千せん山やま山脈さんみゃく

千せん山やま

千せん山やま山脈さんみゃく（せんざんさんみゃく、中国ちゅうごく語ご簡体字かんたいじ: 千せん山山やまやま脉）は中国ちゅうごく遼寧りょうねい省しょう東部とうぶにある山脈さんみゃく。中国ちゅうごく・北朝鮮きたちょうせんの国境こっきょうから続つづく長ちょう白しろ山脈さんみゃくの支脈しみゃくである。

概要がいよう

中国ちゅうごく・北朝鮮きたちょうせんの国境こっきょうにある長ちょう白山はくさん（朝鮮ちょうせん名めい「白頭山はくとうさん）を戴いただく長ちょう白しろ山脈さんみゃくは北東ほくとうから南西なんせいに連つらなり、千せん山やま山脈さんみゃくはこの支脈しみゃくにあたる。吉林きつりん省しょうに始はじまり、西にしへ遼寧りょうねい省しょうへ入はいる。遼りょう陽ひ市しから遼東りゃおとん半島はんとうを南西なんせいへ向むかい、鞍山あんざん市しの千せん山やまを経へて、大連たいれん市しに達たっしている。東麓ひがしふもとを鴨かも緑みどり江こうが、西麓にしふもとを渾河が流ながれる。概おおむね標高ひょうこう500m前後ぜんごだが、1000mを超こえる峰みねもある。最高峰さいこうほうは綿羊めんよう頂いただき子こ山やまの1046m。

歴史れきし的てきに高句麗こうくり、女おんな真しん族ぞく、満州まんしゅう族ぞくの支配しはいがあった地域ちいきで、関連かんれんする史跡しせきが多おおい。

地理ちり

おもに片かた麻あさ岩がん、花崗岩かこうがん、石灰岩せっかいがんから成なり、長ながい侵食しんしょくを受うけた遼寧りょうねい省しょう南部なんぶでは、平坦へいたん地ちのところどころに山塊さんかいがあるような地形ちけいになっており、「遼東りゃおとん丘陵きゅうりょう」ともよばfれる。

植物しょくぶつ・動物どうぶつ

おもに針葉樹しんようじゅだが、広葉樹こうようじゅもあり、本もと渓けい市しの関門かんもん山風やまかぜ景けい区くなどに紅葉こうようの名所めいしょもある。吉林きつりん省しょうでは、クマ、シカなどが多おおい。

おもな山やま

• 五ご女山おんなやま（本もと渓けい市しの桓仁満まん族ぞく自治じち県けん）
• 花はな脖山（同上どうじょう） - 最高峰さいこうほう（1336m）
• 千せん山やま（鞍山あんざん市し）
• 鞍山あんざん（同上どうじょう）
• 老ろう帽ぼう山やま（大連たいれん市しの普ひろし蘭らん店てん区く・瓦かわら房ぼう店てん市し）
• 大黒山おおぐろやま（大連たいれん市しの金きむ州しゅう区く）
• 老ろう鉄山てつざん（大連たいれん市しの旅順りょじゅん口こう区く）

参照さんしょう項目こうもく

• 長ちょう白しろ山脈さんみゃく
• 吉林きつりん省しょう
• 遼寧りょうねい省しょう

外部がいぶリンク

• 千せん山やま山脈さんみゃく（重慶たーちん市し教科きょうか院いん地理ちり教きょう研けん室しつ）（中国ちゅうごく語ご）