加入かにゅう(かにゅう、えい: accedeふつ: adhérer[注釈ちゅうしゃく 1])とは、組織そしき団体だんたい・または枠組わくぐみなどに参加さんかし、その一員いちいんとなること。

国際こくさいほううえでは、条約じょうやくについて、署名しょめいおこなうことなく、条約じょうやく締結ていけつする手続てつづきのひとつである。

概要がいよう

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国家こっか条約じょうやく締結ていけつする手続てつづきには、批准ひじゅん受諾じゅだく承認しょうにん、そしてほんこうあつかう「加入かにゅうとうがあるが、締結ていけつ具体ぐたいてき方法ほうほうはそれぞれの条約じょうやくちゅう規定きていされており、条約じょうやくによってことなっている。このうち、批准ひじゅん受諾じゅだくは、条約じょうやく署名しょめいをしたうえで、必要ひつよう国内こくない手続てつづき条約じょうやく締結ていけつする手続てつづきである。一方いっぽう条約じょうやくへの署名しょめいには期限きげんもうけられており、その期限きげんちゅうなんらかの理由りゆう署名しょめいしなかった、あるいはできなかった国家こっかは、署名しょめい要件ようけんとする批准ひじゅん受諾じゅだくではなく、加入かにゅう手続てつづきによって条約じょうやく締結ていけつすることになる。

加入かにゅう手続てつづきは、条約じょうやくほうかんするウィーン条約じょうやくだい15じょう規定きていされており、条約じょうやく交渉こうしょう過程かてい参加さんかしたかかにかかわらず、署名しょめいにより条約じょうやくへの同意どういしめさなかった当該とうがいこく政府せいふについて、以下いかのいずれかの条件じょうけんたす場合ばあい適用てきようされる[1]

  1. 当該とうがいこく加入かにゅうにより同意どうい表明ひょうめいすることができることを条約じょうやくさだめている場合ばあい
  2. 当該とうがいこく加入かにゅうにより同意どうい表明ひょうめいすることができることを交渉こうしょうこく合意ごういしたことが方法ほうほうによりみとめられる場合ばあい
  3. 当該とうがいこく加入かにゅうにより同意どうい表明ひょうめいすることができることをすべての当事とうじこくのち合意ごういした場合ばあい

注釈ちゅうしゃく

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  1. ^ 名詞めいしがたえい: accession, ふつ: adhésion

出典しゅってん

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  1. ^ 条約じょうやくほうかんするウィーン条約じょうやく』より引用いんよう

関連かんれん項目こうもく

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