岡田おかだ周三しゅうぞう

岡田おかだ 周三しゅうぞう（おかだ しゅうぞう、1905～1983）は、マクロビオティック普及ふきゅう団体だんたいである正せい食しょく協会きょうかいの二に代目だいめ会長かいちょう。マクロビオティック創始そうし者しゃである桜沢さくらざわ如一（正せい食しょく協会きょうかい初代しょだい会長かいちょう）の熱心ねっしんな門下生もんかせいの一人ひとりとして、大阪おおさかを拠点きょてんにマクロビオティック思想しそうの啓発けいはつと研究けんきゅう、玄米げんまい食しょくの推進すいしん、食生活しょくせいかつを中心ちゅうしんとした健康けんこう指導しどうや、病気びょうきに苦くるしむ人ひとたちの相談そうだんなどの活動かつどうに打うち込こんだ。

概要がいよう

戦後せんご、京都きょうとと大阪おおさかで桜沢さくらざわを囲かこんでマクロビオティックの例会れいかいが開ひらかれ、大阪おおさかで機関きかん紙しが発刊はっかんされるようになった。しかし、1953年ねんに桜沢さくらざわがマクロビオティック思想しそうの根本こんぽんである無双むそう原理げんり（PUと略りゃくされることもある。フランス語ふらんすごでPrincipe Unique）を海外かいがいに広ひろめるべく、インドを皮切かわきりとして5年間ねんかんにわたる世界せかい旅行りょこうに出発しゅっぱつすると、活動かつどうが一時いちじすたれた。

そこで、1957年ねんに岡田おかだ周三しゅうぞうが大阪おおさか府ふ堺さかい市しの自宅じたくを拠点きょてんとして食しょく養やしなえ新生会しんせいかいを旗揚はたあげした。大阪おおさかでの活動かつどうは「PU運動うんどう」と呼よばれていたが、PUではなくわかりやすい「食しょく養よう」を採用さいようし、さらに以前いぜん「食しょく養やしなえ会かい」と称しょうする団体だんたいがあったことから、新あたらしい時代じだいにふさわしいものをと食しょく養やしなえ新生会しんせいかいと名なづけられた。

1958年ねん、食しょく養やしなえ新生会しんせいかいは月刊げっかんの機関きかん紙し「健康けんこうと平和へいわ」を創刊そうかんする。同誌どうしは世界せかい旅行りょこうから帰国きこくした桜沢さくらざわから「関西かんさいでの正せい食しょく活動かつどうをもっと活発かっぱつにしてほしい」という要望ようぼうを受うけ、初代しょだい編集へんしゅう長ちょうとなって創刊そうかんに踏ふみ切きったものであり、紙かみ名めいは桜沢さくらざわの発案はつあん。表紙ひょうしの題字だいじも、桜沢さくらざわ自身じしんが筆ふでを執とった。創刊そうかん日びは桜沢さくらざわの誕生たんじょう日び、10月18日にちである。創刊そうかん号ごうはなじみのそば屋やに集あつまった食しょく養やしなえ新生会しんせいかいの役員やくいんたちに配くばられ、喜よろこびの中なかで新あたらしい会誌かいしの船出ふなでを祝いわった。月刊げっかん誌し「健康けんこうと平和へいわ」はそれから、「正せい食しょく」、「コンパ21」、ふたたび「正せい食しょく」と誌し名めいを変更へんこうし、2001年ねん6月がつ号ごうの通巻つうかん501号ごうより「むすび」となり、現在げんざいも発行はっこうされている。

1969年ねん、食しょく養やしなえ新生会しんせいかいは「世界せかい正せい食しょく協会きょうかい」に改称かいしょうする。

1983年ねん、世界せかい正せい食しょく協会きょうかいは現在げんざいの「正せい食しょく協会きょうかい」に改称かいしょうする。

関連かんれん項目こうもく

• 岡田おかだ定三ていぞう

外部がいぶリンク

• 正せい食しょく協会きょうかい