媵(よう)は、中国ちゅうごくの周しゅう代だいの婚姻こんいんの形態けいたいによる側室そくしつの一種いっしゅ。
当時とうじの天子てんしや貴族きぞくが正室せいしつを娶めとるときは、正室せいしつの女性じょせいの他ほかに同族どうぞくの姉妹しまいや従妹じゅうまいが媵として付つき従したがった。
正室せいしつとなる女性じょせいが子供こどもを産うめなかった場合ばあい、その代理だいりとして媵が子供こどもを産うむ役目やくめを負おった。
側室そくしつの一種いっしゅであるが妾わらわとは異ことなり媵が産うんだ子供こどもは正室せいしつの子ことして扱あつかわれた。