十じゅう年ねん愛あい

十じゅう年ねん愛あい
ジャンル	テレビドラマ
脚本きゃくほん	遊ゆう川がわ和彦かずひこ
演出えんしゅつ	吉田秋生よしだあきみ 吉田よしだ健けん 横井よこい直行なおゆき
出演しゅつえん者しゃ	田中たなか美佐子みさこ 浜田はまだ雅功まさとし 大江おおえ千里せんり 鈴木すずき杏樹あんじゅ 斉藤さいとう慶子けいこ 木村きむら一八かずや
音楽おんがく	若草わかくさ恵めぐみ
製作せいさく
制作せいさく	TBS
放送ほうそう
放送ほうそう国こく・地域ちいき	日本にっぽん
連続れんぞくドラマ
プロデューサー	八木やぎ康夫やすお 横井よこい直行なおゆき
オープニング	大江おおえ千里せんり「ありがとう」
放送ほうそう期間きかん	1992年ねん10月16日にち - 12月25日にち
放送ほうそう時間じかん	金曜日きんようび 22:00 - 22:54
放送ほうそう枠わく	金曜きんようドラマ (TBS)
放送ほうそう分ぶん	54分ふん
回数かいすう	11
スペシャル
プロデューサー	八木やぎ康夫やすお 横井よこい直行なおゆき
放送ほうそう期間きかん	1993年ねん10月8日にち
回数かいすう	1

『十じゅう年ねん愛あい』（じゅうねんあい）は、1992年ねん10月16日にちから12月25日にちまでTBS系列けいれつの「金曜きんようドラマ」枠わくで、毎週まいしゅう金曜日きんようび 22:00 - 22:54に放送ほうそうされた日本にっぽんのテレビドラマ。主演しゅえんは田中たなか美佐子みさこと浜田はまだ雅功まさとし。

概要がいよう

田中たなか美佐子みさこと浜田はまだ雅功まさとしが演えんじる、つかず離はなれず、結婚けっこんまで行いかないという微妙びみょうな男女だんじょの10年ねんにわたる友情ゆうじょう関係かんけいを1クール全ぜん11話わで描えがいた。また、鈴木すずき杏樹あんじゅの女優じょゆうデビュー作さくであるほか、大江おおえ千里せんりは『君きみが嘘うそをついた』以来いらい4年ねんぶりの連続れんぞくテレビドラマへのレギュラー出演しゅつえんとなった。さらに、木村きむら一八かずやはこの作品さくひんがテレビドラマへの本格ほんかく的てきな復帰ふっき作さくでもあった。

作中さくちゅうで斉藤さいとう慶子けいこ演えんじる吉野よしの文あや、木村きむら一八かずや演えんじる志村しむら浩ひろし介かいの言動げんどうには、現在げんざいのストーカーを彷彿ほうふつとさせる部分ぶぶんが多おおく見みられる。

スペシャルが1993年ねん10月8日にちに2時じ間あいだ版ばんで放送ほうそうされた。

連続れんぞくドラマ

1話わごとに1年ねん分ぶんのストーリーが進行しんこうし、最終さいしゅう話ばなしでは第だい1話わから10年ねん後ごになっているという斬新ざんしんなコンセプトが採とられ、劇げき中ちゅうでは舞台ぶたいとなる時代じだいの当時とうじのニュースが流ながれるシーンや電話機でんわきなどの身みの回まわりの品物しなものの変化へんかなど、その時代じだいごとの雰囲気ふんいきを強調きょうちょうする演出えんしゅつが用もちいられた。

物語ものがたりの途中とちゅうで逆上ぎゃくじょうした文ぶんが、メリーゴーラウンドの操作そうさ盤ばんを破壊はかいした結果けっか、故障こしょう。高速こうそく回転かいてんしているメリーゴーラウンド内ないに取とり残のこされた娘むすめ・雅美まさみを助すけようと乗のり込こんだ雅一まさいちが、回転かいてんの遠心えんしん力りょくで飛とばされて地面じめんに叩たたき付つけられ、病院びょういんに搬送はんそうされた後のちに死亡しぼうしてしまうというシーンが当時とうじ話題わだいになった。このメリーゴーラウンドのシーンのあまりに強烈きょうれつなインパクトのため、本ほん作さくの概要がいようを説明せつめいする際さいにしばしば「大江おおえ千里せんりがメリーゴーラウンドで高速こうそく回転かいてんして死しぬドラマ」という表現ひょうげんが用もちいられるほどである。物語ものがたり途中とちゅうでの雅みやび一いちの事故死じこしとの展開てんかいは、演えんじる大江おおえが当時とうじの音楽おんがく活動かつどうと撮影さつえいスケジュールとの両立りょうりつが厳いかめしかった（最終さいしゅう話ばなし前後ぜんこうの時期じきにコンサートツアーが開始かいしされることになっていた）ためであり、当初とうしょは死亡しぼう後ご、劇げき中ちゅうにまったく登場とうじょうしないとなっていたが、のちに変更へんこう。各かく話はなしにワンシーンずつ登場とうじょうすることになった（『週刊しゅうかんTVガイド』の最終さいしゅう回かい直前ちょくぜん特集とくしゅう、音楽おんがく誌し『PATiPATi』1992年ねん12月がつ号ごうの大江おおえのインタビュー記事きじによる）。

スペシャル

間男まおとこをしていた嵐あらしを見捨みすてた青空あおぞら。その数日すうじつ後ご、嵐あらしは再会さいかいした青空あおぞらを口説くどいていると雅みやび一いちがやって来きた。かつて同級生どうきゅうせいだった2人ふたりは再会さいかいを喜よろこび合あう。文ぶんと結婚けっこんするという雅みやび一いちだが、青空あおぞらと雅一まさいちは以前いぜんから心しん惹ひかれ合あっていた。しかし文ぶんとの結婚式けっこんしきは無事ぶじに終了しゅうりょう。嫉妬しっと心しんに悩なやんでいた青空あおぞらに嵐あらしが告白こくはく。成なり行ゆきで結婚けっこんする。

