夢 の真昼
『
あらすじ
[ところが、
登場 人物
[小田桐 鈴子 (おだぎり すずこ)- 20
歳 。女子大 に通 う大学生 。両親 の離婚 後 、母親 に引 き取 られる。その後 母 は実業 家 の男性 と再婚 し、何 不自由 なく暮 らすことができた。姉 の事 を迷惑 に感 じるものの、姉 の幸 せを自分 が奪 ってしまったと感 じ、姉 に反論 できない。そんなヤワな自分 を叩 きなおすべく水 の江 の婆 さまに弟子 入 り。人 との喧嘩 の仕方 や基本 的 な家事 の作法 などを学 んでいる。 水 の江 浜子 (みずのえ はまこ)通称 「因業 ばばあ」(鈴子 は「婆 さま」と呼 ぶ)。非常 に厳格 で口 うるさいため子供 たちからも敬遠 されている。実際 は決 して因業 などではなく、若者 の将来 を思 っての言動 をしているだけである。曰 く「言 うべき事 も言 えないくらいなら嫌 われた方 がまし」。世 の中 の表 にも裏 にも良 く通 じており、優 しいとはいえないが生 き方 に筋 が通 っている。- 9
人 の孫 (認知 済 の者 のみで)がいるが、ちゃんと分 け隔 てして気 に入 った孫 しか可愛 がらないと公言 。明 や波子 はその気 に入 られた部類 らしい。 水 の江 島 吉 (みずのえ しまきち)婆 さまの夫 。妻 とは大 違 いのお人好 しで近所 の人 たちからも大変 好 かれていた。反面 、悪人 の存在 に疎 く、詐欺 に騙 されても事 の重大 さをわかっていないめでたい性格 で、妻 から苛立 たれていた。鈴子 の引越 しの数日 前 に心筋梗塞 で突然 死 してしまう。原因 は1億 円 が当選 した宝 くじを見 たショック。自称 浦島 太郎 の26代目 の子孫 で、玉手箱 も代々 伝 えられている。鳩子 (はとこ)鈴子 の3歳 上 の姉 。フリーター。両親 の離婚 後 、父親 に引 き取 られる。そのせいで不遇 な生活 を送 ったと思 い込 んでおり、逆恨 みで鈴子 を利用 。鈴子 が一人 暮 らしする部屋 に入 り浸 っていた。実際 は現在 も父 の仕送 りを受 けていて、鈴子 の家庭 ほどとはいかなくともそれなりの生活 水準 のようである。高遠 明 (たかとお あきら)婆 さまの孫 (嫁 いだ長女 の子供 )。鳩子 が一目 ぼれするほどの美男 子 で、馬 の鬣 のような髪形 をしている。しばらく婆 さまの家 で一緒 に暮 らすことに。言動 は非常 に乱暴 だが自分 の非 を認 める時 は素直 。女嫌 いと誤解 される事 があるが、実際 は女性 に求 める理想 が非常 に高 いだけらしい。実家 は刀剣 古 美術 商 で、彼 自身 も日本 刀 の知識 と扱 いには相当 の心得 がある。普段 は高遠 家 の本家 (神職 )から見込 まれて神事 の仕事 をしている。霊媒 となって先祖 の霊 を身 に降 ろすこともある。水 の江 波江 (みずのえ なみえ)婆 さまの孫 で、死 んだ長男 の子供 。ジュニア小説 作家 。たまに婆 さまの元 へ遊 びに来 る。亡父 は有名 俳優 だが、波子 がごく幼 い頃 に亡 くなっている。
書誌 情報
[吉村 明美 『夢 の真昼 』小学館 〈フラワーコミックスα 〉全 7巻 - 2007
年 12月21日 発売 、ISBN 978-4-09-131394-2 - 2008
年 12月 10日 発売 、ISBN 978-4-09-132177-0 - 2012
年 2月 10日 発売 、ISBN 978-4-09-134265-2 - 2013
年 2月 8日 発売 、ISBN 978-4-09-135060-2 - 2014
年 2月 10日 発売 、ISBN 978-4-09-135742-7 - 2015
年 5月 8日 発売 、ISBN 978-4-09-137306-9 - 2016
年 6月 10日 発売 、ISBN 978-4-09-138399-0
- 2007