啓けい

啓けい
夏なつ
第だい2代だい帝みかど
王朝おうちょう	夏なつ
姓せい・諱いみな	夏なつ后きさき啓けい
生年せいねん	不ふ詳しょう
没年ぼつねん	不ふ詳しょう
父ちち	禹
母はは	塗ぬり山やま氏し女おんな

啓けい（けい）は、夏なつ朝あさの第だい2代だい帝みかど。子こに帝みかど太ふと康やすしおよび帝みかど中なか康やすしがいるほかに、少すくなくとも5人にんの男子だんしがいる。『墨ぼく子こ刊かん誤あやま』によると、元々もともとは開ひらきという名なであったが、漢かん代だいに諱いみなを避さけて啓けいと呼よばれるようになったという。

『竹たけ書しょ紀年きねん』によれば、39年間ねんかん帝みかどであり、78歳さいで没ぼっしたという。

禹はもともと帝位ていいを益えきに譲ゆずろうとしていた。禹の死後しご、益えきは帝位ていいを受うけずに、啓けいを帝みかどにしようとした。諸侯しょこうも、益えきのもとを去さり、啓けいのもとに行いったため、啓けいは帝位ていいに就ついた。しかし、益えきが実際じっさいに帝位ていいに就ついたが、啓けいが益えきを殺ころして、帝位ていいに就ついたという説せつも有ある。

啓けいの在位ざいい中ちゅう、諸侯しょこうであり異母いぼ兄けいの有ゆう扈氏が従したがわなかったため、甘あまにおいて、有ゆう扈氏と戦たたかって勝利しょうりした。この戦たたかいの前まえに、啓けいは六ろく卿きょうの前まえで、「甘あま誓ちかい」を披露ひろうした。この「甘あま誓ちかい」は『書しょ経けい』に残のこされているが、本当ほんとうに啓けいが作つくったものなのかは非常ひじょうに疑うたがわしい。有ゆう扈氏は実じつは益えきの支持しじ者しゃであったという説せつもある。

関連かんれん項目こうもく

• 簒奪さんだつ

先代せんだい 初代しょだい夏なつ帝みかど 姒文命いのち

夏なつ帝室ていしつ 2代だい BC1890頃ごろ - BC1880頃ころ

次代じだい 3代だい夏なつ帝みかど 太ふと康やすし