しかし青空あおぞらと嵐あらしの夫婦ふうふ仲なかは、最初さいしょから冷ひえ切きっていた。そして嵐あらしは、青空あおぞらへの自分じぶんの気持きもちと、雅みやび一いちへの想おもいを断たち切きれないままでいる青空あおぞらの心境しんきょうを考慮こうりょし「1年間ねんかん、このままの状態じょうたいで様子ようすを見みたい」と申もうし出でる。

同時どうじに雅一まさいちと文ぶんも家いえを訪おとずれた嵐あらしと青空あおぞらの前まえでは円満えんまんに振ふる舞まっていたが、実じつは結婚けっこんから半年はんとし経たたない内うちに不仲ふなかになっていた。文ぶんとの結婚けっこんを後悔こうかいした雅みやび一いちから告白こくはくされた青空あおぞらは一いち度どは断ことわるが、彼かれが文ぶんと別居べっきょを経へて正式せいしきに離婚りこんしたと美幸みゆきから聞きかされ、心しんが揺ゆれる。そして約束やくそくの1年ねんが経過けいか。母ははの愛子いとしごに背中せなかを押おされた事こともあり、嵐あらしの誕生たんじょう日びでもある7月がつ7日にちに「最終さいしゅうの新幹線しんかんせんの発車はっしゃ時刻じこくまでに来こなかったら、離婚りこんを受うけ入いれる」という嵐あらしに見送みおくられ、雅みやび一いちに会あう青空あおぞらだが、そこで嵐あらしとやり直なおしたいという気持きもちに気きづく。

自分じぶんの気持きもちが変かわってしまった事ことを伝つたえ、嵐あらしのもとに戻もどろうとする青空あおぞらを追おった雅一まさいちが事故死じこし。ショックを受うける青空あおぞら。そしてその間あいだに約束やくそくの時間じかんを過すぎたとして､嵐あらしは大阪おおさかへ帰かえって行いった。

嵐あらしと出逢であってからちょうど10年ねん目め。青空あおぞらは嵐あらしへの想おもいを小説しょうせつ『十じゅう年ねん愛あい』（連続れんぞくドラマのストーリーに該当がいとう）に綴つづって出版しゅっぱん（そこで実じつはドラマ本編ほんぺんは青空あおぞらが、自身じしんの願望がんぼうを交まじえて「もし、初はじめての出会であいの時ときに嵐あらしを車くるまに乗のせていたら?」と想定そうていした架空かくうの物語ものがたりで、約束やくそくの時間じかんから9年間ねんかん消息しょうそくを掴つかめない嵐あらしへのメッセージとして執筆しっぴつした想おもいが込こめられていたいう事実じじつが明あきらかになる）。そして、出版しゅっぱん直後ちょくごの七夕たなばたの日ひ、ついに二に人にんは再会さいかいを果はたし、実じつは青空あおぞらは離婚りこん届とどけを提出ていしゅつしてない事ことを打うち明あけた。

キャスト

主要しゅよう人物じんぶつ

谷たに 青空あおぞら ⇒ 田村たむら 青空あおぞら

演えんじ - 田中たなか美佐子みさこ

主人公しゅじんこう。1957年ねんの秋あき生うまれ。生うまれた日ひの美うつくしい空そらに感動かんどうした母ははによって命名めいめいされる。父ちちを知しらず父親ちちおや不在ふざい、母ははも働はたらきづめの貧まずしい家いえとして幼おさない頃ころはいじめに遭あったこともあるが、8歳さいの頃ころに妹いもうとが生うまれ、その直後ちょくごに母ははが著書ちょしょを出だした事ことから生活せいかつが大おおきく変化へんか。私立しりつ中高なかだか一貫いっかん校こうから大学だいがくへ進学しんがく。アメリカ留学りゅうがくなどを経へて卒業そつぎょう後ごは外資がいし系けいの商社しょうしゃに就職しゅうしょく。やり手てで有能ゆうのうではあるが、父親ちちおやの面影おもかげを見みた上司じょうし、森田もりたと不倫ふりん関係かんけいに。森田もりたの住すむマンションから立たち去さろうとした際さいに間男まおとこをしていた嵐あらしを救すくう形かたちで出会であう。

親友しんゆう･文ぶんの恋人こいびとである雅みやび一いちに心しん惹ひかれるが、友情ゆうじょうを気きにして素直すなおになれずにいたところを嵐あらしに糾弾きゅうだんされてしまう。

嵐あらしの後押あとおしもあり、結婚式けっこんしき当日とうじつに雅みやび一いちに告白こくはくしたところ、同おなじく青空あおぞらが好すきだった雅一まさいちと共ともに結婚式けっこんしきから脱走だっそうしてしまうことになる。その後ごに雅みやび一いちと正式せいしきに結婚けっこん、長女ちょうじょ・雅美まさみを出産しゅっさん。

しかし、結婚けっこん前まえに森田もりたの子供こどもを堕おろしており父親ちちおやの身代みがわりに嵐あらしが署名しょめいしていたことを雅みやび一いちが悟さとり、夫婦ふうふ仲なかが悪化あっか、寂さびしさのあまり会社かいしゃの後輩こうはいだった浩ひろし介かいを受うけ入いれる形かたちで、不倫ふりん関係かんけいになってしまう。

その後ご、離婚りこん寸前すんぜんにまで陥おちいったものの嵐あらしの取とり成なしもあって雅みやび一いちとの夫婦ふうふ仲なかも修復しゅうふくに成功せいこう。会社かいしゃを辞やめ、再さい出発しゅっぱつを誓ちかった矢先やさきに雅美まさみが文ぶんに誘拐ゆうかいされ、救出きゅうしゅつに向むかった雅一まさいちが事故死じこし。義母ぎぼとの確執かくしつが決定的けっていてきになってしまい雅美まさみも奪うばわれる。

