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よんきょう

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

よんきょう(しきょう)は、平安へいあん時代じだい後期こうきから室町むろまち時代ときよ前期ぜんきまでに成立せいりつした「かがみぶつ(かがみもの)」とばれる『だいかがみ』『こんかがみ』『水鏡みずかがみ』『ぞうきょう』の4つの歴史れきし物語ものがたり歴史れきししょ)の総称そうしょう成立せいりつ時期じきよりまえ時代じだい内容ないようあつかっている。

概要がいよう[編集へんしゅう]

いずれもかがみという名前なまえかんしており、非常ひじょう高齢こうれい老人ろうじんが「むかしはこんなごとがあったなぁ」というはなし2人ふたりでしていたり作者さくしゃたいしてかたったりするという形式けいしきっている。これらははじめに成立せいりつしただいかがみ特徴とくちょうの3つが踏襲とうしゅうしている。

成立せいりつじゅんだいかがみいまきょう水鏡みずかがみぞうきょうじゅんで、これをおぼえるための語呂合ごろあわせとして「だいこんみずまし」(だい→だいかがみ、こん→いまきょう、みず→水鏡みずかがみ、まし→ぞうきょう)がある。しかし作中さくちゅうあつかっている時代じだいじゅんならべると水鏡みずかがみだいかがみいまきょうぞうきょうじゅんとなる。

また、『ぞうきょう』によればに『わたる世継よつぎ』(いやよつぎ)とわれる「かがみぶつ」(世継よつぎとは『だいかがみ』の別称べっしょう)が存在そんざいしていたこと明記めいきされており、『こんかがみ以後いごぞうきょう以前いぜん歴史れきしあつかったとられているが、今日きょうでは亡失ぼうしつしてしまいることはできない。

よんきょう」にかぞえられないかがみぶつもあり、『吾妻あづまきょうあずまあきら)』『こうかん』などである。

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

  • 梅松うめまつろん』 - 南北なんぼくあさ時代じだいさくろうそうがききてふで書写しょしゃかたけるという形式けいしきられ、かがみぶつ意識いしきした構成こうせいになっている。