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医療いりょう事務じむ

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

医療いりょう事務じむ(いりょうじむ)とは、医療いりょう機関きかんにおいておこなわれる診療しんりょう報酬ほうしゅう請求せいきゅう事務じむ代表だいひょうされる医療いりょう保険ほけん事務じむ略称りゃくしょうであり、広義こうぎには、窓口まどぐち業務ぎょうむ診療しんりょう情報じょうほう管理かんり医師いし事務じむ作業さぎょう補助ほじょふくまれる。

医療いりょう保険ほけん事務じむ

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医療いりょう機関きかんにおいてカルテもちいてレセプトばれる診療しんりょう報酬ほうしゅう明細めいさいしょ作成さくせい中心ちゅうしんおこな診療しんりょう報酬ほうしゅう請求せいきゅう事務じむのこと。病院びょういんでは、医事いじなどの職員しょくいんおこなう。

かつて、診療しんりょう報酬ほうしゅう請求せいきゅう医療いりょう保険ほけん事務じむ)にあたる仕事しごとは「庶務しょむ」や「経理けいりがかり」が担当たんとうしていたが、国民こくみんみな保険ほけん実現じつげんして診療しんりょう報酬ほうしゅう制度せいど充実じゅうじつするにともなって通常つうじょう業務ぎょうむ一部いちぶとしておこなうことが困難こんなんになり、専門せんもんせいもとめられるようになった。そこで、医療いりょう機関きかんにおいて診療しんりょう報酬ほうしゅう請求せいきゅうおこな部署ぶしょが「医事いじ」として独立どくりつするとともに、さまざまな団体だんたい医療いりょう事務じむ養成ようせい資格しかく認定にんていおこなうことになった。1994ねんには、公的こうてき資格しかく試験しけんとして診療しんりょう報酬ほうしゅう請求せいきゅう事務じむ能力のうりょく認定にんてい試験しけん誕生たんじょうした。

診療しんりょう情報じょうほう管理かんり

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さらに、患者かんじゃのカルテ(診療しんりょうろく)の管理かんり病歴びょうれきしつ業務ぎょうむとして医事いじぞくしており、1972ねんから日本にっぽん病院びょういんかい通信つうしん教育きょういくによる診療しんりょうろく管理かんり養成ようせいはじめた。さらに、診療しんりょう報酬ほうしゅう請求せいきゅう業務ぎょうむ電算でんさん並行へいこうして電子でんしカルテの管理かんりなど診療しんりょう情報じょうほう管理かんり業務ぎょうむ重要じゅうようせいたかまり、1996ねん診療しんりょう情報じょうほう管理かんりとしての認定にんていおこなわれるようになった。

診療しんりょう情報じょうほう管理かんりは、カルテなどの医療いりょう情報じょうほう国際こくさい統計とうけい分類ぶんるいなどにもとづいて収集しゅうしゅう管理かんりし、データベース作成さくせい加工かこう分析ぶんせきしてニーズにおうじた情報じょうほう提供ていきょうする。がん登録とうろくなどもその職域しょくいき範囲はんいである。病院びょういんでは診療しんりょう情報じょうほう管理かんりしつなどにぞくし、診療しんりょう報酬ほうしゅうにおいてその配置はいち評価ひょうかされている。英語えいごけんでも、ヘルス・インフォメーション・マネジャー (health information manager) としょうされる専門せんもんしょくである。

医師いし事務じむ作業さぎょう補助ほじょ

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2000年代ねんだいはいると病院びょういん勤務きんむ疲弊ひへい社会しゃかい問題もんだいし(医療いりょう崩壊ほうかい)、さまざまな形式けいしき勤務きんむ負担ふたん軽減けいげんさく実行じっこうされることになった。その代表だいひょうれい医師いし事務じむ作業さぎょう補助ほじょしゃ配置はいちであり、2008ねん診療しんりょう報酬ほうしゅう改定かいていによってその配置はいち評価ひょうかされるようになった。医師いし事務じむ作業さぎょう補助ほじょしゃはドクターズクラークなどともばれ、医師いし指示しじによって診断しんだんしょ作成さくせいやカルテの代行だいこう入力にゅうりょく処方箋しょほうせん作成さくせい検査けんさ予約よやくなどをおこなうが、上記じょうき診療しんりょう報酬ほうしゅう請求せいきゅう事務じむおこなわない。

関連かんれん項目こうもく

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