嵐あらしへの思おもいを断たち切きるために神戸こうべへ旅立たびだったが、母はは･愛子いとしごが怪我けがで帰国きこく。そして山中湖やまなかこでのペンション経営けいえいを始はじめるに至いたってその手伝てつだいに加くわわる。

そして雅美まさみを取とり戻もどし、人形にんぎょう劇げき劇団げきだん員いんとなっていた嵐あらしの消息しょうそくもようやく掴つかみ、彼かれに自分じぶんの想おもいの丈たけを告白こくはくして帰かえってきてもらうことに成功せいこうする。

その後ご、嵐あらしと共ともにペンションを経営けいえいし、結婚けっこんも考かんがえていたがペンションは失火しっかで消失しょうしつ。

最終さいしゅう的てきに嵐あらしとは結婚けっこんという形かたちにはこだわらず、「ずっと一緒いっしょにいる」という選択肢せんたくしを選えらぶ。

粟野あわの 嵐あらし

演えんじ - 浜田はまだ雅功まさとし（ダウンタウン）

1958年ねん7月がつ7日にち生うまれ。役者やくしゃ志望しぼうで、定職ていしょくに就つかずヒモのような生活せいかつを送おくっていた男おとこ。出身しゅっしん地ちは大阪おおさか、使用しよう言語げんごは関西かんさい弁べん。ヤクザの女房にょうぼうと情事じょうじ中ちゅうに亭主ていしゅが帰かえってきてしまい、ベランダにぶら下さがっていたのを下したにいた青空あおぞらに救出きゅうしゅつされる。その後ご、小学生しょうがくせいの一時期いちじき、同級生どうきゅうせいだった雅みやび一いちと再会さいかい。交流こうりゅうを持もつように。

その後ごも女おんなに対たいしてだらしない態度たいど（複数ふくすうの女性じょせいとヒモ関係かんけいを結むすぶ、ヤクザの妹いもうとの高校生こうこうせいを妊娠にんしんさせる）が見みられたが、愛子いとしごに危機ききを救すくわれたこともあり、谷たに家かの女性じょせい陣じんとの関かかわりを深ふかめていく。

青空あおぞらが雅みやび一いちを愛あいしていることにいち早はやく気きづき、素直すなおに告白こくはくするよう促うながしたことがきっかけとなり、その後ご10年ねんにわたって雅一まさいちと青空あおぞらの共通きょうつうの親友しんゆう、もしくは義弟ぎてい（青空あおぞらの妹いもうと・美幸みゆきと結婚けっこん）として関かかわり続つづける。

美幸みゆきとの離婚りこん後ご、青空あおぞらとの立場たちばや姿勢しせいのギャップに耐たえられなくなり彼女かのじょの前まえから姿すがたを消けす。その後ごは人形にんぎょう劇げきを上演じょうえんする旅芸人たびげいにんの団員だんいんとなっていたところを捜さがし歩あるいていた青空あおぞらと再会さいかい、ようやく結むすばれる。ただし結婚けっこんという形かたちにはこだわらず、良よきパートナーという形かたちを貫つらぬいている。

スペシャルでは青空あおぞらと成なり行ゆきで結婚けっこん後ご、狛江こまえ市し和泉いずみのマンションで同居どうきょ。自動車じどうしゃ修理工しゅうりこうとして働はたらく内うちに青空あおぞらに心しん惹ひかれてゆく。一旦いったん、大阪おおさかに戻もどってゆくが青空あおぞらの出だした著書ちょしょを知しって上京じょうきょう。再会さいかい後ごに離婚りこん届とどけが出だされていなかったと知しる。

田村たむら家か

田村たむら 雅一まさいち

演えんじ - 大江おおえ千里せんり

1958年ねん生うまれ。大阪おおさかの裕福ゆうふくな家いえで一人ひとりっ子ことして育そだち、一流いちりゅう大学だいがく卒業そつぎょう後ご、 東京とうきょうの建築けんちく事務所じむしょに勤務きんむする雇やといわれの建築けんちく士し。出版しゅっぱん社しゃのリポーターとして取材しゅざいに来きたのをきっかけに文ぶんと交際こうさい・婚約こんやくするが、実じつは青空あおぞらに心しん惹ひかれていた。結婚式けっこんしき当日とうじつに青空あおぞらからの告白こくはくをうけ、式しきを放棄ほうきし青空あおぞらと共ともに脱走だっそう。その後ご、青空あおぞらと正式せいしきに結婚けっこん。一人娘ひとりむすめ･雅美まさみを儲もうけるも仕事しごと重視じゅうしの青空あおぞらとのすれ違ちがい、青空あおぞらが結婚けっこん前まえに中絶ちゅうぜつ、同意どうい書しょに嵐あらしがサインをしていたと悟さとった事ことから夫婦ふうふ間あいだに亀裂きれつが入はいり、文ぶんと浩ひろし介かいの介入かいにゅうを許ゆるしてしまうことになり、一いち度どは離婚りこん寸前すんぜんまで至いたる。

普段ふだんは温厚おんこうな性格せいかくだが、優柔不断ゆうじゅうふだんな面めんと同時どうじに頑固がんこな面めんを持もち合あわせ、自身じしんの身勝手みがってさを棚上たなあげし、相手あいてを罵倒ばとうする。青空あおぞらの中絶ちゅうぜつに関かんしては嵐あらしの子こだと思おもい込こみ、嵐あらしが美幸みゆきと結婚けっこんした事ことをも含ふくめて母親ははおやに都合つごうの良よい様ように告つげ口ぐちをし、青空あおぞらとの関係かんけい修復しゅうふく後ごも真実しんじつを伝つたえていない様子ようすが見みられる。

