土肥どい大作だいさく

土肥どい 大作だいさく（どひ だいさく、天保てんぽう8年ねん9月2日にち（1837年ねん10月1日にち） - 明治めいじ5年ねん5月24日にち（1872年ねん6月29日にち））は、日本にっぽんの武士ぶし、丸亀まるがめ藩はん士し。名なは実じつ光ひかり。

最初さいしょは藩校はんこうの正明まさあき館かんで学まなんでいたが、江戸えどに出でて昌平しょうへい黌に学まなんだ。故郷こきょうに帰かえった後のち登用とうようされたが、尊王そんのう攘夷じょうい派はの志士しし、長州ちょうしゅうの久坂くさか玄げん瑞みずらと好誼こうぎを結むすび、藩はん論ろんを勤王きんのうへ統一とういつしようとしたが、幕府ばくふから長州ちょうしゅう寄よりと嫌疑けんぎを受うけるのを避さけたい丸亀まるがめ藩はんの意向いこうにより幽閉ゆうへいされた。

慶応けいおう4年ねん1月がつ、高松たかまつ藩はん征討せいとうの勅命ちょくめいが土佐とさ藩はんに下くだり、乾いぬい退助たいすけ率ひきいる迅衝隊たいが、1月がつ19日にち、丸亀まるがめ城じょう下したへ侵攻しんこうすると、丸亀まるがめ藩はんは勤皇きんのうに転てんじて藩はん論ろんを一変いっぺん。大作たいさくの幽閉ゆうへいも解とかれて、今度こんどは逆ぎゃくに土肥どいを藩はんの参謀さんぼうに任にんじ、乾いぬい退助たいすけらの傘下さんかとなって、高松たかまつ城じょう攻略こうりゃくへ向むかわせた。

維新いしん後ご、飾磨しかま県けん参事さんじや新治しんじ県けん参事さんじを務つとめたが1872年ねんに自殺じさつした。辞世じせいの句くがある。享年きょうねん36。丸亀まるがめ市しの法音寺ほうおんじに、彼かれの墓はかがある。

大正たいしょう8年ねん（1919年ねん）、正せい五ご位いを追贈ついぞうされた。

外部がいぶリンク

• 讃岐さぬきの剣客けんかく 土肥どい兄弟きょうだい (PDF) 2011年ねん7月がつ10日とおか閲覧えつらん。