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地縛霊じばくれい

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

地縛霊じばくれい(じばくれい)とは、自分じぶんんだことをれられなかったり、自分じぶんんだことを理解りかいできなかったりして、死亡しぼうしたときにいた土地とち建物たてものなどからはなれずにいるとされるれいのこと[1]。あるいは、その土地とち特別とくべつ理由りゆうゆうして宿やどっているとされる死霊しりょう[2]

概説がいせつ

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地縛霊じばくれいという言葉ことば日本にっぽんにおける心霊しんれいブームの第一人者だいいちにんしゃ中岡なかおか俊哉としや造語ぞうごである[3]近年きんねんでは一部いちぶ日本にっぽん国語こくご辞典じてんにも掲載けいさいされている[2][1]

スピリチュアリズムではつぎのように説明せつめいする[4]戦争せんそう事故じこ災害さいがいなどで突発とっぱつてきんだひとは、なかなか自分じぶんんだことをれることができない[4]。またうらみやにくしみ感情かんじょうってんだものも、そうした悪感情あくかんじょうわざわいし、いつまでも自分じぶんれることができない[4]。また、自殺じさつものも、自分じぶんんだつもりでいたのに実際じっさいにはんでいないことに気付きづなん自殺じさつをしようとする、という[4]。こうしたれいたちは「自覚じかく」をてるまで、なんカ月かげつなんねんなんひゃくねん時間じかんようし、それまでのあいだずっと地縛霊じばくれいとして地上ちじょうちかくにとどまることになる、という[4]

英語えいごではこうしたタイプのれいen:residual hauntingう。欧米おうべいではドイツけい表現ひょうげんもちいてrestligeistsなどともんでいる。restlich はドイツで "場所ばしょ建物たてものの" という意味いみ、geistはれい幽霊ゆうれいす。

1961ねんには、トーマス・チャールズ・レスブリッジ(en:Thomas Charles Lethbridge)が著書ちょしょGhost and Ghoulにおいて、こうしたれい現象げんしょうresidual hauntingに言及げんきゅうした[5]特定とくてい場所ばしょで、まるでビデオテープ再現さいげんしたかのように、特定とくてい人物じんぶつにまつわるかいおん怪異かいい現象げんしょうかえかえきる、とされる[5]

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ a b 大辞泉だいじせん
  2. ^ a b 大辞林だいじりん
  3. ^ 学会がっかい『トンデモほんだい世界せかい』p.252-253
  4. ^ a b c d e スピリチュアリズム・サークルしん道場どうじょう『スピリチュアリズム入門にゅうもん』スピリチュアリズム・サークルしん道場どうじょう、1995ねん、pp.131-134ぺーじ 
  5. ^ a b Thomas Charles Lethbridge, Ghost and Ghoul.

関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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