ようやくお互たがいに理解りかいし合あって夫婦ふうふの仲なかを修復しゅうふくしたのも束つかの間ま、復讐ふくしゅうを企たくらむ文ぶんによって誘拐ゆうかいされた雅美まさみを救出きゅうしゅつしようとして事故死じこし。

その後ごは各かく話はなしで青空あおぞらの夢枕ゆめまくらに現あらわれ、嵐あらしに対たいして素直すなおになりきれない青空あおぞらの背中せなかを後押あとおしする。最終さいしゅう話ばなしでは崖がけ下かに転落てんらくして意識いしきを失うしなった青空あおぞらの夢枕ゆめまくらに現あらわれ、嵐あらしが救出きゅうしゅつに現あらわれるまで彼女かのじょを見守みまもり続つづけた。

母親ははおや、同郷どうきょうの嵐あらしと会話かいわするときは大阪おおさか弁べんになる。

職業しょくぎょう柄がら、面白おもしろいデザインの家いえを見みつけると、何なにを差さし置おいてもカメラを向むける癖くせがある。

家族かぞくの顔かおがいつでも見みえるよう、部屋へやの数かずがなるべく少すくない小ちいさな家いえを建たてたい、という願ねがいを持もっていた。

スペシャルでは青空あおぞらに惹ひかれつつも文ぶんと結婚けっこん。しかし不仲ふなかになったのを理由りゆうに青空あおぞらに迫せまるが、彼女かのじょから嵐あらしとの結婚けっこんを続つづけたいと告つげられて後ごを追おい、事故死じこしする。

田村たむら 清子きよこ

演えんじ - 岩本いわもと多代たよ

雅みやび一いちの母はは。性格せいかくにきつい面めんが見みられ、嫌味いやみを言いったり、ヒステリックになることも多おおい。青空あおぞらとの結婚けっこんに反対はんたいし、一旦いったんは結婚けっこんを認みとめるが、雅美まさみに固執こしつし毎週まいしゅう末まつに押おしかけてくる様ように。のちに雅みやび一いちの死しの原因げんいんが青空あおぞらだと思おもい込こみ、入院にゅういんしていた雅美まさみを田村たむら家かの跡取あととりとして強引ごういんに連つれ去さり、青空あおぞらの中傷ちゅうしょうを吹ふき込こみ、雅美まさみに会あいに来きた青空あおぞらと嵐あらしを警察けいさつに突つき出だしたりしたこともある。青空あおぞらから起おこされた裁判さいばんでも彼女かのじょを悪わるく言いった様子ようすが見みられる。家出いえでした雅美まさみから「ママと暮くらしたい」と訴うったえられ立腹りっぷく。しかし彼女かのじょの強つよい意志いしの前まえに諦あきらめて帰かえって行いった。スペシャルには登場とうじょうしないが、文ぶんに嫌味いやみを言いうと台詞せりふで語かたられている。

田村たむら 雅義まさよし

演えんじ - 加賀谷かがや純一じゅんいち

雅みやび一いちの父ちち。資産しさん家かで豪邸ごうていに住すんでいる。雅美まさみが青空あおぞらと暮くらす事ことを希望きぼうしていると知しって理解りかいを示しめし、「こうなるのが自然しぜん」「お前まえが最もっとも理解りかいしているはず」と癇癪かんしゃくを起おこした清子きよこを宥なだめた。

田村たむら 雅美まさみ

演えんじ -野沢のざわ満恵みつえ

雅一まさいちと青空あおぞらの娘むすめ。出産しゅっさん時じに彼女かのじょを取とり上あげたのは嵐あらし。保育園ほいくえんへ通とおっていた頃ころ、文ぶんに誘拐ゆうかいされた末すえに右足みぎあしを骨折こっせつ。雅みやび一いちの死しの直後ちょくご、父方ちちかたの祖母そぼである清子きよこによって病院びょういんから大阪おおさかの田村たむら家かに連つれ去さられ、青空あおぞらとは月つき1回かいの面会めんかいのみとなってしまう。清子せいごから雅みやび一いちの死しの原因げんいんは青空あおぞらだと吹ふき込こまれていたが、小学校しょうがっこうに入学にゅうがくした直後ちょくご、同級生どうきゅうせいから母親ははおや不在ふざいをからかわれたのを理由りゆうに、自分じぶんの意志いしで、青空あおぞらの真意しんいを確たしかめようと家出いえで。新幹線しんかんせんの車内しゃないで警察けいさつに保護ほごされた後のち、青空あおぞらと再会さいかい。連つれ戻もどしに来きた清子きよこに「帰かえったらまた家出いえでする」と宣言せんげん。ついに親子おやこで暮くらせることに。以前いぜん、会あいに来きた青空あおぞらから渡わたされたペンダントを大事だいじに持もっていた。

谷たに家か

谷たに 美幸みゆき ⇒ 粟野あわの 美幸みゆき ⇒ 谷たに 美幸みゆき

演えんじ - 鈴木すずき杏樹あんじゅ

青空あおぞらの異父いふ妹いもうと。1965年ねん頃ごろ、母ははが既婚きこん者しゃと不倫ふりんの末すえに生うまれており、青空あおぞら同様どうように戸籍こせきに父ちちの名なは記載きさいされてない。実直じっちょくな印象いんしょうの青空あおぞらに対たいして、派手はでな性格せいかくで華はなやいだ印象いんしょうだが、対抗たいこう意識いしきが強つよく寂さびしがり屋や。自分じぶんが周まわりの人間にんげんに愛あいされているかどうかを常つねに気きにしている。家いえに寄よりつかず窃盗せっとう・夜遊よあそびなど問題もんだい行動こうどうが多おおく、高校こうこう2年ねんの冬ふゆに歓楽街かんらくがいで騒動そうどうを起おこした直後ちょくご、出席しゅっせき日数にっすう不足ふそくなどを理由りゆうに中退ちゅうたい。その後ごはコンパニオンなどをしていた。

嵐あらしの真意しんいにいち早はやく気きづき、青空あおぞらと張はり合あうべく嵐あらしを奪うばい取とろうとして何なにかと付つきまとい誘惑ゆうわく。子供こどもができたと嘘うそをついて嵐あらしに結婚けっこんを迫せまる。式しき当日とうじつ、妊娠にんしんは嘘うそだったと告つげるがそのまま結婚けっこん。しかし直後ちょくごから夜遊よあそび、家事かじ放棄ほうき、高額こうがくな買かい物ものなどで嵐あらしを怒おこらせた事こともある。のちに改心かいしんしたが、青空あおぞらに傾かたむく嵐あらしをついに振ふり向むかせられず、一いち度どは浩ひろし介かいを焚たき付つけて二に人にんの仲なかを裂さこうとするものの、大だい喧嘩けんかの末すえに離婚りこん。

その後ご、寂さびしい者もの同士どうしの浩ひろし介かいと行いきずりで結むすばれることになり子供こどもを身籠みごもったものの、青空あおぞらの悪口わるぐちを言いいながら関係かんけいを持もつような男おとこを父ちちにしたくないという思おもいの他ほか、彼かれに愛あいされる自信じしんが持もてず、自分じぶんを愛あいしてくれるかどうかを疑うたがうことも嫌いやになったため、母ははが自分じぶん達たちを結婚けっこんせずにシングルマザーで育そだてたようになりたい道みちを選えらび、実家じっかのマンションを売うり払はらい、青空あおぞらとも別わかれて旅立たびだった。

スペシャルでは学生がくせいか就労しゅうろう者しゃか等とうの社会しゃかい的てき立場たちばは明あきらかになっておらず、周囲しゅういに情報じょうほうを伝つたえたり、姉あね夫婦ふうふがうまくいってない事ことを察さっして嵐あらしに接近せっきんするも相手あいてにされない姿すがたが描えがかれている。

谷たに 愛子あいこ

演えんじ - 白川しらかわ由美ゆみ

青空あおぞらと美幸みゆきの母はは。1941年ねん頃ごろ生うまれ。美幸みゆきを出産しゅっさん後ご、シングルマザーとしての体験たいけん談だんを出版しゅっぱん後ご、エッセイストとして活躍かつやくしているが、男性だんせいを見下みくだしたその論評ろんぴょうに敵てきが多おおい。デビューのきっかけになった自叙伝じじょでんのタイトルは『殺ころしても死しなない女おんな』。

嵐あらしが妊娠にんしんさせてしまった相手あいての兄あにから殴なぐり込こみを受うけたところを救すくったり、突然とつぜん（不倫ふりん相手あいての子供こどもを妊娠にんしんしていたことが原因げんいんで）婚約こんやく破棄はきを申もうし出でた青空あおぞらの真意しんいが測はかれずに困惑こんわくする雅みやび一いちを励はげます、離婚りこん寸前すんぜんに陥おちいった青空あおぞらと美幸みゆきとの結婚けっこんを決断けつだんしきれない嵐あらしを（偶然ぐうぜんを装よそおって）引ひき合あわせることで双方そうほうの問題もんだい解決かいけつを図はかるなど、随所ずいしょで二に人にんの娘むすめをバックアップする。

貧まずしかった頃ころは青空あおぞらから「こんなひどい人ひとが母親ははおやのはずはない」と思おもわれる程ほどに辛辣しんらつな態度たいどがみられたようだが、美幸みゆきを出産しゅっさんした頃ころから経済けいざい状況じょうきょうなどに変化へんかが発生はっせいした事こともあり、自由じゆう放任ほうにん主義しゅぎに変更へんこう。問題もんだいを起おこした美幸みゆきの身元みもと引ひき受うけも青空あおぞらに丸まる投なげする等ひとし、無責任むせきにんな様ようにも見みえたが、実じつは誰だれよりも愛情あいじょう深ふかい性格せいかくで、家族かぞくの絆きずなを大切たいせつにしている。

1990年ねんに出先でさきのクエートで被弾ひだん。治療ちりょうの為ために帰国きこくする。

その後ご山中湖やまなかこにペンションを建設けんせつすることになるが、妨害ぼうがい工作こうさくを受うけて青空あおぞらと共ともに木材もくざいの下敷したじきになり、自分じぶんの命いのちと引ひき換かえに青空あおぞらを救すくい、そのまま絶命ぜつめいする。

スペシャルでは志村しむら浩ひろし介かいと婚約こんやく会見かいけんをおこない、一緒いっしょにペンション建築けんちくを目指めざすが反対はんたい派はの襲撃しゅうげきによって志村しむらは即死そくし。愛子あいこ自身じしんも意識いしき不明ふめいの重体じゅうたいとなるが、青空あおぞらの呼よびかけで回復かいふく。退院たいいん後ごに志村しむらを供養くようしながら青空あおぞらに対たいして自分じぶんの気持きもちに素直すなおになる様ように諭さとす。

青空あおぞら・美幸みゆきの父ちち

演えんじ - 内山うちやま森もり彦

その他た

志村しむら 浩ひろし介かい

演えんじ - 木村きむら一八かずや

青空あおぞらの会社かいしゃの後輩こうはい。もとより青空あおぞらに好意こういを寄よせ、何なにかと誘さそいを掛かけていたがそのたびに肘鉄ひじてつを食くらわされていた。

のちに雅みやび一いちとの確執かくしつに悩なやんでいた青空あおぞらの心しんの隙間すきまに入はいり込こむ状態じょうたいで、不倫ふりん関係かんけいとなったこともある。

その後ご、雅みやび一いちとやり直なおしたいとして別わかれを告つげられた事ことを認みとめられず、青空あおぞらに対たいして執拗しつようにつきまとった事ことが雅みやび一いちの死しの原因げんいんのひとつとなってしまう。

雅みやび一いちの死後しご、青空あおぞらと嵐あらしの仲なかを裂さきたい美幸みゆきにたき付づけられて、青空あおぞらに接近せっきん。しかしうまく行いかず、嵐あらしと離婚りこんした美幸みゆきと関係かんけいを持もつ。のちに彼女かのじょの妊娠にんしんを知しって、結婚けっこんを申もうし出でるが美幸みゆきはシングルマザーになる選択せんたくをしていた為ために口論こうろん・暴力ぼうりょく沙汰ざたになり警察けいさつに逮捕たいほされる。しかし美幸みゆきが被害ひがい届とどけを出ださなかったため、釈放しゃくほうされる。

その後ご、「結婚けっこんし一緒いっしょに子供こどもを育そだてたい」と美幸みゆきを迎むかえに現あらわれるが、振ふり切きられた。以後いごの動向どうこうは不明ふめい。

スペシャルでは愛子いとしごの恋人こいびととして登場とうじょう。ペンションの建築けんちく工事こうじの最中さいちゅうに反対はんたい派はの襲撃しゅうげきを受うけて死亡しぼう。

吉野よしの 文あや

演えんじ - 斉藤さいとう慶子けいこ

1957年度ねんど生うまれ。青空あおぞらとは高校こうこうからの親友しんゆうでやや甘あまえん坊ぼうで心しん優やさしい性格せいかくだったが、結婚式けっこんしき当日とうじつの雅みやび一いちの裏切うらぎりに遭あい、青空あおぞらを激はげしく恨うらむようになる。婚約こんやく破棄はき後ごは実家じっか、退職たいしょく予定よていだった出版しゅっぱん社しゃに留とまるが、深酒ふかざけをしたり、周囲しゅういに嫌いやがらせをしたり悪態あくたいをつく等ひとし、性格せいかくと言動げんどうに変化へんかが発生はっせい。青空あおぞらが中絶ちゅうぜつをした事ことを雅みやび一いちに伝つたえてしまう。

雅一まさいちを取とり戻もどすため、夫婦ふうふの確執かくしつに乗じょうして雅みやび一いちを誘惑ゆうわくし不倫ふりん。中絶ちゅうぜつをバラした事ことも含ふくめて青空あおぞらを挑発ちょうはつ。つかみ合あいの喧嘩けんかをした直後ちょくご、雅みやび一いちから別わかれを切きり出だされて逆上ぎゃくじょう。脅迫きょうはくビラの配布はいふ、無言むごん電話でんわや雅美まさみ誘拐ゆうかいを引ひき起おこした末すえ、雅一まさいちを死しに至いたらしめ、警察けいさつ沙汰ざたになったことから、出版しゅっぱん社しゃを懲戒ちょうかい解雇かいこ。実家じっかの方ほうも出だされてしまう。

その直後ちょくごに正気しょうきを取とり戻もどすと同時どうじに、自身じしんのした事ことを悔くやみつつキャバレーのホステスとして生活せいかつしていたが、経営けいえい者しゃから嫌いやがらせをされていたところを、たまたま店みせに来きていた青空あおぞらに救出きゅうしゅつされた事ことから和解わかいを果はたし、以後いごは青空あおぞらのペンション経営けいえいを手伝てつだうようになった。

その後ご、キャバレーの指名しめい客きゃくだった岡崎おかざきから結婚けっこんを申もうし込こまれるが、過去かこに起おこした事件じけんを理由りゆうに断ことわろうとする。しかし彼かれの真摯しんしな態度たいどと嵐あらしと青空あおぞらの叱咤しった激励げきれいにより、結婚けっこんへ進すすむ事ことになる。ペンション火災かさいで焼やけ出だされた後のちの動向どうこうは不明ふめい。

スペシャルでは雅みやび一いちと無事ぶじに結婚けっこん。しかしまもなく夫婦ふうふ仲なかは冷ひえてしまう。一旦いったん、実家じっかに戻もどった事ことと別わかれを切きり出だした雅一まさいちを刃物はもので襲撃しゅうげきし負傷ふしょうさせた後のちに正式せいしきに離婚りこんした事ことが台詞せりふで描えがかれている。

岡崎おかざき

演えんじ - 小林こばやしすすむ

雅一まさいちとの破談はだん後ごに文ぶんと見合みあいした男おとこその後ご、別べつの女性じょせいと結婚けっこんするも息子むすこ（演えんじ：朴ぼく悠ゆう）を残のこして逃にげられ、キャバレーの客きゃくとして文ぶんと再会さいかいした際さい、彼女かのじょの姿すがたが見合みあい当時とうじにも増まして寂さびしそうだったために「この人ひとを幸しあわせにできるのは自分じぶんしかいない」と考かんがえ、キャバレーに通かよって指名しめいしたり、風邪かぜを引ひいた子供こどもの看病かんびょうを頼たのんだりという形かたちで文ぶんに関かかわる。文ぶんが店みせを辞やめたと知しって、ペンションを訪おとずれ、結婚けっこんを申もうし込こんだ。

その後ご一家いっかでペンションに住すみ込こんで働はたらいていたようだが、ペンション火災かさいで焼やけ出だされた後のちの動向どうこうは不明ふめい。

洋子ようこ

演えんじ - 原田はらだ貴和子きわこ

嵐あらしが一時期いちじき、所属しょぞくしていた劇団げきだん「あおぞら」の構成こうせい員いんの女性じょせいで既婚きこん者しゃ。夫婦ふうふと他た構成こうせい員いん達たちとで子供こどもたち向むけのお芝居しばいをしながら、日本にっぽん各地かくちを回まわっている。青空あおぞらが嵐あらしに捨すて身みで告白こくはくする姿すがたに感銘かんめいし、拍手はくしゅで送おくり出だした。

岡本おかもと

演えんじ - マルセ太郎たろう

青空あおぞらが森田もりたの子こを妊娠にんしんした際さい、中絶ちゅうぜつ手術しゅじゅつを依頼いらいした医師いし。新横浜しんよこはま駅えきから東京とうきょうへ向むかう途中とちゅうの郊外こうがいで小ちいさな医院いいんを経営けいえいしている。同意どうい書しょに代理だいりで署名しょめいしたという事ことを見抜みぬけず、嵐あらしに「無責任むせきにんだ」とカミナリを落おとしたり、雅みやび一いちの子こを妊娠にんしん中ちゅうの青空あおぞらと再会さいかいした際さいに、嵐あらしを悪わるく言いってしまったことがある。その後ご、外そとで出産しゅっさんした青空あおぞらを母子ぼしともども受うけ入いれるが、中絶ちゅうぜつの事実じじつを確たしかめにやって来きた雅一まさいちに対たいして、医師いしとしての守秘しゅひ義務ぎむを遂行すいこうしたものの、状況じょうきょうと言動げんどうの不自然ふしぜんさなどから中絶ちゅうぜつを確信かくしんさせてしまう。

森田もりた

演えんじ - 横光よこみつ克彦かつひこ

青空あおぞらの勤務きんむする企業きぎょうの社員しゃいん。既婚きこん者しゃで地方ちほうから単身たんしん赴任ふにんしていた。雅みやび一いちの面影おもかげを感かんじた青空あおぞらと不倫ふりんしていたが、家いえからの連絡れんらくにうろたえる姿すがたに幻滅げんめつされ、別わかれを切きり出だされる。結婚式けっこんしき場じょうでの暴挙ぼうきょを知しって以来いらい、青空あおぞらに対たいして軽蔑けいべつ心しんを持もち込こんだり、嫌味いやみを言いったりもしたが、彼女かのじょを待まち伏ぶせする嵐あらしに「君きみも振ふられたのか?」「待まち伏ぶせなんてしたら嫌きらわれるだけだと思おもうよ」と諭さとすなど、基本きほん的てきな性格せいかくは悪わるい方ほうではない。

嵐あらしの元もと恋人こいびと

演えんじ - 常盤貴子ときわたかこ

雅みやび一いちの子こを妊娠にんしん中ちゅう、嵐あらしに会あいたいと､部屋へやへ押おし掛かけた青空あおぞらに「あんたもあいつに騙だまされたの?」と話はなし掛かけている。

バーの経営けいえい者しゃ

演えんじ - 椎谷しいや建次けんじ

出版しゅっぱん社しゃを退職たいしょく後ごの文ぶんが働はたらいていた店みせの店長てんちょう。横柄おうへいな態度たいどで文ぶんをいたぶっていたため、居合いあわせた青空あおぞらから襲撃しゅうげきされる。

リカ

演えんじ - 原はら久美子くみこ

嵐あらしと交際こうさいしていたホステス。転ころがり込こんで来きた嵐あらしと結婚けっこんしても良よいと思おもっていたが、美幸みゆきをホテルに連つれ込こんだとして警察けいさつに連行れんこうされた嵐あらしに住所じゅうしょを伝つたえられてしまい、連絡れんらくを受うけ憤慨ふんがい。彼かれをつまみ出だすが、たまたま訪たずねてきた雅みやび一いちに鞄かばんをぶつけてしまう。

美幸みゆきの担任たんにんの教師きょうし

演えんじ - 斉藤さいとう晴彦はるひこ

歓楽街かんらくがいを巡回じゅんかい中ちゅう、美幸みゆきを見みかけて注意ちゅういしようと追おうが、一緒いっしょにいた嵐あらしに「一いち回かい寝ねたらしつこくされてる」と偽証ぎしょうされ、散々さんざんな目めに遭あう。

ブティックの店員てんいん

演えんじ - 本庄ほんじょう和子かずこ

挙動きょどう不審ふしんな美幸みゆきに気きづき、声こえを掛かけるが嵐あらしによって煙けむに巻まかれてしまう。その後ごに再ふたたび嵐あらしを見みかけ、声こえを掛かけると彼かれは青空あおぞらにスーツを購入こうにゅうさせる。

嵐あらしの母はは

演えんじ - 大方おおかた斐紗子こ（スペシャル）

結婚式けっこんしき場じょうで感激かんげきして青空あおぞらにお礼れいを言いう。

出版しゅっぱん社しゃ社員しゃいん

演えんじ - 金田かねだ明夫あきお（スペシャル）

原稿げんこうを持もち込こんだ青空あおぞらに対たいして出版しゅっぱんを勧すすめ、嵐あらしへのメッセージでは?と気きづく。

スタッフ

• 脚本きゃくほん - 遊ゆう川がわ和彦かずひこ
• 演出えんしゅつ - 吉田秋生よしだあきみ、吉田よしだ健けん、横井よこい直行なおゆき
• プロデュース - 八木やぎ康夫やすお、横井よこい直行なおゆき
• 音楽おんがく - 若草わかくさ恵めぐみ
• 主題歌しゅだいか - 大江おおえ千里せんり「ありがとう」
• AP - 壁谷かべや悌之
• AD - 北川きたがわ雅一まさいち
• 制作せいさく - TBS

放送ほうそう日程にってい

連続れんぞくドラマ

各かく話はなし	放送ほうそう日び	サブタイトル	演出えんしゅつ
第だい1話わ	1992年ねん10月がつ16日にち	今こん､幸しあわせですか?	吉田秋生よしだあきみ
第だい2話わ	10月23日にち	運命うんめいの結婚けっこん
第だい3話わ	10月30日にち	産うみの苦くるしみ	吉田よしだ健けん
第だい4話わ	11月06日にち	夫おっとの反乱はんらん
第だい5話わ	11月13日にち	破局はきょくの果はてに…	吉田秋生よしだあきみ
第だい6話わ	11月20日にち	命いのちがけの復讐ふくしゅう
第だい7話わ	11月27日にち	抱だきしめてほしい	吉田よしだ健けん
第だい8話わ	12月04日にち	一生いっしょう分ぶんの涙なみだ	横井よこい直行なおゆき
第だい9話わ	12月11日にち	永遠えいえんの別わかれ
第だい10話わ	12月18日にち	死しぬほど会あいたい	吉田秋生よしだあきみ
最終さいしゅう話ばなし	12月25日にち	あなたの、そして私わたしの一番いちばん大切たいせつな人ひとへ…
平均へいきん視聴しちょう率りつ 16.5%（視聴しちょう率りつは関東かんとう地区ちく・ビデオリサーチ社しゃ調しらべ）

スペシャル

放送ほうそう日び	演出えんしゅつ
1993年ねん10月がつ8日にち	吉田秋生よしだあきみ

エピソード

• このドラマにおける、大江おおえ千里せんりの役名やくめい「田村たむら雅一まさいち（たむら まさかず）」は、決定けっていまでに紆余曲折うよきょくせつを経へている。
  • 当初とうしょ案あんでは全まったく別べつの名前なまえであったが、大江おおえから（田中たなかや浜田はまだの役名やくめいと比較ひかくして）インパクトに欠かけると難色なんしょくを示しめされたため、スタッフが提案ていあんした名前なまえが「田村たむら正和まさかず」であったという（制作せいさく発表はっぴょう時じにもこの役名やくめいで紹介しょうかいされた）。
  • しかし、今度こんどは同名どうめいの役者やくしゃから名前なまえを拝借はいしゃくしていることが露骨ろこつに表あらわれてしまい、局きょく側がわからクレームが付ついたため、放送ほうそう開始かいし直前ちょくぜんになって、当時とうじ同どうドラマのADだった北川きたがわ雅一まさいち（現げん・TBS制作せいさく局きょく・ドラマ制作せいさくセンター担当たんとう部長ぶちょう）より、名前なまえの2文字もじを拝借はいしゃくして、最終さいしゅう的てきに「田村たむら雅一まさいち」とされることになった。
• 第だい1、2話わで、田中たなか演えんじる谷たに青空あおぞらの不倫ふりん相手あいて（会社かいしゃの上司じょうし）を演えんじているのは、その後ご、政治せいじ家かに転てんじた横光よこみつ克彦かつひこである。
• 第だい2、3話わに、マルセ太郎たろうが産婦人科さんふじんか医い役やくで出演しゅつえんしている。
• 第だい2話わで大江おおえのメガネが外はずれるシーンがあるが、以後いごは第だい4話わの悪夢あくむに飛とび起おきる場面ばめんや第だい7話わの昏睡こんすい状態じょうたいのままベッドに横よこたわり臨終りんじゅうを迎むかえるという、通常つうじょうメガネを掛かけていることが有あり得えないシーンでもメガネを掛かけている。
• 第だい3話わで、浜田はまだ演えんじる粟野あわの嵐あらしの交際こうさい相手あいてとして、無名むめい時代じだいの常盤貴子ときわたかこが出演しゅつえんしている。
• 第だい5話わで、嵐あらしと美幸みゆきの結婚式けっこんしきのシーンに、大江おおえのマネージャー（当時とうじ）がエキストラとして出演しゅつえんしている。
• 最終さいしゅう話ばなしでは、挿入歌そうにゅうかとして渡辺わたなべ美里みさとの「青空あおぞら」が使用しようされている。
• この枠わくの前ぜん番組ばんぐみがいわゆる「冬ふゆ彦さん現象げんしょう」で社会しゃかい的てき反響はんきょうの大おおきかった『ずっとあなたが好すきだった』であり、大江おおえ演えんじる田村たむら雅一まさいちと佐野さの史郎しろう演えんじる桂田かつらだ冬ふゆ彦に共通きょうつう点てんがあるとして、当時とうじのTV番組ばんぐみ情報じょうほう誌しの中なかにはこの二人ふたりを比較ひかくしていたものもあった。
• 雅一まさいちが自室じしつで一人ひとりになってNゲージを走はしらせるシーンがあり、雅みやび一いちの事故死じこし後ごも、番組ばんぐみの局面きょくめんシーンにNゲージが効果こうか狙ねらいの小道具こどうぐとして何なん度どか登場とうじょうした。
• この番組ばんぐみでの共演きょうえんがきっかけとなり、大江おおえが『ダウンタウンのごっつええ感かんじ』にゲスト出演しゅつえんしたことがある。
• この番組ばんぐみでの共演きょうえんが縁えんで、田中たなかは後のちに発表はっぴょうされた大江おおえのアルバム『SENRI HAPPY』のレコーディングに参加さんかしている。

外部がいぶリンク

• 十じゅう年ねん愛あい DVD-BOX - ウェイバックマシン（2016年ねん8月がつ11日にちアーカイブ分ぶん） - VAP
• TBSチャンネル
  • 十じゅう年ねん愛あい
  • 十じゅう年ねん愛あいスペシャル
• U-NEXT
  • 十じゅう年ねん愛あい - U-NEXT
  • 十じゅう年ねん愛あいスペシャル - U-NEXT

TBS系列けいれつ 金曜きんようドラマ
前ぜん番組ばんぐみ	番組ばんぐみ名めい	次じ番組ばんぐみ
ずっとあなたが好すきだった （1992年ねん7月がつ3日にち - 9月25日にち）	十じゅう年ねん愛あい （1992年ねん10月がつ16日にち - 12月25日にち）	高校こうこう教師きょうし (1993年版ねんばん) （1993年ねん1月がつ8日にち - 3月19日にち）